リタイア時の貯蓄額について




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小雪 2016/11/23(水) 00:30:19
スペイン大都市在住です。

結婚当初は日本に住んでいて、当初リタイア用の積立保険に夫婦で加入し今も払い続けています。
普段お金の話を友人等としなかったのですが、先日友人(スペイン人)とリタイア時の話をしててびっくりしたのでみなさんにご意見うかがえればと思いトピ作らせていただきました。

私達夫婦はリタイアしたらちょっとした贅沢や、また趣味の海外旅行を楽しんだり子供や孫の人生の節目にお祝いをあげたり、また家のメンテナンスや何かあった時の備えとして積立しています。
その話をしていた際に、スペイン人の友人からスペイン人はリタイアした時に貯金ある人なんてあまりいないんじゃないかな。
だって年金で生活できるしリタイアした後なんか海外に行きたくなんかならなそう。自分の為だけに使うつもりだからまぁ1万ユーロもあれば十分、何かあったらローン組んで少しづつ返していくし、家族が助けてくれるとの事でした。

もちろん、家庭によりけりだと思います。
友人達はスペインでは大手と言われている企業勤務で生活自体に困っている印象はありません。
ただ、備えって言葉の感覚はない若しくは私とは違うんだろうなぁという印象は日頃から見受けられます。
確かにスペインでの生活って持ち家があれば年金で問題なく生活できますが流石に貯金が1万ユーロって私なら凄い不安。。と思ってしまいました。
そして気になったのが「家族が助けてくれる」と言う言葉です。
スペインって家族のつながりが強いので社会人になっても何かと支え合う印象です。
素敵な事だと基本思いますがが、たまに自立って言葉知ってる?と聞きたくなる時があるのでちょっとびっくりした次第です。
これがノーマルな考えてで万が一主人の家族も同じ考えなら怖すぎる。。

スペイン在住のみなさんの周りはいかがですか?

マグマグ 2016/11/23(水) 04:32:02
カタルーニャ州に住むスペイン人家族についてしか分かりませんが、
貯蓄メッチャしています。
カタルーニャ州と他の地域だとメンタリティが全然違うのかもしれませんが、
うちは貯蓄命!って感じで、財布の紐はガッチガチです。
義理の父は亡くなった時、4億円以上の貯金プラス不動産を多数所有していましたが、リタイアしてからは現金収入が無くなったからと言って、メルカドーナの3ユーロ位のワインを毎日飲んでいました。
(どん引きです)

義父がなくなった後、遺言状に従い、キッチリ遺産を分けていました。
義母には持病が有り、余命が数年と言われているのに現金2億円近くと不動産を引き継いでいて、ビックリしました。
相続税を再度払うことを回避するため、子供へ直接相続させた方が良いのでは?と思いましたが、
義母は絶対に権利を譲らなかったそうです。
お金を譲ったら、誰も自分の面倒を見てくれなくなると警戒したためだと夫は言っています。
こんな感じです。
日本での自分の家族と比較すると、お金に超シビアだなぁ
と常々感じています。

同じくカタルーニャ 2016/11/23(水) 10:53:33
上の方ほど貯めてはいませんが、同じく義父母は金銭感覚がすごくしっかりしていて貯蓄ちゃんとしています。
義母は専業主婦ですが、パーキングやピソに投資したりして財産を増やしています。
ピレネー付近に住む親戚には大金持ちなのに、いつも着た切り雀で毛玉だらけのセーターを着ているおじさんなどもいます。
典型的な趣味は貯蓄のカタランで、こういう人は結構いるそうです。
人生楽しい?って聞きたくなります(余計なお世話ですが)

