スペインの経済状況




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Burbasur 2016/09/11(日) 14:41:29
スペインの経済を具体的に知りたくて投稿させていただきました。
統計上だと、新卒でも2人に1人は就職できないなんてででる状況もありますが、実際にスペインにいるわけではないので、その状況を肌で感じる事ができず、是非スペインに在住されている方の意見を聞きたかったからです。私はライフワークで個人的にバルセロナを中心にスペインに何度も行っていた経緯から、スペイン人の友人を沢山持っています。そして彼らはみんな状況が違うので、是非知りたくなりました。
まず1つ目のケースは20代の女性です。彼女は専門学校でデザインの勉強を一年しています。そして、語学学校で一年半日本語の勉強もしています。 過去に半年、スーパーのレジや、h&mの店員の経歴があります。
しかし、ここ2年仕事がないそうです。じゃあ普段何してるのというと姪の面倒を見るくらいで、やる事がないそうです。私からすると何も行動してないのに仕事見つかるわけないじゃんと思うのですが、彼女曰く、求人はいつめチェックしてapuntandoしてるみたいですが、無意味だそうです。"私の経歴で仕事を見つけるのは宝クジに当たるのと同じ"と言っていました。何か資格とるお金ももちろんないですし。じゃあ一生親と同居か彼氏ができて養ってくれるの待つしかないのか?と思いました。それか夜の仕事。
そんなに経済は酷いのでしょうか?
私にはただ彼女が努力してないだけと感じてしまったので、もしそれほど経済が酷くて努力が報われない状況ならば、彼女に謝らないとと思いました。
長文申し訳ありません。どうか皆様の見解をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

私見です 2016/09/11(日) 16:40:22
>新卒でも2人に1人は就職できないなんてででる状況もありますが
むしろ新卒だからなかなか仕事が見つからないです。
日本と違って経験もない若者を積極的に雇うことはしません。

ご友人の場合デザインで仕事をと言っても専門学校で1年学んだだけですよね?こちらでは大学で4年間デザインを勉強し、はたまた留学経験なんかあってもなかなか就職できない人たくさん知っています。1年学んだくらいではそりゃ無理だろうなと思います。
スペインの経済状況が良くないのはもちろんですが、この場合は彼女自身のスキルの問題とどんな仕事でもやってやろうというやる気が見られないのも大きいんじゃないでしょうか。

宝くじ 2016/09/11(日) 18:51:19
バルセロナであれば宝くじほど難しくはないと思いますが、専門分野や得意分野を生かして仕事をするのはかなり困難な状況です。よく見るのは専門分野を学び終わって、その後の職探しの困難さに直面して燃え尽きてしまうパターンですね。何でもいいからとりあえずできる仕事を、と思ってもそれすら難しいため、前向きになって仕事を探し続けるまで時間がかかるみたいです。スペインは同じ境遇の人が多いので、本人をあまり追い詰めないということもあります。

日本も今は職探しは決して楽ではないと思いますが、より深刻に無職の方の存在を捉える傾向があると思います。

仕事がなくて不安な気持ちは万国共通なので、努力していないと決めつけて責めるより、本人が何か仕事のことで話したそうにしていた時に相談に乗るぐらいでいいのではないでしょうか?

都市にもよる 2016/09/12(月) 01:01:56
語学学校で一年半日本語を勉強しているなら、少なくとも初級は終了か、中級レベルだと思います。
それなら、日本人が良く訪れそうな観光施設とか高級ブティックの店員などの対面接客なら可能なのでは?なんて、思ったりもするのですが・・・
そういう仕事には興味ないのでしょうか。
ただ、こういったブランド店、かの有名な陶器のお店などは、
やはり中級以上の規模の都市でないとないように思いますので、
そのご友人が住んでいる都市にもよりますよね。
あと、別の方も言っているように、どんな仕事でもやってやろうという意気込みがなければ、無理でしょうね。
仕事がそんなにないのか、と聞かれれば、答えはノーですね。
ありますよ、仕事自体は。
でも、ご友人のようなパターンは、自分が気の向かない仕事はやりたくないのですよ、例えば、レストランやカフェのカマレラとか、
オステレリアの仕事とか。
養ってくれる親がいて、ぬくぬくと過ごせる家があって、食べる物にも困らないから危機感を感じないのでしょう。
学歴があっても、多少職歴があっても、やる気と熱意が欠けていれば、そうそうおいしい仕事にありつけるご時世ではありません。
これが、在西約20年で、ありとあらゆるタイプのスペイン人を見てきた私が持つ率直な感想です。
スペイン人でも、若い時から事情で家を出て自活しているような人は、どんな時でも(不景気の時も含め)仕事に就いている感じですよね。そういう人にも知り合ったことがありますが。
決して、そういう人達は、DoctoradoやMasterを所有しているような高学歴ではありませんけれどね。

