スペイン語の通訳はボランティア?




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秋娘 2012/10/27(土) 15:00:45
こんにちは。
私はスペイン在住歴10年以上、スペインで大学院も修了して仕事もし、自分なりに努力は重ねてきました。
日本に帰って、スペイン語関連の仕事を探しているのですが、恩師をはじめ、人脈を頼ってお願いに行くと、必ずボランティアを頼まれます。
市に住んでいるスペイン人・中南米の人の手続きや観光案内、受付etc.

ボランティアが必要な事業を主催している人は、ちゃんとどこかに所属して、お給料をもらっているのに、語学ができるというだけで、当たり前のようにボランティアをお願いするのはどうかと思うのですが・・・。

今まで、自分の勉強と人脈開拓だと思って、ボランティアには多く関わってきました。お願いされると断れないのと、必要以上にきっちり仕事をこなす性格が災いしたこともあります。

ただ、自分も年をとったし(30代)、水を飲んで生活はできません。日本に帰って新しく出発、と思っているのに、ボランティアばかりでは家賃も払えません。これまでの経験から、ボランティアがきっかけとなって、ちゃんと報酬の出る仕事に結びついた経験はないことに気付いたので、しばらくボランティア関連のお話はストップしようと思っています。
この考えは間違っているのでしょうか。

いもづる式 2012/10/27(土) 15:36:50
スペイン語ではなく、ドイツ語の友人のケースですが、友人は日本の大学でドイツ語を専攻後渡独、
ドイツ在住10年で日本に帰国しました。
その後ドイツ語を武器に派遣登録し、そこから人脈を作り、今はフリーで翻訳・通訳の仕事をしています。
もともとフリーになる事を目標にしていたので、仕事内容もある程度選んでいたようです。
人脈と言ってもボランティアでは次もボランティアの話になる確率が高くなってしまうので、
安売りせずに自分の武器は高く売った方がいいと思います。

秋娘 2012/10/27(土) 15:46:41
いもづる式さん、ありがとうございます。
やはり、ボランティアは次もボランティアですね。
スペイン語のキャリアをきっちり武器にできるよう、堂々とした態度でいたいと思います。

ICHI 2012/10/27(土) 15:48:30

 それは ○か×かで答えられるものではないと思います.

 いわれるようにすべてボランティアというわけにはいかないでしょう. でも,仕事をしている中には ボランティア,ボランティアに近いというものも出てくるのが普通で,すべて利益が出て収入になるというわけにもいかないと感じています.

 利益を出さなくてはいけない仕事,ボランティアでやっても良い仕事を区別する必要あるでしょうね. 全部ボランティアでは やっていけないし,いつもそれを期待されるのは困りますね.

秋娘 2012/10/27(土) 15:54:03
ICHIさん、おっしゃる通りです。自分のスペイン語が役に立つなら、今後もできる範囲で行いたいです。

ただ、これまで、ボランティアばかりをしてきたので、ここで一度リセットして、まずは生活基盤を作って、余裕が出てきてから、ボランティアもまた、と思っています。

でないと、ずっと頼まれっぱなしになるような気がしてきたんです。自分より年齢が下で、キャリアも短い人たちが、同じような仕事でも報酬を得ているのみて、もう少し要領よくならなければいけないと感じています。

方向性 2012/10/28(日) 04:18:21
スペイン語の仕事には大きくわけて、ふたつの方向性があると思います。

1 通訳、翻訳など、スペイン語を運用することが職務の仕事
2 業種業務に関係なく、スペイン語を使う機会のある仕事(貿易関連、外国人社員の秘書等々)

どちらの仕事をしたいのか、秋娘さんの希望はありますか。
もしまだ決めていないのだとしたら、どちらかにしぼった方がいいと思います。
スペイン語を使う仕事は少ないので、スペイン語を仕事で使えれば何でもいい、という気持ちになるのもわかりますが、
方向性によって、必要な能力も違ってくると思います。