たまにカタランが他の地方の人に悪口言われる理由がちょっとわかるような気がする。

年金 2016/11/23(水) 13:23:17
うちの義父母が全く貯金がないようです。夫いわく、義父は若くして働き出して以来定年までずっと朝から晩まで働いていてたったこれっぽっちの年金で貯金などできないよ、といいますが、それで日本の実父(自営業ですから国民年金)の年金の三倍もらっていることを最近知り、驚愕しました。それでいて、お金がないからと、ボロボロのルームシューズを当て布をしてはいているような生活です。散財している様子は1ミリたりともないのですが、どうして貯金できないのか・・・。夫は三人兄弟なので、子供がいた頃はきっと毎月大変だったのでしょう。でも、巣立ってから長い年月が経っているのに、この間全く貯金してこなかったのは何故なのか不思議。

言い方は悪いかもしれませんが、日本の同年代と比べて、やはり生活する上の出基本的な事、例えば家計簿をつけるとか(つけなくても、家計のやりくりの概念等が頭に入っていないのでは)が身についていないのだと感じています。お正月しか休まない実父(うちの父の勝手といえばそれまでですが)が、毎年バケーションをしっかりとれる生活だった義父より低い年金でありながら、子供の為にと貯金している(私名義の口座を作っているので嫌でも知ってしまった現実です)のを見ると涙が出ます。どうにかして自分自身の為に使ってほしいのですが。里帰り時に大きい出費(パソコン購入など)があると、結局出してくれる父がいる一方、電話が壊れたと言っても買い換えない両親に新品を買ってあげる息子(うちの夫)・・・ 

両極端の例?を身近に持って、複雑な心境です。ただ自分がどうするかと思ったときに、貯金の重要性を、日本の友人らと比べて焦ることだけはしないようにと思っています。やはり医療費のかかる度合いの差が大きくないですか?義両親は最近やたらといろいろな検査をしているようですが、SSですからほぼ出費はありませんが、逆に今のところ元気な実の両親が同じようになった時に、三割負担はやはり大きい出費になると思います。それがない分、貯金の意義がそこまでスペイン人には見いだせないというのもあるかもしれません。この先スペインの医療制度や年金制度がどうなっていくか不透明で、若いスペイン人達も皆政治家に文句言っていますが、結局心の底ではそれほど危機感を持っておらず、自分の老後にはなんとかなっているだとう、と思っているのではないでしょうか。

年金 2016/11/23(水) 13:32:41
追記ですが、義母も実母も専業主婦だったのですが、それぞれことあるごとに、老後は家族に迷惑かけたくないから老人ホームに行くと言っています。母の貯金額では数年程しかいられないのかもしれませんが、それでも本当にそう考えているんだとこちらに伝わるのは、ちゃんと貯金しているからです。一方義母は全く貯金がない(口座すら持っていないのでは?)のに同じことを言うので、毎回聞かされると、いい加減イラっとしてきます。じゃあ貯金し始めないとね、と喉まで出かかっているのですが、さすがに何でも言い合えるスペイン人義両親とはいえ、こればっかりは言えません(笑)

家族の悪口(?)、これが最初で最後です・・・失礼しました。

同じくカタルーニャ 2016/11/23(水) 14:08:55
年金さんのコメントを見て色々と胸をうたれました。
スペインではよくviudaが道で物乞いをしていますね。
ヒターノの物乞いに対してはあまり同情的ではないうちの夫が、
「胸が締め付けられる」と小銭をあげています。
夫に先立たれた高齢の女性など、ほんとうに貯金がないと厳しいと思います。
(viudaになった高齢の女性が、生活の為にもっと高齢の彼氏を作るのも見てきました。)
私はとりあえず自分の仕事を頑張って、いつでもある程度家族をサポートできるくらいでありたいです。

セーフティーネット 2016/11/24(木) 10:10:11
スペインで普通のリーマンの生涯賃金だと、それだけで億単位の資産を持つのはいくらどけちに徹しても物理的に無理かと思われます。標準的なのは、結婚するくらいに持ち家を何十年かのローンで買って、退職するころにローンが終わりちょうどそれくらいの時期に遺産の不動産とかが入ってきて貸すなり売却するなりして、臨時収入プラス年金で残りの人生をつなぐというモデルではないでしょうか。多分、こちらの相続税は日本より低いのではないでしょうか。やっぱりこちらは家族がセーフティーネットになってるのでしょうね。私の勝手な解釈だったらごめんなさい。皆さんの家族(スペインの義理の父・母)はどのようにして資産をつくられたのでしょうか?

