働かないスペイン人




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マルモ 2011/10/02(日) 11:06:11
別トピでもスペイン人は大して働かないのに給料の値上げばかり要求する、という話がありましたが、まったくそのとおりです。
近年の経済破たんを見て思ったのですが、やっぱりスペイン人は働いていない。
お昼を変な時間にとり、しかも実家に戻って母親の料理を食べる時間がある、
30代40代の働き世代が、Mediajornadaで平然としている。14時15時に仕事を終えて、午後は趣味まっしぐら。
夏休みはきっちり3週間取り、その他の有給も仕事の流れなど関係なしにとる。
経済が破綻しているなら、死に物狂いで働く、という感覚はないのか。
「Tengo mucho trabajo」と喚くくせに、週1,2回の映画は欠かさず、週末は毎回出歩く。不景気といっても、お買いもの客は減っておらず、いったいどのようにして生活ができるのか、ワケがわかりません。

お昼は遅いし、夜は遅くまで子どもを巻き込んで出歩くし、他の国と完全にズレている気がしてなりません。
親のエゴで、生まれて数日で人ごみに連れ出される赤ん坊や小さいのに夜遅くまで外にいる子供を見ていると、こういう育てられ方をされるから、記憶力の悪い、自分中心な人間になるのか、と暗い気持ちになります。
バルセロナでこの春に大掛かりなデモが続きましたが、あれも、日本人の私には理解できませんでした。
働かないくせに、仕事がない、政府が悪い。個人個人がどんな内容にせよ、自分の仕事に責任を持ってしっかり働いていれば、状況は改善されると思うのですが、人のせいにばかりしている。
ちょっと周りのスペイン人を見ていて、いらっとくることが続いたので、ここで愚痴らせてもらいました。
みなさんは、こんな風に感じたこと、ありますか?

カラベラ 2011/10/02(日) 11:59:24
全く同じような意見です。
政府のせい、世界のせい、はたまた宇宙のせいぐらいの勢いで給料が低いことや仕事がないことについてよくご立腹していらっしゃいますね。
それだけしか動いてないんだからそのような程度の給料で見合ってるでしょうという風に私も感じるのですが、何せ全体的に視野が狭いというのもあるのか自分たちはこんなに苦労しているのに可哀想だ!という感覚、人のせいにする性質はこのことに限らず色々な場面で感じます。

ただ日本人もまた世界から見ると相当働き過ぎだの頑張り過ぎだのというレッテルが貼られている事実もあるので(この大不況のご時世、世界も変わってきているので日本が特別働き過ぎという見方も薄れてきていると思いますが)、特にスペイン人をみていてイラっとくるのは自分が日本人であるせい、つまりスペイン人と対極の精神論を持っているからなのかなと思ったりもします。

日本人は働き過ぎといわれるようにスペイン人は働かな過ぎというイメージが多かれ少なかれ世界ではあるのは事実なので、私達は本当に根っから違うのかもしれないですね。(笑)

私もデモやウエルガがある度に、更にその内容や行動の詰めが甘いと感じることもしばしばなので、これだからいつまでたってもこの国は万年不景気、成長もしないのよと思って冷ややかな気持ちになります。
スペインは好きなのですけどね・・・(苦笑)

Gala 2011/10/02(日) 12:07:35
私が知る限り、カタルーニャ人に関してはよく働く人が多いです。ただ全般的にはやはり質問者さんと同じ意見です。働き者がいたとしてもかなり稀なことです。
カラベラさんがおっしゃる我々が日本人だから特別スペイン人が怠け者に見えるのではないかとご意見も共感できます。
ただ、以前私もそう思って他の在西外国人の意見を聞いてみたところ、イギリス人はスペイン人は怠け者で知識レベルが低い、チェコ人によるとチェコではスペイン人はヒタノと揶揄されることが多いとのことでした。

生活ってそれぞれ 2011/10/02(日) 14:23:20
以前このテーマでそれなりに思慮深く頭のいいスペイン人と議論したことがありますが、その時真っ先に彼が言ったのは「ドイツ人だのイギリス人だの、外国人は皆揃ってスペイン人は働かないと決めつけているが、そうではない。例えばお昼休みの取り方など、たとえ2時間休もうが、これはスペインの習慣であって仕事をしないということとは関係ないし、事実スペイン人は夜も遅いが朝も早い(確かに8時や8時半ごろから会社が始まったりしていますよね←私の感想では9時始まりの日本より早いです)わけで、ちゃんと働いている。」と。そこで私は店員の働きぶりなどを例に出して、「真面目に働いていると言っても、例えばお客がいるのに店員同士のお喋りに夢中でレジが全く進まないとか、町の清掃係がたばこをくわえながら、もしくは携帯をいじりながら掃除をしていたら、たとえ本人たちが真面目に働いている(と思い込んでいる)としても、周りの他人にはそのように見えるわけがない。真面目に働いているように見えない限り、真面目に働いていないと思われてもしょうがない。相手にわからせるには態度で示さないといけないと日本では言うけど、そうではないの?」と相対的要素を含めて言ってみました。

「働いているという感覚」って、難しいですよね。残業大国の日本で生活していた私たちには、mediajornadaなんて甘っちょろく思えるし、8時間働くことは当然であって、誰も疑問を呈しない。でも私が個人的に賛成のフランスの制度(雇用人数を増やすために、一人当たりの就業時間を短くする制度が施行されたと聞きました。売る覚えですが、たしか1日の就業時間は6時間か7時間になったと聞いた気がします)はどうなのだろう?職場環境先進国のフランスではヨーロッパ一仕事時間が短いというけれど、でもスペインのような「怠け者」のレッテルって、ないですよね。やっぱり態度なんでしょうか?短い時間を嫌々働くのか、あえて時間を短くして働くのか・・・(フランス人がどのように働いているか実情は私にはわかりません)

トピ主さんのおっしゃることには嘘偽りなく同感できる自分がいます(三十年近く日本で生きていたわけなので)が、それでも、実はこのスペインのライフスタイルに賛成です。毎週、スポーツや食事など、自分の趣味の時間、友人との時間、家族との時間、そんなことに時間が割けるって、すてきじゃないですか?今や何割程度の人が実行しているのかわかりませんが、それでもお昼を食べに自宅に戻れる人がいる。児童も然り!仕事ばかりの一週間、それが続いて人生なんて、もったいなさすぎると思うんです。もちろん仕事仕事の努力のたまものが、日本で手に入る便利な生活ですが、でも私はたとえ温水便座がなくても、スムーズなサービスがなくても、日光に当たってぼうっとしたり、楽しそうに食事をしている人々で溢れている町を歩く方が、疲れ切った人で満員の電車で帰る生活より、ずっと希望に合っていると思います。(だからスペインにいるわけですが)

