日本の銀行口座について、皆さん、申告されてますか？

ぽち 2012/04/16(月) 20:47:36
海外の資産や口座を申告しなくてはならない、というトピを別でみました。
皆さん、どうしてらっしゃいますか？
私は大学生の時に作った銀行口座を今も持っています。
海外に引っ越しした人は日本に口座を持てない、と聞いたことがありましたが、二つの国に持っていると利点がありそうなので、手放せなかったのです。

また先日、日本の銀行からある問い合わせがあった時に、うちの母親が「スペインに住んでいる」と言ってしまいました。私が「口座は持てないかもしれない」「クレジットカードが持てないかもしれない」と言っていたことを聞いたところ、別に構わないという返事が返ってきたそうです。
ですから口座を持つこと自体は大丈夫なのかなと思っていますが、、、。

また数年前に、何かの用事でスペイン銀行に行った時、「海外に口座を持ったら申告しなくてはならない」「すぐにしないと、罰金が課される」と言われました。
その時には真っ青になり、１５年以上前の銀行口座なのにどうしたものかと思っていました。

先日友人が、日本の口座を非居住者口座に変えたと言っていました。
それで自分の口座を日本で非居住者口座に変更してみれば、変更した日付が口座のスタート日として、スペインで申告できるのではないかという案を思いつきました。

そして今回の法律で、外国の口座について取り上げられているので、早くどうにかしなくっちゃなのかとあせっているところです。
説明が長々となってしまい、読みにくくてすみません。
皆さんはどうされてらっしゃいますか？
これから、どうされますか？
税金のや申告は（気が小さいもので）きちんとやっておきたいです。

また非居住者口座でも、クレジットカードは持てるのでしょうか？
ご存知の方、教えてください。
どうぞよろしくお願いします。

えっ？ 2012/04/17(火) 10:55:32
それはスペイン国籍がある人が海外に銀行口座を持っている場合ではないのですか？
てっきり、そういう意味合いなのかと思っていました。
こちらで働いている人が脱税するため？そういったことで海外の銀行へ送金して、税金から逃れるのを防ぐために申告しなさいと言っているのかと認識していました。
日本人が日本に口座を持っているのはなんらおかしな話ではないですし。

もし、日本人でも申告しなければならないなら、それは移住権があってこちらで仕事を得ている人が当てはまるのではないでしょうか？移住権があってもスペインで無職なら銀行口座の申告は必要ないかと思います。

勝手にこのように認識していたので、本当のところは分からないので、誰かご存知の方がアドバイスを下さるといいですね。

ぽち 2012/04/17(火) 13:57:08
失礼しました。
日本人で日本国籍ですが、こちらで仕事をしています。
（無職であったら何の心配もしてません）
つまりこちらで税金の申告をしています。
だったら、スペインの方に何か申告をしなくてはならないのではないでしょうか。
小さい金額だったらそんなに問題にならないと思うし、日本にたいした貯金はありません。
でも同様に、日本人、日本国籍の人が、日本で、非居住者口座にした、と言う話を聞いて、海外に長くなればそうしなくてはならないのかなと思ってます。
申告しないと罰金よとスペイン銀行で言われたことも気になっています。

BCN 2012/04/17(火) 14:15:00
スペインで税務上居住者であれば、全世界の収入・資産を申告しなければなりません。日本での預金に限って言えば、利息収入が発生していれば、それを申告しなければならないという事です。
日本で支払った利息源泉税は外税控除が受けられるのではないかと思いますが...。
資産という観点からですが、現在、資産税申告をしないといけない人というのは、合計資産額が確か60万ユーロを超える場合とかだったと思いますので、小額の預金という事であれば気にする必要はないかと思います。

ぽち 2012/04/18(水) 10:45:55
BCNさん、的確で分かりやすい説明ありがとうございます。
全世界の収入や資産をスペインで申告するのですね。
今は利息もたぶんついていないぐらいですが、将来何か相続するようなことがあれば（あれば、ですが）、
覚えておかなくてはいけないですね。ありがとうございました。

外国の口座について申告しなくてはいけないと最近ニュースになっていたのは、ここでBCNさんがおっしゃっている、資産にあたるのでしょうか？
６０万ユーロを超えてなかったら申告しなくていいのであれば、私には関係ない問題で安心していられます。
スペイン銀行で以前罰金の話をされた関係から、金額に関わらず、海外の口座の所在をスペインに届けなくてはならないのかと思ってました。

サラリー 2012/04/18(水) 15:06:49
主人の駐在でスペイン在のものです。
スペインにある日本企業は大体がそうだと聞いていますが、基本給はスペインの口座に、それ以外の赴任手当てやボーナス関係は日本口座に振り込まれるはずです。
駐在手当ては、日本から派遣されているので日本が支払うべき手当てだからです。会社によるとは思いますが、そういった企業は多いと思います。

そういう場合でも申告が必要になるのでしょうか？もし日本口座を持っているだけで申告することが必要なら、駐在が決まったときに会社からなんらかの説明を受けるでしょうし、えっ？さんがおっしゃるように、スペイン国籍を持っている人にのみ当てはまることだと思います。

