日西社会保障協定について




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悩んでいます 2014/05/11(日) 23:14:36
先日スペイン(マドリッド)の社会保障事務局に、今年6月から資格の生じる年金受給手続きについて色々質問をしに行ったのですが、スペインと日本との間に「日西社会保障協定」があるために、既に報告を受けている概略のスペイン年金額が、日本で受給している年金額によって変わる、と言われました。その時「変わる」のは、増額になるのか減額になるのか聞かなかったので、その部分が「謎」のまま残ってしまいました。しかし、「増額になる」ということはよほどの奇跡でもない限りあり得ないと思われます。つまり何らかの理由(理由付け)により、減額されるのではないか、という恐れを感じています。
日本年金機構や日本のサポート/サイト及びスペイン社会保障事務局のウェブページの、私のケースに該当しそうなタイトルの内容はおおよそ目を通しましたし、この「スペイン探偵局」{年金について}のページも大変参考になったのですが、正に私の場合に当てはまるケースが見当たらないため、どなたか同じケースで経験のある方がいらしたら、是非教えて頂きたいと思い、ご質問する次第です。
ごく簡単に説明しますと、日本では既に日本の年金を受給しています(厚生年金部分5年プラス国保によるもの)。一方スペインでは、合計21年ほど社会保障のCuotaを払い続けて(内大部分がAutonomaとして)、今年6月1日から年金受給資格が発生します。それぞれの国でしかるべき年数を払い続けて受給資格が生じた後は、それぞれの国で該当する金額を受取れると思っていましたので、もし「日西社会保障協定」のせいで「減額」ということになれば、非常に残念です(どちらの年金額も微々たるものです)。スペインと日本の各担当機関の間でどれほど密な情報のやり取りがあるのか分らないのですが、できれば日本での年金の情報は提出せずにスペインの受給手続き(申請)をしたいのですが、この考えは間違っているでしょうか?両国の間で一個人の年金に関する情報はしっかりやりとりされていると考えた方がよいのでしょうか?どなたか確実なところをご存知の方があれば是非お教え下さい。

大使館 2014/05/12(月) 07:10:44
私は知らなかったのですが、大使館の方でこの説明があった、、と聞いていますが、大使館側はこの情報知らないでしょうか。私も興味があります。

スペインと日本と両方で今現在も払っており、それぞれの国で該当する金額をもらえると私も聞いていました。一部「どちらか払った分が無駄になるのではないか」という友人からの意見がありましたが、当時調べたには「合算される」だったのです。ですから無駄にならないと思っていました。

しかし減額されるのであれば、日本の今も払っている国民年金の支払いをやめようかとも考えています。

社会保障協定はどちらかで「受給資格に満たない分ももらうことができる」というような形で歓迎されていたようですが、実際にはそうではない部分もあるのかと私も心配です。

年金 2014/05/12(月) 10:37:26
私が、SSで聞いた話では、日本←国民保険とスペインで同時期に年金を払っていた場合、月数はふく重されないけれども、払った金額は加算されると言われました。
←3年の情報です。

悩んでいます 2014/05/12(月) 14:04:25
大使館さん:
この協定が発効後、大使館から説明があったとすれば、それぞれの国で年数が満たない人でも、二国の年(月)数を合算すれば受給資格が生じる場合には、各掛け金が無駄にならないようその辺の便宜を図る、というこの協定の意図(もしくは意図の一つ)に基づいて、特に企業関係にインフォメーションしたのでは、と思います(スペインに進出している「企業」にとっては有益な内容になっています。「個人」にとっては?不明です)。
ですので、私たちのように、「スペイン・日本両方で年金受給を目指して支払っている個人、或いは支払いを終えた個人に対しては、大使館としては正式に出せる情報がない、か、そこまではカバーできていないので、「年金機構に聞いて下さい」か、だと思います。もし大使館さんが電話で大使館に質問できるようでしたら、是非聞いて頂きたいです。
いずれにしても、明日情報を得るべくSeguridad Socialへ行く予定ですので、何か分かりましたら、また投稿致します。

年金さん:
「3年の情報です」とおっしゃるのは、「2013年」のことでしょうか?お教え下さい。

BCN 2014/05/12(月) 14:21:39
多分ですが、極端な話、2つの国で40年社会保険料を払って両方で100%の老齢年金をもらえるって事はないでしょうし、そういう無駄はやめましょうっていうのも、社会保障協定の“隠れた意味”ではないかと思います。ですから、例えばスペインと日本で通算で40年払った場合、スペインで20年、日本で20年なら、老齢年金計算のにそれが考慮されるということでしょうね。
一度、日西社会保障協定によりスペインの年金を受給されている人宛てに送られた年金計算を見せてもらったことがあるのですが、それらしい記載があった様に記憶しています。

BCN 2014/05/12(月) 14:32:55
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/pdf/shakaihosho-spain-jp.pdf
日西社会保障協定です(日本語)。私はこれから読んでみますが、皆さんも読んでみてください。14ページ以降にスペインでの給付に関する規定があります。

