婚姻手続き前の面接（Cáceres)

冬実 2011/12/06(火) 13:13:02
カセレスで結婚の準備をしている人が居て少し混乱しているようなのでこちらで経験者の方からご意見を伺えたらと思います。過去ログでたくさん婚姻手続きに関するトピがありましたが教会で結婚する場合に関してわからない事があるのでお尋ねいたします。私は民事婚でRegistro　Cívilでの面接、続いて式、その後Extranjeríaでrégimen comunitarioのカードをもらう手続きをしました。私の友人にこの流れを説明したのですがあなたの県とは違う。Cáceresの教会で結婚するから手続きは全部教会でRegistro civílは行かなくていいと言っていますがそんなのってありえませんよね？彼女が言うのはある村の教会で結婚するので手続きは全部一括して教会でやるからいいんだと言っていますが聞いていたいていた私は面喰ってしまいました。私の例を説明しても、教会で全部できるの一点張りでしたがその前に面接もなし？？？？どこの県で結婚しようが国際結婚で（EU以外で）registro civílで面接もなしで結婚？？そんな話は聞いたこともありません。Cáceres で手続き続きされた方はいらっしゃいますか？

面接 2011/12/06(火) 19:26:37
私はバルセロナ郊外のある村のRegistro Civilで結婚しましたが、面接はありませんでした。県によって違うのでしょうね。

バルサ 2011/12/06(火) 20:33:48
私はバルセロナ郊外の教会でしました。
教会で結婚手続きをする場合、通常教会に何度か通う必要があります。
夫婦とは何かなどなど他の結婚を控えているカップルと話します。
式の当日、教会で結婚式をしたら、その時に結婚しましたという紙をもらえるので、それをｒｅｇｉｓｔｒｏ　civilに持って行くと、リブロデファミリアを出してもらえます。
ですので、それまでの手続きは一切教会です。
私が教会に申請した書類は、私と旦那の出生証明のみです。

冬実 2011/12/06(火) 23:19:07
面接さん、バルサさんコメントどうもありがとうございます。そうなんですか。国際結婚でも面接がないという地域がスペインでもあるんですね。それから教会に出生証明書のみを出して婚姻だ可能な地域もあるんですね。初めて聞きました。大変参考になりました。ありがとうございます。

カトリカ 2011/12/07(水) 02:04:36
私も来月、バルセロナ市内のカトリック教会で挙式予定です。
私たちは二人ともカソリック教徒なので、当然結婚式は民事婚ではなく宗教婚、つまり教会での神前結婚となります。

プロテスタントの教会や信徒の場合はわかりませんが、やはりスペイン自体がカトリック教国といわれているだけあって、神の前で「死が二人を分かつまで、互いに愛し合うことを誓います」という宣言式でもある‘結婚の儀’は、役所の書類や審査をはるかに上回る権威をもって扱われます。また、カトリック信徒の神前結婚は、神と神を信じる証言者の前での結婚宣言になるので、別居は可能ですが離婚はいかなる理由があろうとも不可能です。（このような理由を背景に、スペインはPareja de hechoという内縁関係にとどまる夫婦が多いのではないでしょうか）

ですから、偽装結婚を疑われることも、二人の言語がままならないような場合であっても、根本的な愛を疑われることは原則ありません。
ただ、民事婚で面接が行われるのと同様に、婚前に神父様の面接や、他の婚約中のカップルと合同の結婚講座、そして、挙式教会内での結婚申し立てと異議の受付交付期間を３～６ヶ月ほど儲け、反対意見が出なければ漸く講座受講証明と共に結婚の許可が出る、というのが大抵は世界中共通のカトリックの神前結婚過程だと思います。

ですので、私も全て教会だけで手続きが終わり、あとは結婚式で署名する誓約書と、結婚の儀によって結ばれた二人であることを証明する神父様の署名入りの結婚証明書を後日Registo Civilに提出すれば、役所の方でも二人が夫婦であることが自動的に認可されるはずです。

