お茶の先生?




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疑問 2012/09/09(日) 12:36:48
日本が恋しくなったので、こちらに来てから止めていた茶道をまた習ってみようかと、教室を探しています。
そこで疑問に思ったのが、スペイン人の20代くらいの若い人が、堂々と「profesor de ceremonia de té」の肩書きを名乗っていることです。

師範の免状を取るのは10年以上かかるし、もの凄く大変な事だと認識していたのですが
茶道の師範ってスペインでは意外と簡単になれるものなのでしょうか?
それとも、日本人とスペイン人の間で「プロフェッショナル」に対する認識が大きく異なっているのでしょうか?

うむ 2012/09/09(日) 12:55:42
お茶の先生に関してはよくわかりませんが、正直、外国人で20代てなると、師範などとは程遠いですよね・・・。
ただ、こちらは、趣味程度だったら、先生の肩がきにあまりこだわらないんですよ・・・。きちんと大学で専攻したり、時間とお金をかけて、資格を取った者からしたら、びっくりするような話なんですが、そのレベルでもOKな国なんです・・・。

私は、ある資格を持っていて、こちらのスクールで仕事を探していた時、友人が、軽く、「私、フルート吹けるから、初心者用のコースできないか、ついでに聞いといてよ」と軽々しく言っていたのに驚きました。何年か勉強した、とか大げさなクリクルムを作成できて、コネがあれば、仕事につながるみたいです。

そうそう 2012/09/09(日) 17:38:42
うむさんと同意見です。簡単なところでも、日本語や英語など母語(もしくはあるていどできる外国語)だからと言って教え方の勉強をしたわけでもなくても「先生」として生徒を募集している人もいますよね。実際私の友人でも、出会った時「なにしてるの?」と聞くと「先生」というものの、後々単にネイティブだからという理由でお小遣い稼ぎのために教えているだけで他の仕事の就活をしている、ということが少なくないです。

自分の体験でもあります。私はある分野で資格があるのですが、ある日面接に行ったところその分野より需要のある他分野はやれないかと聞かれました。流れと雰囲気でもちろん、と答えましたが、実際私はその分野を本格的に勉強したわけではないので、こんなんじゃ当たった生徒がかわいそうだなぁと思っていました。実際その後そこでの仕事が来ることはなかったのでよかったのですが。

お茶の先生も、本やDVDで一通り豆知識を詰め込んだとか、数週間の日本旅行で茶道を何回か経験して、師範と話をして、だいぶ知識がある、と思っている方がちょっと入門編くらいしてみようか、などと思っているのではないでしょうか?(もしも12歳くらいから本格的に学び続けている29歳の方、というわけであれば勝手な思い込みを謝罪したいです。)

もう一つは、習う側の心構えにもあると思います。友達で空手を葡武道を習い始めた人がいたのですが、そのジムに教えてくれる先生はもちろん黒帯なわけですが、その先生は直接日本人の先生(スペインでのトップ?)のいるところでけいこを積み続けているようです、それで、その友達にどうせ習うのなら同じところへいって本格的にしたらいいのに、と余計なことを言ったことがあるのですが、初心者でちょろっと始めてみるには今のジムで今の先生とゆっくり学べればいいと言っていました。何も自分が師範になるわけではないので、初歩的なことが学べれば先生のランクは関係ない、というようなことを言っていました。

身近なところ 2012/09/09(日) 18:14:22
ありますね。
スペインにきて驚いたことはさほどできないことでもできると平然というところでした。
大学の英語の授業で英語が得意、上級の人いますか?と聞かれ。(私はスペインに来る前にオーストラリア・アメリカ在住歴が5年以上)

私を含めクラスの半分が手をあげていました。
スペインの片田舎でもこんなに英語ができる人がいるのかと関心していると、後々誰1人としてまともな会話ができないことが判明。
単にコレヒオで勉強していたから手をあげていたようです。

