スペイン非居住者の相続




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じゅびあ [E-Mail] 2012/04/27(金) 08:16:42
初めて投稿致します。
現在、母がマラガにコンドミニアムを一室所有していますが
高齢化してきたので、死後、すんなり娘の私に相続ができるよう
今から準備をしておこうと考えています。
家族は私が相続することに全面賛成しており、これにはなんの問題もありません。
相続手続にあたり、まず何をすればいいのか、全くわからないので、
ご経験のある方、これについて知っておられる方、
もしくは、ここに相談すればいいよ、等のアドバイスなど
何でもいいので情報をお寄せ頂けますでしょうか?
宜しくお願い致します。
ちなみに母も私も普段は日本で生活しており、スペイン非居住です。

想像ですが 2012/04/27(金) 14:29:50
詳しい方からレスが付くと良いのですが、思いつくことを書いてみますね。

大まかには、日本で相続をされた場合に遺産分割協議書が作成されます。それをスペイン語に翻訳してスペインの公証人事務所に持ち込んで権利書?(escritura)をトピ主さんに変更するという流れだと思います。

ただ、日本の遺産分割協議書の翻訳に翻訳証明とかつける必要があるでしょうし、なんだか面倒くさそうですよね?

だから、お母様がまだスペインに来るのであれば、スペインのピソに関してスペインで遺言(testamento)を公証人のところで作ってしまえば手っ取り早いと思うのです。そうすると日本での死亡証明書を翻訳して添付すればピソの相続による名義変更ができるのではないでしょうか。

トピ主さんがスペインに来ることがあれば、公証人に相談すると宜しいかと思います。

2012/04/27(金) 14:46:49
スペインに所有の不動産については、日本の公証人役場における相続手続きが適応されません=有効となりません。少なくとも私は日本の公証人役場で遺言をした際に、そのような説明を受けました)。金銭は大丈夫です。
したがってスペインのNotaríaを通して当人(この場合お母様)がtestamento をする必要があります。

2012/04/27(金) 14:52:11
追伸:ちなみに↑は2012年2月現在の情報です。法律書を提示され説明されました。

想像ですが 2012/04/27(金) 16:30:58
なさんの書き込みを見ました。相続税法が変わったのかもしれませんが、例えば、なさんがスペイン在住者で日本に住所がない場合にスペインの財産を取得しても相続税の対象にはならないのは昔からそうでした。
トピ主さんが日本に住所がある場合は在外財産も日本の相続税の対象になったのは昔のことなのでしょうか??

また、この場合、相続税はひとまずおいておくとして、遺産分割協議書というのは相続税に関係なくなくなった方の財産をどのように分けるかなので、感覚としては在外財産も記入されるのではないかと思うのです。
税理士さんでもわかるかもしれませんが、遺産分割協議書は司法書士さんの範疇なのかと思います。

。。。と、ここまで書いて、なさんが仰る「相続手続きが適用されません」というのは日本の遺産分割協議書では幾ら翻訳してアポ巣ティーユしてもスペインでは相続による名義変更には有効な書類ではないということなのかもしれません。

だんだん怪しくなってきました。

兎に角、スペインの公証人のところでtestamentoするのが一番間違いなく、手続きもスムーズだと私も思います。


私が始めに「面倒だから」と書いたのは分割協議書には他の遺産や相続人とかも沢山出てきてややこしいと感じたからです。

na 2012/04/27(金) 16:42:28
想像ですが

2012/04/27(金) 16:54:02
想像ですがさん。確かにおっしゃるとおりかもしれません。
私が言うのは金銭財産ではなく、不動産についてです。金銭は日本での遺言が有効となるそうです。

私は日本にもスペインにも住民票をおいています。が、私には両親はもとより兄弟もおりません。そのため日本とスペインの財産について、遺言を残すことにしました。

相続対象になる近い血縁がいると、遺言がなくても自動的に財産は振り分けられます。ただ海外の「不動産」については、日本の公証人役場で遺言を作成・その旨を記載しても効力がない、と言われました。なのでまず間違いはないかと思いますが・・・

されどスペインはNotaría もやはりスペイン的。当初相談に行ったときはいつでも誰でも遺言できます!だったのに、実際にお願いしに行った時は「スペイン国籍がないからダメ」と言われました。
先日作成できると言われた、と食い下がったら個室に通され、遺言をつくってもらえました。なんだかこの国、よくわかりませんよね・・・。

れいこ 2012/04/27(金) 22:08:45
えーと、在日本スペイン大使館で訊ねられるのが一番早道、
正確な事が判るのではないかと思います。

ひとつの案 2012/04/27(金) 22:17:01
ご家族の方々が了承されるいるのであれば、相続時まで待たずに、
生前贈与にする方法もあります。
今後の為替相場がどうなるか分りませんが、相続時に円安になって、
当該不動産の評価額が高くなる可能性もあります。
相続税も贈与税も日本に居住されているので、日本で納付になりますので、
その辺の税額も事前に税理士さんに相談されてみてはいかがでしょうか?
スペインの事は詳しくありませんが、日本では不動産の所有者名義変更は
相続よりも贈与の方が双方ほ当事者が健在ですので、スムーズですので、
スペインでもそうなのではないかと思いましたので。
回答にはなっていませんし、すでに調べた事かもしれませんが・・。

想像ですが 2012/04/28(土) 00:26:17
なさん、testamento作成できて良かったですね!スペインって本当に分からない国です。
私個人には関係ないですが、なさんの体験談は勉強になりました!

