選挙

留学生 2011/11/20(日) 18:27:33
スペイン事情にはあまり詳しくないのですが、せっかくスペインにいるので今日の選挙結果の様子をテレビで観察してみようと思っています（８時から開票ですよね？）

それで、私のつたない語学力でも効果的に理解できたらと思っているのですが、これまでのスペインの傾向、人々の反応などなど、ニュースを見る上でキーワードとなるようなものを教えていただけませんか？例えば、周りの数少ないスペイン人が言っていたことですが、絶対PPが勝つだろう、などと耳にしたのですが、これはどうしてなのか、また、スペイン初のエコロジスタの政党が票を伸ばしそうだ（？）ということについて等です。（わたしの聞き間違えもあるかと思います・・・）

在西歴の長い方、ぜひご回答いただけたら嬉しいです。

ＰＰ 2011/11/20(日) 20:39:35
これだけ国の経済が危機状態に陥っているので、大方の人は与党のPOSEを応援はせずに野党のPPに希望を持って投票するのが流れでしょう。

カナリア諸島が１時間の時差があるので開票は９時になります。

もっと詳しいコメントがあるといいですね。

留学生 2011/11/20(日) 21:00:37
今テレビを見ています。どの局もPPが過半数超えたような報道をしていたと思っていましたが開票がまだということは、あれは局の予想結果だったんですね・・・早とちりして見入ってました。。。恥

無関心であるなかれ 2011/11/20(日) 21:04:57
　留学生さん、スペイン事情に詳しくないと仰りながらスペインの政治事情を積極的に理解されようとする姿勢。すごく良いと思います。

スペインだけでなくヨーロッパにおいてはご自分が政治に全く興味がなくても政治がご自分の生活にズカズカと入り込ん

できます。私達日本人もPPが政権を取ったら、移民政策が大きく変わる事は自明の事ですので無関心でいる訳にはいきませんね。

このヨーロッパ経済危機の最中にPSOE（上記の方は何故だかPOSE
と書いていらっしゃいますが間違いだと思います。）に逆風が
吹くのは当然でしょうね。

P.PへのポジティブなSi,と言うよりもPSOEへのNOという側面が強いのではないかと思います。この１０年間のPSの失政をここで支払うという、それはここ数年のPSの政策を見ていたら避けられなかった事だと思います。

それにしてもこのヨーロッパ経済危機を受けてギリシアではパパントレウが辞任して、イタリアではベルルスコーニが首相退陣。
有権者の意見よりも結局は株式市場が政治を左右するという事なのでしょうか？？　これこそ”dictadura de mercado financiero"なのではないかと思いますが・・。

PSの首相候補のルバルカバ氏はウィキリークスでも”非常に頭の良い政治家”と評されているように、頭脳明晰で政治家としては
マリアノ・ラホイよりも有能な政治家だとは思いますが、
ギリシア・イタリアの次はスペインと噂される経済危機に直面しては、PSOEに投票する人は少ないでしょうね。

留学生 2011/11/20(日) 22:07:19
ということは、日本で民主党が自民党にとってかわったときと状況が似ているということですね。どうやらセビージャとカタルーニャ以外PPに投票したようですが、ちょっと耳にしたところではPSOEはその名の通りオブレロの支持があり、PPはピホの支持があるとのことで、スペインはオブレロ層が厚いと思っていたのでややびっくりです。それだけPSOEが見放されているということなんですね。PPは雇用増加を掲げているようですが、公務員削減ともいっていた気がします。外国人に対する政策ももちろん気になります。

政治については実はあまり興味がなく、実際知識が乏しいため議論などできないありさまなのですが、この春からのインディグナードスの一連の流れ等がどうなっていくのか、考えるいい機会になるはずだと思っています。

paíñ 2011/11/20(日) 22:13:55
ラホイさんてどうも切れる人という感じがしないのですが・・
どうなんでしょう。
勿論野党の領袖だし手腕が劣るということはないでしょうけど。

スペインが国家として三流なのは何が原因なんでしょう。

りな 2011/11/20(日) 23:59:14
ラホイさんの当選、確実だと思うのですが、私も「ラホイさんってどうも切れる人という感じがしない・・」人の一人です。
多分、任期満了できないんじゃないですかね・・。

スペインが国家として三流なのは、「国民の教育」の一言なのでは・・。

お馬鹿さん 2011/11/21(月) 00:11:46
すごく失礼な言い方をすると、スペイン人一般がお馬鹿なんじゃないでしょうか？
これはスペイン人の夫も言っています。
りなさんがおっしゃる教育に起因するところは大きいかと思います。

crisis 2011/11/21(月) 00:38:02
paíñさん、りなさんと同じく、ラホイ氏が切れ者というイメージはないですね・・・。むしろ彼はアスナール氏やエスペランサ氏、他PP権力者の操り人形？という気がしてなりませんが、PPは経済に関して言えばPSOEよりもやり手だと一般的には言われています。

選挙結果は予定通りマジョリア・アブソルタでPPの勝利に終わりましたが、これからどのように世の中の流れが変わって行くんだろう・・・と楽しみでもあり不安でもあります。まず第一にこの不況を打開して欲しいものですね。
ただ２００席近くの議席をPPが獲得した訳だから、法改正などの際はPPのやりたい放題にできるのでそれが少し怖いです。（苦笑）

