leaf.gif width= 医療保険制度について

 

 

<スペインの医療保険> 2002年1月1日現在

 医療保険には

  1.  国の機関、社会保険のINSALUD → INSALUDのページへ

  2.  任意に加入が可能である私立医療保険 Seguro Privado → Seguro Privadoのページへ

 に大別できます。

  •  国の医療保険機関は、スペイン人の配偶者を持つ場合は無条件に利用できます。職についていない場合には支払いの必要もありません。

  •  短期滞在者や学生などの場合、現地における医療保険が必要であれば、必然的に2の選択肢を選ぶことになります。学校によっては、学校で保険会社と契約を結んでいる場合もあります。短期滞在者で数ヶ月の滞在の場合で銀行口座などを開設していない場合でも、私立医療保険に加入していれば、契約医療機関を利用することができます。

  •  東洋医学の鍼や指圧などのクリニック、自然医薬療法(Homeopati'a)などの診療所なども各地に存在しますが、これらにはどちらの保険も利かない、というのが現状です。

 

<日本の健康保険の利用>  

 日本の健康保険はスペインで使えるか? 健康保険でも社会保険は 使える場合がほとんどです。 国民健康保険ですと、今現在使えないというのがその結論です。

 たとえば、いったん退職して、日本で国民健康保険加入して、その保険金を支払っている人がスペインへ留学して、日本の保険を使えるか、というケースも当てはまります。 現在の法律(国保法第59条)では国民健康保険は海外で治療を受ける場合は給付を行わない事になっています。

 海外での治療にも対応できるよう、先の国会に健保法改正案が提出されましたが、総選挙を前に廃案となってしまいました。 ただ、再度提出されることになっており、可決される見込みのようです。

 健康保険でも社会保険ですと ほとんどの保険組合で海外の治療にも対応しています。 ただし、直接スペインの病院などで 利用することはできません。一度、自分で費用を立て替える必要があります。

 その後、必要な書類を揃えて加入している日本の健康保険組合に請求することによって、日本の規則に従ってかかった医療費が支払われます。

 この方法は、一般的な海外旅行保険と同じです。一度立て替え、後日請求で銀行振り込みで支払いを受けるという方法になります。請求するのに必要な書類はあらかじめ加入している日本の健康保険組合に確認しておき、必要書類等は準備しておく方が良いでしょう。振込先となる銀行口座を日本に残しておくことも必要です。住所が海外となると、日本に口座を開くことはできなくなります。

日本の規則に従って費用が支払われると言うこと。スペインで使われた薬、処置方法のすべてに対して保険がかかるわけではないということに注意しておくべきです。スペインでは保険の対象となっている処置方法でも、日本では対象外ということがあるからです。ここが、旅行保険で支払われる医療費との大きく違う部分です。

 また海外で出産した場合も、同様に分娩費用を受け取る事ができます。

 

   
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