BCN 2012/04/18(水) 16:11:19
スペインではかなり前から日本人の駐在員の皆さんの給与についてですが、日本で支払われている給与もスペインで、実際に働いているスペインの会社が給与所得源泉義務を負うようになったので、ほとんどの会社がきちんとそれをしていると思います。
つまり、日本で受け取られている給与もこちらできちんと税務申告されているという事です。
さて、日本の口座を受け取られた日本受取給与やボーナスから発生する利息をきちんと個人として所得税申告されているかどうかはわかりません。
資産税申告という観点からは、日本に持ち家があれば、本来ならばそれが申告対象資産になります。他に有価証券や銀行預金等とあわせてそれなりの額になれば、こちらで資産税申告対象になるという事です。

会社からの留学生 2012/04/18(水) 19:21:46
便乗ですみませんが、BCNさんに質問です

＞つまり、日本で受け取られている給与もこちらできちんと税務申告されている

私は会社から派遣された留学生で、スペインの口座に留学費用を支給してもらい、
日本で日本の口座に給料とボーナスをもらっています。
この場合、税務申告する必要があるのでしょうか。
または、詳しい情報が載っているホームページなどありますでしょうか。
もしご存知でしたら、ご教示ください。

トピ主さん、便乗申し訳ないです。

BCN 2012/04/19(木) 14:10:29
こちらでの滞在期間によると思います。
暦年で183日を越える滞在になるかどうかという事です。
あと、日本で会社が「会社からの留学生さん」の為にどういう申告をしているかですね、多分。

会社からの留学生 2012/04/19(木) 16:07:20
BCNさんありがとうございます。
暦年、183日は越える滞在です。
会社は、何も申請していないはずです。
すべて私が手続きをしないといけませんので。
詳しい税務申告の情報は、どこでてにいれられるかおしえていただけませんか？

板汚しすみません。

ぽち 2012/04/20(金) 09:03:19
いろいろ勉強になります。
関心のある方も少ないようなので、皆さん、どんどん関連のご質問いただいて大丈夫です。

しかし思ったのですが、留学生というのはこちらの会社で勤務しているわけではないので、申告は必要ないのでは？
スペインで勤務形態がないわけですよね？

私の解釈としては、日本で税金申告している人は日本で、スペインで税金申告している人はスペインで手続きと考えています。日本からの駐在の方で同じ会社で働いていても、「日本で給料をもらい続けていて、出張扱い」のような人は日本で、スペインで給料をもらっている人はスペインで手続きなのだと思ってました。
BCNさんの情報ですと、今は駐在の方もスペインでの手続きだそうですが、これはあくまでもスペインで働いている実態があり、基本給をスペインでもらっている、からではないでしょうか。
留学生さんの場合は、働いている、、などではなく、勉強されてらっしゃるのですよね？また給料も日本で受け取ってらっしゃるのですよね。
その場合は勤務形態がないのでスペインで納税の義務はなく、日本での納税者である解釈になると思います。たぶんスペイン側では手続きが必要ないと思います。
詳しいBCNさんか、どなたかから、書き込みがあるといいですね。

BCN 2012/04/23(月) 14:34:59
スペインで税務上居住者であるかどうかは、労働許可を持っているからとか、居住許可を持っているからというわけではありません。暦年で183日を超える滞在実績があれば、税務上居住者となり、スペインで税務申告要です。
例えばスペインには「長期出張」という概念はありません。ですから外国人の為には、グループ内でのテンポラリー移動の労働許可があります。また、スペインでは一部の例外を除き（国際見本市への参加、グループ企業内ミーティング等）、労働許可無しには1日たりとも就労してはいけないことになっています。
学生さんは普通、こちらに勉強しにいらっしゃっているので、例えば日本では何もしていない、所得もないという状況でしょうから、個人所得税確定申告の心配をされる事はないですが、会社員の語学留学の場合、いくら日本で給与を受けていても、滞在期間が暦年で183日を超えると、こちらで税務上居住者になり、原則論では個人所得税確定申告が必要になると思います。

参考に 2012/04/23(月) 14:51:09
以前日本の会社から長期出張扱いで軽1年ほどスペイン支社で働き、その後現地採用としてスペイン支社の社員になった経験があります。
今考えるとシェンゲン条約違反ですね。当時の私はそんなことも知らず、会社の言いなりでした。

私の場合、出張扱いの際は日本の口座に給与が振り込まれていたものの、会社の税理士に相談した結果、
翌年以降は労働許可を取得しスペインで働くことになる関係上、スペインで所得税申告をしました。居住許可は持っていなかったです。

ただ、翌年は日本に帰った人達は日本でしていましたね。

なお、複数国で申告する必要はないそうです（どこか一国でまとめてするということです）。

当時の会社の税理士の言うことが本当に正しいのか、法律上今も同じかはわかりませんが、参考までに。

気になったので 2012/04/23(月) 14:52:43
こちらへの移住許可を持っていますが、仕事をしていません。
しかし、日本の会社と契約をしていて、日本の会社から日本の銀行に給料が振り込まれています。
それをまとめて、仕送りの形でこちらの銀行に送っているのですが、これもまた申告しないといけないのでしょうか？

