3歳から幼稚園に入れるべきか?




[スペイン探偵局に戻る]
ねこ 2013/03/01(金) 00:06:10
 娘が3歳になって幼稚園(コレヒオ)に申し込みするかどうか迷っています。私は単純に仕事が減ると思って行かせたかったのですが、主人は反対しています。理由は、もう一人の赤ちゃんが幼稚園が始まるときには10か月なので、おそらくいろいろなウイルスを持って帰ってきて伝染してしまうであろうこと、エレベータがないので、二人を準備させて寒い中、外に出すのが大変だろうとのこと、赤ちゃんも起こさなければならないこと、昼食は学校で出るのは、体に悪いメニューなので、家に一度帰るのですが、4回も送り迎えで、反って私の仕事が増えるだろうとのこと。
 ポジティブな点は、他の子との交流があること、私が家で教育するより、学校の方がいい刺激になるのではないか、ということ。9時半に送り出してから13時30分までは、もう一人の赤ちゃんの世話に集中できるということ、好きな時に休みをとって双方の実家に行くことができる、ということでしょうか。主人はその方が旅行して刺激になる、と言っています。
 学校はすぐ近くの公立学校がバイリンガルで評判もいいので、そこを希望しています。実際に入ってみて、良かったかどうか教えてください。良いとこ、悪いところを書いてみても決めれず、迷っています。

まま 2013/03/01(金) 00:21:04
3歳から入れるかどうかの判断はご両親がされることですが、同じ母親として私なりの意見を書かせて頂きますね。

まず一番の問題は、3歳での入園チャンスを逃した後、途中で希望校に入れるかどうかということです。私の子達が通っている幼稚園はバイリンガルでも何でもありませんが、地元では人気の公立校です。子供の移動がほとんどないため、途中で入ってくる子もほとんどいません。いる時でも、年に1〜2人です。誰かが転校していくと、ウェイティングリストの子が入ってくるといったかんじですね。

それから、幼稚園では3歳児から読み書きが始まりますよね。途中で入ることを考えると、家でやらせることになりますが、幼稚園の先生のようにプロではないと簡単ではないと思います。

我が家の子供たちは幼稚園が大好きです。休みの日にも行きたいと言うほど。仲のいいお友達もできるし、本当に楽しく通っています。そんな姿を見ると、この位の子は同じくらいの年齢の子達と過ごすのが一番なんだろうと思わずにはいられません。

悪いところは、送り迎えの煩わしさでしょうか。我が家も昼食は家ですが、私は子供たちと手をつないであれこれ話しながら幼稚園の送り迎えをするのが好きですよ。それに、家にいられる方がやっぱりこちらの負担になります。

ウィルスについては気にし過ぎだと思いますが。。。(苦笑) 早い内に免疫が付いていいんじゃないですかね? うちの長女は1歳から保育園に通っていましたが、そんなに困ったこともありませんでしたよ。2歳前に水疱瘡が終わってかえって良かったと思ったくらいです。

ねこ 2013/03/01(金) 00:36:50
 ままさんへ、

 お返事ありがとうございます。そうですよね。私が送ろうとしている公立校も人気校でいつも満員になるそうです。やはり私は幼稚園に送りたいのですが、主人は、下の赤ちゃんが可哀そう、きっと送り迎えの仕事が増えて私がストレスになる、と言ってまだ断固として反対です。私も一応、彼の意見も考慮にいれて後悔のない決断しようとおもうのですが、、。
 
 まだまだ、いろいろなご意見、お聞かせ願いたいです。

一人っ子 2013/03/01(金) 00:52:59
うちは一人っ子なのでちょっと状況が違うかもしれませんが、コレに通うことについて。

今は寒いからおうちで遊んでいるのでしょうけど、暖かい時はどうしているのですか?
一日中うちにこもってないで、公園に連れて行ったりしますよね。
それであれば、コレに通ったらお友達もできるし、いろいろなことが覚えられて刺激になりますよ。
家では思いつかないこととかもありますしね。
うちは引っ越しの都合で、他の子たちより約半年遅れて入園しました。
子どもはすぐ仲良くなるのであまり心配はいらないとおもいますが、最初から入れるならそれに越したことはありません。
子どもだけでなく、お母さんたちとのつきあいとかもありますから、あとから入って行くともう既にグループができていて気後れしたりすることもありますよ。

