相続




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ゆりこ 2013/05/06(月) 18:32:28
スペイン在住で、この先もずっとその予定です。日本には、長年絶縁状態の妹と両親がいます。母親とは電話などのやり取りをしているのですが、もうかなり年でもう長くはないだろうと思うから遺産について海外に住んでいる私がどういう相続になるのか調べて欲しいと言われました。母がいなくなると妹と姪と父だけになるので、きっと私には連絡もしないと心配しているようでした。私としては、母にもし何かあれば、もう日本には付き合いしている家族がいないので全く考えていませんでした。母はそれを心配しているようですが、私は遺産相続や保険の受取人など全く分からないので母に調べるてもるからと言ったものの方法がわかりません。日本の家族の相続をされた方などの体験をお聞かせいただけたらと思います。

リリー 2013/05/06(月) 23:08:23
父が亡くなり、母と兄で相続手続きをしました。
ゆりこさんのお父様でもお母様でも亡くなった場合は、
ゆりこさんは法定相続人なので、
連絡なしに事を済ませるのは難しいと思いますよ。
遺産を放棄しますというような文書に署名捺印しないといけませんので。
もしも偽造されたら、後から訴えればいいと思います。
また、相続にあたっても配偶者と子供全員の署名や捺印が必要になります。
但し、相続の際には日本に住民票がないといろいろ面倒だと思います。

まり 2013/05/06(月) 23:32:34
いつ自分に降りかかるかもしれないこのテーマ、私も気になります。現金にしろ不動産にしろ日本で受けた相続は、スペイン居住者の私たちはどちらで税金を納めるべきなのでしょうかね。やっぱりスペインででしょうか。

ちょっとトピずれですが、以前、両親から生前贈与という形で現金を受け取った際(相続税がかからない範囲内で)、それはスペインではどういう扱いになるのかこっちの役所(Haciendaではなくて州だか県の税金課?みたいな所)に聞きにいった事があるのですが、「生前贈与」という名目で日本からスペインの私の口座に直接送金されてくるのであれば贈与税の対象ですよって言われました。ただ、日本国内で私が生前贈与を受けて、そのお金を自分の日本の口座からスペインの自分の口座に動かすのであれば、単なる私個人の資金の移動だからスペイン側では贈与税はかからない、というかそこまでは調べようがない、とのことでした。そのような理由から、役所の人にも後者の方法を勧められて結局そうしました。

これはあくまで生前贈与の現金の話ですが、相続や金額が大きくなってくると話もかわってくるのではとも思っています。まだまだ遠い先の話であって欲しいとは思いますが、いつどんな時に直面するかもしれないので、便乗ですが詳しい方のお話を私も聞きたいです。

リンリン 2013/05/07(火) 07:26:41
10年も前(死後2年経過)ですが、他国の銀行へ約1千万送ってもらいました。日本では相続税を払い済みです。しかし、日本の税務署から親は執拗に聞き取りをされたそうです。他国の税務署からは何も言ってこられなかったですが、今現在、ユーロ危機の中、スペイン政府の方で何も言ってこないか、わかりません。

いいアドバイスがあるといいですね。

遺言 2013/05/07(火) 09:13:44
トピ主さんとお母様の心配な点は沢山あると思うのですが、一番心配な点は、相続の際にトピ主さんに連絡もせずに、残った家族で勝手に遺産配分してしまうのではないかという点なのかと感じました。
そうであれば、遺言書を書いてもらうのが良いと思います。もう忘れてしまいましたが、遺言には3つの方法があったと思いますが、一番確実なのは公正証書にすることだと思います。
高齢でそういう手続きも大変だと思いますが、安心できると思います。
内容は具体的な配分でも、トピ主さんにも間違いなく遺産配分がされるようにと意思を明確に残すことも良いのではないでしょうか。

トピ主さんは日本の税法では「非居住者」だと思いますが、日本国内の財産を相続するときには日本の相続税を払わなければなりません。それに対してスペインで課税されるかどうかは分かりませんが、日本で支払った税金は控除できるなどの調整はあると思います。でも、これは相続後のことだし、あとはスペインの税法に従うだけですから心配不要(しても仕方がない)ではないでしょうか。

具体的な受け取り方法は、実際に経験されたかたからレスがつくと良いですね。いずれにしてもトピ主さんがしばらく日本に滞在するか最初の大事なところ(遺産配分)を済ませて、あとは誰か代理人を頼んで手続きを代行してもらうのかなと思います。

私自身も少し気になっておりまして、兄妹でトラブルだけは避けたいと考えています。
そのためには「何か書いておいて」と父には時々話しています。

代襲相続人 2013/05/10(金) 13:27:09
私は父が10年以上前に亡くなっており、近年祖父が亡くなったときに、祖母や叔父、兄弟とともに法定相続人になりました。