無関心であるなかれ 2011/11/21(月) 08:29:13
　確かにPSOEは労働者階級の有権者に支えられてきましたが
昨今のPEOEは　”socialismo de caviar ”と揶揄されるように
もはや労働者階級のイデオロギーを代表していると感じている
人は少ないと思います。　かつてPSを指示していた人達も
ザパテロに嘘をつかれた、騙されたと感じている人が多いと感じます。

過去５年間、フランスやイギリスなど他のヨーロッパの国を見てもソシアリズム（左派一般）が、有権者から　”NO "を突きつけられる、　sancion　を与えられる大きな流れがあります。
昨今のような経済不安の世の中で、ソシアリズムにかかる期待というのは大きい筈なのですが、労働者階級はもはやPSを信用できないという事なのでしょう。

正直今回　izquierda unida やCIUなど独立派系の党が議席を伸ばしましたがそれでも選択肢がP.PとPSOEに限られるのというのが、
不満が残る所です。イデオロギーにせよ政治路線にせよあまりに
違いすぎて、国民総意で何かが出来るのか疑問です。
この選択肢の少なさに関してはインディグナードスの不満の一員でもありましたが・・。P.Pも嫌だしP.Sも嫌、そんな状態だと思います。　ま、日本だって自民も民主も嫌というのは一緒ですね。
今後ストライキは増えるかなと思います。

経済危機に関しては、党首の頭を挿げ替えた所でどうにもならない状況という事はギリシアにしてもイタリアにしても同じだと思いますが、政権交代に市場がどう反応するのか。。

ところで、スペインが国家として３流という事ですがその１流とか２流とかという判断基準がちょっと私には分らないのですが、
国家として１流というのは経済の事なのか政治に関してなのか。。　正直自分の知識ではスペインを”国家”として３流と
断定出来るほどの判断基準を持ち合わせていないので、断定されている方がいらっしゃる事に驚きました。　

無関心であるなかれ 2011/11/21(月) 09:26:05
今日のマドリッド株式市場見る限りスペインの政権交代に
全く反応はない模様ですね。

外国人 2011/11/21(月) 10:10:28
私たち外国人（日本人）にとってはPSOE政権からPP政権に代わることで、何が変わるのでしょうか？
一般的には外国人に対しての労働、移住に関しての締め付けが厳しくなる、と言われていますが…

Diego Armando Maradona 2011/11/21(月) 10:33:10
個人的な意見ですが、PPには期待よりも今後の緊縮財政政策に対する不安のほうが大きいです。PPも選挙前には全く具体的な内容を明らかにしませんでしたから。

特に経済政策よりも失業者対策がどうなるか、スペイン人の配偶者が失業中の方も多いと思われますので、そこが一番気になるところですね。党首討論（ディベート）でもその点はラホイが具体的には全くしなかったですし、ルバルカバの突っ込み不足の感もありました。まさかとは思いますが426ユーロの補助が無くなる事態となれば、大問題となるでしょう。それで何とか持ちこたえている家庭が多くありますし。

PPの好きなようにできる4年間がこれから始まると思うと、経済回復への期待もあるものの、不安のほうが大きいのが本音です。低成長の経済成長率はここ2－3年続くと欧州中央銀行の予測でも明らかですので、身の丈にあった出費などを心がけたいと思います。

paíñ 2011/11/21(月) 10:36:16
無関心であるなかれさん、簡潔に書いていらっしゃいますが
ご意見、とても参考になりました。
選挙権は無くても、ここに住んでいる以上政情は外国人といえ
ども無関心ではいられない、と言うよりよりむしろExtranjero
だからこそ関心を持たなくてはいけない部分がおおいにあると
思います。
p.pになって移民対策が変わるだろうということですが、
変わるとしたらどういう方向にゆく可能性があるのでしょうか。
３、４年前だったか、バブル期に移民の導入が多いに緩和され
ましたが、現在は自然消滅している様な気がします。
それから、
スペインが３流だと思うのは、今に始まったことではありませ
んが、政治的にも経済的にも精神的にも、朝令暮改のあやふや
な、つまり国の形状すべてについてです。
よく言われるpigs・・の中の一つで、国民が安心して暮らせな
い国のことです。
それじゃ１流の国って何処だ・・・といわれるとアメリカを始
め全ヨーロッパがドミノ倒し状態の現在、答えにつまりますが、この状態からいち早く抜け出して健全な方向に向かって建て直して行ける国がそれではないかと思います。スペインはそ時？？？
ラホイさんどうするのでしょう。

bailar bailar revolucion 2011/11/23(水) 19:22:37
日本に一時帰国しているのですが、こちらのニュースでもスペインの総選挙のことが取り上げられ、そのせいか多分よく分かってないまま「スペインは経済がやばいんでしょ。失業率も高いんでしょ。若い人仕事ないんでしょ」と言う感じに、特に年配の人に、まくしたてられています・・・。

よく分かってないままとは言え、その通りネガティブな要素ばかりで明るい材料もないですが、このまま立ち直らなかったら最悪のシナリオとしてはどういったことが想定できるでしょうか。

ギリシャと同様な暴動、中央政府の機能停止、バスクとカタルーニャの独立自治、ユーロ解体・・・

ロクでもないことばかり考えつきますが、それでも私はスペインに戻りますけれどねｗ

追加発言は締め切られました。