給料が上がらないとか、文句ばっかりのスペイン人には賛成しかねますが、でも確かにスペインの給与水準を考えれば一定の理解はできます。(だって光熱費も家賃も車も日本と同じような値段なのに、お給料は半分ほどじゃないですか。生活きついですよ…)冒頭のスペイン人も、例にもれずmediajornada。月給は私が日本で稼いでいた時の半分ですが、mediaといっても4時間というわけではなく、6時間労働なんですよね。それでお給料は半分なんて・・・。もちろんフルタイムで働きたいと言っていますが、一方では午後は約に帰れる生活が気に入っているようです。

文句タラタラ、デモ活動に力を入れる、なんていうのは、生活を改善するために何かしなきゃ、という意志の表れで賛成できます。私が理解できないのは、いつだって公共の場での相手に対するマナーや思いやりがないこと。デモで集まるのだって、暴力などがなければいいと思うんです。討論なんかして、有意義な時間になるでしょう。でも、老若男女集まるああいう混雑したところで、どうして煙草をぷかぷかすって、アルコールなどの瓶を置き散らしていられるのでしょう?(今年春のsolでのキャンプなど)夜遅くまで食べ歩いてる生活も、スペインの長年の習慣であって、最近マドリーの大学教授の発見か何かで、子供は夜寝た方がいいと発表したらしいですし(日本ではすでに常識ですが)、日本人には理解しがたいことでもそのような流れで徐々に変わっていくのではないかと思います。習慣でもなんでもない、単なる他人に対する思いやりの欠如だけは、まったく理解できないし、常に苛立ちを覚えています。

紫の人 2011/10/02(日) 14:27:40
うーん、ここにコメントされた方々は、スペイン人の配偶者をお持ちでないとお見受けしますが・・・もしくは、配偶者をお持ちでもきっと、お二人とも バリバリ働いておられるのでしょうね。
私も 夫がスペイン人ですので、こちらに来た当初は、皆さんと同じような考えを持った事もありましたが、10年も暮らしているといい意味でも悪い意味でも こちらの生活(生き方)に慣れ切ってしまっている自分がいます。確かに お昼時間は長いと思いますが、トータルでは、拘束時間も日本とほぼ、変わらないでしょうし(お昼時間を短縮すれば 早く上がれる、私は、こちら派ですが)
最近では、会社によっては、お昼の休憩時間も短縮し始めていますよね。Mediajornadaに関しても 中には、本人が希望している場合もあると思いますが、大半は、企業側の理由ですよね。ネグロがそうじゃないですか。また、失業保険をもらいながら ネグロで稼いでいる人もいますが、そもそもネグロが存在する事自体が、失業率を上げてしまっている原因だとも思います。それと 私は、スペイン人が怠け者だというよりは、そもそも日本人との仕事のスタイル(というよりは、質かな?)が違うと思っています。私も そこそこの年齢ですし、日本での就業経験も沢山あります。でも、今の日本は、どうでしょうか?バブルの時期は、残業すれば たっぷり残業代がついてきて(奥様方は、大喜び)バブルが破綻すれば サービス残業に変わり(奥様方は、伴侶の帰りが遅いと嘆く)東北震災後は、節電で会社も定時通りで終了(残業しなくても業務は終わる?)。ある日本の女性サイトでは、20代から40代の伴侶が(主に男性)全く、働かず、一日中、ネットやゲーム三昧。もちろん、子育てには、協力なしと嘆く。かといえば、旦那が 朝から晩まで仕事で まったく家事・育児に協力してくれず 子育てに疲れて つい子供に手を上げてしまう等々・・・今の日本だって、とてもいい世の中だとは思えませんよね。勘違いしないで頂きたいのは、私は、マルモさんの意見に反対なのではなく、どこの国でも 色々な問題はあるし、色々な人がいるし、色々な習慣(文化)が、あるということです。もちろん、それを受け入れられるか?受け入れられないか?は、各個人の考え次第なんだと思います。長くなってしまって、何を書いているか?わからなくなってしまいましたが、私は、日本大好きな日本人女性ですし、スペインもまた、第二の故郷と思っていますので、こちらに住む限りは、ある程度の考慮も必要だと思っています。

マヤ 2011/10/02(日) 15:15:55
私は何年経ってもスペインの感じには慣れません。多分、日系企業で働いているからだと思います。
日系では、スペイン人並みの給料で日本並みの働きを強いられると思うのですが、どうしたら良いのでしょうね。他人がどう働こうと全く構わないです(尊重します)が、これだけは本当に納得いきません。
誰か、日系企業でのサバイバル方法を教えてくださーい!

うーん 2011/10/02(日) 15:24:10
私はマルモさんに殆ど共感出来ません。
それは、No vivimos para trabajar, trabajamos para vivir.に凝縮されています。
過労死なんてまっぴらです。

本末転倒 2011/10/02(日) 16:02:33
あれはいや、これもいやと難癖つけて仕事しないと、過労死の前に餓死しちゃいますね。
そうなる前になんとかしてよ、ラホイさん!

べん 2011/10/02(日) 16:13:12
私は、マルモさんに共感します。私の普段感じていたスペイン人観をほぼ代弁していただいた感じです。
私はスペイン人経営者の会社で働いていましたが、上司は忙しい、忙しいといいつつ気がつくと雑談に花が咲き、11時ごろになるとちゃっかり私を誘ってコーヒーを飲みに行っていました。
仕事をするために生きているわけじゃあありませんが、仕事がない(=収入がない)と、お金が原因で喧嘩も増える、楽しむべき余暇も楽しめない、美味しいものも食べれない、と仕事は人生を楽しむための源なんだから、自分の労働に対する、会社への貢献、そして会社への利益や収益を意識して働いてほしいもんですね。
言われたことしかやらない、時間が来ればそれまで、責任転嫁、いいわけ、顧客の立場で考えない、気分で動く、たいして重症じゃないのにbajaをもらいたがるなど、こういうスペイン人の労働意識の負の部分を変えていけば経済も上向きになるんじゃないんでしょうかね??
なーんて非難覚悟で書いてみました。

アリとキリギリス 2011/10/02(日) 16:26:59
アリ=日本人
キリギリス=スペイン人
だと自分で納得しています。

うーん 2011/10/02(日) 16:27:05
>言われたことしかやらない、時間が来ればそれまで、責任転嫁、いいわけ、顧客の立場で考えない、気分で動く、たいして重症じゃないのにbajaをもらいたがるなど、こういうスペイン人の労働意識の負の部分を変えていけば経済も上向きになるんじゃないんでしょうかね??

