20日のゼネスト実施状況 2002年6月 

在スペイン日本国大使館・領事部より
 

1.20日ストの実施状況
   (1)

 マドリッド市、バレンシア市及びセビリア市周辺の工業地域、及びバルセロナ市のソナ・フランカ地区を中心に、主な工業団地ではほぼ全面的にストが行われている。 その他、市場、港湾、清掃サービス等もおおむねストップ状態である。

   (2)

 公共交通機関(バス、電車、地下鉄)は、都市により最低限のサービスが遵守されている所といない所がある。

   (3)

 航空便は最低限サービスが遵守されているものの、空港内での各種サービスがストップしており、また19日より始まっているフランス、イタリア、ポルトガル、ギリシャ、及びハンガリーの管制官ストの影響で国際便の乗り継ぎに支障が生じている。 マドリッド−バルセロナ間のシャトル便はストップしている。

   (4)

 小売業では地域差が見られるが、大都市中心部の商店(主にマドリッド、バルセロナ、バレンシア、サラゴサ、ビーゴ、サンティアゴ・デ・コンポステーーラの各都市)はおおむね閉店している。 労組のピケにより閉店を強いられたところもある。 大規模店舗の開店状況は都市によって異なる。 全般に顧客の足は途絶えている。

   (5)

 公立学校ではほぼ全面的にストが行われているが、私立では40%程度となっている。 大学でのストの率は60%。

   (6)

 主要日刊紙は通常よりも少ない紙面で発行されたが、配達サービスのスト及び販売拠点(キオスク)の閉店により流通していない。

     


2.自動車交通の状況

  

 全般に休日程度の交通量まで減っているが、マドリッド市郊外から市内へのアクセス路では公共交通機関にかわって自家用車の使用が増えたことによる渋滞も発生している。

 


3.労組のピケ、警察との衝突等

  

 20日未明から早朝にかけマドリッド市内労働者総同盟(UGT)本部前での衝突をはじめ、全国的に各地で労組ピケと警察との小競り合いが見られ、負傷者30名を出している。 なおマドリッド市近郊のレガネス市において、警察官1名がピケとの競り合いの後に心臓発作で死亡する事件が起こっている。

 



 
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