送り迎え、下の子の世話など大変でしょうけど、みんな普通にやってますよ。
いろいろ菌をもらってくるのも、みんな通る道です。今コレに通わなくても、いずれ経験することですよ。
私は、ダンナさんが心配しすぎっていうか、過保護だと思いますね。
回りでも、3歳からコレに行ってない子って聞いたことありません。

ふたり 2013/03/01(金) 01:20:36
メリット、デメリット両方考えて、私も3歳から幼稚園へ通ってもいいのではと考える一人です。
私の場合、上の子が3歳の時下の子は1歳、確かに送り迎えが大変な日もありましたし、3歳はまだ小さいので始業時やお昼にぐずって泣く子も。
が、同じ年の子供達と交流するのは大きな進歩です。色々作ってきたり歌を習ったり、先生やお友達の話をしたり。
クリスマスやカーニバルの行事、子供達の遠足など、ご両親にとっても楽しみが増えること間違いなしです。
うちも昼食は家ですが、この間に子供達から色々話を聞けるので、一日歩いてばかりですが楽しみでもあります。
上の子が学校に行っている間、下の子と二人きりになれるのもメリットです。
あと、これは学校によるかもしれませんが、幼稚園3歳クラスだったら、お昼に戻ってそのまま家で昼寝してしまっても、午後はおやすみで平気です。
うちでは上の子が入園した時、担任の先生が「下の子もいるし、午後はシエスタの時間だから無理に連れて来なくてもいいですよ」と言ってくれました。

いぬ 2013/03/01(金) 01:28:26
3歳から幼稚園に入らないと途中入園は至難の業ですよ。そこのところを強く押してみたらいいのじゃないでしょうか。人気校ならなお更です。
送り迎えは下の子が居ると、少し大変かもしれませんが、それ以外の事はメリットしかありません。ウイルスもそんなに心配する事はないと思います。誰もが通る道です。
私も上の子が幼稚園に入った時は、下の子は赤ちゃんでした。送り迎えはそれなりに大変でしたが、上の子が幼稚園に行っている間に下の子との時間がたっぷり取れて楽になりましたよ。雨の日等は赤ちゃんを連れ出すのが無理なら休んでも良いと思います。旅行等で長期で休む子も居ましたよ。地域で違うかもしれませんが、幼稚園の出欠はそんなに厳しくなかったです。

Sin pensar 2013/03/01(金) 11:36:52
うちも来年からColeに上の子が通い始めます。確かに、義務教育ではないですもんね。入れなくてもいいのかって今、気がつきました。うちは特に何も考えずに申し込みをしました。というのも、既に5ヶ月くらいの頃から保育園に通わせているからかもしれません。最初の2年間はまだ他のお友達と一緒に遊ぶということはなかったですが、最終年の今年は、今日はだれだれと遊んだとか、誰が何をしたとか、給食は何だったとか、色々とお話をしてくれます。保育園の後、他のお友達と少し残って一緒に遊んだり、私はその間ママさんたちとお茶をしておしゃべりしたりして有意義な時間を過ごしています。3歳前にして友達を作って一緒に遊ぶということが好きなんだから、年齢が上がればもっと同じ年代の友達と遊びたがると思います。子どもたちは他の子ども達と一緒にいるのが一番だと実感しています。

ウィルスについては、もちろんもらってくることはあると思います。でもいずれは社会に出ますよね?家にいたから風邪を絶対ひかないなんてありえないことだし。皆さん書かれていますが、誰もが通る道です。大きくなればウィルスを持ってこないというわけではないと思うし、下の子も10ヶ月であればウィルスにかかったとしても心配することではないと思います。誰もが病気になり、治っていくんですから。うちは下の子(11ヶ月)も保育園に通わせていますが、今まで病気で何日も休んだことは数えるほどしかありません。鼻水やせきはしょっちゅうですが、別にご飯もしっかり食べるし、お昼寝もしっかりするし、機嫌よく遊んでいます。熱が出たり、吐いたりするときは大変ですが、そういったことから「守って」あげることは不可能に近いと思います。逆に、小さい頃から免疫ができていいのではないかなと考えます。