南部在住 2016/11/24(木) 11:52:12
義父は旧国営企業勤務、義母は専業主婦でした。
転勤で国内何か所か転々としていたので、そのときに買った家を貸家にし、親から相続したオリーブ畑からの収入と、年金で生活しています。
お金には全然困っていないですが、生活はきわめてシンプルで質素です。ですが、ため込んでいるわけでもなく、貯まっては使い貯まっては使いしています。大事な場面ではお金を出し惜しみしません。何年か前に亡くなった祖母が近所に住みたいというので兄弟姉妹で買ってあげたピソも半分近く出してました。生家が老朽化して直す時も率先して資金を出したのは義父でしたし、この間は泥棒に入られた貧乏な親戚への寄付をかなり出してあげてましたね。 義父曰く、お金は流れを良くして大事なところで使わないでため込んでいると後で入ってこなくなるんだそうです。 私は実父方の祖父母がケチケチお金を貯めこんでいて親戚や息子たちに出し惜しみしていていて、結局父の弟夫婦に全部取られてしまったのを見ていたので、妙に納得できました。

北部在住 2016/11/24(木) 13:34:58
同じくカタルーニャさんが書かれた
「スペインではよくviudaが道で物乞いをしていますね。」
というのを見て驚いています。

そういう人達を外で見たことがないので(在住歴は長いです)
義母も義母の周りも未亡人(専業主婦)がほとんどですが、質素ながら年金で暮らしていますし
やはり持ち家(昔は不動産が安かった)があるかどうかが大きいんでしょうね。

あとはセーフティーネットである家族のサポート。義母は心配性なので全く贅沢はせずに出費を抑えてやりくりしてきましたが孫達には惜しみなくお小遣いをくれます。
だからというわけではないと思いますが、義母の具合が悪い時は周りも放っておかず交代で世話をしています。
自分のことができなくなったら施設に入ると言ってるので多少の貯金もあると思います。

私も 2016/11/24(木) 13:55:53
私も、
>「スペインではよくviudaが道で物乞いをしていますね。」
に驚いた一人です。
バルセロナ在住で、スペイン国内もたくさん旅行しましたが、私自身は見た覚えがありません。

昔は不動産が安かったですし、バブル時代に投資で稼いだ人も多いですが、
いまの世代はお金がなかなか貯まらないと思います。
三十年ローン組む人も多いですしね。

でも医療費が無料。交通費も食費も安い。相続税も高額アパートでない限りかからない、と聞いています。
さほどお金がなくても暮らしていけると思います。
だから貯めようと思えば貯まります。

小雪 2016/11/24(木) 15:15:44
多数のご意見ありがとうございます!

日本でさえ平均的なサラリーマンなら億単位の資産はまず難しいと思うのでそういう方はごくごく僅かかと思います。
ただ、年金さんのおっしゃる通り、基本概念が違うなぁと感じる事は私の周りの人から多々感じていたのですごくしっくりきました。

やりたい事、欲しいものがあるなら計画的に貯めればいいのに「だって今お金ないんだもの、でも我慢出来ない!」とすぐにローンを組みがちな友人を横目に子供かっとつっこみたくなります。。。

そして家族のセーフティネット案も日本人の私からみるとどうも違和感を感じてなりません。

まだもう少しいろんな意見聞けたらと思います。
引き続き宜しくお願いします。

同じくカタルーニャ 2016/11/24(木) 19:58:25
「スペインではよくviudaが道で物乞いをしていますね。」というのに驚かれた方たち、
いろんなバリオでよく目にしますよ。
(黒い喪服を着ていたり、着ていなかったり)
私たちが敏感だというのもあるかも。
皆さんたぶん目に入っていないだけだと思います、、、

