| ● 渡航情報:(重症急性呼吸器症候群(SARS) |
1. 概況・地域情勢
中国(広東省、香港):「渡航の是非を検討して下さい」
(不要不急の渡航については延期をおすすめします) |
| イ |
アジアを中心に感染が拡大している重症急性呼吸器症候群(SARS)は、38度以上の急な発熱及び咳、息切れ、呼吸困難などの重症の呼吸器症状を呈する疾患ですが、これまでのところ、病原体は完全には特定されておらず、ワクチン、 その他の予防方法がありません。SARSによる感染例は香港で初めて報告されましたが、感染源とされている男性は中国本土から帰国後発症し、治療を受けた病院を中心に感染が始まったものと見られています。 |
| ロ |
また、広東省で集団発生している「非典型肺炎」については、その症状がSARSと近似していることから、WHOの専門家も両者をほぼ同一のものとみなしており、その結果、広東省はSARSの最大の集団発生地域として報告され、その集団発生が広く一般住民の間で拡大した証拠も示されています。 |
| ハ |
香港では、依然として日ごとに感染者が増加しています。また、集団発生を終息させるための厳密な対策をとっているにもかかわらず、諸外国では香港からの帰国者でSARSと診断される者が少数ながら引き続き発生しています。 |
| ニ |
4月2日現在、WHO発表によると18の国・地域で延べ2,223名の感染者、78名の死亡者が記録されており、感染は日々拡大傾向にあります。そのうち1,190名の感染者、46名の死亡者が中国本土(その大部分が広東省)において発生しており、708名の感染者、16名の死亡者が香港において発生しております。以上の状況を踏まえ、WHOは香港及び広東省への不要不急の渡航を延期することを検討するよう勧告を発出し、スペイン厚生省も香港、台湾、ハノイ、シンガポール及びトロントへの渡航を延期するよう勧告を発出しました。
つきましては、日本政府としては中国広東省及び香港への不要不急の渡航(トランジットを除く)については延期することをおすすめします。
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2. 滞在にあたっての注意
やむを得ない事情で上記地域に滞在する場合は、下記の事項に十分留意して行動し、SARS感染への危険を避けるようにして下さい。また、外務省、在中国大使館、在香港総領事館、在広州総領事館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めて下さい。
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| イ |
手洗い・うがいの励行、高性能マスクの使用など、通常の感染予防策を行って下さい。 |
| ロ |
人混みはできるだけ避けて下さい。特に患者の集まる医療機関へはなるべく立ち入らないようにして下さい。 |
| ハ |
38度以上の急な発熱、咳、息切れ、呼吸困難などの呼吸器症状が出現した場合には、すぐに最寄りの医療機関で受診して下さい。(その際、SARSが疑われた場合には、現地での入院が必要になったり、健康状態が回復するまで帰国が延期される場合があります。 予め海外旅行傷害保険に加入されるようお薦めします。 |
| ニ |
現地でSARSが疑われる患者、もしくはSARSの可能性がある患者と接触した場合には、すぐに最寄りの医療機関を受診して下さい。
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