非スペイン語話者の立場について




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話者A 2018/02/19(月) 09:58:42
スペイン政府のカタルーニャにおける、教育制度改正の動きに関連して質問致します。

琉球語やアイヌ語は現状でも言語の継承が成功している、学校の教育の基礎言語にしなくても言語は継承されるというご意見がありました。しかし当たり前のことですが、家庭教育だけでは伝承できるものは極めて限られます。

同国におけるスペイン語を母語としない方々、castellanonohablanteではない方々は、同国でどのような立場であるのか、記事や体験などありましたら、ご共有ください。

通りすがり 2018/02/19(月) 10:57:51
>琉球語やアイヌ語は現状でも言語の継承が成功している、学校の教育の基礎言語にしなくても言語は継承されるというご意見

こんな話しは少し調べれば、全くデタラメな意見だと判りますよ(笑)

以下引用です。

沖縄方言の衰退
 時代の変遷につれて、沖縄方言も変わってきた。標準語の普及のために、沖縄県で標準語励行や方言札などが実行された。標準語がますます広まっていき、沖縄方言が徐々失われていった。
4.1沖縄方言の使用の現状
 現在沖縄方言の衰退という局面に対して、沖縄方言を大切にしようとする考えが広がっているが、方言を使える人は次第に減り、おじいさん・おばあさんがいない家庭では、方言に親しむ機会が益々減っている。実際、ほとんどの沖縄の若者は、沖縄方言が使えなくなってきている

http://www.lang-8.com/218908/journals/917230

アイヌ語に至ってはUNESCOによる「危機に瀕する言語」のなかでも『極めて深刻』に区分されています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AB%E7%80%95%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A8%80%E8%AA%9E

カタルーニャも教育現場でカタランの使用が減れば、カタラン話者が減少するのは論をまたないでしょう。

言語 2018/02/19(月) 12:14:39
「琉球語やアイヌ語は現状でも言語の継承が成功している」などといった情報はどこからきたものでしょうか?
他のトピで、この言語について触れられていましたが、「継承が成功している」とは書かれていませんし、通りすがりさんが引用されている文章をたいていの日本人なら認識できると思うのですが。

言語 2018/02/19(月) 12:18:47
トピ主さんは「スペイン政府のカタルーニャにおける教育制度改正の動き」と書かれていますが、これも他のトピにありましたように、「改正」ではなく、今まで制定されていたものをカタルーニャ政府が無視し続けていたので、正規の形に戻そうとしたいるだけのことです。

突っ込みどころ満載ですが 2018/02/19(月) 14:17:12
「同国におけるスペイン語を母語としない方々、castellanonohablanteではない方々は、同国でどのような立場であるのか、記事や体験などありましたら、ご共有ください。」
という点に絞って答えてあげると良いと思います。
私にはこのテーマ、よく分かりませんが(同国でどのような立場であるのか)私の周りのバレンシアーノで生活している人は、過激にバレンシアーノを擁護する人も一部いるらしいですが、大半はそんな事は何も考えずにバレンシアーノで生活しているように見えますよ。相手によって使い分けも普通にしていますし。

話者A 2018/02/20(火) 02:54:33
通りすがりさん
ありがとうございます。琉球語の記事、興味深く拝読致しました。特に戦時中の方言論争については特に興味を引きました。標準語を学ぶことで、就職の選択肢が増えたことは事実であり成果でしょうが、標準語励行・方言札などの琉球語を話すこと学ぶことに劣等感に感じ
させる政策は、琉球語が失われつつあることも含めて、誤りだったのでしょうね。

>カタルーニャも教育現場でカタランの使用が減れば、カタラン話者が減少するのは論をまたないでしょう。

私もそれを危惧しています。

言語さん
ありがとうございます。
別トピからの引用ですが、

>日本でもアイヌ語、沖縄方言も含めて、言語や方言は学校で学ばなくても
>消えないので、そんなに心配する必要ないよと言ってあげたくなります。

という見解と、

>アイヌ語文学、琉球語文学(沖縄地方の方言を含む)は存在します。
>少数話者の言語は保護すべきでしょう。
>アイヌ語や琉球語の話者はカタルーニャ語とは比較にならないほど少ないです。

という見解がありました。

それぞれの見解は、
固有言語は学校教育などないが文学は存在するし、言語自体も消えていないというように、現在のアイヌ語と琉球語を肯定的に捉えていると感じ、意訳して、引用された文章を書き込みました。

教育システムについて、
これは改正ではなく変更とのご意見ですが、別トピにおいて、155条を適応し議会を解散し選挙を行ったのだから、カタルーニャ州議会=カタルーニャ住民が望んだのだろうかという懸念があります。

突っ込みどころ満載ですがさん

ありがとうございます。そのように絞って回答頂き感謝致します。周囲の御知人はバレンシア語を普通に使用し、スペイン語と使い分けるとのことですが、どういった場合に使い分けるのでしょう?(警察や役所でバレンシア語で話せばバレンシア語で返ってくる?)

記憶が正しければ、バレンシア語とスペイン語と英語の三言語をを教育の基礎言語にするという法案をC'sとPPは否決しましたが、カタルーニャにおいてはカタルーニャ語、スペイン語、英言語を基礎言語にしようと主張していましたね。現状バレンシアでは、スペイン語のみが基礎言語、カタルーニャではカタルーニャ語のみが基礎言語のはずでしたね。C'sとPPの目論見が透けてみえるようですが、杞憂でしょうか。

通りすがり 2018/02/26(月) 20:14:33
話者A さん

ご存知かもしれませんがTV3の人気パロディ番組『POLONIA』の先週放送分で、教育現場でのカタラン・カステリャーノの二者選択制度導入のこのテーマにも触れられていて、「ああーやはりこういう風になるんだろうなぁ」、カタルーニャの人達の懸念する事はこういう事態なんだなと…。

政治風刺のユーモアセンスが抜群でとにかく笑わせてくれる私のお気に入りの番組です。
お暇な時でも御覧ください。

Polònia - 22/02/2018
http://www.ccma.cat/tv3/alacarta/polonia/polonia-22022018/video/5736155/
(10:50辺りからです)

通りすがり 2018/03/01(木) 16:59:55
通りすがりさん

ありがとうございます。POLONIA知っています!私も好きでよく見ます。
こちらのエピソードは未見だったので、拝見しました。
皮肉とユーモアたっぷりに表現していましたね。

「TV3も中国語のように聞こえるので、子供がカタルーニャ語に毒されなくなる」
というメンデス教育相の出身政党の本心をとらえたセリフ、

「単一語話者の私はスペイン語すら怪しいけども、首相になれた」
というラホイ首相の言葉を借りたラホイ首相への批判、

「スペイン語を話せよ田舎者(Habla castellano,pueblerino!)」
というの過去実際に言われていた差別的発言を、今の教育相に言わせることで、
選択制とは過去存在していた差別意識を再燃させるものであることを再認識させる台詞回し、

本当に本当によくできており、見事でした。

話者A 2018/03/01(木) 17:09:55
上記発言、話者Aです。
コピペミスをしてしまい、すみません。


追加発言は締め切られました。
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