うちは送迎バスでの通園になるので給食を食べさせることになります。体に悪いメニューというのはちょっと聞き捨てならないですが…送迎が大変、というのは考えようによるのではないでしょうか。歩く距離にもよるし、天気や下の子の機嫌にもよるけれど、送り迎えすれば下の赤ちゃんの散歩もできるし、上の子が学校でどうやって過ごしたのか聞くいい機会にもなると思います。昼食後、学校に送った後、同じクラスの子のママたちと情報交換をしたり、お茶したり、トピ主さんにとっても新しい人間関係が広がるいいチャンスだと思います。

Coleの見学には行かれましたか?実際にどういうシステムで教育をしているのかを見ると、ご主人も考えが少しは変わるかもしれません。自宅ではなかなかできないアクティビティがColeではできると思います。私は個人的に自宅で二人の面倒をみないといけない方がストレスになるんじゃないかと思います。二人が一緒にぐずったりしたら大変ですよね。それなのに昼食の準備をしないといけない、洗濯をしないといけない…上の子が学校に行っている間に下の子の相手をしながら、家事をする方が手がかからないと思います。

後は、やはり途中で入園するのは難しいってことですね。

長々書いてしまいましたが、私はColeに入れるに賛成派です!

ねこ 2013/03/01(金) 11:39:15
 >一人っ子さん、
 そうですか、半年遅れで入ると母親同士のお付き合いなどにも影響するんですね。もう一つネガティブ点に追加します。

 >ふたりさん、
 午後は連れてこなくていいと言ってくれた先生、いいですねー!体験談、参考になります。ありがとうございます。
 
>いぬさん、
 途中入園は大変そうだ、と言ったら、主人も考えが変わりつつあります。それから、読み書きを3歳から始めると言ったら、同僚の情報では全然、何も習わないと聞いていたらしく、驚き、さらに心が動いています。もうひと押しで、心が変わりそうです。
 まだまだ、ご意見お聞かせ願います。

ねこ 2013/03/01(金) 11:46:09
>Sin pensarさん、
 皆さん、賛成派ですね。Coleの見学というのは、公立校でもできるのですか? 主人は、無理だ。と言っていましたが。 私もウイルスに関しては、3歳だけど年の始めに生まれてほぼ4歳に近いので大丈夫だと思います。赤ちゃんにうつるかもしれないのは、少し心配ですが。

ももんが 2013/03/01(金) 12:54:11
公立のCole見学ありますよ。毎年1回、学校を決めるこの時期に、保育園でも小学校でも、中学校でも、見学日が設けられています。家の近所の学校は、各校、日にちをづらして1日ずつ、来週あります。Jornades de portes obertes とか言って、日時は学校に張り出してあるし、市役所のホームページなどにも情報があると思います。

送り迎えは大変でしょうが、上の子がColeに行っている間、下の子と静かな時間が持てるので、下の子にもメリットはあると思います。子供3人いる人から聞いた話ですが、兄弟がいると、家庭内で上の子がうるさくて、下の子は眠りたい時に眠れなかったりすることが多いとか。

病気がうつされるのは、子供にもよりますよね。うちは一人っ子で、1歳半から保育園にも行っていましたが、そのせいで病気がちということはなかったです。ただ、4歳児クラスの時、シラミを移されました。個人的には、病気よりシラミを移される方が嫌です。
シラミに関しては、注意していれば下のお子さんへの感染は防げると思います。

3歳からの幼稚園は、1年間毎朝泣き続けていた子がいましたが、問題なく楽しんで通う子が多いと思います。うちの子は4歳児クラスの頃までは、時々行きたがらなかったり、ずる休みしたり、午後は行かなかったりとか、ありました。それがちょっとストレスでしたが、季節の行事とか、持って帰ってくるお絵描きや工作とか、親にとって楽しみも多いです。