この部分、共感します。同時に給料が低いというのを理由に努力を惜しむという仕事に対する姿勢もあると思います。でも怠け者のスペイン人の場合は言い訳を作るのが上手ですね。

私がマルモさんに共感出来なかったのは、働き世代が趣味や休暇で遊んでいるというのを批判として捉えたからです。切に貧困で苦しんでいる人はもっと働いていると思います。

あは 2011/10/02(日) 17:02:45
>No vivimos para trabajar, trabajamos para vivir.に凝縮されています

大丈夫ですよ。
スペイン人がvivimos para trabajarになっても、過労死するまで働きませんよ。

…というのは冗談ですが、なんですぐに過労死に結びつくのか理解できません。
そこに至るには、ながーい仮定(程度)があるのではないでしょうか。

また、スペインはたしかに、仕事の拘束時間は長いですよね。
しかし肝心なのは、拘束時間ではなく、その時間にちゃんと働いているかどうか、
ということではないでしょうか。拘束時間が長い=長時間働いている、ではないところが、
スペインらしいところだと思います。

あは 2011/10/02(日) 17:03:26
×仮定
○過程

でした。すみません。

ろく 2011/10/02(日) 17:39:23
スペイン人の生活習慣、態度が現在の経済活動に上手くあっているか否が大事なのではないでしょうか。 
ここで今の金融経済そのものがどうこうということはひとまずおいておいて、それに合わなければギリシャの二の舞になるということです。 高給とって働かない、年金の足りない分は借金でまかなうということをしていていつのまにかどうなるものでも無いですよね。EUの中のひとつの国として尻拭いをさせられるドイツ初め他の国の国民はこういったことをどう思っているんでしょうね。
それでもこの国の習慣はすばらしいといえるとは思いません。

プロ意識 2011/10/02(日) 19:08:43
個人的に、働く働かない、労働時間が長い短いよりも、スペインでは仕事に対するプロ意識が低い人が多いのではないかと思います。うーんさんのおっしゃっている、仕事に対する姿勢の違いですね。
日本と拘束時間がさほどかわらないのに、
ミスが多い、簡単なことなのにすんなりと物事が運ばない、自分の販売している商品のことを知らないなどなど、怠け者のレッテルを貼られても文句言えないかな…と。ただ、そのゆるさ故か、融通が日本よりずっときくと思います。

私の周りで、社会的に成功しているスペイン人はみなプロ意識が高くて、完ぺき主義です。彼らはウエルガには参加しませんね。

私見 2011/10/02(日) 19:13:18
>近年の経済破たんを見て思ったのですが、やっぱりスペイン人は働いていない。
>バルセロナでこの春に大掛かりなデモが続きましたが、あれも、日本人の私には理解できませんでした。働かないくせに、仕事がない、政府が悪い。個人個人がどんな内容にせよ、自分の仕事に責任を持ってしっかり働いていれば、状況は改善されると思うのですが、

私も確かにスペイン人は総体として、生産的意識が乏しい国民性だと痛感していますが・・・。
この経済危機の原因は、ユーロ参入に際して始まった低金利・過剰融資→バブル誘発→バブル崩壊→負債増加→緊縮財政+消費税増税→経済の負のスパイラル(雇用と税収の減少、社会保障負担増加など)の経過によるもので、スペインの労働・生産の特異性にその責任はありません。
ペセタの時代は今よりのんびり働いていたのに、ずっと余裕のある暮らしをしていた事を思い起こせば、容易に理解出来るはずです。

その結果、職や資産を失った者が集い、“この危機を作り出した金融システム、政府の不当な対応政策”を正そうと声を上げる事は極めて正当であり、基本的人権に基づく主張・行動だと私は思います。

それとは逆に、政府やマスコミから刷り込まれて、すっかり思考能力が停止してしまい、盲目的に勤労である事が解決策だと信じて疑わない思考こそ、我々がおかれてしまっているこの経済危機からの脱却、そして2度とこのような事態が起こされない為には、最も無用なものではないでしょうか。

米国発の低所得者を対象にしたサブプライム住宅ローンの債務を証券化し、世界中に撒かれた派生金融デリバティブ商品(EU、特にバブルが激しかった1国であるスペインも大量に抱えているのは想像に難しくありません)のその総額は経済学者 植草一秀氏によると、なんと!300兆ドル(日本のGDPの100年分に相当)だそうです。
元のサブプライム住宅ローンバブル崩壊に伴い、派生デリバティブ金融商品の損失に歯止めが利かず、金融界の天文学的な損失を税金、一般国民の実質的な資産、緊縮財政・増税政策、などで埋め合わせ、大多数の国民が生活・人生を破壊されてしまっているのですから、怒って当然でして怒らない者こそ、まずその自分の白痴状態に気付くべきではないでしょうか。

>EUの中のひとつの国として尻拭いをさせられるドイツ初め他の国の国民はこういったことをどう思っているんでしょうね。
EUで唯一失業率が下がっているドイツ経済を見れば一目瞭然ですが、通貨ユーロ統合で各国家が有していた通貨の壁を取払い、最も恩恵を受けたのは、圧倒的な生産力と経済力で他国市場を支配したドイツです。
EU統一市場で最も良い目をしているのですから、EU統一市場としての『負の部分』の責任を負うのも義務なのではないでしょうか。

Pi 2011/10/02(日) 19:34:21
スペイン人は日本人より働かないか、といわれると、平均的にはそうかもしれませんが、個別に見ていくと違うかなと思います。
プロ意識さんもおっしゃっているように、スペイン人でもすごいちゃんと働いている人はいますよね。
逆に、日本でも、大企業なんかだと高給取りの窓際族化してるオヤジなんか、こっちが感動するほど働いてなかったりしますから。
午後五時の時点で、飲み屋で既に出来上がってる、みたいな。

でも、7−3の法則、って言いましたっけ。働きアリの行動から導かれた理論で、実際は、3割の人間が、7割の仕事をこなしている、っていうもの。
これが日本では成立してる、つまり3割のまともに働く人がいるから、社会が機能しているけど、スペインだと、仕事をやるこの3割の人々が存在しない(もしくは超少ない)から、いろいろ破綻しちゃうのかな、という気がします。

そう? 2011/10/02(日) 19:39:47
ユーロになってドイツ人の暮らしが良くなったかといえばその逆です。 物価はマルクのときと比べて4割り増しで給料は上がらず、統計での失業率は事実と大いに異なります。 多くの会社は生産を東欧、又は中国へ移し失業者は増えているのが現状です。
以上、ドイツ在住者から。