通りすがり 2016/09/12(月) 10:00:05
気になって拝見していました。

スペインの経済状況は底値ではないものの、政治も安定していないですし。決して良いというには程遠いと思います。
大学卒業した位では仕事はなかなか見つからいですし、もし運よく見つかったとしても800euro/月なんてザラにあります。

私の周りの知人達は給与の低さからスペインから周辺諸国へ転職しています。
日本で高所得と言われている資格を持っている人間でさえです。
その人のコネがどれ位あるかでも就職を左右しますし、専門分野にもよりますが、日本で就職活動するのとでは比にならないと思います。
日本は不景気だと言われてはいるものの、何だかんだで就職できるので日本を基本にスペインをの状況をみてしまうのは酷かなと思います。

Burbasur 2016/09/12(月) 11:03:58
コメントをしていただきましてありがとうございます。スペインの経済的背景をしっかり把握しないまま友人にキツく言ってしまったのは反省しなければいけません。彼女の場合は仕事は何でもいいとおっしゃっていました。選んだりはしていないみたいです。日本に色々と求人サイトがあるように、スペインもそういうものがあると思うのですが、数が少ないのでしょうか?それとも、どんな仕事でもいい、働きたいと言っているのに見つからないのは、仕事を探す手段が日本とは違うのでしょうか?

デザイン 2016/09/12(月) 17:58:24
バルセロナにある会社でデザイナーをやっている者です。デザイン関係の友人知人も周囲にいますがご友人の経歴だとコネでもない限り確かに宝くじ並みに難しいだろうと思います。私は4大でデザインの勉強をした後、12年、東京のグローバル企業二社でデザイナーをしてからこちらに来て就職活動をしましたが、競争率がものすごすぎて日本の比ではありませんでした。バルセロナの某老舗エージェンシーの面接に呼ばれた際、「応募者が2000人いて、そこから20人に絞って面接しています」と言われ驚愕したものです。その後他の企業とご縁があり今に至りますが、年収は日本時代の三分の一になりました。バルセロナは特にファッション関係のデザイン求人が多いですが、かなり飽和状態(需要に対し志願者が多すぎる)なので難しい分野ではと思います。

デザイナー 2016/09/12(月) 18:41:18
↑ちなみにグローバル企業に勤めていたと書いたのは自慢ではなく状況説明の為です。
スペインでは学生さんだとデザイナーはBecarioから始めるのが一般的だと思いますがそれも掃討の競争倍率で、しかも給与は都市によって異なりますが月額400〜良くて800€程度なのでお金を少しもらって勉強させてもらうという感覚に近いと思います。
バルセロナのデザイナーの平均給与は手取りで1000€程度、経験年数の多いマネージャークラスでも手取り2000程度(税抜き前で3000ほど)です。星の数ほど求人をみましたが、それ以上は見たことがありません。志願者が多いので足元見られているのか。
長くなりましたがご参考まで、、

デザイン 2016/09/12(月) 18:44:11
連投すみません。
掃討→相当
携帯から書いていたので誤変換してしまいました。

Amigo 2016/09/13(火) 13:06:53
クリシスの後激減した雇用総体数から変動なく
失職した方が職替えして得た職業も今は移民が占め、かなり競争率激しいと思います。
(知人の中で医者・先生・不動産・事務員・カマレロ移民ですも)


あとその地域で地元の人に限っての話ですが
なんであの人あの仕事就けてるのかって聞くと
親に呼ばれてって言いますね=コネです

地から転職してきた人は殆どネットで求人みて応募が多いです。

スペイン人の友人が無職の時、なんだか引っかかる気持ち私もありました。
負のスパイラルになじんじゃって!なんで仕事しないんだって聞いたら
同じような返答でした。
じゃあ暇ならCafeやBarに行こうぜ!と誘って連れ出したりしてたらじきに
直接雇用は無理だからって派遣と職活初めて
面接時のコメントアドバイスしたりして
夏はホテルで、冬はその人の専門の仕事でかれこれ2年位続いてます

