スペインの退職




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Sol 2012/02/04(土) 16:30:38
スペイン人友人の退職について質問です。古い友人が53歳で早期退職、又別の友人友人も55歳で早期退職しています。このような早期退職はスペインでは普通でしょうか?前者の人は、働いていた会社から毎月、金銭支給があるようなのですが、
1)働いていないのにこのような支給はありえますか?
2)スペインでは結構早期退職する人がいるそうですが、どうやって65歳のPension支給まで生活できているのでしょうか?
どなたかスペイン事情に詳しい人、教えてください。他人事ながら、どうやって生活しているのか気になります。

つつこ 2012/02/04(土) 19:33:41
早期退職で年金というか、給料というか決まった額を支給されるというのはわりとあるのでは? それまでの給料よりは少ない金額を支給して退職扱いになるのは日本でもあることだと思います。
知り合いの公務員は60歳になると仕事が減って給料はそのままだともいってました。

sa 2012/02/04(土) 20:44:51
知人のお父さんが銀行の早期退職者でした。
確か53歳で早期退職し、60歳まで現行の8割ぐらい貰っているはずです。
仕事はしておらず、毎月奥さんと旅行に行っているとか。

この話は5年位前に聞いた話で、最近、こんなおいしい話は聞いたことがありません。
また、この8割というのも、過去2番目にいい数字なんだとか。
このお父さん、高卒で入行できた最後の年代で次の年から大卒になったとか。

この知人を日本に連れて行ったことがあるのですが、ビックカメラでガツンと一眼レフ買ってました。
「お父さんに頼まれた」って。

話がそれましたが、この息子も同じ銀行に入行しました。
本店の奥に居るのですが、ほんと、遊んでるんですよ〜。
誰かの誕生日には暗黙の了解で全員で2時間お茶するんだそうです。
ゆるせん!いや、ウラヤマシイ。

GINKGO 2012/02/05(日) 03:12:22
舅が早期退職しました。
それまでの給与から20%だったか、30%減で
今も毎月給与をもらっています。
社会保険なども継続して控除されていますし、
早期退職といっても本退職までの間は社員扱いだと言っていました。

日本の早期退職とは、ちょっと考え方が違うのではないでしょうか。
以前、日本の新聞で「45歳以上の社員が対象の早期退職、退職と引き換えにその時点の年収の半分を10年間保障する」という記事を読みました。
早期退職時にまとまった金額をもらえるか、スペインのように給与●●%減で月々支払われるかの違いのような気がします。

もう既に 子供も独立していて、家のローンも完済済みであれば
カットされた給与だけでも 十分暮らしていけるみたいですよ。
舅は、10代から仕事一筋できたので、早期退職制度を利用してお姑さんとのんびり過ごしたいと早期退職を希望したそうです。

BCN 2012/02/06(月) 14:41:06
日本語にすると早期定年退職なのですが、スペインでは大きく分けると2通りあって、PREJUBILACIONとJUBILACION ANTICIPADAです。前者は基本的に労使の合意によるもので法制化されたものではありません。後者は法制化されており、定められた条件を満たさないといけません。
昨年、年金の改正と共に、このJUBILACION ANTICIPADAも一部改正されました。いずれにしても、40歳代、50歳代での早期定年退職というのはPREJUBILACIONです。
改正前でもJUBILACION ANTICIPADAを適用するには、確か61歳以上である事とか、その時点で35年(?)以上の社会保険支払い実績がある事とかといった条件があったはずです。

PREJUBILACIONというのは、景気が良かったときには大手の企業(特に金融とか、テレフォニカとか)が大盤振る舞いで、40代後半くらいからを対象にしてやっていました。45歳で公年金受けられるまでズーッと6〜7割の給与もらえるっていう条件とかね。今はそんなに金を持っている企業なんてないので、2000年代前半のPREJUBILACIONに比べると条件もあまり良くないですよね。でもそれにしてもある意味うらやましい話です。