構造改革 2011/10/02(日) 20:07:23
ほら、ドイツは南欧がフィーバーしてる間の10年間、
ずーっと構造改革やって、給料抑えてきたから。
今度は、南欧をそれをやる番です。
日本も思い切ってほしいけど、決定的な外圧がないからムリですね。

最悪すぎるおばちゃん 2011/10/02(日) 20:12:06
いろんな意見が聞けて満足です。

やはり、スペインの政府うんぬんもそうですが、すごく働いてるつもりのスペイン人労働者・・・。

カタルーニャ広場のエルコルテのおばちゃん店員たち!
今すぐ辞めたまえ!!!
地下の食料品レジ打ち、おしゃべりしながら仕事するな!
レジに打ち込み間違えて、お釣り間違えて、お釣りが間違ってると指摘したら、逆切れするな!!(ほんと毎回腹立つ!)

レジスターを使用してて、計算出来ないおバカさんに仕事はありません。

スーパー定員、責めて小学生程度の暗算すら出来ないのでしょうか???

よっぽど移民の皆さんの方がいい働きをされてると思います。
カタランのエルコルテのオバちゃん店員、さっさと消えよ!!

そうそう 2011/10/02(日) 20:38:04
あと、エンチュフェで仕事を得てのうのうと働かない人たち。
もっと世の中には真面目に働く仕事に困っているスペインたちがたくさんいるのだからこういうのから淘汰されていってほしいっす。
怠け者のエンチュフェどもを一掃したら少しはましになるかもね?w

勘違い 2011/10/03(月) 00:59:21
スペイン人、会社にいる時間だけは長いんですよ。
拘束時間は日本とそう変わらないと思います。
ただ、生産性が恐ろしく低いんでしょうね。
うちの主人は、よくドイツは就労時間がスペインより短い。ドイツ人の方がスペイン人よりも怠け者だ!などと言っていますが、私にしてみればそれは大きな勘違い。結局同じ量の仕事をするならスペイン人の方が時間がかかるんですよね。頑張ってやれば早く終われるっていう感覚は多分持ち合わせていませんね。
椅子に座って仕事をしているふりだけで仕事をした気になっているんですよね。ちなみにドイツに比べて生産性が低いっていうのは、昔こちらの新聞の記事で読みました。

私見 2011/10/03(月) 01:12:49
そう?さん
構造改革さん

そうですか、ユーロ参入以降のドイツ国民の生活もなかなか厳しくなっているんですね(お陰さまで“ハルツ4法”も知る事ができました)。
私が言いたかったのは、
>通貨ユーロ統合で各国家が有していた通貨の壁を取払い、最も恩恵を受けたのは、圧倒的な生産力と経済力で他国市場を支配したドイツです。
EU間の“国家としてドイツ”の事です。

以下は経済作家 三橋貴明氏プログからの引用です

通常は(共通通貨でなければ)、一方の国の経常収支がひたすら積みあがる(=対外資産が増える)状況があった場合、その国の通貨は他国に対して上がっていきます。
逆に、一方的に経常収支赤字が続く国(=対外負債が増える)は、為替レートが下がっていきます。
経常収支黒字国の通貨が強くなり、赤字国が弱くなる。すなわち、輸出競争力の面では、為替レートの調整により、経常収支赤字国が次第に有利になっていくわけです。
そのうちに、経常収支黒字国の輸出競争力が失われる中、経常収支赤字国の方が貿易収支を改善、やがては黒字化していくでしょう。
要は、為替レートがスタビライザー(安定装置)としての機能を持ち、一方的に経常収支黒字国の黒字が増え、経常収支赤字国の赤字が増える状況は生まれにくいはずなのです(あくまで、理論的な話ですが)。
ところが、ギリシャとドイツは通貨が共通で、両者の間にスタビライザーである「為替レート」は存在しません。
どれだけドイツが対ギリシャ貿易黒字を積み重ねようとも、ドイツの通貨が対ギリシャ通貨に対し騰がっていくことは無いわけです(当たり前です)。
結果、ギリシャにしてみれば、どれだけ対ドイツ貿易赤字が膨らもうとも、同一の為替レートでドイツからの輸入を受け入れなければならないわけですね。まさにサンドバック状態です。
別に、ユーロ圏の対独貿易赤字国は、ギリシャに限りません。今にして思えば、ユーロというのは、極端なまでにドイツにとって有利なシステムだったようにも思えるわけです。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/day-20100325.html


グラフ(世界の経常収支黒字国・赤字国 ベスト10(09年)の推移)
2002年以降のユーロ参入から、ドイツの経常収支の急激な黒字の伸びに伴う南欧の赤字収支拡大が窺えます。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_28.html#Ger

比較 2011/10/03(月) 02:43:39
スペインにはもうちっと頑張ってほしい面も多々ありますが、かといって私は日本の働き方が決していいとは思えないです。

例えて言うなら、日本はスペインの倍働いて、でも国民一人当たりのGDPは実はそこまで大きな差がない、みたいな...。

日本はもうちょっと短時間で効率を上げる方法を工夫したほうがいい気が済ます。

日本の場合は、何か問題があっても、労働者個人の滅私奉公でなんとか解決するので、個人の私生活を犠牲によって結局根本的・構造的な解決をしようとしない傾向がある気がして、それもあんまり合理的じゃない、と感じる局面も結構ありますし。
あと、お客様は神様です的な過剰なサービスとか。

構造改革 2011/10/03(月) 09:04:26
為替レートで調整したとしても、その場しのぎの解決なのでPIIGSの競争力は
さらに低下するでしょう。
ドイツに引っ張ってもらい、かつての自前通貨では考えられなかった額の
資金流入を受けられたこうした国々も相当の恩恵をこうむったと思われます。
ユーロに加盟しようとしまいとインバランスは拡大していたのでしょうから、
ユーロをチャンスとして構造改革を通じた競争力向上を図ってこなかった
ことだけが残念ですね。

お仕事主婦 2011/10/03(月) 13:38:42
先日、職場での話し
「仕事って探せばいくらでもあるんだから、就業時間内は探してでも仕事しろ」って職場のトップ(日本人)が言ったら
「探さなくちゃいけない仕事は仕事じゃあない」って(笑)
日本に「三方得」という言葉があって、従業員が客に対して丁寧であれば
売り上げ増加→経営者が満足する→給料(ボーナス)が上がる→お客様に丁寧になる。
スペインは「三方損」なんでしょうか
社員ががんばって利益が出る→経営者が得するだけでボーナスは一定→社員は時間内職場にいるだけ→
お客は増えない→利益が出ない。悪循環
どなたかが言われているように就業時間の長い短いではなくて仕事の仕方が問題なんじゃないでしょうか
スペイン人は大好きですよ。でも職場にはいて欲しくないです。
あのイヤイヤ働いているのにもイラッとします。
どっち道働くなくちゃいけないのなら気持ちよく働け!って思ってしまうのは私だけでしょうか

