ちょっと前のわたしたち

【No.63】12月4日(ICHI) * 【No.64】12月10日(Sara)
【No.65】12月17日(Taka)* 【No.66】12月24日(かおる)

No.66
12月24日 かおる(マドリード)

クリスマス宝くじ このコーナーの今年のトリを取らせてもらうことになりました。
 お決まりの言い方でイヤになるけれど、本当に早いもので、今年もあと数日を残すのみ。
 夏休みの終わりにクリスマス宝くじの発売開始のポスターを見かけ、気が早い、とせせら笑っていたのが、だんだんと追い詰められた切実な気分になってくる。そうして、このスペインではみんなの注目の的、一大イベントのクリスマス宝くじの当選発表も無事終了、今年の当たりはムルシア県とテネリフェ県(カナリアス諸島)に舞い降りたようだ。
 マドリードでは珍しく雪のクリスマス、となりそう。

雪と戯れる愛犬 ずいぶん長い回数、日本でのお正月をすごせないでいるけれど、この時期になると、忙しなく感じたり、人恋しくなるのは、あいも変らず。
 ここ数年、私の存在をなんとか思い出してもらっておこうと頑張って送っていたクリスマスカードも今年は用意も出来ず、「いつもながら不精なヒトだ」と思われるだろうな、とか「私のことなんてもう忘れられているのじゃないかしら」なんて心細くなる始末。
 年のせいだろうか?ちょっと情けないな。

 この1年もいろんな人との出会いがあった。
 人との出会いは不思議なもので、ほんの小さな出会いで交わした会話が心に残ったりすることもある。新しい人との出会いだけでなく、旧友との再会や遠く離れながらのメールのやりとり、普段の友人との付き合いでも、お互いになにかしら新たな影響を与え、受け合っている。そんな出会いと友たちに感謝。

 きな臭い事件があったり、波乱含みの新世紀最初の年となったけれど、この1年に感謝。
 そうして、来年はもっとよい年に、平和な年になりますよう。
 みなさん、素敵な新年をお迎え下さい。


【写真説明】
(上)クリスマス宝くじ。デシモと呼ばれて、同じ番号が10枚あります。これはもちろんハズレ...
(下)雪と戯れる愛犬。12月23日マドリードにて。

 

No.65
12月17日 Taka(日本)

 2001年12月6日。冷たい小雨の降りしきる朝、東京・原宿へと私は急いでいた。平日にもかかわらず若者で賑わう竹下通りの人混みをかき分け滑り込んだギャラリー・ハセガワ。この日は、スペインをこよなく愛する仲間達によって初めて開催される写真展『寝ても醒めてもエスパーニャ〜サラピパス写真展〜』の初日の幕開けだった。私はそのスタッフの1人としてアンケート用紙を届けた。

 開催期間は6日〜10日までの5日間。約1年も前から準備をしてきたサラピパススタッフ達の多くは、最後の追い上げに幾夜を徹してきたかわからない。写真展とは言っても、スペインの雰囲気を大事にしたい、来てくれるお客さんにさらにスペインを好きになってもらいたい、という願いからその思いは数あるイベントを生み出した。ワインやヘレスの試飲あり、タイトルにもなったバレンシアの新スナック・サラピパスやその他多くのスペインの味を試飲試食できる。期間中にはスペイン音楽のピアノリサイタルもあればフラメンコもフラメンコギターの演奏もある。スタッフたちはこれらを段取りながら、CD-ROMカタログ制作にも精を出した。

 客が来てくれるだろうか? いや、くまなく広報活動もしてきたのだから、知っていさえいればスペイン好きが来ないわけがない! 不安と期待、そして得体の知れない自信を持ってのオープニングだった。
 スタッフは当番制でギャラリーを見守ることになっていた。しかしその全員が時間を作っては当番以外もギャラリーにつめていた。客はお酒のグラスを片手に数ある出展作品を見ながらスペイン各地について談笑した。

 5日間を通して集まった客の総数はカウントできなかった。頼りになるのは会場に置いていたアンケートの数だ。150部からスタートした用紙は2日目には足りなくなった。追加で150部を用意してもまたさらに2日目にはなくなった。得体の知れなかった自信が確信に変わっていった。最終的に450人は固いと思われる集客ぶりにスタッフの声も高々と上がった。
「Salud!」(乾杯)
 当然、私たちも飲みながら仕事をしていた。

 アンケート用紙には多くの方から「ぜひまた開催して欲しい」という嬉しい言葉が綴られていた。スタッフの誰もが喜んだ。よかった! 皆の気持ちが第二回サラピパス写真展へと向かい走り出したように感じられた。
 5日間を終えて、大盛況、そして大成功だった今回の写真展を振り返る。そして誰もが思った。来て下さったお客さんに喜んでもらえた写真展となり、よかった。そして何よりも、スタッフ自らが楽しめるイベントが実現できた。とにかく楽しかった! そう、皆が語った。そんな空間だった。

 

No.64
12月10日 Sara(マドリード)

 師走だGO!2002年へGO!