ですので、私自身の用意した書類としては、
①アポスティーユ付きの戸籍謄本
（後日バルセロナの日本領事館でスペイン語の出生証明と独身証明に起してもらう）
②日本の受洗教会での英文洗礼(堅信)証明書
（日本在住の私が所属教会区外で挙式するため）
③引越しと共に住民登録書を作成
（これを元に、新居となる教区内で信徒名簿台帳を作成、区域内の教会で結婚式）

話はそれますが 2011/12/07(水) 08:55:58
話がそれてすみませんが、カトリカさん、私の周りのカトリック教会で結婚をした複数のスペイン人カップル達、何組も離婚しています。神前婚で離婚できなかったのは昔の話で、今は出来ます。

無宗教 2011/12/07(水) 10:06:48

話がそれてすみません。
もういっちょ、変に後押し。

私の大親友（70歳のおじいちゃん）はカトリック教会で結婚し、約40年前に離婚しました。
「カトリックで、しかもそんな昔に離婚出来たんだ？」と聞くと、
「うん、お金があれば離婚できるよ。離婚するときに教会にいっぱいお金払ったんだ」と笑っていました。
どうやってやったんでしょうね。
突き詰めれば「やっぱり婚姻不履行」とかそういう感じだったんでしょうかね。
でも、時間もお金もかかって、すごい大変だったと言っていました。

後にも先にカトリックでこんな昔に離婚できた人はこの人だけです。

とにもかくにも、カトリカさん、お幸せに。

カセレス県在住 2011/12/07(水) 11:27:47
カトリカさん

夫カトリックのスペイン人。私仏教徒。私たち夫の地元のカトリックの修道院で結婚しました。結婚前の勉強会もなければ、仏教徒の私でも式をしてくれました。ついでに異教徒の私にもパンくれましたよ。そして私の周りでもカトリック教会で式を挙げて離婚カップル結構います。確かに教会婚は民事婚にくらべ離婚に時間がかかりますが、離婚できますよ。

結婚手続きですが、私の場合3月に日本で式を挙げその後ノ－ビザで入国→6月の結婚式前に式の予約証を持ってExtranjeriaで9月まで滞在延長手続き→マドリットの大使館で独身証明書をもらい→夫の洗礼証明書とともに修道院に提出→式前の面接も勉強会もなく結婚式→結婚証明書を教会でもらい→REGISTRO　CIVILでLibro　de　Familia　をもらう。→9月にそれを持って日本に帰り配偶者ビザ？の手続き開始→12月にスペインへビザで入国→ExtranjeriaでRegimen　Comunitarioのカ－ドを申請です。

私が結婚した12年前は、ビザの申請は本国でが基本だったので、結婚式後日本に帰国し手続きしました。が、今はスペインで出来るみたいですね。

ところで冬実さんのお友達カセレス市内に来るご予定ですか？Extremadura自体日本人は極端に少なく、現在はカセレス市内2人、プラセンシア1人、カセレスの村に1人（私です＾＾）たぶん全体で6人ぐらいしか住んでません。
カセレスに来られるなら、ぜひお友達になりたいですね。

冬実 2011/12/07(水) 15:05:01
カトリカさん。本当にスペインはカトリック教国なんだというのがよくわかりますね。今は離婚できるようですが手続きは確かに大変なようですね。教会の持つ権限もさすがはカトリック教国です。
話はそれますがさん。私の周りにもカトリック教会で結婚して離婚したカップルがいます。みんな口をそろえて結婚するのは簡単でも離婚は大変だと言いますね。
無宗教さん。そのおじいちゃんすごいですね！言葉は悪いですが昔も今も要は金ってことですかねぇ。（笑）
カセレス県在住さん。日本人がそんなに少ないんですか？知りませんでした。私の友人にも話してみます。
皆さん大変参考になるコメントをしていただきどうもありがとうございます。