思ったより 2011/10/03(月) 14:23:09
確かにスペイン人、会社に居る時間は長いですよね。12時間とか。でも間に長い昼休みが入っているから就業時間とみなされてなくて。朝も結構、早いです。公務員が3時で終わったりするので、就業時間も短いと思われがちですが、普通の会社員は結構、拘束されていると思います。週末の時間外の電話もざらにあるし。休日出勤しても手当ては付かず。それは日本のサービス残業ににかよったものもあるのかも。お仕事主婦さんがおっしゃるように、イヤイヤ働く姿が露骨すぎるのだと思います。
がんばったらがんばっただけお給料がやボーナスが上がれば、仕事の質も上がるのでしょうか。
特にサービス業の仕事に対する姿勢は変えた方がいいと思いますね。客が下手に出て、やっと仕事をする感じにいつもイラッとします。

下請け国 2011/10/03(月) 16:54:31
スペインはベースが下請け国ですね。ドイツやフランスとは比べるべくもないですが、近いとされるイタリアとも物づくりでは大きな差があり、スペインにはあまり思いつくメーカーありませんよね。スペインは銀行とか通信が強いですが、サービス業ですし。下請け国の発想は、会社は搾取するもので、従業員は搾取されるもの。政治にも教育にもこの発想が染みついているよう。従い、従業員はコンベニオで守られ、権利を主張し続ける。デモの時のような一生懸命さで、会社で仕事したら、そもそもデモをしなくてはならないような状況に至らないのでは?とさえ思えます。今や国と国との垣根がどんどん取り払われ、失業中のスペイン人が借金してバカシオネスに行っている間に、アジアを始めとする勤勉な国々が、どんどん工場を誘致し、仕事をゲットしています。スペインは太陽の恵みである観光、太陽光発電、農業ぐらいしか競争出来るものないのでは?あとはサッカーぐらいか?どこかで変わらないと先々不味いと思います。

あんつ 2011/10/03(月) 20:16:36
マルモさんのおっしゃった
「お昼を変な時間にとり、しかも実家に戻って母親の料理を食べる時間がある、30代40代の働き世代が、Mediajornadaで平然としている。14時15時に仕事を終えて、午後は趣味まっしぐら。夏休みはきっちり3週間取り、その他の有給も仕事の流れなど関係なしにとる。「Tengo mucho trabajo」と喚くくせに、週1,2回の映画は欠かさず、週末は毎回出歩く。不景気といっても、お買いもの客は減っておらず、いったいどのようにして生活ができるのか、ワケがわかりません」
ですが、そんなに悪いことではないのではないのでしょうか?逆に日本のサラリーマンが聞いたら、さぞうらやましがるような事ばかりです。
 私もスペイン人はあまり働かないと思います。でも、そんな状態でもちゃんと生活していけるんだから逆にすごいなと思います。逆に日本はどうでしょうか?スペインの経済破綻についてみなさん述べられてますが、日本もあまり自慢できるような状況ではないですよね?逆に日本人はなんであんなに一生懸命そして長時間働いているのに、経済がボロボロなんだろうと不思議に思います。日本人はアリでスペイン人はキリギリスと言う事には私も納得ですが、果たしてどっちが結果的に幸せなのでしょうか?
 童話の教えるとおりに「最後はありさんが幸せになりました、おしまい」 みたいには残念ですが私には見えません。
有給を夏に一ヶ月も取れるスペインがうらやましいです。

ふしぎ 2011/10/03(月) 20:37:44
常々不思議に思っていたのですが、不況不況というけれど、みんな昼間から結構歩き回ってショッピングしたりお茶したり、ランチしたりしてますよね?
もちろんちゃんと働いてお金を稼いで、そのお金でショッピングしている人もいるんでしょうが、レジにずらりと並んだおばさんたちがたくさん洋服を持って、カードでじゃんじゃん支払っているのを見てるととても不況と思えないのですが。

ほんとマルモさんのおっしゃるように、わけがわかりません。

スペインは失業保険がいやに手厚いですよね。
私は専業主婦ですが、一日12時間以上一生懸命働いているうちの主人と比べ、夫婦ともに働いていないのに保険でお金をもらい、そのお金でランチをしている人を見ると非常にしっくりこないものがあります。
もちろんそのお金で息抜きをすることは悪いことだとは思いませんが、そのお金は税金から出ているんですよね?

なんだかスペイン、この先大丈夫なのかなと不安になります。

腑に落ちない 2011/10/03(月) 21:23:14
手厚い失業保険だって、まじめに働いてる私たちの納める税金から。
12時間労働と言ったって、コーヒー飲みに行ったり、タバコ吸いに行ったりで、他の方が言ってるように仕事が遅いんです。

労働組合のデモ行進だけはやたら力が入り団結してますけど、そのエネルギーを仕事に生かしてほしいです。

ただ、この経済状況でやる気が起きないだけです。仕事しても給料未払い、遅延、ボーナスカット・・・。

日本は仕事のプレッシャーでストレスを抱えがち。
人生を楽しむなら、スペインと最近考えがちです。

怖い 2011/10/03(月) 21:36:33
働いている人の税金で暮らしてる人なんて、日本にもたくさんいます。。。スペイン人だからって訳ではなく、個人の考え方の問題でしょう。

日本では親の年金欲しさに親の死体隠したり、死亡届け出さなかったりした事件か何件もありましたからね…。怖い、怖い。。。

そう? 2011/10/03(月) 21:45:43
−カードでじゃんじゃん支払っているのを見てるととても不況と思えないのですが
との疑問、
きっと借金する事に抵抗が無いためでしょうね。

ネグロ 2011/10/03(月) 21:51:03
では、失業保険をもらいながら ネグロで働いている人は、どうでしょうか?雇う方も雇う方でしょうが、れっきとした不正行為ですよね。失業保険をもらって、更にネグロで稼げば 正直、普通に働いている人よりも多く稼げていると思います。こういう事をする人達のお陰で、就業できない人も沢山いるのではないでしょうか?
最近は、ネグロを摘発及び通報に協力を等のニュースを聞いたりもしますが、まだまだ影に隠れて働いている人がいますよね。私も個人的に何人か知っていますし・・・。