クラスメイトからとりあえずできるって言わなきゃダメよ!と言われてカルチャーショックを受けた記憶があります。笑

SADO 2012/09/10(月) 11:57:36
日本人でお教室を構えている方や大きなイベントに参加されている方でも、怪しい人沢山いらっしゃいますよ。在住が長いと、スペインの「ちょっと習ったことがあるなら、プロフェッショナルを騙ってもOK」な雰囲気に染まってしまうんでしょうか。

私も茶道に興味を持って、先生を探していた時期があります。肩書きがご立派で、名の通ったイベントなどでデモンストレーションされてるような方にコンタクトを取ってみましたが、ゆくゆくはお免状を取ったりできるのか?などのことに少し触れると、とたんに話が怪しくなって。失礼かとは存じましたが、どういったお免状をお持ちなのか伺ってみたら、お忙しいとのことでお話を切り上げられてしまいました。ああ、少なくとも生徒に免状を出せる師範免許(というんでしょうか?)はお持ちではないんだなと察しました。

外国人がちょっと体験してみたい、というレベルなら、「ちょっとできる」程度の方がおこづかい程度に教えてもいいとは思いますけどね。。。

りんご 2012/09/10(月) 12:05:23
SADOさんと同意見です。お茶の先生どころか、大学で日本語を教えている人達に日本語教師としての勉強をしてない方が多いことを知った時はショックでした。もちろん、ポストを得てから、努力はされていると思いますが・・・。

そんな例からみると、日本語の先生とか折り紙など日本文化の先生なんて、まだ可愛いもんかもしれません。
とにかく、コネ社会だし、スペイン人自体、そこまで真剣に習い事をとらえないので、成り立って行けるんだと思います。

不思議 2012/09/10(月) 13:07:48
ところがどっこい例えばマスコミ関係の仕事にはperiodismo、SEはinformaticoの学位がないと絶対に就けません。
日本はこの辺りかなり緩いです。経験重視です。
お茶にしても日本語教師にしても外国文化なので、そんなに資格が重視されていないのだと思います。
その他の職業に関してはスペインの方がよっぽど学位や資格を重視していて厳しいですね。

りんご 2012/09/10(月) 13:22:47
先ほどの文章、若干訂正がありました。

>そんな例からみると、日本語の先生

そんな例からみると、カルチャーセンターなどの日本語の先生

失礼しました。

大学教員も本来なら、博士課程に入って少しずつステップアップするものなんですけど、日本語に関してはそこまで求めないから、専攻が違っても学部を出ていれば、なれるみたいです。

音楽教師 2012/09/10(月) 15:10:19
りんごさん、私も地元の大学で日本語の勉強どころか大学すら出ていない人が堂々と教えているのを知ってショックを受けたことがあります。

えー 2012/09/10(月) 22:10:05
 某知られたコンピューターの会社に夫が勤めていましたが
上司は実はCarreraすら終わっていなかった無学位の人でした。
大学行きなおして学位取ることになって辞めて行きましたが。

公務員のInformaticoのプラサもTelecomunicacionを取っていれば
Informatico持って無くても受験できて合格すれば働けることが出来るし、かなりいいかげんだと思います。

疑問 2012/09/10(月) 22:59:50
[[解決]]
皆様ありがとうございます。
スペインでは、想像以上に学歴と言うか、プロの修練を受けている事が軽視されているんですね。
でもその一方で、知人の大学院生はbuena notaのために血眼になっていました。
本人の性格と、持っているコネで、学問に対する熱意がかわってくるんでしょうか。

SADOさんのお話を伺って、スペインで教室を探すのは慎重に行こうと思い直しました。

解決ついてますが 2012/09/11(火) 14:58:48
一般的には経験が重要視されますのでこの国は若年層の
失業率が高いと聞いています。
その様な理由で最近は卒業証書や修了書が短期間で出る
通信教育がヒットしているようです。
出来る出来ないは別として取りあえずの知識はある。という
証明書ですから。


追加発言は締め切られました。
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