友として応援してるってよと言ってあげればいいと思います。

TYMS 2016/09/14(水) 04:16:24
数年前の話ですが、当時おつきあいしていた彼(スペイン人)とこの話題でケンカをしたことがあります。

彼は大学を出ても働いておらず、親元で暮らしていてお小遣いをもらってのんびり。
自分でお金を貯めて留学していた私はそれがだんだん許せなくなって「なんでもいいから働け。もっと就活を真剣にしろ」とつい言ってしまい、「お前はスペインの状況をわかっていない!」と大げんか。
その後もいろいろあって、結局、別れました。

別れたことに後悔はしていませんが、Amigoさんのコメントを見て、「なるほど、応援すればよかったんだな」と思いました。勉強になります。

都市にもよる 2016/09/14(水) 09:35:08
TYMSさんのコメントをみて、私も思い出したことがあり、もう一度だけコメントしたくて出て参りました。
私の場合はTYMSさんよりももっと前で、クリシスよりもずっと以前の話ですが、
当時つきあっていた彼氏はやはり親元で実家暮らし、私はTYMSさん同様に必死に日本で働いてお金を溜め留学、その後こちらで就職、という経緯と状況でした。
金銭的には一切親には頼らない・頼れない事情だったため、本当にやりたい仕事じゃなくても、生活のためとりあえずその時にできる事は何でもしている、という状況でした。
その時彼は、やはり最初はなかなか何も仕事がみつかりませんでした。私は、内心、甘ちゃんちゃんだよな、やっぱ親に頼れると思っているから危機感ないんだろうな、と思っていました。
ですが、本人もちょっと悲観的になっていて、「こんな、トントで何も取り得のない僕には何にも仕事なんてないんだ・・・」としょげている様子を見てちょっと気の毒になり、
内心では上記のように思っていた私ですが、本気の喝を飛ばしながらも、
「そんな事ないよ、あなたはトントじゃないよ、最初から一発で気に入った仕事はないかもしれないけれど、お金なしは嫌でしょ?私達も遊びにも行けないし、どこへも行けないよ。私はお金に関しては援助できないよ。とりあえず何か今できる仕事やっていればいいんじゃないの?」と、きっぱりと言ってやりました。
それから、彼も少しずつ変わりとりあえず、その時見つけた学生でもできるMedia Jornadaのカスタマーサービスの仕事とかをやっていました。
もちろん、彼自身が興味があった仕事では全然ないです。ただ私が嬉しく思い、良かったのは、彼の家庭状況は決して苦しい訳ではなく、逆に中流以上の家庭でしたので、親にはそんな仕事しなくていいから、何かの学業に専念しろ、と言われていたのですが、
「自分はいろいろな事でこれまで父親に散々出費させてきているから、これ以上迷惑かけられないんだ。」と、テレオペのような仕事を始めました。
その後もちろん転職しましたが、2回目か3回目の転職で、Jornada Completaの本来自分が求めていたデザイナー職で就職しました。ちなみに、初めのテレオペをしていた頃から3年程後の事です。
その間にデザイナー系の私大か専門学校へ2年程通い、希望の職に就いた、という経緯です。
コメントが長くなりましたが、結局どのような状況・家庭環境・経済状況であっても、本人にやる気が欠けていればムリですよ。
どんな状況でも必ず、何かをやらない・できない言い訳にしますから。

2016/09/14(水) 14:43:26
社会や経済の問題であるのはもちろんですが、性格や生き方の問題でもありますからね。うまくいかなくても、外に出て行動するのはいいことだと思います。

どうかな 2016/09/14(水) 21:47:37

仕事が見つからないのは努力が足りないからだ、とかいう精神論?ってあまり好きじゃ無いんですけど、本当に仕事が無いと生きて行けない人は仕事をしているわけで、仕事なしでもなんとか生活できるうちは仕事しなくてもスペイン的にはアリなんじゃないかと思います。
本人たちも多少は気にしていたり仕事を探しているわけですし。

スペインって日本と比べてお店やオフィスは少ないので、仕事も少ないと思うんですよね。
だからみんな全員が仕事できるわけじゃ無いですよね。
椅子取りゲームっていうんですか?

たとえば多少経済的に余裕がある人が仕事していて、本当に必要とする人に仕事が行き渡らないとそれこそ大変かも、なんて思います。


追加発言は締め切られました。
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