難しい? 2011/10/04(火) 00:11:51
考え方の違いなのでしょうが、失業保険って、それまで働いていた労働者の当然の権利としてもらうものなのではないでしょうか?働いている人たちから払われるってのは違う気もします。
とはいえ、これは、老齢年金を受け取ることが、それまで働いて納めてきたお金と考えるか、若い世代の税金で生活している、と考えるか、に近いものがあるので、なんともいえないでしょうけどね。

ネグロ、については、そうですね。スペインも日本みたいにアルバイト(雇用主が年金や健康保険などの社会保険を払わなくても良い形態での労働)を認めたら、失業率も数字の上ではぐんと下がるかもしれませんね。労働者の生活の質は地に落ちるでしょうが。

私見 2011/10/04(火) 00:12:10
>為替レートで調整したとしても、その場しのぎの解決なのでPIIGSの競争力はさらに低下するでしょう。
はて?仰る意味が判らないのですが、輸入超過・経常収支赤字の増加に伴い、自国通貨の為替レートが下がり、これまでより安価での提供が可能となるのに、競争力がさらに低下する???

>ユーロに加盟しようとしまいとインバランスは拡大していたのでしょうから、
先に示しましたように、ドイツと南欧間の不均衡が急激に拡大し始めるのは、2002年以降の統一通貨ユーロ参入以降の事です。
ユーロ加盟前、自国通貨を保有していた時代にはなかったこの格差拡大の原因が、ユーロ加盟・統一通貨による為替撤廃であることは議論の余地すらないでしょう。

私見 2011/10/04(火) 00:15:00
失礼。
上の書き込みは構造改革さんに宛てたものです。

まっくろ 2011/10/04(火) 00:23:02
すみません、ネグロさんのおっしゃるネグロで働いて失業保険をもらうというのはスペイン人に関してだと思いますが、日本人のネグロに関していわせてもらいます。私の周りでは日本人でネグロで働いてるひとはたくさんいます。でも彼らについていうと、学生ビザをもっていて、労働ビザもしくは学生ビザでも働けるビザをだしてほしいと訴えても雇用主に却下されて、他に仕事もなく仕方なくネグロで働いているんです。学生なのに働いて学問はどうしているのか、とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれいろいろな夢(画家、ガイド、マッサージなど)を描いて渡西し、滞在資格取得の為に学生ビザで学びながらも少しでも働きたい、長くいてチャンスをつかみたいひともいるんです。
そして雇用主はそんな彼らの少しでも働いて夢のたしにしたいという事情を察し、安くやとい税金を払わず自分の懐を肥やしている。ねえ、バルセロナの多くのお店の日本人オーナーさん。(きちんとされているオーナーさんももちろんいます)私利私欲だけではなく、オーナーとしての責任を果たしてほしいです。いつもこの手の話を聞くたびに同じ日本人を利用して、搾取して、使ってやってるから文句をいうなというオーナーに人として憤りを感じています。だからといって私が出ていく幕ではないので引っ込んでますが。結局は両者同意のもとですし。
トピずれ失礼。

構造改革 2011/10/04(火) 01:23:41
>私見さん
粘着っぽいですなー
原料も中間財も全部自国で生産できるのならともかく、
南欧諸国はそうしたものを輸入しなければやっていけない。
通貨切り下げをやったら、初めは安く提供でき、借金も減らせる。
でも、それをやると原料などの輸入価格が高くなってしまって、
加工輸出品の価格があがりますよね?
また、切り下げをコロコロやるような国は信用がなくなって、
外国からお金を貸してもらえなくなりますね。
そうなると競争力はあがるか、さがるのか。
高校の教科書に載ってませんでしたっけ。

ユーロがなかったら→なくてもグローバル化は起こっていたはず。
ドイツのような競争力のある国はグローバル化にのって富を拡大、そうでない国は輸出するものがなくなって、富が縮小。
世の中はユーロ圏だけじゃないですからね−。
日本もいればアメリカもいて、新興国市場もあって。
そうした要因を考慮しないのは不思議だと思いました。

そう? 2011/10/04(火) 08:18:10
スペインは人も国家も借金することに対してハードルが低いような気がします。
ユーロが導入されてペセタのときより通貨の信用度が上がった為外国にじゃんじゃん借金しまくったのがいけなかったようですよね。
日本の国債はそれに対して日本国民への借金なのでちょっと様子が違うと聞きました。

借金王 2011/10/04(火) 08:38:25
借金ならアングロサクソン系の国の方がすごいですよ。
スペインの場合は、ユーロでお金をたくさん貸してもらえるようになったので、国民と企業が夢を見た。バブルの夢のあとは、借りられなくなってしまったので、国が代わりに借金(国債発行)。それで急に債務残高比率が上がり、その上がり方が危なっかしく、不況で税金も入らないので、ひょっとしてスペイン、お金返せないんじゃない?とユーロ危機が波及したということですね。

日本の借金に占める外人投資家の比率が上がってきているみたいですね。
おそらく他に投資できるところが減ってきているからでしょうが。
あと2年で破たん、とか焚きつけるマスコミ、イライラします。

なぜ? 2011/10/04(火) 09:27:14
まっくろさん

>ねえ、バルセロナの多くのお店の日本人オーナーさん。(きちんとされているオーナーさんももちろんいます)私利私欲だけではなく、オーナーとしての責任を果たしてほしいです。

事情はよく分かりませんが、どうして「バルセロナ」なのでしょうか?
マドリードや他の町ではなくて、この町限定??

失業率21.2% 2011/10/04(火) 09:53:26
ニュースで出てましたが、これは勤労者4人で、失業者1人を支えているということですよね。若者の失業率は30%をはるかに超えているとのことで、この国は大丈夫かーって感じです。ネグロの件ですが、自分も習い事してますが、「きちんと申告するから18%分余計に頂きます」と言われるより、申告なしで18%掛からないほうが良いので、サービスの提供者と受け手とで合意されている限りは止むを得ないのでは。ただ、ネグロで払われたお金も、次のステップで通常の経済活動に使われたら、VATも払われ(取られ?)るので、それほど問題ではないと聞いたことあります。(ネグロを擁護している訳ではありません、念の為)。

くりぼう 2011/10/04(火) 16:25:44
今日、スペイン人の夫と一緒に銀行に行ってきたのですが、窓口のお姉さんが携帯電話でずっと恋人と話しながら仕事してました。ごく簡単な用事だったのに何度もミスされて、30分くらいかかりました。夫いわく、みんな迷惑しているけど、よそでもそのお姉さんのような行動は普通のことなので、誰も注意や苦情は言えないのだとのこと。失業者が多い中、片手間に仕事するような人が失業しないなんて、ふに落ちないですが、やはりコネ社会ゆえなのでしょうかね。

