バスク語の使用




[スペイン探偵局に戻る]
オラ 2012/02/04(土) 12:20:03
似たような質問があったらすいません。
世界一難しいという話しをきいて興味をもったのですが、近年のバスク地方とナバラ地方のバスク語の使用率は高いのでしょうか?ビルバオで全体の20%程しか使用している人がいないと聞いたのですが、バスク地方であっても基本的にどこもスペイン語がメインで第二言語でバスク語という感じでしょうか?
メディアなどは基本スペイン語でしょうか?

nona 2012/02/05(日) 11:15:27
道とかの表示はバスク語優先+スペイン語だったりしますが、普通に町中できくのは圧倒的にスペイン語では? テレビでも基本スペイン語ですが、バスク語の番組もあったかと。地方公務員の人とはなしたとき、勉強しているけど難しいといってました。でも挨拶はバスク語でしたりしてますよね。と、出張中に思いました。

ネスカ 2012/02/05(日) 11:16:27
ギプスコア県に住んでいます。役場からのお知らせ、通りに張られているポスターなど100パーセントバスク語のみです。子供もバスク語から覚えるので、小さい子ほどスペイン語は危ういです。親が県外からの「移住組」で子供がこの地で教育を受けた場合、バスク語で出される宿題をみてやるのも大変なようです。

私の仕事場も若い人ほどバスク語使用率が高いです。顧客とのメールのやり取りもバスク語なので、スペイン語話者の上司に報告する場合、すべて訳して転送されています。

メディアは半々と感じています。テレビとラジオはバスク語のみとスペイン語のみの放送に分けてあり、新聞雑誌はそれぞれの言語のみのものと、入り混じっているものがあります。

サン・セバススティアンなどの都市になると、スペイン語の比率が上がりますが、代々バスク地方出身という家庭ではバスク語で生活していると思います。

ナバラ県のことは分かりませんが、バスク3県のバスク語使用率で言うと、ギプスコア県>ビスカヤ県>アラバ県 になります。

以上、具体的な数値は出せませんが、生活していて感じる使用率でした。他県の方からも返事があるといいですね。私も楽しみです。

意外です 2012/02/05(日) 11:42:57
ビルバオに友人がいましたが、みんなスペイン語しか話せませんでした。挨拶とか、代名詞などだけバスク語を使っていて、あとはスペイン語だったのを覚えています。学校でバスク語のテストがあると言っていて、でも「スペイン語と違いすぎるから超難しい」と言っていて、点数が悪かったとか、妹は頭がいいからバスク語で満点取ったとか、なんだか日本の英語の授業のような感じで話している印象を受けました。

ネスカさん、ギプスコアというのはどういうスペリングか教えていただけませんか?ちょっと地図で立地等を見てみたいと思うので!(スペイン語ではなくバスク語ですよね?)バスクの中のバスク、という場所なんでしょうね。

オラ 2012/02/05(日) 12:12:58
ネスカさん
詳しい回答ありがとうございます。
難しいといえども子供の頃から使用していたらそれが当たり前になりますよね。
ちょっと話がそれますが、そこまで日常的にバスク語が使用されているとなると、なんだかスペイン語への反発心みたいなものがものすごく芽生えてきそうな気がするのですが、そのへんはきちんとわきまえられているんでうかね?

?? 2012/02/05(日) 16:54:40
>きちんとわきまえられているんでしょうかね?

とは、どういった意味でしょうか?

?? 2012/02/05(日) 16:54:45
>きちんとわきまえられているんでしょうかね?

とは、どういった意味でしょうか?

ネスカ 2012/02/05(日) 17:44:37
ギプスコア県、スペイン語で Guipuzcoa、バスク語で Gipuzkoa と綴ります。

学校教育に関しては、スペイン語での授業+科目としてバスク語がある学校と、バスク語での授業+スペイン語の科目がある学校、その中間くらいの学校の3種類あると聞いた覚えがありますが、私自身子供がいないので詳しくありません。

現在の状況としては若い世代のバスク語教育は浸透しており、普段スペイン語をメインに使用している環境でも、バスク語も理解している層が増えていると感じます。

バスク語使用者のスペイン語への反発芯というのは、もうバスク地方独立運動の歴史そのものですから、そちら方面から調べてみられてはどうでしょうか。

意外です 2012/02/05(日) 20:49:22
ネスカさん、ご回答ありがとうございます!早速調べてみたいと思います。

カタルーニャ在住 2012/02/05(日) 21:06:32
ビルバオには数回旅行で行っただけですが、拍子抜けする位バスク語を話す人を見ませんでした。が、別れの挨拶はアグール!と言ってる人も多くて、今住んでいるバルセロナのように会話はスペイン語でも最後はアデウと言うのに似ているなと思いました。が、ピカソで有名なゲルニカに行った途端バスク語率が高まって面白かったです。こちらも田舎に行くといきなりカタランで話しかけられる率が高くなるので、ああ一緒ねと。

アラバ県 2012/02/06(月) 03:24:12
ダンナがアラバ県都市部出身です。

他の方と同様、私の印象でも、都市部ではスペイン語が主流だと思います。カタルーニャ在住さんがおっしゃっているように、あいさつだけはバスク語なんですが。

学校では、普通にスペイン語で授業、でもバスク語の授業が「語学の授業」としてある、というのは聞きました。

私の周りの人は、公務員でバスク語の試験もパスしていても、普通はスペイン語で生活しています。
読み書きは出来るけど、話すのは難しい、と聞きます。日本人の英語と似てるなぁ〜とたまに思います。
でも、結構みんな名前はバスク名なんですけどね。私はそれを読むだけで、一苦労だったりします。

