補習校に行かないで日本語を保持する方法




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心配ママ 2011/11/09(水) 18:33:11
毎週土曜日日本人学校の補習校に通っている子どもがいます。
ここ最近、大量の補習校の宿題と現地校の勉強や習い事との両立が日に日に難しくなってきて、
この先補習校を続けていけるのかどうか不安は日々を過しています。

そんな矢先、ふと補習校を途中で辞めたり卒業してしまったお子さんたちのその後、
あるいは遠隔地などで補習校に行けなかったお子さんたちは、
どのように日本語の保持をしているのか知りたくなりました。

「うちは辞めてから日本語をあきらめた」「マンガだけでも読ませている」など様々だと思うのですが、
できれば小3以上以降の体験談、成人されたお子さんのお話なども大歓迎です。
今後の参考までに教えていただければ幸いです。

なおお差支えなければ、

@補習校に行ったか、行かなかったか?
A現在の学年、年齢(だいたい、あるいは記載がなくても結構です)
B週に何時間くらい日本語を勉強しているか?
C具体的な勉強の仕方(通信教育や市販のドリルの名前など)
D日本語を保持するための工夫(漢字検定を受けているなど)

これ以外のことでも、もし思いつかれること、アドバイス、ご意見があれば
なんでも結構ですので教えてください。よろしくお願いします。

2011/11/11(金) 09:31:45
私も、非常に気になります。どなたか、アドバイスしてくださればいいですね。

私も心配ママ 2011/11/11(金) 11:59:59
トピ主さま。
アドバイスでなくてごめんなさい。
でもうちも補習校のない地方在住で、小学生に上がる子供がいます。
今はしまじろうをやっていますが、今後どうしようか思案中です。
たとえば通信で公文とか学研とかやるのはどうでしょうね。
いろいろ意見が聞けるといいですね。

心配ママ 2011/11/11(金) 14:43:07
母さん、私も心配ママさん

何にもレスがつかずトビがドンドン下に下がっていくのでちょっと凹んでいましたが
応援、情報ありがとうございました。

私のググり方が悪いのか日本語教育の情報は、乳幼児、小学校の低学年くらいまでだと結構参考になるサイトやプログが多いのですが、学年が上にいくほど情報がさっぱり見当たりません。補習校を辞めたり、卒業したりしたお子さんたちの保護者との連絡もつかず、(まさかいきなりメールしてどうしていますか?などとも聞けませんし、それほど友達であったわけでもないので)途方にくれています。というわけで、もう少し辛抱してレスを待ってみます。皆様よろしくお願いします。

補習校 2011/11/11(金) 16:17:03
成人したハーフの子供が2人います。
今現在はスペインの会社で2人とも働いています。
補習校は一応卒業しました。
高学年になるに従い、頭の中と自分自身が持っている日本語能力が一致しなくなるので、
スペイン語オンリーになってしまいます。
うちの中で日本語を喋っているのは私(母親)だけ。
それでも一人は仕事の合間に日本の小説を読んだりしています。
もう一人は、全く日本語から離れてしまいました。
私はどんな事があっても家の中では日本語ですので、私:日本語、子供:スペイン語の変な会話をしています。
でも私の言っている事の80%位は理解していますので、いつか日本語がやりたくなったら始めるでしょう。
「日本語を書く」なんて夢の又夢です。

一意見 2011/11/11(金) 17:23:04
子供はまだ小さく心配ママさんが欲しいような答えは出来ませんが一意見として書かせてください。
補習校とスペインの学校の宿題、習い事などの両立。大変だと想像がつきます。実際悩まれているお母さんに出会い話を聞いたことがありますから、お子さんもご家族も両立する為頑張っているんでしょうね。

私も興味がありますので、道端で色々な話を聞くうちに補習校の意味を考えるようになったのですが、未来の話として、補習校に来ている高学年の子供たちの話を書いておきます。

補習校は日本語の勉強だけではないということ。

あの場に来ている子供たちは、純スペイン人でもなく、純日本人でもなく、国籍を間違われたり、嫌な思いをしてきた同胞です。
高学年の子供たちは「仲間に会いに来た」と言うそうです。

