スペイン年金受給




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はなちゃん 2011/07/16(土) 01:16:55
スペインとの年金協定が'10/12に発効していますね。私もスペインで数年(2年ほど)勤務し、日本に帰国していました。目下61歳と数カ月ですが、'11/2末で退職しました。
そのため、早期退職者に対する年金受給の申請を日本の社会保険事務所経由でスペインの年金局に行ったのですが、昨日下記のような65歳の申請年齢に至っていないため、対象資格がないという内容の書留が届きました。(スペイン語なので、分からず、自動翻訳機で概要を確認しました。)
por no tener cumplidos sesent y cinco anos de edad en la fecha del hecho causante de la pension, segun lo dispuesto en el articulo 161,1.a) de la ley general de la segurida social, aprobada por real de decreto legislativo 1/1994, de 20 de junio (boe 29/06/94), y no haber tenido la condicion de mutualista en cualquier mutualidad laboral de trabajadores por cuenta ajena con anterioridad a 1 de enero de 1967, y no serle de aplicacion lo dispuesto en la disposicion transitoria primera numero 9 de la orden de 18 de enero de 1967, segun redaccion dada a la misma por la orden de 17 de septiembre de 1976(boe 30/09/76).
Si no estuviera conforme con la resolucion adoptada podra interponer reclamacion previa a via jurisdiccional ante esta Direccion Provincial, de conformidad con lo establecido en el art. 71 del texto refundido die la Ley de Procedimiento Laboral, aprobado por R.D.Legislativo 2/1995, de 7 de abril(boe del dia 11). Dicha reclamacion se presentara en el plazo de 30 dias deside la recepcion de esta nitificacio.
しかし、現在の早期退職者の年金受給条件では、61歳を超えて、職を辞してから6カ月を経過した時点で、早期受給ができるとありました。もちろん7%/年の減額が行われるともあり、61.5歳では約25%減額となりますが年金の受給は可能と思うのですが!(不服があれば、裁判所に請求することができると記載してありますが、日本からスペインの裁判所に申請は大変です。)
61.5歳で受給できるようにするにはどのような申請を再度するばいいのか分かりません。皆さんのお知恵をお貸しください。
また受給金額なども概略分かれば教えてください。

まる 2011/07/16(土) 16:50:55
はなちゃんさんが受給できない理由が、スペイン語を読んでもよく分かりませんでした。資格がないとみなされていると思いますが、はなちゃんさんが資格があると思っているのならその理由を書いて提出すればいいんじゃないでしょうか。

基本的なことを分かっていないので答えられない気がして、便乗質問です。
私は、はなちゃんさんのような場合、2年働いたというのが日本側に伝えられ、日本の年数に2年足したものを日本側(受給時の在住国)が支払ってくれる、と思ってました。そうではなく、それぞれの国で手続きとなるのでしょうか。

厚生労働省のホームページによると、協定を結んだことにより、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000o8hr.html
>両国での保険期間を通算してそれぞれの国における年金の受給権を確立できることとなります。

はなちゃんさんの場合は、2年間分の25%減額だけをもらうという計算であれば、月々の計算はほんのわずかになりませんか?
それとも「それぞれの国で受給資格が発生する」ということなので、日本との合計年数の35年間(今37年でしょうか?)になれば日本側とは別に、スペイン側でも最低受給額がもらえるんでしょうか。

それから今回はスペインの話をされてらっしゃいますが、日本側の年金はどうなのでしょうか?
ググってみたところ、日本では早期退職者も60歳までは国民年金を払う義務があるとのことです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/qa/nenkin/20101013-OYT8T00614.htm
その間は年金はもらえないんじゃないでしょうか?

私の親が昔、「管理職は退職が早い。年金をもらうまで数年あくので、
その分を個人年金で補えるようにする」と計画していた記憶があるのです。
61歳でももらえるというのはスペインに限ったお話なのでしょうか?

