失業率とバイリンガル教育




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トリリンガル 2018/10/31(水) 00:30:00
バイリンガル地域で、非カスティーリャ語の教育を強化し、カスティーリャ語の教育を疎かにしているので、バイリンガル地域外での就職が難しいという書き込みを拝見しました。一方で、非バイリンガル地域から来たカスティーリャ語母語の方が、非カスティーリャ語を覚えられず、バイリンガル地域でのバイリンガル能力を必要とする職への就職が難しくなっているケースがあるとも聞きます。

それらを加味して、スペインの地域別就業率又は失業率がわかるデータ、バイリンガルと非バイリンガルの失業率などがわかるデータなどありますか?

私個人としては、スペインやバイリンガル地域の高失業率の原因は、モノリンガル教育・バイリンガル教育とは、別にあると考えています。

しかし、あまりにもバイリンガル教育が悪いという意見を見るので、データなどあればと思った次第です。

どなたか詳しい方、是非よろしくお願い致します。

技術、知識、技能があってこその 2018/10/31(水) 12:32:55
話せる言語の数が多いから、少ないから良いとか悪いとかいう問題ではないと思います。
(モノリンガルの日本では、マルチリンガルがもてはやされますが)

また、モノリンガルだから多言語の文化・教育が浅いと軽視するとか、逆にマルチリンガルだからモノリンガル文化は視野が狭いとか馬鹿にするとかではなないでしょう。

ここスペインに住んでいて、モノリンガルの日本文化を愛している方によく出会いますよ。(もちろん、私が日本人だから、そう言ってくれるので、興味がない人もたくさんいると思います。)
でも、そうでなければ、サロンでマンガのような大きな日本イベントは開催されないと思います。

経済のことは疎いですが、失業率とは関係ないと思います。

操れる言語って、専門的な能力があってこそ生きるので、語学オタク(失礼!語学だけしかできないという意味です)では、仕事はないと思いますよ。通訳ならあるかもしれませんが、コミュニケーション能力も問われます。

データなどはありませんが、一意見として。

みかん 2018/11/01(木) 00:38:31
データはわかりませんが、私の住むバレンシア州では全ての業種が対象かはわかりませんが公務員試験にバレンシア語がある場合が多いようです。特に教員には一番高いレベルのバレンシア語の試験に合格していないといけないと聞きます。

そのため、実際の教育現場でバレンシア語を使う必要のない学科、教科で、教える専門の知識や教授能力などがいくら高くてもバレンシア語ができなければ採用されず、その反対に専門の知識、教授能力が低くてもバレンシア語ができる人が教員に採用されることになるので、それは生徒にとっていいことではないという声が上がっています。

質問の答えにはなってなくて申し訳ありませんが、現地語による採用、不採用に関してコメントさせていただきます。

オレンジ 2018/11/01(木) 01:17:09
同じくバレンシア州民です。みかんさんの投稿に補足すると、ここでは公務員になるにはバレンシア語は必須らしいです。

ママ友に聞いた話では、州別の英語学力データによるとバレンシアはかなり下だったそうです。それは、英語よりもバレンシア語を優先する教育にも原因があるのではないかと言っていました。

>>私個人としては、スペインやバイリンガル地域の高失業率の原因は、モノリンガル教育・バイリンガル教育とは、別にあると考えています。

私もモノリンガル州かバイリンガル州かということと失業率はあまり関係がないと思います。でも、バイリンガル地域の高失業率と書かれていますが、カタルーニャは違いますよね。逆に失業率の高いアンダルシア、エクストレマドゥーラ、ラマンチャはモノリンガルです。

りんご 2018/11/01(木) 01:37:48
カタルーニャ州で失業率が高くないとすれば、それは観光業の業種が多く、また、移民も多いので、カタルーニャ語以外の言語が得意な人が多いからではないでしょうか。
たとえ、カタルーニャ語ができなくても、スペイン語と英語、フランス語、ドイツ語などができれば、就職できる業種が比較的多いです。
しかし、医者や教員など一部の専門職については、カタルーニャ語が必須ですので、自ずと、採用される人材が制限されてしまいます。

2018/11/01(木) 12:43:14
 バイリンガル教育は悪いということはないと思います。ただ全部の人にいいというわけではなく、どちらというとエリート向けだと思います。中高でもレベルの高い子は英語でいろいろな科目(理科、歴史など)を扱うことができますが、スペイン語もままならない子はその上級のクラスに入れなくやはり成績も良くないです。

でも英語圏が世界レベルではノーベル賞も受賞できたりして裕福な地域に選ばれる(例えば、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、カナダ)のには理由があると思います。

スペインのバイリンガル教育は公立でも安価でエリート教育を受けられるという面では素晴らしいと思います。前の世代とはうって変わって英語のレベルもかなり高くなっているし、賢い成績の良い子は理解力も高く、英語でもきちんと議論できるぐらいの知力があります。

正直、日本の英語教材にでてくる模範の生徒なんて、発音もスペイン人のレベルに達していなく、こちらで教育を受ける事の大切さとかを感じますよ。もちろん日本人の知力は高いので英語ができるとノーベル賞受賞される人は沢山いるといわれています。

バイリンガル教育はついて行けない人はすごくぼろくそいいますが、言語教育を学んだ目線から見ると悪くないと思います。


>>私個人としては、スペインやバイリンガル地域の高失業率の原因は、モノリンガル教育・バイリンガル教育とは、別にあると考えています。
私もそう思います。英語ができる人はスペインの経済低迷で外にでて、頭脳流出しています。

りんご 2018/11/01(木) 14:12:05
花さん
トピ主さんは、ここでは、「バイリンガル」とは「国の公用語(Castellano)」と「地方の公用語」のことをさしていらっしゃるのではないでしょうか。


追加発言は締め切られました。
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