離婚済みカトリコ 2011/12/08(木) 01:23:39
トピずれですが、

私もかつて離婚をせざるを得なかったカトリコです。
理由は元パートナーの浮気と家出です。

彼女はカトリック教徒ではなく、式は双方の希望でカトリック教会で行いましたが、その時点で神聖さを重視する信徒の私と、外観にこだわる異教徒の彼女との間に、結婚に対する意識の違いがありました。

元来カトリックの結婚の儀というものは、同じ頚木に繋がれた者同士という聖書の教えに則り、信徒同士でなければ（配偶者が改宗するまで待つことを含め）行われないはずなので、私と元妻の結婚式は、カトリックの七つの秘蹟のうちのひとつに値する、結婚の儀を執り行ったものではなく、形式的なもの、つまりただ単に結婚式を教会で行っただけで宗教的な意味合いは無いものとなりました。

書き込みされているような、カトリック教会で式を挙げているけれども簡単に離婚しているカップルというのも、信徒でない芸能人が教会で派手な結婚式を挙げているのと同じように、宗教的な意味のないものではないのでしょうか。

例えばカセレス県在住氏の
＞私の場合3月に日本で式を挙げその後ノ－ビザで入国→6月の結婚式前に式の予約証を持ってExtranjeriaで9月まで滞在延長手続き→マドリットの大使館で独身証明書をもらい→夫の洗礼証明書とともに修道院に提出→式前の面接も勉強会もなく結婚式→結婚証明書を教会でもらい→REGISTRO　CIVILでLibro　de　Familia　をもらう。
というような手続きは、既に日本で三月に式を行っていることもあり、パートナーが異教徒でもあるので、宗教的な意味合いはほとんど無いのではないかと思います。

つまり、離婚は可能。

そして私の場合もそうでした。

信徒ではない配偶者の不貞が明らかになり、彼女が離婚を要求してきたとき、神父様や教会の友人から多くのサポートをしていただきましたが、私自身のショックも大きかったこともあり、

信徒でない配偶者が離婚を望むときには、行くに任せなさい

と聖書にある言葉を教えられ、長い葛藤の後に離婚に合意しました。つまり、信徒ではないのだから基本的な価値観がもともと異なり、貞操観念についても違う感覚を持っているというのが、入籍自体を不履行とした理由です。

つまり私たちが短期間ではあれ夫婦として生活した全てを、なかったことにしたのです。

残念でしたが、当時の私にはそうやって頭の中をリセットしないと立ち直れない状態にありましたので、時間は掛かりましたが離婚に至りました。

ですからカトリカさん、確かに皆さんのおっしゃるように形式的に教会で式を挙げた二人であるならば、現在は神父様の判断によるところなく離婚も可能ですが、二人そろって信徒の場合だと、神父様次第ではありますが、やはり原則的に難しいはずです。

ですが、式を控えているお二人には宣言前ですので、神父様も離婚不可能であることを強調しつつ、二人の意思確認をしている時期なのではないでしょうか。心配はしなくて良いと思います。

冬実さん、友人のことを心配してトピを立てられたと思いますが、思い切り話題が突然変わっていてすみません。納得のいく答えは得られたのでしょうか。

何にしても、結婚前の不安な時期の方にあまり
離婚は出来ると騒ぎ立てるのはいかがなものでしょう。

トピは教会での宗教婚の手続きとは、ということだったので、私も何かコメントをしたいと思いますが、何よりもまずご友人が信徒であるかを確認すべきだとおもいますし、離婚するに至って、￥州法と神父様の裁量によるところが大きいということだと思います。

みなさまお幸せに！

通りすがり 2011/12/08(木) 02:13:36
離婚済みカトリコさん
御経験に基づいたカトリック教での結婚のご説明を興味深く拝見させて頂きました。

＞￥州法と神父様の裁量によるところが大きいということだと思います。

探索してみたのですが、該当するものが見当たりませんでした。
￥州法とは何の事なのでしょうか？

ぺんぎん 2011/12/08(木) 10:28:12
＞通りすがりさん
＞￥州法とは何の事なのでしょうか？
トピック主じゃないですが、おそらく、
宗教婚の離婚の場合、お金とその自治州の法律そして神父さんの裁量によるところが大きいと、私は理解しましたが。

