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ログローニョ

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パンプロナ

CHATAのスペイン一周つまみ食い
● ログローニョ ●

  リオハのワインといえば今や世界的に有名。その最大の理由はエブロ河流域の肥沃な土地からの素晴らしい恵みである。総面積約5万ヘクタールにも及ぶ葡萄畑は3つに地域区分され、各地域から特徴あるワインが産出されている。

 ワインばかりではなく、洋ナシや桃などの果物・野菜類も収穫量こそ少ないがその質の良さは誰もが知るところとなっている。メネストラ・デ・ベルドゥラは、採れたての野菜類に小さく切った生ハムが塩味を添え最後に地元産ロゼワインで更に風味付けとは、なかなかイキなことをしてくれるじゃないの。小ぶりのレタスに似たコゴジョはかすかな苦みがあるが生が柔らかで美味しい。色鮮やかなグリーンにアンチョビ・トマトの赤がアクセントのシンプルなサラダが目に飛び込むが早いか口にも飛び込んだ。

 野菜料理には他にピミエント・ピキージョという小ぶりの赤いピーマンの詰め物もある。リオハ地方からナバラ地方、バスク地方にかけて見られる料理なのだけど、私のようなピーマン好きにはたまらない一品。バカラオ(干し鱈)か肉の詰め物があるのだけど、個人的には前者がお勧め。とてもやわらかく、切った口からトロリとしたクリーム状の詰め物が現れる。口に運ぶとスルリと喉元を通る。(ん?美味しい?)と味を確認すべく次の一口。(あれ?本当に魚?)とまた一口。(イケルよこれ!)と思った時にはこの小さな赤い奴はすでに胃袋の中。「オトロ・ピキージョ!(ピキージョ追加!)」と叫んでしまった。やられちまった。華麗なるピミエント・ピキージョ・マジック。もう止まらない。鮮やかな赤に黄味がかったクリーム。どこかで見たような配色じゃないかい。どうりでハマってしまう訳だ。「ビバ!エスパーニャ!」

 メインディッシュは当然カブリート・アサド。塩だけで焼き上げた山羊肉は意外にあっさりとして捨てたものじゃない。赤ワインとの相性がまたとってもイイ!。縦割りにした頭の部分が運良く(?)当たるかもしれない。「山羊はちょっと・・・」という方も心配はいらない。美味しいものはまだまだあるが、代表的な家庭料理である白いんげんポチャスの煮込みをお勧めしよう。家庭料理といえばもう一つ。パタタス・ア・ラ・リオハナ。”リオハ風肉じゃが”というところか。なんとも素朴な「スペインのおふくろの味」がすることだろう。

 どうしても甘い物が恋しい方にはファルデレホ。アラゴン地方と同じく砂糖漬けの果物がここにも見られる。かつての果物の保存法の名残なのだけど、(なんでこんなに甘いの!)と叫びたくなる程甘い。これにモスカテルのような甘口ワインを飲んでしまうのだからもう、トン(=豚)でもない話である。

*リオハ産ワイン
ナポリ王フェルナンドに仕える宮廷料理人であったルペルト・デ・ノラがログローニョで書き上げたという”煮込みの本”の中でこの地における食物の質の良さとワインの素晴らしさは賞賛されている。3地域は各々D.O.指定を受け、ラ・リオハ・アルタ、ラ・リオハ・アラべサ、ラ・リオハ・バハと区別され、主な葡萄の品種はテンプラニージョ、次いでガルナチャ、マスエロ、グラシアノとなる

*メネストラ・デ・ベルドゥラ
グリンピース、アーティチョーク、そら豆、玉ねぎ、トマトを使った野菜たっぷりの料理。エブロ河流域のアラゴン地方、リオハ地方、ナバラ地方に見られる。

コゴジョ
(↑)コゴジョ
ピミエント・ピキージョ
(↑)ピミエント・ピキージョ

*ポチャス
この辺りで採れる白いんげんを特に「ポチャス」と呼ぶ。山うずらをはじめとする山鳥と豚の腸詰め類と共に時間をかけて煮込む代表的なリオハ料理の一つ。

*パタタス・ア・ラ・リオハナ
ジャガイモ、トマト、玉ねぎ、赤ピーマンと特産のチョリソを煮込んだ料理。ロンガニサのように細身で、にんにくとパプリカが効いている。最近では各地スーパーでも購入可能。

*ファルデレホ
アラプの歴史をくむお菓子の一つ。アーモンドペーストを包んだ揚げパイ。パイ生地はラードを使っているのでサックリとしている。レストランなどでは上からリキュールなどをかけてくれることもある。

写真提供: Spainfan

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 スペインの味に挑戦!今回のチャレンジレシピ
ぺピトリア・ガジナ・リオハ風

《 材料 》
鶏 小1羽、 サラダ油 1デシリットル、 ラード 50グラム、 玉ねぎ 50グラム、白ワイン 1カップ、クルミ 15粒、 牛乳 1/4リットル、 小麦粉 大さじ2、にんにく、こしょう、塩、チキンスープ(または水)
《 作り方 》
1. 鶏肉を小さめに切り分け塩をし、小麦粉をまぶし、ゆっくり油で揚げる。
2. カスエラにラードを溶かし、出来るだけ小さいみじん切りにした玉ねぎを炒める。
3. 玉ねぎに色が付き始めたら鶏肉を加え、全体に合わせた後、ワインをふりかける。
4. モルテロで皮をむいたクルミとにんにくをすり潰す。
5. なめらかになったところで牛乳でのばし、カスエラに加える。
6.チキンスープまたは水を加え、全体が水分でかぶるようにし、こしょうを加えてから火をかける。
7.途中、塩味を整えて、鶏肉が柔らかくなるまでじっくり煮込む。
※ マドリード周辺で見かける、アーモンド、卵黄、サフランで風味とコクをつけたぺピトリア・ガジナは一部で知られているが、クルミ入りのミルク煮というのは面白い。クルミはアーモンド同様ローマ時代に既に存在し、以後アラブ人の手によりスペインに浸透していったと言われている。



【 今までの経路 】  マドリード  マドリードとアランフェス、チンチョン  トレド  シウダー・レアル、アルバセテ  テルエル、サラゴサ  ログローニョ


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