 Hola! Todos! ダサいタイトルだが、そういう気分なのだっ。2001年は、調子良くなかった、全体に。大半は自分のせいだけど。力の入れどころが間違ってるというか。それでもなんとか行く時は行くが、どうも、体力的にも“はったり”はもうきかないようだ。はったり人生にはサヨナラ。

 夏から体調を崩してぐったり。体調を崩すと、食事も美味しくない、お酒もタバコもなしなし。日本に居る母も、心配して来てくれた。しか〜し。心配して来てくれた母も、もともと持っていた躁鬱の鬱。が出てしまったらしく、ぐったりしている。ぐったり親子だ。流石に私も母の来る頃は、復活しつつあったので、一気に正気に戻って母の世話をはじめた。

 鬱は外に出たがらない、人に会いたがらない。でも、折角だからと、友人につきあってもらい、美味しい食事をしたり、お茶を飲んだりして和んだ。そして、イタリアのベネチアに行きたいとボソッと母が行ったので、すかさず一緒に行った。私にも初めてだし、良い気分転換だ。
 そして、初めてのイタリアは!!! Ciao!ちゃ〜おっ!ははは(笑)さいこ〜。最高。夢かと思うような、景色。海上都市ベネチア。想像以上に凄い。ほんとに車は1台もない。何処に行くにも歩きか、船バスね。したがって、夜は静か〜で、す〜っと小さいゴンドラにカップルが乗ってたりしてっ!hahaha カッコイイ。 食べ物美味しい〜。Guapoわんさか。お洒落〜〜。丈の長い、お洒落な羽毛のコートが安いので、最後まで買うか悩んだ。お洒落〜っと思う人は、皆着ている。うう。しかし、スペインに帰るときっと浮く。着る機会がないと確信して、買うのは諦めた。
 もちろん、守護神サン・マルコ様にもちゃんとご挨拶はしてきた。この海上都市、いつかは沈んでしまう?一度は、おいでよ、ベネチアへ。マドリから飛行機でほんの1時間半。見ていないところはたくさんある。世界は広いっ。

 という訳で、母も2日前に帰国。親孝行をしたつもりだが、これは、私の自己満足か。昨夜は、友人達と焼肉で盛り上ろうと、食べまくった。私の調子の悪い時も、いつも電話をくれた。マドリの友人達に乾杯。そして、絶好調の私は、夜のフラメンコの集る場所へ流していった。
 あれ?これじゃあ、まえと一緒?

 いやいや。大丈夫。大丈夫。
 さて。皆さんも、2002年に向けて頑張りましょう。
 私の周りの友人達に。Gracias.

Sara Ayako Ishikawa

 

No.63
12月4日 ICHI(マドリード)

 12月に入って街の中が急ににぎやかに、明るくなった。 ナビダー(Navidad:クリスマス)のイルミネーションが点灯されたからかな。 今年はちょっと地味な感じもするけどね。マドリード市紋章付きイルミネーション

 商店街を飾り、彩るナビダーの飾りが、街行く人々を楽しませ、かつ購買心を煽る。 もっとも、そう簡単に煽られるようなスペイン人ではないが。(^^)

 しかし、なんだかんだ言っても、この時期会社からは年末の特別手当も出るし、1年のうちでも大きな大切なイベントでもある。 このナビダーのために12月に入ってから食料品の買いだめなどが一般家庭でも始まる。 財布のヒモもちょっとはゆるむか。

 それに、ナビダーが近づくと肉や魚の値段が上がってくるというのが普通。 それは皆がその日のためにご馳走を準備するからなのだけど。 特にマドリードでエビは欠かせない。 12月の初めにはエビを購入しておき冷凍しておくという家庭がかなり多いはず。 だから、12月は買い物に勢いが増す、そんな時期ではありますね。

 大人はもちろん、子供達にとっても、ナビダーは楽しみ。 家の子供も、サンタクロースの人形やNavidad という文字を見かけて楽しそうに「サンタクロース! もうナビダーだね」と話しかけてくる。 「まだまだ、先だぞ」というと「カシ・カシ(だいたい)」と答えてくる。

エル・コルテ・イングレスのイルミネーション 最近は事情が変わっているが、スペインではもともとナビダーの日にプレゼントは交換しない。 子供達がプレゼントをもらうのは年が明けたレイエス・マゴス(三賢人)の日。 我が家はその古式ゆかしきスペイン式にしたがいナビダーにはプレゼントはあげない。

 でも、家の子供達はナビダーを楽しみしている。 ナビダーで何が楽しい?そんな事を聞いたら「だって、家におばあちゃん、おじさん、おばさん、いとこってみんなが集まって、ご馳走を食べて、話をして、踊って 楽しいじゃないか」

 今週末は四連休のスペインだが、そんな連休よりも一日だけのナビダーを楽しみにしている、そんなスペインの12月が始まりました。

 あっ、子供達がナビダーを楽しみにしているというのは、その頃には冬休みに入ってしまうからかな?(^^;


【写真説明】
(上)Nuevos Ministerios の陸橋部分にあるマドリード市紋章付きイルミネーション
(下)Nuevos Ministeriosのエル・コルテ・イングレスのイルミネーション

 

 

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