同じくカタルーニャ 2016/11/24(木) 20:11:31
ご参考までに。

http://www.lavozdegalicia.es/noticia/ferrol/ferrol/2016/02/04/decenas-personas-subsisten-dan-viandantes/0003_201602F4C2993.htm

ジョン 2016/11/25(金) 10:31:55
流石カタラン人!噂通りですね。もちろん皆んなが皆んなそうではないでしょうが。

私もスペイン人の貯金に関しては、疑問点が沢山ありましたが、こちらは上記で仰ってるよう、大学のお金、病院代がかなり安くある為なんだろうと納得しています。

義両親は、側から見ると全く裕福には見えませんが、スペイン的に不動産投資をしていたので、そこからの収入と年金で何とか暮らしています。日本の両親のように私達の為に何かを購入したり、援助をしてくれたことは全くありませんが、上記の方の様に、子供をあてにもしていません。いざとなれば、貸家を売るという感じです。

でもスペインでは、一体幾ら持てば安心なのでしょうか。今のスペインでは不動産投資など夢の夢。貯金すら難しく感じています。

たくさん 2016/11/25(金) 20:11:03
私もviudaさんの物乞い見たことない、にびっくり。

それがみんな未亡人かどうかはわからないですが、老婆が物乞いをしているのにはよく会います。体に悪そうだなあ、と思いながらもきりがない気がしてほどこしたことはないのですが。

移住前から気が付いていました。そのくらいたくさんいますよね。

でも都市部でないと効率が悪すぎて出没しないと思うので、見たことがない方は郊外でのんびり暮らしている方なのでしょうかね。

南部在住 2016/11/25(金) 23:35:35
私も未亡人の物乞いって私の住む都市では見た記憶がないんですが、カタルーニャには多いんでしょうか。
こちらで見る物乞いは無職になってしまい子供が○人もいて食べさせていけないと道端で座っているくたびれたお父さんお母さんが多い印象です。あとはおなじみヒッピーですね。 でも、最近は見かける事めっきり減ったと思います。
市内に何か所か無料の温かい食事や古着を提供をする団体なんかがあるので、きっと少ないのかも。 バルセロナみたいな大きな都市だとすべての貧困者をカバーするのは難しいのかもしれませんね。 そういえば、電気を止められてしまい、ろうそく生活してて火事で焼け死んだお年寄り女性も最近いましたね。

私も 2016/11/25(金) 23:47:25
バルセロナ在住ですが、私の印象としては、男性の方が多いです。
年配男性が多いですが、たまに割とわかめの人もいます。
年配女性は見ますが、ジプシー風で、Viuda風ではないです。

若い女性も見たことあります。ドラッグ関連でお金が欲しいんじゃないかと友人が言ってました。
(お金を渡してドラッグを買ってほしくなく、スーパーの前だったので、チーズなどを買って与えたら、怒鳴られたそうです)
Viudaがたくさん、と思ったことなかったです。(まだ言ってて、すみません)

カスティリャ 2016/12/05(月) 14:48:53
うちはバルセロナではなくカスティリャで主人の親の持ち家に住んでますがひじょうに質素に生活し無駄金一切使いません。貯蓄して将来に備えるっていってます。あと親兄弟には絶対頼らない、迷惑かけたくないと言ってるのでそういう感覚は人それぞれなのでは?と思います。それかトピ主さんの友人さんたちはケチだと思われたくないのでそう言ってるだけとか?

レバンテ 2016/12/05(月) 15:14:01
うちは義理の父が退職し年金受給者で、義理の母はまだ働いていますが、貯金はほとんどなく、年に2度以上大きな外国旅行をします。しかも分割払いで。高級品には興味のない人たちですが、お財布の紐をかたく締めるタイプではまったくありません。

わたしの日本の両親とは全然違う金銭感覚、ライフスタイルなので、当初は驚きました。

義理の両親は年金と給料で十分収入があり、それでやり繰りできるので、財産は残さないと思いますが、私たち夫婦も財産をまったくあてにしていませんし、親が人生を楽しんでいれば、それでいいという考えです。


追加発言は締め切られました。
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