若い人も、難しいとは言いながら普通に受け入れていますが、カタランほど固執はせず、主張もしていないような気がします。(もちろん一部違う人もいますし、歴史もそれを物語っていますが)

私は、両方の歴史にそんなに明るくないですが、ごく普通の人に関して言えば、気質の違いかな、、と思ったりするときもあります。私の知っているバスクの人、スペイン人ぽくなく(?)物静かで温厚な人が多いので。
(どちらが悪いとかの類の意味ではないですよ、念のため)

田舎にお住まいの方の意見、聞いてみたいです!

オラ 2012/02/06(月) 03:59:59
すいません。ちょっと言葉に誤りがありました。
まったくバスクに関して無知だったもので、そういった状況でスペインの中で生活している人はどのような心境なのか純粋に気になったもので。
調べると色々複雑な状況みたいですね。またこれは別の機会に質問したいと思います。
まとめると、ビルバオ ドノスティア ビトリアなどの各県の主要な都市は主な会話はスペイン語。稀にバスク語で会話をしている人たちもいるて感じですかね?

ビルバオ 2012/02/06(月) 16:24:14
ビルバオに友達が住んでいます。
仕事場では(旅行会社)お客が話しかけてくる言葉で答えているそうです。
社内ではバスク語とスペイン語が交じり合っているけれど、問題はないそうです。
彼自身は、バスクもスペインの一部という考えを持っています。
彼の子供は、主がスペイン語授業の学校を選んだため近所にはなく、車で30分の送り迎えをしています。
その子供は(16歳)祖父母がバスク語を使うので、理解はできますが喋れません。
もう一人の友達はギプスコアに住んでいて、家の中はバスク語。
奥さんはサラマンカの人ですがバスク語を習わされました。
子供2人は、バスク語をしっかり使えれば、あとは英語だろうがフランス語だろうがカスティジャーナ語
(カスティジャーナ語って外国語じゃあないんですが)だろうが、
勉強するのは大賛成。という人です。因みに50歳です。
会社の中でもバスク語。地方から来た人とはカスティジャーナ語を話しますが(例えば私)
地元の人とは私の前でも、バスク語しか使いません。
同じバスク地方でも、個人差、地方差みたいなものがあるのでしょうか

バスク在住 2012/02/06(月) 18:22:18
主用都市ではない町に住んでいます。
子供はバスク語がメインの公立学校に通っていますので
スペイン語はひとつの科目(英語と同じ扱いです)として授業を受けていますが
友達同士の会話はスペイン語のみです。語彙や表現の関係でしょうか。

バスク内に住んでいても、その町の規模、バスク語が主流の土地柄かどうか
(どの政党が自治権を握っているか)
家族・親戚がどの言語を主に使っているかで状況が違ってきます。

生活圏の中でバスク語を全く必要としないで済む人もいれば、できないと
疎外感を抱く人もいると思います。

政治的な理由から、公共機関でのポストで働きたい場合はバスク語が必須です。
生活圏では、言語はコミュニケーションのツールですので
バスク語を話す人と意思疎通したい状況にあるかどうか、かなと思います。

ナバラ地方では、ギプスコア県寄りの北部の村ではほぼバスク語が主流です。

オラ 2012/02/07(火) 04:25:48
バスク在住さん
主要都市から離れるとバスク語が増えるというのは皆さん同じ意見みたいですね。
一つ気になったのは主にスペイン語を主要言語として生活している方達はバスク語を簡単な挨拶程度などはできても会話はできないという人が多いようですが、反対にバスク語を主要言語として生活している人たちはスペイン語の理解に支障が生じるなどはないのですか?

バスク在住 2012/02/08(水) 01:33:21
バスク語しか目に入らない耳にしないという生活をしている人を知りませんので
予想でしかありませんが、例えばスペイン語で改まった文章を書かないと
いけない状況になった時に文法的な間違いがあったりはするかもしれません。

でもスペイン語で普段の会話やTVを見たり本を読んだりする時に支障が生じる人達は
年配のバスク語スピーカーには僅かにいても、若い世代ではほぼいないのではと思います。

ネスカ 2012/02/08(水) 09:57:38
私もスペイン語が理解できないバスク人は会った事がないですね。スペイン語は苦手だなぁ、という人はいますけど。ある程度年配の人はスペイン語を使用しなければならなかった時代を生きてますし、若者はメディアの普及で毎日耳にしているとは思います。

ただ、バスク語使用者の書くスペイン語にはスペル間違いが多いです。特にバスク語には“V”がなく、すべて“B”なので、スペイン語を書く段階になると迷うようです。耳からスペイン語を覚えたからか“H”を飛ばす人も多く、同僚のメールで Ha'bito という単語が Avito になっていてびっくりしました。あと何度か目にしたのが、A ver si… という表現を、Haber si… としていること。音だけだったら同じですからね…。


追加発言は締め切られました。
WwwLounge Ver2.16

e-mail address: info@arrobaspain.com
Copyright (c) 2000-2022 @Spain all rights reserved.

@Spainのトップに戻る