離婚経験者 2011/12/08(木) 10:42:20
離婚済みカトリコさま

誰も騒ぎ立ててはいらっしゃらないと思います。外国人と結婚するにあたり、その国の現実を知らないまま結婚する方が怖ろしいと思います。それにたかだかこのような情報を聞いて不安になるような結婚だったらしない方がいいでしょう。

私もスペイン人と離婚していて、これから国際結婚したいと考えている日本人に相談を受けますが、これから結婚する方々にはハーグ条約の問題やスペインの離婚率（３組に２組は離婚する時代です）、文化の違いなど、さまざまな問題をはっきりした上で、それでも意思が揺らがないのであれば心から応援したいと思っております。色々わかっていて結婚するのと何も情報がないまま、ただ好きと言うだけで結婚するのとでは、意思の固さが違うと思います。

それぞれの人生を大切に、皆さんに幸せになって頂きたいと願っています。

冬実 2011/12/08(木) 13:35:41
[[解決]]
離婚済みカトリコ様。カトリック教徒である人とそうでない人が教会で結婚する場合のお話を詳しくしていただいてとても参考になりました。ありがとうございます。
離婚経験者様。本当に結婚する前に色々な問題をはっきりさせるのは大事ですよね。おっしゃる通りです。
宗教婚と民事婚の場合の手続きの違いなどよくわかりました。みなさんどうもありがとうございます。

カセレス県在住 2011/12/08(木) 14:00:51
ちょっと補足しときますね。

＞既に日本で三月に式を行っていることもあり、パートナーが異教徒でもあるので、宗教的な意味合いはほとんど無いのではないかと思います。

私の場合は3月に実家の近くの神社で神道式で式を挙げてます。
6月の式はこちらスペインで、地元の修道院でしました。
異教徒の私が式を挙げれたのは、義理両親の強い希望です。なので式自体は全て他のカトリックカップルと同じですが、私にとって宗教的意味合いはありません。私の住んでいる地元ではほかのカトリック信者同士の「宗教婚｝の場合も手続きは同じです。修道院に「何月何日にどこそこで結婚しました」と証明書を出してもらい、それを持ってｒｅｉｓｔｒｏ　ｃｉｖｉｌに行きｌｉｂｒｏ　ｄｅ　ｆａｍｉｌｉａをもらいます。民事婚も役所で結婚し証明書を書いてもらい、ｒｅｇｉｓｔｒｏ　ｃｉｖｉｌです。

＞書き込みされているような、カトリック教会で式を挙げているけれども簡単に離婚しているカップルというのも、信徒でない芸能人が教会で派手な結婚式を挙げているのと同じように、宗教的な意味のないものではないのでしょうか。

こちらはですね・・・。私の住んでるところは宗教的には超保守系です。うちの子供たちも含めて学校でも宗教の授業を取らない家庭は皆無です。うちの子供たちもBautizo,2年間修道院での宗教クラスと毎週のミサをへてPrimera Comunión,1ヵ月後にCorpus、今は何年後かのConfirmaciónのために毎週水曜日の修道院での宗教クラスとミサに通ってます。
私の周りの離婚カップルは、皆スペイン人同士でちゃんとコンフィルマシオンまで終わらせてるカトリック教徒です。にわか信者でもなければ、カトリック+異教徒カップルでもないです。

＞宗教婚の離婚の場合、お金とその自治州の法律そして神父さんの裁量によるところが大きいと、私は理解しましたが

場所にもよるのでしょうね。カトリック基本は離婚できないでしょうけど、時代の変化に少しは対応してるのではないのでしょうか？知り合いのカップルの離婚原因はＤＶでしたからね。

以上補足でした。

これからご結婚される方　皆様お幸せに！

追加発言は締め切られました。