海外保有資産の申告について

いろいろ心配 2014/10/15(水) 18:51:32
この件に関する過去のトピックを検索し、下記の2つを参考にさせていただきました。
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+201212/12120011.txt
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+201301/13010037.txt
ただ最後の投稿が2013年3月ですので、最新の、できれば実際に申告された方からの情報をいただければ、と思って質問させていただきます。

私は事情があって最近3年間日本に(住民票も移し)居住していましたが、今夏から再びスペインの居住者となりました。日本の複数の銀行口座にそれぞれ5万ユーロ相当以上の預貯金があるので、次回2015年の申告義務対象になるかと思います。

自営業者の夫(自営業者)がお世話になっているasesoríaで確認したところ、「単なる情報提供のための申告であり、銀行口座のデータや預貯金額は自己申告(残高証明などは必要ない)。しかも申告漏れの場合のペナルティはかなり高額なので申告した方が良い。」とのことでした。
ただこのasesorはこれまでにこの資産申告の相談を受けたことも手続きを代行したこともなく、申告が本当に単なる情報提供にとどまるのかどうかの確証はないようです。

そこで、実際に2013年か2014年に申告された方にその後の状況をお聞きできれば、と思います。
海外保有資産の申告をしてもそれによる課税は当面ない、というのは正しい情報でしょうか。
また、将来的にでも課税の可能性がある場合、納税額の計算方法などは公表されているのでしょうか。

情報のご提供をお願いします。

BCN 2014/10/15(水) 19:19:08
私は申告したわけではありません。聞いた話になります。
まず、いろいろ心配さんの在外資産申告義務についてですが、「今夏からスペイン居住者になった」とおっしゃっていますが、スペインに入国されたのはいつでしょう？
スペインで税務上居住者と判断されるのの基準は、スペインに暦年で183日以上滞在されたかどうかです。
従い、例えば今年8月1日からスペイン居住開始という場合には、2014年に税務上スペイン居住者と判断されません。
但し、他にも判断基準がありますので、この滞在日数判断で微妙な場合には、他の判断基準も見るべきでしょう。
また、日本で2014年、税務上居住者となるのかどうかもひとつの判断基準になります。同じ1年に、2つの国で税務上居住者となる事はまずないかと思いますので、日本で税務上居住者であったという事が証明できれば（日本の税務署発行の居住者証明）、スペインでは非居住者としての扱いで問題ないはずです。

在外資産申告は情報申告です。
但し、資産の内、利益を生み出すものについては、発生した利益の申告が通常、個人所得税確定申告で必要になります。

また、スペインで税務上居住者になり、ある一定額の資産をお持ちの場合には、個人所得税確定申告と同時期に、別途資産税申告が必要になります。この資産税申告では、納税義務が発生します。

いろいろ心配 2014/10/15(水) 19:39:10
BCNさん、早速のご回答ありがとうございます。
私がスペインに入国したのは6月初め、住民登録/empadornamientoの手続きをしたのは6月中旬、税務署に住所変更(居住国変更？)の届出を出したのは7月下旬になってからです。どの日付が適用されるのかで税務上の居住者としての滞在日数が183未満か以上かが変わってしまうんです。
日本では2013年分の住民税は納めてきましたが、渡航時に住民票を抜いてきたので2014年の納税義務はないと思います。ただ、銀行口座は普通の居住者口座のままですので、これまで通り金利には自動的に課税されるはずです。(本来なら非居住者口座にすべきなのでしょうが、今のところそのままになってしまっています。)
とりあえずスペインでの申告義務があるという方向で準備をしておけば後で慌てずにすむかな、という安易な考えだったのですが、きちんと調べてみることにします。

いろいろ心配 2014/10/17(金) 13:11:00
Agencia Tributariaへ行って確認しました。
確定申告(Declaración de Renta, IRPF)の対象者はスペイン滞在が183日以上の居住者ですが、在外資産の申告義務は年末に居住者登録されているもの全てが対象だそうです。
質問の繰り返しになりますが、2012年または2013年分の申告手続きをされた方、本当に情報提供だけで済んだのでしょうか。また、いずれ海外保有資産(またはその資産が生み出す利益)について課税されるという情報がありましたら教えていただければ幸いです。

聞いた話 2014/10/17(金) 21:56:39
私の知っている皆さんは、
みなさん、あとで罰金が怖いし、きちんと申告した。

特に課税はされなかった、と聞いています。

外国にあるから問題であるということはなく、
やはり、よからぬ金を隠している場合があるから、ということではないでしょうか？

またいらゆるネグロなお金であれば、
所得税の申告もしてないということなので、それを防ぐ意味もあると思います。
何か収入を得たら、それに対しては課税がされますから。

聞いた話 2014/10/17(金) 22:12:20
去年は何度もトピがあがっていたので、探すと良いですよ。

例えば、
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+201301/13010037.txt

これの一番最後の、
＞日本もスペインも「税務行政執行共助条約」というのに署名しています。
財務省のページを見てください。

というので、探してみたところ、
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/international/press_release/sy231104g20_po.htm

というのが出てきました。
＞税務行政執行共助条約は、本条約の締約国間で、租税に関する以下の行政支援を相互に行うための多数国間条約であり、本条約を締結することにより、国際的な脱税及び租税回避行為に適切に対処していくことが可能になります。

だそうです。
収入を隠したり、相続を隠したりすると、バレル可能性はあるということですね。

いろいろ心配 2014/10/18(土) 19:06:29
[[解決]]
聞いた話さん、わざわざ調べていただいてありがとうございました。
「税務行政執行共助条約」について勉強してみます。
今回相談したAsesorによると、日本などEU圏外の国々との政府間・銀行間の情報交換も今後は増えてくるだろう、とのことです。
後ろめたいことをして心配事を増やすのも嫌ですので、私も正直に申告しておこうと思います。

追加発言は締め切られました。