スペイン、ワールドカップ優勝ー!!
おめでとう!!
南アフリカとスペインは時差がないので、スペインや日本が絡む試合はほぼ全試合テレビで応援。 スペインがスイスに負けたときは、「優勝候補のはずなのに。スペイン代表って本当に強いの?」なーんてタイトルの某巨大掲示板を見ながら、やっぱり今回もダメなのかなぁ、なんて思っていた。
が、素人目にも試合を重ねる内に、スペイン代表がどんどん強く、上手く、そしてチームとしてまとまってきているのがわかる。
これはイケルかもしれない。
スペインの国中が盛り上がってくるのも肌で実感する。
ハンバーガーショップではマフラーが、スーパーや1ユーロショップでは、赤いスペインのTシャツが大量に売られ、新聞のおまけに巨大な国旗がつく。 ピソ(アパート)の窓際に国旗がはためき、たくさんのちびっこがスペインのユニフォームを着て公園で遊んでいる。
スペインが勝ち進んで嬉しい反面、外国人であるわたしは、急激なナショナリズムにちょっと怖い感じもした。 もちろんお祭り騒ぎが大好きなスペイン人の喜びの表現なのだろうけど、これがサッカーじゃなくて、別の国同士の戦いだったとしたら・・・。
まぁ、小難しいことは置いておいて。
スペインはあれよあれよと決勝戦まで勝ち進んだ。 例の占いタコのパウルくんもスペイン優勝を予言し、盛り上がりは最高潮。
「どこで応援する?」
「あそこの公園には大画面のモニターが設置されるらしいよ」
「一緒に応援しよう!」
「みんな一緒の方がいいよ!」
あちこちで交わされる約束。
わたしはといえば、日本から夫と息子がその日に帰ってくるので、マドリードまでお迎えに行かなくてはいけない。
二人が帰ってくるのは嬉しいけど、決勝戦見たかったなぁ。
「空港に、試合が見られるところがあるかしら」
とあるところで、つぶやいた一言にマドリードの友人がなんと応えてくれた。
「うちで一緒に応援しようよ!」
マドリードの市街地での運転に自信がなかったので、一旦は遠慮したものの
「うち、車で来るの、簡単だから。空港にも近いよ」
とわざわざ電話をしてくれた友だちの言葉に甘えて、一緒に応援することに決めた。
当日の昼間は、地元の友人のお誕生会だったので、ぎりぎりにレストランを出発。
地元の友だちは、「こんな日に外にいるやつなんかいないさ。 すぐ着くよ。」
と言っていたが、マドリードに入る高速道路は大渋滞。 みんな試合に間に合いたくてイライラ最高潮。 ガソリンスタンドまで満員。
そんなこんなで最初の15分ほどは見逃したものの、女友達3人とピンチで大絶叫。
惜しいゴールで大絶叫。 延長戦でスペインがゴールを入れたときは、6階の窓から叫ぶ叫ぶ。 家の中を走る走る。 外では爆竹が鳴る鳴る。 花火が上がる上がる。
楽しかったです。
年甲斐もなくおおはしゃぎ。
誘ってくれて、ありがとねー。
もう一度、最後に。
スペイン、優勝、おめでとう~。