もちろんスペイン語もネイティブでしょうからスペインの友達も多くいると思います。でも、同じような環境で育つ同じ世代の子供たちに友達とは違い家族にも似たような感覚があるのではないかと思いました。

子供たちは一度はきっと「なぜ自分だけがこんなに大変な想いをするのだ」と問うことがあるとおもいます。
そんな時仲間がいてくれるって幸せじゃないですか。

スペインで日本の環境にあわせ、まったく同じ環境で育った子供たちの心が落ち着く場所が週に1度ある。

先輩ママさんにこの話を聞いた時、ただ日本語の勉強として考えていた私はガツンと衝撃を感じました。それから日本語の勉強だけではなく、ハーフである子供の気持ち色々考えました。

長々と書きましたが、それでも小学年時は大変だという現実、悩みは尽きませんね。
沢山の先輩ママさんから、そして同じバイリンガルの子供を持つ親として色々な意見が聞きたいですね。
このスレがもっと伸びるといいなと思っています。


トピにずれてしまっていたらごめんなさい。

心配ママ 2011/11/11(金) 19:01:43
補習校さん

早速体験談のご投稿をありがとうございました。
お子さんのお1人は成人されても日本語の小説を読まれているとのこと。
すばらしいですね。
ところで、補習校を卒業してから現在に至るまでどのように日本語をキープされていたのか興味深く、参考までに教えていただけますと助かります。お忙しい中すみません。

一意見さん

ご投稿ありがとうございました。
日本語の勉強という一点にとらわれず、補習校に通うハーフの子どもの立場や心理的側面からの考察大変興味深く拝読いたしました。うちも、もちろん日本語のみならず、日本の文化や習慣に親しんでほしいという願いから補習校に通わせているのですが、幸い今のところ日本語を学ぶことにネガティブな感情がないのでホッとしています。ただ、漢字の勉強が大変になってきて「何で全部ひらがなで書いちゃダメなの?」と聞かれ苦笑。やはり日本に住んでいないと知らない単語、分からない表現が増えてきるので苦労します。それで、もしこれで補習校を辞めたらどうやって勉強していけば良いのか?となったわけです。

べるの 2011/11/12(土) 02:23:52
こんにちわ。補習校の卒業生です。
一昔前、インターネットとかもまだ無い時代でしたけど
学研の”学習”や”科学”などの
学習雑誌を日本から送ってもらって読んでいましたよ。
色々と勉強になって付録とか楽しみでした。
現在では休刊になってしまっていますが…
昔過ぎてあまり参考にならない話ですよね…

中学生の母 2011/11/12(土) 03:29:01
心配ママさんへ

 
@補習校には行ってません。
A中学生です。
B現在は休みの日に1時間半程。 小学生の時は平日が30分、休みの日が2時間。
C&D公文と学研のドリル、正しい漢字かきとりくんDS、怪盗ねこぴー www.nekopy.com(小学生)
 現在はDSiウェアの学習ソフト(日本史)&文庫本の書き写し1ページ 辞書で漢字の意味、熟語を調べる。
本人が好きな、日本のドラマや好きな番組を見せたり、カラオケなんかもしています。
 
少しでも参考になれば良いのですが。

補習校ありません。 2011/11/12(土) 08:33:05
うらやましいです。こちらは地方ですので。
小学校2年生ですが、幼稚園の時はしまじろうをさせていましたがあまり進んではしたませんでした。今は私は日本語、返事はスペイン語、という会話。ひらがなや漢字の練習は大使館からいただく日本の教科書でさせています。日本のテレビ番組もなかなか見ようとしません、、、。それでも私だけは日本語で話し続けなければ、と思っています。

マドリード 2011/11/12(土) 23:44:23
心配ママさんは、マドリードの補習校へ通っていらっしゃるのか、それともバルセロナの補習校へ通っていらっしゃるのかはわかりかねますが…。
私は子どもをマドリードの補習校へ通わせています。そして今日、1年に1度の学習発表会がありました。こちらはまだ低学年ですが、大きいお兄さんやお姉さんたちの活躍を目の当たりにし、やはり大変だけど続けさせたいな、と思いました。
日本語だけじゃないんですよね、あそこで子どもたちが得ているものは。
補習校がある地域に住んでいて、本当に幸運だったと思います。私の方も、子どもの日本語教育を一人で背負わなければならない負担から、ほんの少し解放されています。
質問の答えには全くなっていませんが、ちょうど数日前にこのトピを読み、私自信にも迷いがあったためいろいろ考えながら、今日発表会を見ました。