BCN 2012/04/23(月) 15:40:59
気になったのでさん、暦年で183日を越える滞在となると、スペインで税務上居住者のステイタスとなります。その翌年、日本で受け取られた給与を個人所得税確定申告で申告しなければなりません。ところで日本で受け取られている給与ですが、日本の居住者として税金を支払われていますか、それとも日本の非居住者として税金を支払われていますか？
当地で本来税務上居住者であるにもかかわらず、日本で居住者として税金を支払われている場合、非居住者扱いにする様に話をされた方がいいかもしれません。
日本で非居住者扱いされているならば、なおさらの事、こちらで税務上居住者としての申告が必要になります。

BCN 2012/04/23(月) 15:47:05
会社からの留学生さん、スペイン語に問題ないのでしたら、税務当局/税務署に行って、聞かれるのがいいと思います。勿論、外国人の個人所得税に詳しい税理士/弁護士に相談されるのもいいですが、前者なら無料ですので。

ところで滞在は2年にまたがって計1年以内ですか、それとも1年以上ですか？　私は日本の所得税法は詳しくないのですが、以前、日本では滞在が1年以内の場合には、日本でその間、会社は該当従業員を税務上居住者扱いできると聞いた事があります（正しいかどうかは別にして）。そういう認識の下に、会社からの留学生さんの会社は日本で居住者として税務申告しているのかもしれません。

会社からの留学生 2012/04/24(火) 10:11:28
BCNさん、ありがとうございます。
語学ではなく専門の留学なので、使用している言語は英語でスペイン語で専門的な話をするのはまだ厳しいです。
文章を辞書を片手に読むことぐらいなら出来るのですが。

状況を簡単に書くと、
１　会社からスペインに留学（VISAはESTUDIANTE)している。
２　会社から、給料を日本の口座に、手当てをこちらの口座にもらっている。ただ、手当てだけでは足りないので、給料の一部をこちらに送金している。
３　こちらでは、まるまる２年間滞在予定。
４　日本では、住民票を抜いている（非居住者扱い）が、家族は日本に在住。
５　日本での税金は、昨年分の住民税はまだ払っているが所得税は払っていない。
６　スペインでは何も申告せず、税金はIVA以外払っていない。
７　会社から税金を支払う必要があるか私に聞いてきている。（そもそもこれが問題なのですが）

という状態です。
ちなみに、税務当局や税務署に行って、画一的な回答は得られますか？銀行のように、それぞれの窓口で言っていることが変わるというようなことは無いのでしょうか。

また、そのような説明が書いてあるホームページなどがあれば、教えていただければ非常にありがたいです。
普通会社が税理士に相談してくれるのでしょうが、全くそういったことがないので、責任が私だけに降りかかってきそうで不安です。

ぽちさん、お言葉に甘えてまた相談させていただきます。

BCN 2012/04/24(火) 13:50:13
会社からの留学生さん、原則、スペインで個人所得税確定申告をすべきだと思います。というのも、丸2年こちらにいらっしゃる予定で日本では非居住者扱いとなっているからです。つまりご本社自体が会社からの留学生さんをスペインで居住者であるがゆえに、日本で非居住者扱いされているからです。

税務上居住者かどうかの判定には、暦年で183日を越えて滞在しているかどうかの他（それでの判定が困難な場合）、経済上の中心地や家族はどこに住んでいるかという点も判定材料とされます。
が、会社からの留学生さんは、まずはこちらに183日を越えて滞在されている他、日本で給与を受け取られているものの、それは会社からの留学としてスペインで勉強されて（これが給与の対価となっている）いますし、日本では非居住者扱いで税金を払っていないという事は、別の国（スペイン）で居住者として税金を支払わねばならないという事の他、何ものでもないと思います。

誰しも、所得があれば、どこかの国で必ず居住者として税務申告をしなければなりません。日本で非居住者であるならば、スペインで居住者として税務申告をすべき事は明らかだと思います。

ご本社に、ご本社が利用されている会計/税務事務所に問い合わせて確実な回答が得られる様に手配されてはいかがでしょう（会社から留学生を出すようなところは大手の会計事務所とお付き合いがあると思いますし、そういうところは海外にもネットワークを持っていると思いますので）。
ご本社の方でそれができないなら、会社からの留学生さんがこちらの会計/税務事務所に金がかかっても話をしてもいいか聞かれ、対処されるのがよいかと思います。

会社からの留学生 2012/04/25(水) 09:46:23
BCNさん、ご丁寧にありがとうございました。大変勉強になりました。
うちの会社では、アメリカに留学生を出したことはあるらしいのですが、
アメリカの場合では会社からの留学生で特別な手続きをとると、合法的にアメリカにも日本にも税金を払わなくていい状態になるそうです。
私も、留学前から税金について会社に質問し続けていたのですが、自分で調べてくださいといわれただけなので、困っていました。
今回は、何とか会社に動いてもらいたいと思います。

大変ありがとうございました。
また、快く便乗質問を許していただいたぽちさんもありがとうございます。

追加発言は締め切られました。