スペイン、3歳児クラスからしっかり勉強しますよ。日本と比べると外遊びの時間がとても少ないので、それがいいのかは疑問に感じていますが。5歳児クラスまでは義務教育じゃないので、日本への里帰りで2〜3週間休むとか、2〜3日旅行で休むとかは、したことがあります。

ねこ 2013/03/01(金) 14:18:13
>ももんがさん、
 見学の情報ありがとうございました。早速、Jornada de puerta abiertaを検索してみたら、ありました! 土曜日なので、主人も行くことができそうですね。 
 日本への里帰りで休まれましたか?休めそうだと思って主人に言ってみた時には、「そんな事、とんでもない。いい加減だと思われる。」だそうです。。休めますよねー。

ふたり 2013/03/01(金) 14:49:33
幼稚園だったらお休みまだまだ大丈夫ですよ〜。
私もびっくりしましたが、実際プエブロに行くからと金曜日は必ずお休みのお友達もいましたし、キューバに里帰りで1ヶ月早く夏休みをとった子もいました。
日本から家族が遊びに来た時に、担任の先生に相談したら「そちらの方が大事」と言ってくれ、スペイン国内旅行で2週間近くお休みしたこともあります。
この辺もスペインと日本の価値観の違いなのか(?)とにかく幼稚園部ではあまり出欠にうるさくないのは確かです。

ねこ 2013/03/01(金) 15:11:29
>ふたりさん、
そうですか。主人にも言ってみます。

Sin pensar 2013/03/01(金) 17:08:56
他の方も回答されていますが、私の住んでいる地域でも公立、私立共に見学が可能です。私たちの地域では、公立に関しては学校見学&説明会のダイレクトメールが届きました。興味がある人は直接説明会に参加。そこで諸々のことを説明した後、施設、学校の建物自体を案内してくれました。自分の子どもがこういうとことでこんなアクティビティをするのか、とか色々想像しながら内部を見学して、一番ぴんときたところに申し込みしました。百聞は一見にしかず!やはり自分の目で見て、雰囲気を肌で感じるのが一番だと思います。

ねこ 2013/03/02(土) 00:03:00
>Sin Pensar さん、
 いろいろな人の意見を伝えたら、主人もColeに送る向きに変わりました。見学も一緒に行く事になりました。子供を二人連れて行っても大丈夫でしょうか? 説明会というのは、Puertas abiertas と同じ日にあるのですか?

こめどーる 2013/03/02(土) 10:27:11
学校の給食は体に悪いメニューと、旦那さんは思っているみたいですが、うちの学校のように、親も試食が出来るサービスがあるかもしれませんよ。聞いてみてはいかがですか?

一人っ子 2013/03/02(土) 11:13:16
ちょっと気になったのですが、体に悪いメニューばっかりって例えばどんなものでしょうか。
うちの子はコンセルタドに行っています。
公立とどう違うのかわかりませんが、毎月もらってくるメニュー表によるとそんなにいい加減なものじゃない気がするんですけど。
もともとアレルギーがあったり好き嫌いの多い子なんですが、コレの給食を他の子に混じって食べているうちに、確実に食べられるものが増えましたね。
その点では、安くないお金を出して給食を食べさせたメリットはあったと思います。
あと、月によって今月は給食にするけど、来月は休みが多い月なので家で食べるという選択ができます。
なんかの用事で一日だけ給食をというのもOKです。

みなさんのおっしゃるように学校に聞いてみるといいかもしれませんね。

ねこ 2013/03/02(土) 20:55:08
[[解決]]
> こめどーるさん、一人っ子さん、
 主人が言うには、メニューにはPure de verdure と書いてあっても実際にはPure de patata だったり、Aceite de olive は使わず、Girasolだったりだそうです。メニューを見てみると、職場、の食堂と日替わりのメニューが同じで同じ会社が作っていると思うだそうです。E240などを使っていてお腹がいっぱいの感覚にはなるけれど、実はあとからお腹が空いたりするそうです。他の地域で質が悪く訴訟もあったとか、。
 個人的には家で作る和食も覚えて欲しいので、この点は家に一度帰ってもいいかな、と思いました。 でも、一日だけ何かの理由で学校で食べても特に問題はない程度です。
 