そうであれば、やはりスペインの公証人に相続による不動産の名義変更の際に何が必要か聞くのが良さそうですね。そしてついでにtestamentoを作ってもらうのが一番間違いなく、実際の手続きもスムーズに済みそうですね。

それからスペインでは相続で取得した際の、不動産取得税は普通の売買よりも税率が低いのですね。贈与の場合はわかりません。
ですから、ひとつの案さんが仰るように生前贈与を考えるのであれば、贈与の際の不動産取得税のこともスペインの公証人に聞くと良いのではないでしょうか?

いずれにしても複雑ですよね。

じゅびあ 2012/04/28(土) 05:08:04
多くのコメントを早速ありがとうございます。

想像ですがさん
まず、現地の公証人に相談するのがどうやら、一番解決に近づきそうですね。
自分の西語力に不安がありますが、母と渡航した際は頑張って相談してみようと思います。
海外不動産が日本の相続税対象かどうかについては、国内でも解決できそうなことなのでそれについては、
知り合いの税理士やネットで調べてみようと思います。

またひとつの案さんが仰ってますように、円高のうちに生前贈与という方法も確かにありですね。ありがとうございます。
いずれにしても公証人の門を叩いて調べる必要がありそうですね。

なさん
BBVA に不動産管理に必要な母の預金も若干あるのですが、
お金に関しては日本の遺言状でも有効なのですね。知りませんでした。
貴重な経験談ありがとうございます。

れいこさん
仰ることごもっともです。あえて大使館問い合わせの前に、
まず下準備で皆様の経験談が聞ければと思い投稿しました。
23年前、母は大使館から貰った情報でそのピソを購入したので、
問い合わせると正確な答えが貰えるかもしれません。
ご提言ありがとうございます。

なるほど、一日でこれだけ情報を得られることができ感謝しております。
海外不動産は優雅なようで、相続する側としては結構めんどくさいというのを実感しております。
数は決して多くはないとは思いますが、私と同じ問題を抱えている人は
今後出てくるとは思います。
引き続きスペイン非居住者のスペイン不動産の名義変更に伴う有益な情報を募集したいので
あえてこのトピはまだ閉めないでおきます。
宜しくお願い致します。

casa 2012/04/28(土) 10:38:03
「在日スペイン大使館で・・・」と回答したれいこです。
私もじゅびあさんの母上と同じく丁度23年前、在日スペイン
大使館の領事部に出頭して領事の前で承認を得て、現在住んで
いるスペインの家を購入しました。
当時、
スペインが留学生の他に日本の年金受給者受け入れを大幅に
緩和したこともあって、投資も含めて多くの日本人がスペイン
の住宅を購入しました。
余談ですが、
それを当てこんで、マルベージャあたりには詐欺まがいの日本人不動産業者がオフィスを持って住宅の斡旋をし、被害にあった日本人が多数いました。

家を購入後に言われたことで、今も覚えているのは、
[相続人が決まっていない場合、家はスペイン国の所有になるので
気をつけて下さい」でした。
考えれば当たり前のことかもしれませんが、私もその手続きをしたかどうか、はっきり覚えていないので、これから調べてみようとおもいます。



2012/04/28(土) 21:14:33
興味あるテーマなので、皆さんの書き込みを参考にさせていただいています。

質問ですが、スペイン国内で、相続人を記した遺言を、公証人のもとに残しておけば、大丈夫なんでしょうか?相続の相手が日本在住者の日本国籍者であっても?

大使館の方が「相続人が決まってない場合は」とおっしゃっているということは、決まっていれば大丈夫なのですよね。

casa 2012/04/30(月) 10:00:47
私もこのトピで、自分が購入時、領事館で言われたことを思い出して、ちょっと慌てています。
家は夫名義なので、とりあえず共同名義にする、我々夫婦が死んだ場合の家や財産の相続人を指定する・・・すべての手続きをこれから始めようと思います。

じゅびあ 2012/04/30(月) 12:53:52
コメントありがとうございます。

花さん
疑問内容が私と同じなので、皆様のご発言を参照されてくださいませ。
私も国有化されるというのは、遺言状を残さず所有者が他界した時、相続人が決まってない場合なのか、
それとも全く身寄りが居なくて相続人がいない場合なのか、果たしてどちらなのか気になるところです。
後者だと国有化もやむを得ませんが、前者だとなおのこと準備をしっかりせねばという思いです。

casaさん
もしこれからnotarioに行かれるのであれば、どういう流れでtestamentoを作成されたか、
ご負担にならなければ、教えて頂ければ非常にありがたいです。
このトピが大事なことを思い出させたようで良かったですね。

上記で、なさんは既にスペインでtestamentoを作成されたとのことですが、
作成の際、事前に用意した書類などございましたか?
おそらく私共の資産価値が今後あがることはまずないので
死後相続になると思います。
そこで現地のnotarioに母と将来足を運ぶことになると思いますが、
日本で予め必要なものなどがあれば準備しておきたいのです。
将来、実際世話になるnotarioにも勿論事前確認はするつもりですが、
参考程度に教えて頂ければありがたいです。
よろしくお願い致します。


追加発言は締め切られました。
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