悩んでいます 2014/05/12(月) 21:45:21
BCNさん。
情報リンクありがとうございます。スペイン語の協定はINSSで見つかったのですが、日本語では見つかりませんでした。どうにも晦渋な文章で手こずっています(どちらも!ですが特に日本語版が)、でも少し先が見えた感じがします。それでも、一にも二にも確認を必要とする国ですので・・・(スペインのことです)、明日行ってみます。

年金 2014/05/12(月) 22:20:44
ごめんなさい、
3年前の情報です。

極端な話
日本の国民保険を20歳から60歳まで払い、同時にスペインでも20歳から60歳まで払った場合、
どこで年金の申請をしても、40年間年金を納めた事になるそうです。
金額は、それぞれ払った合算額を計算するそうです。

悩んでいます 2014/05/13(火) 09:12:22
年金さん
3年前といえば問題の協定の発効後ですね。
年金さんがおっしゃってるのは (「極端な話」の例を取ると)、日本とスペインと両方で同じ時期に40年間保険金を払っていた場合、一方の国でのみ40年(満額)に該当する年金が出、もう一方の国ではゼロということでしょうか?私の場合は、スペインで15年以上、日本で25年以上支払ったので、それぞれの国で当てはまる額が出ると思っていた(希望している)のですが、もしおっしゃる通りだとすると・・・、ショックですね!私の理解力が足りないのかも知れません、「どこで年金の申請をしても、40年間年金を納めた事になるそうです」についてもう少し説明して頂けると助かります。
というのは、西語版協定に以下の条項があるのです(「19-1」をお読み下さい)。
Artículo 19  Cálculo de las prestaciones
La persona que haya estado sujeta a la legislación de ambas Partes tendrá derecho a prestaciones españolas de acuerdo con las condiciones siguientes:
1. La Institución competente española determinará si esa persona tiene derecho a las prestaciones y calculará la cuantía de las mismas teniendo en cuenta únicamente los períodos de seguro cumplidos bajo su legislación.
http://www.seg-social.es/Internet_1/Normativa/123282
日本文では以下です。
スペインの実施機関は、スペインの法令による保険期間のみに基づいて、当該者が給付を受ける権利を有するか否かを決定し、当該給付を受ける権利を有すると決定した場合には、その給付の額を計算する。

無駄ではない 2014/05/13(火) 09:15:45
BCNさん、
この協定が締結された後、大使館による説明会に参加したことがあります。
極端な話、両国それぞれで40年間加入して、満額(100%)を受給する要件を満たしていれば、それぞれの国で満額受給は可能です。
満額といっても、日本で国民年金を約40年間支払って、もらえる年金は1ケ月6万円ちょっと。
スペインで自営業の最低保険料を約38年間支払って、もらえる年金は600ユーロちょっとです。
貼っていただいた協定に目をとおしましたが、減額については何も書かれていませんね。
この協定の本来の目的は、日本の企業がスペインへ進出するにあたり、スペインでの社会保険支払いと二重払いになると負担が大きいので、その負担を減らし、進出しやすいようにすることです。
両国で支払ったら損になるから「無駄をやめましょう」という意図はないと思いますよ。それよりも両国とも保険への加入者が増えることを望んでいるはずです。

2014/05/13(火) 15:37:16
わたしもBCNさんの無駄をやめましょうという発言には首を傾げます。
ましてや現在両国で年金を納めている方は敢えてその道を選んでいるので本人に取っては決して無駄ではないですよね。
無駄ではないさんがおっしゃる通り、このご時世ですからスペインであれ日本であれ年金納付料が一円でも多い方が政府にとっても有り難いはず。

悩んでいます 2014/05/13(火) 21:01:38
今日Seguridad Socialへ行ったのですが、実は1ヶ月ほど前に行ったのはMadridのINSSで、今日行ったのはBarcelonaのINSSでした。それで感じたのですが、応対する相手によるのかも知れませんが、今日は日西協定のNi(Ja?)の字も出ず、提出書類もシンプルで、申込用紙も、書いて来ればよし、でなければ今度来た時に口頭で直接記入してあげるから気にするな、と言われ、ちょっと拍子抜けしてしまいました(やぶ蛇になるといけないので、こちらから協定についての質問はしませんでした)。Madridでは、けっこうな頁数の説明文付きの申請用紙を渡され、ここここここに記入して持参のこと、と申し渡された感じでしたから(例の協定がらみの日本の年金データを記入する書類の他に)、Madrid全般が厳しいのか、オフィスによるのか、個人差なのか・・・。とにかく書類を「引き取って」もらうにはBarcelonaの方が楽のようです。ただ、その後恐らく「中央」まで行くでしょうから、その「審査」でOKが出ればいいですが、NGと出ることも考えられる(書類の不備でやり直し等)ので、引き取ってくれたからと安心するのは早いかもしれません。Residenciaの申請と同様であるだろうと想像しています。後日何かハッキリし次第、また投稿致します。


追加発言は締め切られました。
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