かな 2012/02/06(月) 23:03:02
BCNさんに質問ですが、PREJUBILACION は企業年金や日本の退職金制度で、給付方法を変えたものだと考えてよいのでしょうかか?つまり、入社当初から毎月給料の一部から天引きされて将来の早期退職後にもらえるように運用されているというものでしょうか?そうではなく、リストラの一環として偶発的にもらえるものだったらすごいですよね。その場合、そのしわ寄せを受ける雇用主(企業)も、リストラされずに残って働いている従業員も、それから株主も・・・たまったものではないかなぁと個人的に思ったりしてますが。。。

毎日が日曜日だと… 2012/02/07(火) 00:19:33
暇でつまらないそうですよ。

人間、働いてこそ休暇の価値が分かるそうです。
日本人的な発想かもしれませんが。。。

スペイン人はその暇を楽しめる人種なのかもしれません。笑

Sol 2012/02/07(火) 02:13:31
BCN さん詳しい説明有難うございました。多分Prejubilacionで減額された給料を毎月受け取っていると思います。経済の変動で、給付金が更に減額される事例はあるのでしょうか?法制化されたものでなければその可能性も有りますよね。

BCN 2012/02/07(火) 17:27:43
かなさん、私が知っている限り、スペインで企業年金の積み立て義務があるのはほんの一部の会社だけだと思います。労使の間での合意があるか、適用される労働協定がそれを義務付けている場合のみです。一般にスペインでは、いわゆる日本の退職金制度は存在しません。また、スペインで企業年金をする場合、それは外部の保険会社や金融機関を利用して行わなければならなくなっていたかと思います。リストラの一環としてPREJUBILACIONは実施されていると思いますよ。中長期の視点に立ってだと思いますが、その方が人のローテーションが活性化でき、社内の人事ピラミッドが更正でき、将来的には低コストになるとの判断に基づいて行われると思います。

今後は? 2012/02/10(金) 20:18:28
知り合いがテレフォニカで48歳、BBVAで53歳で早期退職しました。
テレフォニカの人は働いているときとほぼ同額が支給されるとのこと。3年ほど前の話です。

横から失礼しますが、年末くらいにラホイ首相が早期退職をなくすとか言ったらしいと小耳に挟んだのですが、本当なのでしょうか??ご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいです。(トピ主様、ご了承くださいませ。)

私も聞きました 2012/02/11(土) 01:56:04
>年末くらいにラホイ首相が早期退職をなくすとか言ったらしいと
この間夫がその話をしていました。
どうやら本当のようです。
おまんま食いたければ働け、という事なんでしょう。

Sol 2012/02/13(月) 09:54:26
その場合現在毎月もらっている人たちはどうなるのでしょうか?減額ですか?法制化されていないなら、支給額を減額される可能性はあるのでしょうかね?

Maribel 2012/02/14(火) 07:22:48
私も気になります。義父が早期退職です。経済がこのまま続いても現行の至急は継続されるのでしょうか。法制化されていないなら途中で減額或いはカットもありえますよね。

BCN 2012/02/14(火) 15:02:29
Rajoyが言ったのは、国の財政に負担をかけるPREJUBILACIONは厳重に監視していくというふうな事を言ったのだと思います。JUBILACION ANTICIAPDAは昨年、社会労働党政権が社会保険システム/年金システムの改正をして、その改正事項の1つとして導入され、適用する為の条件変更とかされていたと思います。
定年退職年齢引き上げの時に国民党は反対していましたが、社会労働党政権のときに引き上げられた(実際には2013年から徐々にそうされる)定年退職年齢について、国民党は政権を執りましたが、そのままにしておくみたいですね。

ちなみにPREJUBILACIONの場合、労使合意で、労働者は定年退職年齢(公年金受給資格年齢)に達するまでは、公年金は受け取る事ができず、その間、会社が合意された額を払っていくという事ですから、公共財政は関係ないですよ。JUBILACION ANTICIPADAの場合も、現在権利を得ている人には影響ないのでは?


追加発言は締め切られました。
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