他の方もおっしゃっているように、お母様に万一のことがあったとき、子であるトピ主さんに連絡せず済ませることは不可能です。財産分割をどうするかという全体のことだけでなく、お母様名義の銀行口座は、銀行が死亡を知った時点で凍結され、法定相続人全員の署名捺印がないと葬儀費用であっても引き出せないそうです。複数の銀行に口座があれば、銀行の数だけ書類も必要で、捺印といっても日本に住民登録がなければ印鑑登録をした実印がないので、それらの書類原本持参で在スペインの日本大使館でサイン証明をとらなければなりません。(原本なしのサイン証明というのもあるのですが、それで可能かどうかは書類によって違うようです)

私はそれらの手間も含めたいろいろな理由で、一時帰国時に家庭裁判所で相続放棄をしましたが、放棄の手続きにも大使館での在留証明は必要でした。(これは家裁によって違うかもしれません)
この相続放棄の手続きは認印でできるのです。

どのような財産があるかにもよると思いますが、銀行口座はできるだけひとつにまとめておいたほうが楽でしょう。家や土地など分割しにくいものであれば遺言さんがおっしゃっているように遺言書を残してもらうのが一番なのでしょうね。

また、まりさんがおっしゃっている税金についてですが、基礎控除が大きいので日本で相続税を払わなければならないほどの財産を相続する人は5%と言われているそうです。まずは払う対象になりそうかどうかを調べれば、大抵は心配しなくてもいいということになるはずです。

経験済み 2013/05/14(火) 22:07:26
 以前、相続を自分たちでした物です。お話を伺う限り、遺言が無い場合 父 1/2 ご兄妹二人の場合1/4 ずつの相続権が発生します。話し次第ですが、そのように分けなくても良いですが。その反面、相続税に関してもその分発生します。相続税対象は5000万円の控除+相続人一人当たり1000万円の控除がつきます。ですので、相談者様の場合8000万円までの控除がつきます(全ての財産) ですので、日本でそこまでの財産を築いてる人もなかなかいません。一般家庭のばあい、銀行の人は死亡が解らないのでそのまま、伝えず、引き出すことも可能です(その場合ATMでちょこちょこ引き出していく事も可能ですし、まず、お母様の暗証番号が必要です) お父様と一緒の口座ならあまり問題ないですが、お母様だけの口座がある場合のみです。絶縁状態という事ならば、日本で家族が勝手に引き出す可能性も考えられます。 一番いい状態は、お母様の意思をはっきりさせて、遺書を行政書士等に公文書として残しておいてもらう事が良いと思います。が、財産の総額次第では、相続税を死亡4ヶ月以内に支払わないと行けないという事が起こりますので、現金が無い場合は売って支払うか税務署とお話しする事になると思います。なので、お母様名義の総額もしっかり把握しておく事も重要です。 どちらにしても、いずれ、ご家族とは会ってのお話は必要だと思います。 うちも、比較的兄弟感は仲良かったですが、小さい頃とは違い、お互い家族も居ますし、状況が違う為、一人の大人同士として向き合いましたが、それでも、少しもめました。人が一人亡くなるだけでこんなに大変なものなのかと感じました。

経験済み 2013/05/14(火) 22:09:41
 追伸ですが、来年からだったと思いますが、相続の控除額が低くなる方向になるという記事も見ましたので、確認をお勧めします

胃が痛くなるけど現実 2013/05/18(土) 01:39:43
今まさに、兄と遺産相続分割協議で弁護士を介して争っています。

他の方も書いてらっしゃるように、不動産にしろ、銀行の預金にしろ、財産の名義を変更するためには、法定相続人全員の実印付きの遺産分割協議書と印鑑証明書が必要となります。ゆりこさんが日本に住民票を置いていない場合は、印鑑証明書が出せませんので、最寄りの在外公館で署名証明書を提出しなければなりません。つまり、ゆりこさんが、遺産分割協議書に署名して署名証明書を提出しない限り、法的には遺産分割は成立しないのです。

万が一、銀行がお母様の口座を凍結する前に、他の遺族がキャッシュカードなどで引き出してしまった場合でも、ゆりこさんはお母様と連絡を取り合ってらっしゃるようなので、連絡が取れなくなったりして、お母様の死亡と財産分与が勝手になされたことを知った時点で異議申し立てができます。仮にお母様が生前に他のご家族に贈与したとしても、死の1年前までの贈与分は遺産相続の対象になります。

我が家の場合は、父が余命6ヶ月の宣告を受けて、わずか1か月半で他界したため、遺言書を用意できませんでした。重篤な状態で、病室に兄と実家の事業の会計を任せている経理事務所の経理士さんを呼んで、兄が事業を継ぐなら、社屋のある土地と預金は兄に、実家の土地家屋は私に相続してもらいたいと言ったそうです。

しかし、実家の土地家屋は会社の事業のために銀行の抵当に入っていて、また、一時退院に備えて(余命6ヶ月だったので、一時退院もありうると考えていた)兄夫婦に実家で同居してもらいたいと頼むという矛盾した内容でした。