もし1の方向性なら、翻訳や通訳者を募集しているエージェントに登録なさいましたか?
1の方向性は、収入は安定しませんが、とにかく経験を積むしかないので、エージェントにCVを送りまくって、
トライアルを受けてみましょう。ハイレベルの人材しか登録できないところから、ある程度スペイン語が使えれば、
とりあえず登録できるところまで、本当にそれぞれです。それでも、とにかく仕事の依頼があればラッキー、
どんどん経験を積みましょう。

また、1の方向性なら、スペインで大学院を出て現地で仕事をしたからといって、通訳や翻訳ができるとは限らないので、
経験を積むと同時に、通訳や翻訳関連の勉強(トレーニング)が必要でしょう。

2の方向性なら、もうこれは本当に難しいですね。
どちらにお住まいなのかわかりませんが、スペイン語を使ったオフィスワーク等の求人は、時々あります。
派遣社員、正社員を問わず、仕事検索サイト、ハローワーク(ウェブ上で検索できます)、セルバンテス協会HPなどを毎日チェックして、
気になる仕事にはやはり、CVを送ってみるしかないと思います。

また、2だとすると、最近はスペイン語にプラスしてビジネスレベルの英語を求められることも多々あります。
英語のほうはいかがですか。外国語環境のオフィスワークだとすると、英語はもはや必須ですので。

また、1の方向性と同様、仕事の量が安定しないので、生活するのは厳しいかもしれせんが、
旅行ガイドという仕事もありますね。通訳案内士の資格取得は、ガイドをするのでなければおすすめしませんが、
旅行ガイドにご興味があるのなら、取得しておいたほうがいいと思います。

よい仕事が見つかりますように。

秋娘 2012/10/28(日) 06:42:34
方向性さん

大変貴重なアドバイスをいただき有難うございます。
自分の場合は、1の方向性です。もちろん、2の方向性にも興味はありますが、大都市在住ではないのと年齢もあり、見送っています。

これまでに、翻訳本出版やイベントなどのパンフレットの訳、スペイン人アーティストのHPの訳、簡単なビジネス通訳、スペインにいた時は観光案内と通訳などを行いましたが、上手に頼まれてほとんどボランティアという結果になっています。翻訳本以外は名前も載っていません。本の翻訳をした時は若かったので、自分の勉強とキャリアのためと思い、後悔していませんが、その他に関しては、ずっと納得がいかないまま今日にいたったので、今回トピを立てて呟いてしまいました。

方向性さんの言われる通り、翻訳エージェントへの登録を今後積極的に行いたいと思います。間にワンクッションある方が、私には向いているかもしれません。

NKK 2012/10/29(月) 00:11:31
翻訳にも専門化の時代。
技術翻訳(化学、医療、機械など)、文学、政治、美術、金融など。
いまデビューするなら、スペインの国家破綻をレポートできる翻訳者で、S国の政治、金融システムを完璧に理解し、ECBのおじいさんさんたちのしょぼいお話を、日本語に的確に移せる人。
この先、5年は食っていけるかも知れない。

あきこ 2012/10/29(月) 16:56:52
以前、日本の翻訳業界で働いていました。日本国内でのスペイン語⇔日本語の翻訳・通訳の需要は、英語と比べるとかなり少なくなりますが、それでも優秀な人材は必要とされています。翻訳や通訳の仕事を得る際には、過去の実績が一番重要となりますから、秋娘さんのように数々のボランティア経験のある方なら、必ずお仕事がみつかるはずです。ボランティアは収入こそないかもしれませんが、れっきとした実績になります。今までになさってきた翻訳・通訳に関しては、もれなくアピールしてくださいね。
それから、エージェント登録の際には、あまりご自分を安売りしないようにお気を付けください。逆に高く売り過ぎてもよくありませんが。
あと、毎年暮れ頃に、日本翻訳連盟(JTF)主催の『翻訳祭』というイベントが東京で開催されます。今年は11月28日にあるようです。参加は有料ですが、翻訳業界の知識や人脈を広げるチャンスになるかもしれませんので、ご興味があればぜひ。
日本翻訳連盟のホームページは以下のとおりです。
http://www.jtf.jp/

よいお仕事に恵まれますように! 秋娘さんならきっと大丈夫です。


追加発言は締め切られました。
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