スペインでのインターンの実態




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疑問 2014/01/28(火) 01:54:53
こんにちは、いつも楽しく拝見しています。

知り合いのスペイン人が、大学院卒業後にインターンとして働いているのですが、その待遇について、これはありがちなことなのか意見をお聞かせ下さい。

期限は1年、お給料は普通に「暮らせない」金額です。会社は当初はインターンは半年と言っていたのですが、半年後に足元を見て1年と延ばしてきました。しかも暮らせないお給料(日本のバイト代以下)据え置きです。仕事は激務です。
また、インターンが終わったらやらせてもらえると聞いていた話も、徐々に変わってきています。(おそらく彼の能力に関係なく、ただ悪くなっている)その友人が働く会社は規模は小さいですが、業績はそこそこです。

彼の大学院時代の友人は、これ以下の条件(無給)でインターンをやっている人もいます。みなさん、社会人経験もあり、大学院入学の難関をパスし卒業しただけあって、優秀な方だと思われます。そして、このような条件下で働いている人は皆先が見えないまま、社会人時代の貯蓄を食い潰しています。

スペインではこのようなやり方は普通でしょうか。何を持って普通とするかという話になればそれまでなのですが。話を聞く限りでは、どう考えても経営者が「若くて優秀な人をタダ同然で利用している」ようにしか見えません。
確かに経験がつめるかもしれません。でもそれは最低限生活できる保障もしくは確約ではなくても、未来の保障があっての事だと思うのです。

このようなことをしているから、優秀な人材が海外流出するのでは?と思うのですが。。漠然とした質問になってしまいましたが、もしインターンシステムについてご存知の方がいらっしゃいましたら、ご意見お聞かせ下さい。

みまみな 2014/01/28(火) 02:10:39
同じような話を昔から聞いていました。経営者にとっては、インターンは単に安く使える労働力でしかない、と。

スペインだけでなく 2014/01/28(火) 07:38:16
インターンを安価な労働力として企業が酷使しているという問題はスペインだけで起きている問題ではなくて、イギリスなど比較的経済的に余裕のある国でも起きています。名前やURLを失念してしまったしてしまったのですが、インターンにもお金をきちんと払おう!という感じの名前の活動がイギリスで行われているのを見たことがあります。

もちろん大学院を出たばかりのインターンを指導する企業側の負担というのもあるので、一概にどちらにとって都合がいいとは言えませんが、やはり将来の保証もないままひどい場合は無給で働かせたりインターン制度を悪用する企業は後を立たないようです。

http://www.forbes.com/sites/deborahljacobs/2013/09/24/unpaid-intern-lawsuits-may-reduce-job-opportunities/
英文ですが、アメリカでは集団訴訟も起きています。記事内容そのものは「無給インターンの訴訟は仕事の機会を減らす」というなんか本末転倒な話になってますが。

インターンでたくさんお金をもらおうという発想の人もいないと思いますが、仕事がそれなりにきついのに何ももらえないのはもちろんおかしいですよね。個人的には私の周りではインターンシップを仕事を始める良い機会として捉えて実際にうまく活用している人も多いのですが、やはりインターンなら何でもいいわけではないと思います。ポイントは学校が窓口になってうまく企業との繋がりを作れるかどうかだと思います。

インターン=見習い期間 2014/01/28(火) 12:17:45
日本でのインターンの定義をよく覚えていないので的外れなことを言ってしまうかもしれませんが、確か日本でも、「職業体験」というような名目で企業に参加できる活動でしたよね?
以前日本の学生対象の、海外企業のインターン体験募集サイトなどを見かけたことがありましたが、どれも無給もしくは無給に近かったと記憶しています。

スペインの場合も、周りの人を見聞きしている限りでですが、インターンはやはりあくまで体験であって、お金ではなくその後の可能性(チャンス)のためだと思っているようです。
働いてみて、運が良ければ(上司と合う、能力を認められる、等々)そのまま引き取ってもらえる(契約してもらえる)かもしれませんから。
(そんな状況に付け込んで、インターン者を長期的に拘束しているような意地悪なところもあるようですが。)

実際は、日本の試用期間と同じような働きをしているようです。
インターンで働き始めて、その後普通の契約(とはいってもミルエウリスタなど、最低限の条件ばかりですが)にうつった人々を知っています。
今度はインターンじゃなくて契約があるの!とウキウキしていた人もいました。

なのでよほどブラックな企業じゃなければ、普通は半年なり一年後なりに変更がある(正規契約なり、クビなり)のが普通なのではないでしょうか?
正確には把握していないので個人の一意見として聞いてくださいね。

元インターン 2014/01/28(火) 15:25:41
以前イギリスでコース卒業後インターンを1年間してました。
もちろん無給(勤務中の食事のみ支給)で、仕事量も正社員並みの激務で長時間労働、夜勤もこなしていました。私の勤めた企業では期間延長なしと最初から言われてましたが、1年後に「続けて働きたいか?」という上司からの打診はありました。
本来インターンは無給(または薄給)で、その職業の経験を積む、というものですよね。私も社会人時代の貯蓄をほぼ全部使い果たしたクチですが、その経験はその後の転職に役立っているので、あながち悪かったという気持ちはしていません。自己投資として当時の私には必要でしたし、その後のキャリアや収入も苦労した分報われていると今なら思えます。
もし、インターン期間延長を先方から言われた際にはむやみに延ばさず、その職種の経験者として就職活動展開して行ったほうがよいかと個人的な経験から思います。そこで重宝がられているのなら、契約条件を自ら交渉しなくては駄目だと思います。
以前、スペイン人の友人からそういう相談を受けたことがあった時、アドバイスした記憶があります。もちろん今のご時世探すだけで色々大変かと思いますが…とにかく分母を多くするために「打ちまくる」しかないと。私は最初、近い職種を含め100件以上アプローチしました。日本の状況でもいえることですが、インターン制度を活用するのは、まずインターン生が自らその制度を利用してやる!ぐらいの意気込みと気負いで行かないと、キャリア形成にはつながらないんだなというのが個人的経験から思った次第です。(受け身タイプには難しいチャレンジかもしれませんね。)

>このようなことをしているから、優秀な人材が海外流出するのでは?と思うのですが。。

ホントにそうですよね。国として考えることができなさそうなので、それぞれ個人ベースで考えるべきと思ったりしました。(苦笑)優秀なら、他の国に出たほうがチャンスは広がるし、その後戻ってきたら以前よりも格段に良い条件で、ということもありえますし。日本でも、研究などの分野では縛りや制約が多すぎて、本当に優秀な、自由に研究したい人のほとんどは海外組、ですもんね。。。

実際の声 2014/01/29(水) 00:48:20
親戚(スペイン人)が経営している会社にインターンが2人が働いてたとき、本当に嬉しそうでした。
一銭もお金のかからない労働者!信じられないわ!
って言うのが、会社社長のコメントでした。

でも、その後、雇ってないところを見ると、やっぱり、社会人なりたてほやほや、使えなかったのかもしれませんね。
こっちは、経験者を雇うことが多いので、履歴書にかける経験を積むって言う意味もあるのかも。


追加発言は締め切られました。
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