結局、父は一度も一時退院することもできず亡くなってしまいましたが、兄夫婦は、父の死後に「遺言」通り実家に引越し、実質的に財産全てを手にしました。そして、「会社が儲かりだしたら、それなりに払うから、財産放棄してくれ」と迫ってきました。

元々、兄と父は不仲で、父が病気で倒れるまでは、父と兄は1年以上も口も利かない関係でした。そして、母に先立たれ、弱っていく父に冷たい兄夫婦に対し、私は苦々しい感情を持っていました。

一方、両親と私の関係は、自分は親孝行だと口が裂けても言えないのですが、母が長年闘病していたため、母の晩年2年間は、3か月ごとに日本とスペインを行き来する生活をし、母のお葬式の日に、はっきりと同居を断られた父が、「スペインで一緒に暮らしたい」と言ってきたので、その時が来たら、受け入れようという気持ちでいました。確かに、両親が亡くなった時に近くに住んでいなくて頼りにしてもらえなかったという負い目はありますが、距離は離れていても、金銭的にも精神的にも両親のために一生懸命にできることをしたつもりだったので、財産放棄はしたくありませんでした。それでも、血を分けた兄であるし、日本に実家が無くなるのは辛かったので、大幅に譲歩するつもりでいました。

しかし、兄から「いつまでも、実家があると思う方がおかしい」と言い放たれた時点から、気持ちが変わりました。兄との関係はもはや修復不可能であるし、日本に拠り所がなくなるなら、自分のためにも、子供のためにも(娘が1人)、両親の財産をある程度譲り受けるべきだと・・・

その後の経緯は割愛しますが、モメにモメました。市広報に載っていた司法書士団体による無料相談に行って助言を色々ともらった結果、次の結論に達しました。

1.公正証書の無い遺言は全く意味を持たない。むしろ、揉め事の種になる。
2.分割協議が決裂した場合、通常は家裁で調停、それでも、まとまれない場合は審判という運びになり、海外在住の場合、裁判所の呼び出しの度に帰国する訳にはいかないので、代理人として弁護士をたてるしかない。

それでも、法廷で血の分けた肉親と争うのは気が進まず、1年くらい経って、やっと、知人の弁護士さんに依頼しました。その弁護士さんからは、「早く相談してくれればよかったのに」と言われました。(といえども、敷居は高いですよね)

実家に1年以上住んでいるという既成事実ができてしまったこと、預金もすでにかなり使いこんでいるということ。「無い袖は振れない」ということで、兄の方の弁護士さんも開き直っているようなので、交渉はこう着状態です。

この件になると感情的になるので、つたない文章ではありますが、ご参考までに。また、うちのケースは最悪のケースですが、皆様のご家庭が円満にいくことを祈っています。

ある程度、遺産が入ったとして、それをスペインに送る場合については、遥か先だと思いますが、機会があればご報告させて頂きます。(家具などの遺品については、以前に、港の税関の人に相談したら、相続の場合は申告が必要と言われ、課税対象になりそうな雰囲気でしたので、イギリス経由で輸送し、無事に課税されること無く受け取りました)

胃が痛くなるけど現実 2013/05/18(土) 02:02:04
すみません。送信後に読み返してみると、不明瞭な点がありましたので、追記します。

>兄夫婦は、父の死後に「遺言」通り実家に引越し、実質的に財産全てを手にしました。

預金は、父が倒れた時点で、父から全ての預金通帳、キャッシュカード、暗証番号を渡されたようです。

→弁護士さんは、銀行に対して情報を開示するよう求める特権がありますので、依頼すれば、故人の口座の動きが全て分かります。

母のお葬式の日に、はっきりと同居を断られた父が、「スペインで一緒に暮らしたい」と言ってきたので、

→母が亡くなる少し前に、兄はリストラされ、首都圏から実家近くに戻って来ていました。父としては、同居して事業を継いでもらいたいと考えていたようで、葬儀後に、私に兄夫婦が引越して来れるよう、母の遺品を早急に片付けて欲しいと頼んできました。その会話を聞いていた兄は、父に同居はしないと断りました。その時点では、事業は継ぐ気があったようですが、すぐに、仕事の仕方を巡って父と兄は大げんかし、父が倒れるまで、兄は会社に顔を出さず、父と兄は口もきかない状態だったようです。

恐ろしい話ですね 2013/05/18(土) 07:47:02
スペイン人の親族に遺産でもめた人たちが複数いますが日本でも色々醜い話あるんですね・・・
私には兄弟が複数いて親がマンションを数件所有しており兄の嫁が遺産分配の時には色々不平を言いそうな気配が今からしています。
父も母も高齢ですが元気で兄弟には平等に遺産を分けると私が渡西する際に言っていましたが。

遺産だなんてほんとは考えるのも怖いし両親には出来る限り長く元気でいてほしいですけどね。


追加発言は締め切られました。
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