Seguridad Socialでの先進医療

もも 2016/01/21(木) 10:12:45
いつも参考にさせて頂いています。

先日、日本の親戚に癌が見つかり、手術、術後の抗がん剤をやるそうです。親とその話をしているうちにがん保険の話になり、そちらはどうなのかと聞かれました。
日本のがん保険は一時金や先進医療のカバーなどが主流です。

こちらのSeguridad socialの医療はプライベートの病院よりもむしろ進んでいると聞いたことがありますが、がんなどの場合、どこまでカバーしてくれるのでしょうか。
やはり日本で先進医療と呼ばれる部類の治療はプライベートの保険でないとカバーされないのでしょうか。
がん家系なこともあり、少し心配になってきました。
お知り合いの話などご存知の方、教えて頂けると助かります。

健康第一 2016/01/21(木) 11:00:30
スペイン在住者で5年ほど前に家族ががんになりました。
日本で治療するかこちらでするか悩んだ結果、こちらの方がその種類のがんの
発生率が高く治療法が進んでいたと思われたため、こちらで治療しました。

結果普通のSegridad socialではあんなに待たされたり先延ばしにされるのに
全て最優先で検査も治療も始まり、日本でも高額な検査費なども、
治療費も有難いことに全て負担されました。
今も検診に行っていますが、検査費用は一切かかっていません。
また飲み薬なども全て無料でした。

うちは入院は数日のみでほとんどしないで通院治療でしたが、
お金は一切かかりませんでした。

普段は愚痴りたくなってしまうSuguridad socialですが、
先生や看護師さんたちもとてもいい人ばかりで、
今では本当にありがたく感謝しないといけないと感じています。

感謝 2016/01/21(木) 12:14:56
一昨年、S.Sで癌手術、抗がん治療も終えました。全摘です。
わたし的には大満足です。費用は全くかかりません。抗がん剤の副作用止めの高価な(S.Sでも一箱300€程）薬も医師の指示に従って審査の書類を提出して、一週間後に30€で買えました。
主治医も専門医も看護士、検査医の方達も本当に良くして頂きました。検査から手術まで2週間でしたよ。感謝です
同じ時期に知人が同じ病気でSSで半分摘出と言われ日本で
のセカンドオピニオンで3分の2の摘出と言われました。
彼はこちらのS.Sがイマイチ信用できず、定期預金を解約して日本で手術しました。
我々二人とも元気に回復しております。どちらも自分の選択に後悔はしていません。
私達の違いは、私の傷口が15cm、彼のが4cm、だけでしょうか。
決断する迄の意見・調査は勿論必要ですが、一度決めたら後は全てを信用する事だと、私達は思います。

暇人 2016/01/21(木) 17:17:22
スペインのSSの癌患者に対する検査・治療の対応は充実していると思います。抗癌剤・放射線治療・摘出手術・入院費が無料なうえ、新しい治療方法など積極的に取り入れてる病院も少なくありません。
退院後の薬には出費が出るものの、SSからの処方箋ならば大抵が割引が付きますからね。

感謝さんのコメントに書いてある傷口の大小は摘出の部位・進行の度合い・術者の経験・術式・術中のトラブルの有無によって変わったりするのでなんとも言えませんが…

もも 2016/01/22(金) 09:48:55
ご回答ありがとうございます。

ＳＳの対応が充実して治療費も少なくてすむとのこと、少し安心しました。

先進治療に関してご存知の方いましたら教えて頂けますか？
ＳＳでカバーされない（できない）治療をプライベートでならできたり
するのでしょうか。
（専門用語が多くてで調べてもよく分かりませんでした・・・）

ＳＳが充実してるとなるとプライベート保険のメリットが分からなくなって
きましたもので。。　入院の際個室に入れるなどでしょうか。
薬代もプライベートだと実費ですよね。

暇人 2016/01/22(金) 13:16:12
言葉が足りなかったみたいなので…個人的な意見ですがSSは癌患者に【だけ】は治療や対応が早いです、定期健診も。
救急患者も命に関わる治療は迅速ですが、そうでないモノは応急処置といったところでしょうか…　例えばSSでは腎石や胆石の検診・治療などは半年待ちなんてザラにあります。

先進治療とは専門にもよりますが、すべての病院が足並みそろえてるわけではないので、取り入れてる所と取り入れてない病院があったりします。

Mine [HomePage] 2016/01/22(金) 13:28:43
SSは重病が優先されるので、ガンや難病、その他即刻の治療を要するものは順番待ちもなく、高度の治療を受けられます。そして何よりも薬代が安くつきます。

プライベート保険のメリット、もちろんあります。
１．ホームドクターを飛ばして、いきなり専門科（婦人科、外科、皮膚科等）を直接受診できる。（SSは最初にホームドクターの受診が必要です。）
２．病院、ドクターを自分で選べる。気に入らなければ変更も出来る。（SSは決められたドクターの受診になる。変更や場所を選べばない。）
３．救急受診の待ち時間が短い。（SSの待ち時間は半端ではありません。バルセロナで風邪の時期など5時間ということもあります。）
４．専門科の受診や手術の予約が短期内に取れる。（SSは重病以外は、半年以後ということもあります。）
例えばバルセロナで眼科検診を受けたい場合、プライベートなら1週間後位に予約が取れますが、SSは半年～1年待ちです。救急ではない膝の手術等も同様です。
５．入院は個室で、同伴者のソファベッドもあり。

時間の節約、早期に治療が受けられる、検診などの病気予防に使いやすい、ホスピタリティが高いのがメリットと言えます。

かべせら 2016/01/23(土) 22:50:47
上のMineさんのコメントに追加というか、訂正ですが、マドリードではホームドクターが自分で選べます。在住地区外の医師にかかることも可能だそうです（身内のSSドクター談）

また、これは私の身近な人々のコメントなので政治的に偏っているかもしれませんが、PPがプライベートのクリニックを支援し、公立病院への補助を減らしている為に、予約待ちが非常に長くなったり、最新の機材の面でプライベートのクリニックに劣ったりして来ているわけで、以前は予約もすぐに取れたし待ち時間も短かったし、と言っています。今度政権が交代したらどう改善されるか、ですね・・・

追加発言は締め切られました。