 皆さん、とりあえず学校へ送る向きになったので、ここで解決にさせて頂きます。ありがとうございました。

給食ママ 2013/03/02(土) 22:51:37
解決済みですが気になったので教えてください!
E240が何か知らなかったので調べたら、 Ácido bóricoとあって、人体に有害なのでEUでは食品添加物としての使用は禁止されているそうなのですが、それが学校給食に使用されているんですか?
うちの子達も学校給食なので心配になります。
我が家ではPuré de patataやaceite de girasolは健康に良いとまでは言わずとも体に悪いとは思いませんが、有毒なものとなると話は別です。
情報ソースありましたら教えて下さい。

ねこ 2013/03/02(土) 23:45:27
 ごめんなさい。主人にもう一度確認してみたら、E621だそうです。でも、今、少し調べてみたら、いずれにしろ、がん、ADHD、learning disorder, behavioral problemsなどの問題を引き起こすとあります。英語のウェブサイトですが、こちら。
http://tv.naturalnews.com/v.asp?v=AA51A8495ACC6C7D961C8147BA774939

ねこ 2013/03/03(日) 00:06:01
こちらにも載っています。。だしは自分で作ろう。。ほんとに。。
日本人を狂わせる5つの有害物質
http://www.coara.or.jp/~wadasho/tenkaajinomoto.htm

ねこ 2013/03/03(日) 00:15:23
本の紹介ですが、評者を読んで心動かされるので、コピーしました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4492222669/ref=kinw_rke_tl_1
痛烈な内部告発書である。食品添加物の専門商社の敏腕セールスマンだった著者が、食品メーカーの“手口”を次々に暴露していく。

例えばミートボール。安くて、おいしいミートボールは子供の人気メニュー。温めるだけで食べられるのでお母さんも大助かりだ。

だが、製造現場を見てきた著者はこう描写する。「形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、そのままではとても食べられるシロモノではありません」という牛のクズ肉を、安い廃鶏のミンチ肉と組織状大豆たんぱくで増量し、20~30種類の食品添加物を加える。ミートボールの正体は「もはや添加物のかたまりと言ってもいい」得体の知れない食べ物だった。

このミートボールの製造原価は1パック20~30円。添加物セールスマン時代の著者は、廃棄の運命にあるクズ肉に商品価値を与え、食品メーカーも大儲けでき、消費者も「安くておいしい」と喜んでくれる、と誇りを持って添加物を売ってきた。

しかしある日、著者の娘の誕生日に、件のミートボールがテーブルに並んだ。うれしそうにほおばる娘を見た時、著者は反射的に皿を取り上げ、中身を捨てた。「生涯の仕事」と思っていた添加物セールスが「死の商人と同じ穴のむじな」に思え会社を辞めた。

著者の告発は続く。例えば常温で何日も保存できるコーヒーフレッシュの正体は、植物油と水と添加物。コンビニエンスストアのおにぎりにも、10種類近い添加物が入っている。ご飯に味噌汁、漬物、明太子とかまぼこという伝統的な朝ご飯を手作りしても、味噌や市販の漬物、明太子には大量の添加物が使われており、結局、40種類近い添加物を口にすることになる。

読み進むうちに、添加物抜きの食生活を送るのは不可能に近いことに気づく。どうやら我々の食生活は添加物にすっかり包囲されたらしい。

もちろん、個々の食品は規制の範囲内で添加物を使っているから、すぐに体に悪影響が出るわけではない。だが単独で毒性がなくても他の添加物と複合摂取した時、何が起きるかは「誰にも分からない」と著者は指摘する。

著者が何より懸念するのは、添加物依存による「食文化の破壊」である。「お母さんのおにぎりより、コンビニのおにぎりの方がおいしい」という子供が増えている。小さい頃から食品添加物を食べ続けると、舌がその味を「おいしい」と感じてしまうのだ。

加工食品の安さや便利さは魅力だが、安さや便利さには理由がある。本書を通じてその理由を知れば、少しでも安全な食品を選ぶ気になるはずだ。


追加発言は締め切られました。
WwwLounge Ver2.16

e-mail address: info@arrobaspain.com
Copyright (c) 2000-2022 @Spain all rights reserved.

@Spainのトップに戻る