心配ママ 2011/11/13(日) 12:44:16
皆さん、昨日多忙だったため返信が遅くなってすみません。

べるのさん
卒業生からの貴重な体験談ありがとうございます。科学と学習だけで、こちらに投稿できるほどの日本語力があるなんて、とってもすばらしいことですし、うらやましい!!
うちは、漢字など練習させないとドンドン忘れていきそうで心配です・・・

中学生のママさん
補習校に行かずに、すでに中学生でこれほど日本語のために時間を確保されレベルを保っていらっしゃることに敬服しました。小学生時代に1日30分でもコツコツ積み重ねることが大切なんですね。うちも「書き取りくん」のソフトがあるのですが別のゲームばかりして困っていました。でも「怪盗ねこぴー」のサイト大変参考になりました。これだと子どもが楽しみながら勉強が続けられそうです。ご投稿ありがとうざいました。

補習校ありません。さん
補習校がないとお子さんに勉強のリズムをつけるのが大変でしょうに、がんばっていらっしゃることが伝わってきます。うちも日本のテレビ番組をあまり見ませんが、少しでも日本語の勉強の足しになるかと期待でして唯一好きなアニメをいくつか見させています。 お互いがんばりましょう。ご投稿ありがとうございました。

マドリードさん
ご投稿ありがとうざいます。
私たちも補習校のある地域に住んでいるというだけでも、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりますし、補習校は「日本語だけじゃない」という部分にも大変共感します。 ただ、帰宅→おやつ→習い事→現地校の宿題→補習校の宿題→夕飯→シャワー・・・と息つく間もない日の連続に母子で少し疲れてきています。そのため日本語の勉強に対する気持ちに余裕がなくなってきているのでしょうね。悩みがつきず補習校に行かないで日本語を保持できないものかと考えるようになりました。このトビを通し、私たちはもちろんのこと、同じような境遇の方々に少しでも参考になるレスをいただけることを願いこのトビをたてました。

補習校 2011/11/14(月) 13:30:10
小学生の高学年になると親が何を言っても日本語の勉強をしたくなければ強制出来なくなります。
でも、補習校には行かせてよかったとつくづく思います。
どなたかが仰ってるように、同じ環境の子供達が集まるって子供にとっては大切なんですね。
現地校の宿題が多くなると、補習校の宿題は金曜日の夜に限られてしまいます。
子供達も土曜日の漢字書き取りテスト用に金曜日の夜にがんばっていました。
何故、他の日に勉強しないの?って聞いたら、「土曜日までに忘れてしまうから」との事(笑)
それでも10年も続けていると、何かが残っているものですね。
我が家の長男が日本語を維持しているのは、とにかく漫画が好きな子なんです。
普通の漫画から日本歴史漫画まで何でも・・
それに言語に強い子という事もあったように思えます。
下の子は兄に引っ張られてやっと卒業という感があります。
最初の頃は近所の子が遊んでいるのに・・・って文句を言っていましたが、徐々に土曜の補習校が当たり前になり文句を言わなくなりました。近所の子も納得するようになりました。
とにかく、コツコツコツコツ(鶏が餌をつつくように一粒づつ)が一番大切な事ではないでしょうか

心配ママ 2011/11/14(月) 20:53:07
補習校さん

ご投稿ありがとうございます。ご長男は漫画好きと言語に強いことが日本語を保持できるきっかけになったようですね。うちは、今のところそこに山があるから登る、そこに補習校があるから行くというような感じなので、日本語続けるために何かもっと大きな動機が必要なのではとひしひしと感じています。私が与えるより子どもが見つけてくれることが一番だと思うのですが・・・

私も心配ママ 2011/11/17(木) 09:59:43
何人かの方が回答してくれましたが、
なかなか増えませんね。
もっと経験者の方のお話をお聞きしたいのですが・・・。
漫画好きは確かに意欲を維持させるためにいいですね−