みかん 2011/10/04(火) 18:42:25
借金というなら日本が一番の借金国なんじゃありませんでしたっけ?
まぁ、しかし私もこの国には問題が山積みだとは思ってます。
働かないのが悪いというか、労働者が保護されすぎていると思いますね。
日本でいうバイト的なものや、派遣的な、保護の少ない仕事ってないじゃないですか。
じっさい、ちゃんと働くかどうか分からないのに、クビにしたときに半年働いただけで退職金が45日、という枷がある。
経営者にとって新しい社員を取るのも大変なことですよね。

私が思うに、スペインはもう少し、中小企業がおこしやすい制度にしないとこの先もきびしいんじゃないのかなぁ。
個人が働かないうんぬんもあるにしても、結局国をささえるのは中小企業じゃないですかねえ。
53%が国家公務員てところが、いかに会社をつくってやっていく人が少ないかを物語っているような気がします。

個人が働かないのは、報奨制度がないせいもあるとおもいます。
やってもやらなくても変わらないなら、だらだらしたほうがいいじゃない、という考え方になるんじゃないかな。

デモは、、、あれだけ守られていながら、なおまだ要求するのかと、冷たい目でみてしまいますね。どうも。

ねごしお 2011/10/04(火) 22:11:56
知り合いのアメリカ人の不動産屋が嘆いていました。
「スペイン人てビジネス感覚というものが、まるっきり無い!
仕事にならない」
プリプリ怒りながら国に帰って行きました。

ネゴシ 2011/10/04(火) 22:18:32
素人集団なんでしょう、きっと!
できない子どもをおだてる感じで温かく見守ってあげましょ〜う。

もちろん働きません!! 2011/10/08(土) 01:33:15
スペインのソブリン信用格付けが引き下げられましたね。
ま、当然って感じですが。。。。。
スペインがEUに加入している自体意味分からないですよね。
ヨーロッパの中でもかなりレベルの低い国だと思うのですが。。。。
他のEU加盟国の人達がかわいそう。。。。。

え? 2011/10/08(土) 12:17:28
みかんさんには同感ですが、
国家公務員が53%とはどこからの数字ですか?
公務員の主人がその数字はおかしいと言ってますが。

2011/10/08(土) 13:38:15
まあ、そんなにとげとげしく指摘しないでも。
スペインの公務員割合はたしか2割ぐらいで、他の欧州諸国と比べて
著しく多いわけではありません。
ひょっとしたら、新規雇用された人に占める公的セクターの割合が
それぐらいだった、とかいう話かもしれません。
小さな地方自治体だったら、公的機関で働く人の割合が5割に
達しているところもあるかもしれませんね。

ICHI 2011/10/08(土) 14:57:40

 スペインの経済規模を 過小評価しすぎているのではないかなと感じる投稿があったので,見直してもらえればと思います.

 2010年のスペインの経済規模,名目GDPで見ると 世界182カ国の中で 12番目にあたる 14,099.5億ドル,2009年には世界8位のGDPがあった経済大国の1国です.

 そして,国民の勤勉度と 国の財政赤字を結びつけてしまうのは 無理があるかなと思います. 簡単に言うと,日本の国民は勤勉なのでしょうか,勤勉だとしたら どうして財政赤字になっているのでしょう,ということだと思います.

お金が回ってない 2011/10/08(土) 23:43:32
私もICHIさんと同じことを感じていました。

その一方で(もうトピックの質問じたいから話が広がりすぎてるので、好きな話しますが)たとえばサービスの質を良くすれば、ある程度の財政赤字削減につながるかもしれません。

過剰なサービスでコストの高い日本のやり方はムダという論調が世界的にありますが、不況の今、消費者やユーザーの視点も厳しくなっています。スペインだってサービスの良いところなら買うor通う回数を増やすのにと思っている人も多いでしょう。気持ちよくお金を使えるお店や企業が増えれば、民間消費(輸出だって)が増えて、雇用が増えて、税収増になって、国のお財布もマシになると。風→桶屋よりも早いかもしれません!

日本は一見色々マジメにやってるんでしょうけど、何がダメなんでしょうね?輸出のガラパゴス化、一番裕福なリタイア世代の貯め込み、それとも政治がバカ?

はは 2011/10/09(日) 02:22:23
日本は消費税の税率がすぎるんだと思いますよ。
品目毎に、多少傾斜はつける必要があると思いますが(食品や生活必需品等は低めに抑える等)、
これだけの人口がいれば、多少消費活動が落ちても、他先進国並みの15-20%にすれば、
黒字になると思いますけどねえ。単純な話。

はは 2011/10/09(日) 02:23:45
× すぎるんだと思いますよ。

○ 低すぎるんだと思いますよ。

でした。すみません!

そろそろ変わらないと。 2011/10/10(月) 11:31:37
イタリアやフランスも大都市ではデパートとかで日曜営業を開始したと聞きました。観光立国のスペインも旅行者が日祝日に買い物出来るようにそろそろしないと。なかなか変わらないのは、過剰に権利を主張する労働組合のせい?弱腰の政府?失業者が400万人以上もいたら、日曜でも働きたい人は居ると思うんですが。

そうそう 2011/10/10(月) 11:57:53
 そろそろ変わらないとさんに同感です。
ちょうど、夫と昨日この話をしていたところです。
夫が言うには日曜もお店を開けるとなると、家族経営で新たに人が雇えない所にしわ寄せがいくとか、雇用人数はそのまま営業日を増やそうとするあくどい経営者が出てくると言っていましたが
私は何でもやってみなければわからないし、スペインも試しにでも良いからやってみるべきだと思います。

CAT 2011/10/10(月) 12:03:31
たまたまかもしれませんが、私が働いたスペイン企業、日系企業数社のカタルーニャ人、プロ意識は高く勤勉でした。日本の大企業で10年以上勤務経験がありますが、日本人に負けないくらい良く働きますし、特に女性職員が優秀で頼りになります。レベルの高い職場ではスペイン人の仕事意識は高いです。
ただ基本的に違うのが、こちらは家庭が第一で、残業をだらだらすることはありません。
「どうせスペイン人は働かないんだろう」という先入観をもって着任する日本人がいますが、職場においてこれは最悪です。日本語はわからなくても感じ取るものです。