補修校さんのおっしゃるとおり、コツコツ、コツコツ、ですね。

心配ママ 2011/11/17(木) 20:45:52
私も心配ママさん
トビをあげてくださってどうもありがとう。私ももう少しレスがつくよう祈っていのですが、思うに1度補習校を辞めたり、卒業したりすると日本の学校に行くなどよほどの動機がないかぎり勉強を続けることが難しいのかもしれませんね。あるいは、放っておいてもやる子はやる、漫画や本を読むという感じで「ドリルをやる」などという具体的な勉強法などないのかも?です。

ホセマリア 2011/11/17(木) 23:22:34
子供が補習校に通ってます。
まだ小学校低学年ですが、毎週補習校の宿題にヒーヒー言ってます。
補習校がなかったら、どんなに気が楽だろうと思います。
でも、補習校の宿題さえ消化できないようなら、「補習校やめて独学」なんて、うちの子の場合、尚更無理でしょう。

知り合いに20歳過ぎの補習校の卒業生がいます。その子に「漢字覚えてる?」と聞いたら,「『犬』と『田』と.....」という返事。
10年くらい補習校に通った結果がこれ!?と、ちょっとショックを受けました。
でも、その子は「今、すごく漢字勉強したい。」と言ってました。
これを聞いて、私もちょっとスタンスを変えて、「がんばりすぎないで」細く長く補習校を続けていけたらと思い直しました。
補習校の先生には申し訳ないですが、宿題ができなそうな時はあきらめる......。
今は、うちの子はイヤイヤ通ってる補習校ですが、将来本人が本気で日本語をやりたくなった時のための礎になってくれるであろうと願ってます。

心配ママさんの質問の回答にはなってなくて申し訳ありません。
でも、諸般の事情で、補習校に通いたくても通えないご家庭もたくさんあると思うんです。
なので、「補習校に通えてラッキー!」くらいに考えて、お互いもうちょっとがんばりましょう。

補習校 2011/11/18(金) 15:15:38
昨夜、日本語が苦手の下の子が、地下鉄で4人の日本人旅行者の一人がスリにあって困っているのを見て
思わず声をかけてしまったらしいです。
DENUNCIAしますか?が日本語で言えなくて「警察に行って届けますか?」etc.
「もっとちゃんと日本語やっとけばよかった」って。
それでも「日本語お上手ね」って言われ感謝された事がとても嬉しかったようです。
日本語の勉強は長〜〜い目で見てやってください。
但し、途切れさせないように。

心配ママ 2011/11/18(金) 21:07:24
ホセマリアさん
ご投稿ありがとうございます。
>でも、補習校の宿題さえ消化できないようなら、「補習校やめて独学」なんて、うちの子の場合、尚更無理でしょう。
補習校の宿題は質より量に重点がおかれている場合があるので、質の高い日本語の勉強が可能であれば、私は独学(実際は親塾)も可能なのではないかと感じこのトビをたてました。補習校に通う意義を理解し、通えることの運の良さを重々承知ていますが、補習校以外の選択、もっと日本語の勉強をする可能性の幅がひろがらないものかと模索しています。

補習校さん
再びご投稿ありがとうございます。お子さんが日本人に話しかけただけでもとてもすばらしいことだと思います。日本語の勉強は長〜い目で、ただし途切れないように・・・ですね。

質より量 2011/11/20(日) 11:39:52
やはり語学の上達には質より量でしょう。

ある程度年齢が上がれば『質』もありえるかも知れませんが、小さいうちはとにかく書く(漢字、ひらがな、カタカナ)、読む(本、マンガ等)、見る聞く(TV等)だと思いますよ。
まして外国にいるなら尚更ですね。 低学年のうちは覚えるのも早いけど、忘れるのも早いですから。 

なので、もし外国に居ながら日本語をマスターしたいとお考えなら、いくら宿題が大変でも補習校に通い、ひたすら勉強をやり続けるしか無いと思います。 
補習校をやめて補習校に通ってる子供と同等に日本語をマスターしたいと言うのは無理とは言いませんが、相当な親の努力と覚悟が必要ではないでしょうか。