そろそろ変わらないと。 2011/10/10(月) 16:31:14
今、ほんと景気が悪いのでお客の取り合いになってしまっていて、スペインの店が閉まっていたら、開いているイタリアとかフランスの店で観光客は買い物するだけですよね。このトピで中国人経営の店とか話題になってましたが、彼らは祝祭日も一日の規定労働時間も無視して働きますから(笑)。家庭第一、自分第一は勿論素晴らしいんですが、競争社会なんで、もう少しフレキシブルにならないと、労働協約だけ残って、国がどんどん衰退する事態にならないか不安ですね。GNP世界10位前後の国が失業率20%(25歳以下は40%超!)って、どうなってるんでしょうか。  

どうしてどうして? 2011/10/10(月) 23:09:03
どうしてスペインのGNPは世界10位前後と、そんなに高いのでしょうか。観光収入は世界でもすごいとは聞いてますし、以前は外国企業の工場がたくさん入ったと言われていますが、働かないスペイン人で、失業率20%で、どうしてそんなに高いのか、さっぱりです。

私も知りたい 2011/10/10(月) 23:26:07
↑の、どうしてどうして?さんの疑問、私も知りたいです。

日本も借金大国だと聞きますが、スペインと比にならないのでしょうか?

スペインの借金は、他のEU国や中国が肩代わりしているのでしょうか?

日本は「過剰サービス」というのはよく感じます。その分、人件費がかかるのだと思いますが、サービスを止めると、サービスの価格は下がるけど、失業率も上がり、…どうなるの??

経済に疎いので、その辺に詳しい方、素人にでも分かるように、
優しく教えてください!

そろそろ変わらないと。 2011/10/11(火) 11:23:15
専門家ではないですが、トライします。

*ペセタの時代、通貨が弱かったのでドイツ、イギリス、スイスなどの下請け国として素地はあった
*ユーロ導入で価値が嵩上げされた(例 コーヒー一杯がペセタの時代は50円程度だったのが、ユーロ導入で1ユーロになった、等)
*景気好循環で下請け国スペインにもどんどん仕事が来た
*不動産や太陽光発電など投資ブームが来た(大都市のピソの価格など、明らからにバブってますよね)
*GDPはドル換算なので、ユーロが強いと自動的にランク上がる(ユーロ導入時はドルと1対1ぐらいでしたが、今は1対1.4ぐらい。ということはユーロで何も変わってなくても、ドル換算では1.4倍になりますね)
*2010年は国別ではスペインは12位で、2009年の9位から落ちてますが、一人あたりGDPは2010年で世界27位です

住んでいる者の実感としては、国別順位より、一人あたりの順位のほうがしっくりきます。今の経済の状態だと、スペインはランク下がって行くと思います。

かなり簡略化して書きました。もっと詳しい方、加筆修正お願いします。

バカ三世 2011/10/11(火) 15:06:58
スペインはEUの中では人口も経済規模も5位。先進国なんてそんなにたくさんないので、もともと15位以内ぐらいのレベルでしたよね。
それが、ユーロバブルの中で、EU構造基金、外国投資、人口増、不動産(融資)ブーム、観光ブーム、でお金がいきなりガンガン入って回って、またたくまにトップ10に入ったという感じです。

もちろん、バブルの時の失業率は今の半分!スペインみたいに観光業に就く人の数が多いと、冬なんかはそういう人達は自動的に失業しますから、もともと失業率がリバウンドしがちな国なんでしょうね。建設なんかもいい時と悪い時で全然違いますし。

たくさん働いているといっても実際に売上増につながらなければ、GDPには出てきませんよね。一人あたりGDPの順位、近年は日本と大して変わらないレベルでした。為替換算も関係しているとはいえ、こんなに働いているのになんでー?
労働者の質は日本が高いかもしれませんが、ひょっとしたら、それを管理して利益を出すべき経営者の方に問題があるのかも??

ハラハラ 2011/10/13(木) 14:10:05
CATさんに同感。どうして日本人は上からの目線でスペイン人を見るのでしょう?折角スペインに来たのだから日本人が真似のできないかも知れない良い点だけを見るようにしたら、3年だろうと40年だろうと豊かな人生になること間違い無しなのに、と思うのです。
スペイン人は働かないと思うなら、その会社のトップの指導が行き届いていないと考えたほうが得策かも知れません。
スペイン人は日本人のように黙っていても空気を読むことが苦手かも知れないし、何しろ自分の意見を述べなきゃいけない、と子供の時から教育されているのです。相手の言うことを聞いたのちにこちらからじっくり優しく言い聞かせれば喜ぶし、わかってくれます。
はなから日本と同じ感覚で考えると従業員は不満を持ち初め、日本企業がイヤになるスペイン人がいることがあると聞きました。グローバル化の現在では世界に進出した日本企業や日本人がその国の人と理解しあってアミーゴになれた企業や日本人は業績も良くなり、日本の国は尊敬の目で見られるようになっています。
最近ではその国の人達に理解を示す日本人も多いことは確かです。
日本の経済成長が滞っている現在、上からの目線は通用しなくなったと思います。
歴史・文化・社会、言葉などの違いを乗り越えて楽しい人生を送りたいものです。

自営業の人は? 2011/10/13(木) 15:10:44
雇用されている人のことしかあまり話題に上がっていませんが、自営業の人はどうでしょう。
同じ時間拘束されるなら、働かない方が得。給料も上がるわけじゃないし・・・というのは、まあ、理解できなくもありません。でも、やった分だけ収入が上がるはずの自営業の人も、働き者と言える人は少ないような気がします。風呂場の修理を頼んでも、来たのは半年後、午前中だけちょろっとやって、時間かけて、あげくに欠陥工事・・・。大工さんに家の改修を頼んだら、頼んだところはできてるけど、がれきはそのまま、家の出入りで道具をぶつけたりペンキがはね飛んでたり。次またお願いしようとはとても思えないchapuzaっぷりです。
お店でも、みんな待ってるのにぺちゃくちゃしゃべってたり、そもそも開店時間になっても開いていないことなんてザラ。これはもう国民性として染みついてるものだと思います。
ただ、うちの義理の母によると、昔はそうじゃなかった。貧しかった時は朝の6時から夜中まで働いて、その上家事も子育てもきちんとやった。今の若い人はサボることばかり考えてなってない、といつも憤慨しています。農業が主だったときは、作物は待ってはくれないから、確かに勤勉だったのかもしれませんね。
アリかキリギリスかの2者択一の議論になりがちですが、人生を楽しむ時間を持つことと、課された仕事をきちんとすることは両立できる事だと思います。


追加発言は締め切られました。
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