失礼ながら、補習校の宿題が大変で・・・とおっしゃっているので、もしその理由で補習校をお辞めになるのであれば、それ以上の日本語の勉強は家では出来ないわけで、その後の日本語の上達は難しいのではと思います。
一度勉強量が少なくなると、どんどん減っていくと思います。強制的にしない限りは。

あとは、どの程度の日本語をマスターしたいかにもよりますね。

もう皆さんおっしゃってるように補習校での仲間や、週に1度でも日本語の環境で過ごすという事も、かなり意味は大きいのではと思います。

私は日本語を学びたいなら補習校だと思います。(通える環境にあるならですが。)
頑張って下さい。とにかくやる、やらせる、です!

話はそれますが、日本のゆとり教育が見直されているのも、やはり勉強にはある程度質より量が必要となったのだと思います。

心配ママ 2011/11/20(日) 17:04:15
[[解決]]
質より量さん
ご投稿ありがとうございました。低学年のうちは日本語に多く触れることが大切であるというお考えに賛成です。私も子供が生まれた時からずっと日本語で話しかけ、DVD、絵本など様々ツールを駆使して日本語習得のため母子で頑張ってきました。
また、補習校の意義、通うことの価値に関しても異存ありません。

>補習校の宿題が大変で・・・とおっしゃっているので、もしその理由で補習校をお辞めに>なるのであれば、それ以上の日本語の勉強は家では出来ないわけで、その後の日>本語の上達は難しいのではと思います。
>日本のゆとり教育が見直されているのも、やはり勉強にはある程度質より量が必要と>なったのだと思います

「補習校以上の勉強は家ではできない」「補習校に通わなければ日本語の上達はない」と一概に言い切れないのではないでようか?
それは失礼ながら質より量さんが信じていらっしゃることとは逆に、教育効果をあげるための世界的傾向は「量より質」に流れつつあるからです。

OECDが実施する学習到達度テスト(PISA)では3歳から読み書きを教えるスペインや早期教育の盛んな日本よりも、6歳から読み書きの始めるフィンランドの方がはるかに高成績を収めここ数年世界で1位を保っていることがここ最近よく話題にされていますよね。http://www.j-cast.com/2008/02/23016936.html?p=all
教育関連者の「日本が学習要領でガチガチに縛り付けているのに対し、フィンランドには空白の時間割もあり、現場の先生に裁量が委ねられている。そこでは思考力や読解力など、自由に考える力を付ける教育が行われている」というコメントがありますが、現在うちの子供も、補習校の学習要領にガチガチに縛られたカリキュラムと宿題で空白の時間割が持てず、宿題ををただこなして提出するだけのやり方では、本当に真の日本語の思考力や読解力がつくのか大変疑問の余地が多い状況です。

また、教育界のみならずスポーツ界でも ほんの一例ですがフィギュアスケート女子代表の安藤美姫選手が、「集中力重視」と「量より質」の練習で大技を成功につなげたことで、これまで私たちが信じてきた雨の日も風の日も歯を食いしばって練習、怪我をしても痛みに耐え練習しさえすれば栄光をつかめるのだというような「スポ根神話」が見事に崩されたました。もちろんオリンピック選手とうちの子供を比較するような大それた思いはありませんが(笑)、彼女のコーチが「集中力重視」と「量より質」の練習に重点をおいたことは日本語教育にも十分応用できることだと思います。
「とにかくやる、やらせる」と息巻くだけでは、日本語学習の効率と効果が空回りするばかりのような気がします。

さて、私がこのトビをたてたのは補習校を「止む得ず」辞めなければならなかったり、
地方にいて補習校に通えないお子さんたちが日本語学習に希望を持つためと、補習校に行かなくても日本語を学び続ける勉強法の情報収集が目的でした。
けれども最近あまり主旨にあったレスが増えなくなり、ここでむやみにトビだけを長くしても・・という思いから、一旦トビを締めさせて頂きます。
トビを応援してくださった皆さん、たくさんのご意見やアドバイスを本当にありがとうございました。

質より量 2011/11/20(日) 20:09:10
解決済みですが、少しお伝えできなかった部分があるので・・・

私が量だと思うのは、外国で日本語を学習する場合と、低学年の場合と言う事を想定しています。

まずは、日本語の場合ですが、日本で日本語による学習する場合と、外国で日本語を学習すると言う事は、分けて考えられた方が良いかと思います。
外国に居る場合は、とにかく量をこなさないと日本語を維持する事は難しいですね。
色々なデータはあると思いますが、トピ主さんが挙げられた例は外国で違う言語を学ぶという事にはあてはまらないんじゃないかと思います。

それと、質ですが、もちろん質は大事だと私も思います。 でも基礎がなければどうにもなりません。
読めない、書けない、文章を理解できない、だと質どころではないのではないでしょうか。外国でこれらを維持するには、やはり量なのではと私は思います。
安藤選手の例も、基礎があるから出来る事なのだと思います。

なので、日本語の基礎を勉強している小学校くらい?の時期には量は必要なんだと思います。 
ある程度の日本語の基礎が出来るようになれば、トピ主さんのおっしゃる質の部分が重要になってくるのではないでしょうか。

外国で日本語を維持する又は学習するという事は、とにかく大変と言うことだと思います。
私の結論は、外国で日本語を維持・学習したいなら補習校(又は自宅学習で親が必死に頑張る)、補習校に行かない(親がそこまでがんばれない)なら日本語は妥協するか諦めるだと思います。

すいません、反論のように書いてしまいましたが、私自身の経験からの一意見です。(大した経験はありませんが、複数の海外在住のお子さんを知っている事と、うちの子も補習校組です。)

べるの 2011/12/13(火) 18:05:37
お久しぶりです。
この案件は解決済みですが、最近補習校に通っている中学生に話を聞くチャンスがありました。
彼によると生徒たちの放課後や休み時間の会話はもちろん、授業中の”ねぇねぇ今、先生なんつった〜?”
みたいな小声の雑談までもがスペイン語で行われており、
日本語を喋る機会は授業中に先生に当てられた時ぐらいしか無いとの事。
さらに宿題も無ければテストなども無いらしいです。
私が通っていた頃とはずいぶん違います。
スペイン語を話そうものなら直ぐに先生方の叱責が飛んだし宿題やテストも結構ありました
(限られた時間でなるべく教えたかったであろう先生方や学費を払ってくれた両親に申し訳ないですがあまり勉強はしませんでしたが…)。
今1歳になる娘がいますがこの様な補習校に通わせようかどうか迷っています。

ええっ! 2011/12/14(水) 01:13:35
>べるの様
それは一体どちらの補習校でしょうか。
私の知っている補習校とはずいぶん雰囲気が違うようです。
漢字テストは毎週ですし、宿題も結構な量ですよ。
トピ主さんもこちらの補習校ならそんなに大変じゃないかもしれませんね。

べるの 2011/12/14(水) 01:48:03
マドリッドの補習校です。
この話に驚いてこの子のご両親にも話を聞いたのですが
宿題やテストが無いのは先生方が忙しくてそんな事やっている時間が無いとか
そこまでやるほどの給料をもらっていない等の事情があるそうです。
確かに先生方のプライベートな時間を犠牲にしてまで色々やってもらうのも
難しいと思いますし理解できますけど、そうなると頑張らなければならないのは
親という事になりますよね。

責任 2011/12/14(水) 22:15:22
補習校の経営や維持って、想像以上に大変なのではと思います。教員の募集広告もかなり長い期間出てましたよね。この不況の中、経営もかなりきついのではないでしょうか(私の勝手な想像ですが)。

〉スペイン語を話そうものなら直ぐに先生方の叱責が飛んだし宿題やテストも結構ありました

今は、厳しく教えるということがしにくくなっているのかなと思います。日本の学校もそうですが、自分たちが子供の頃と比べると学校を取り巻く環境はかなり変わっています。厳しくしたくてもそれができない状況もあるのではないでしょうか。

子供の教育は、学校と親の協力が不可欠です。もちろん、最終的な責任は親にありますよね。子供たちが補習校で日本語を使う機会が少なすぎるという現状を知っているのなら、その改善を学校だけに求めるのでなく、親も何かしら動けることがあるのではないでしょうか。


追加発言は締め切られました。
WwwLounge Ver2.16

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