先日年金法改正についてニュースになっていましたが、
あれはまだ始まったわけではなく、発効は先なんでしょうか・・。(逆質問ばかりですみません)
受給年齢が65歳が67歳に、支払い年数が35年から37年に変わるという話でした。その条件は満たしてらっしゃいますか?。

裁判にまで申請は大変そうですが、不服であれば紙に書いて30日以内にreclamacionせよ書いてある時はそれをしないと本当に資格がなくなると思います。

まる 2011/07/16(土) 16:54:00
逆質問が分かりにくかったかもしれないので、付け加えます。
日本では年金はまだもらえないんじゃないか?と聞いたのは、年金協定ができたことで相互関係ができて、スペインに行かずとも日本の社会保険事務所でスペインの分も合算して計算してもらえると思っていたからです。

しかし日本でまだ受給資格がないのなら、スペイン分だけを日本側でもらうことはできないんじゃないかと思ったのです。どうなんでしょうか。

まる 2011/07/16(土) 17:02:26
連投ですみません。たぶん分かりました。
http://www.boe.es/boe/dias/1976/09/30/pdfs/A19068-19068.pdf
の一部だけ読んでみましたが(全部を読む元気がないので、右側の年齢のところだけ)
61歳を超えて早期で年金をもらえるのは、67年1月1日かそれ以前にcuenta ajena を持って働いていた人のみのようです。

はなちゃんさんの受け取ったスペイン語にも、65歳に満たず、67年1月1日の時点でどこの保険にも加入していないため、早期でもらえる条件の人に満たしませんと書いてあります。

はなちゃん 2011/07/17(日) 02:16:05
まるさん、回答読ませていただきました。
61歳を超えて早期で年金をもらえるのは、67年1月1日かそれ以前にcuenta ajena を持って働いていた人のみのようですとありますが、2009年度の下記OECDの英語版では、Min.15年、Max.35年間仕事をした人が対象とあり、'67年より以前に就業していた人のみとは記してありませんでした。
http://www.oecd.org/dataoecd/18/19/43021643.pdf
私はスペインでの2年間と日本での35年間を合わせ、37年間就労していますので、条件に合っていると考えたのですがーーー
スペインでは'13年から段階的に65歳からが67歳からに後ろ倒しされるので、減額されても早めに受給したいと考えています。

まるさんの逆質問への回答ですが、下記サイトに参考になる記載があります。自動で加算してくれることはなく、自身で申請することが必要です。
http://overseas.yoshimura-sr.com/index.php?%E6%97%A5%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E5%8D%94%E5%AE%9A%E3%81%A8%E3%81%AF
日本の年金は通算して25年、スペインで取得するには通算して15年の加入実績が必要です。

まる 2011/07/17(日) 12:02:02
教えていただいた下のサイト、とても良いですね!
よく理解できました。
他のスペイン在住者にも参考になります!

67年1月、、の条件ですが、はなちゃんさんが受け取った文章にそう書いてあり、そのもとになる法律を探すと、確かにそれが記載されています。

探してみましたが、あちこちのサイトでもそう書いてあるのを見つけました。ですからOCEDの条件がすべて正しいとは思わない方がいいのではないでしょうか。

スペイン語ですがよくまとめてあるので、サイトをいくつか貼っておきます。
http://www.tuabogadodefensor.com/01ecd193e607b6501/01ecd193e607b6506_copia(1).html

箇条書きしてあって非常に分かりやすいです。

65歳以前にもらえる人の条件はいくつかありますが、限定されるようで、闘牛士や歌手,アーティストなどの職業によるようです。

一般的な人は、
1)前述の67年1月1日という以外に、
2)最近6ヶ月に失業届けを出していて仕事が見つからない人も含まれるようです。

上の方のサイトには出ていませんが、下のサイトに出ています。
http://www.weblaboral.net/ss/ss001236.htm

はなちゃんさんがもし、日本で職業安定所に一番最近の半年間に登録し、仕事を探していたという状況であれば、それを証明として出せるかもしれません。

まる 2011/07/17(日) 12:05:58
一番上のサイトのリンクがちゃんとできてなかったので、もう一度貼っておきます。
http://www.tuabogadodefensor.com/01ecd193e607b6501/01ecd193e40c23264.html

私が上に書いた⑵条件は
こちらのサイトにも書いてあります。
http://www.ustea.org/asp-laborales/legislacion/guiabasica/GB_11.pdf

はなちゃん 2011/07/17(日) 16:10:44
まるさん、いろいろ有難うございます。65歳前で受給できる一般的な人n条件の2)をベースに日本のハローワークの6カ月失業しているという証明書がとれるか調べてみます。
証明書は取れるとしても日本語なので、自分で英訳することでもいいのでしょうか?
私自身がその6カ月になるのは9月初めなのですが、も少しよい情報があれば教えてください。宜しくお願いします。

はなちゃん 2011/07/20(水) 01:37:44
7/19に近くの社会保険事務所に出向き、とりあえず異議の申立書を提出しました。日本の年金機構経由でスペインの年金局にこの異議申立書を翻訳して提示してくれることになりました。
この異議が年金機構で訳されていつ頃スペインに送られるかは目下分かりませんが、異議がある場合は30日以内に申請するようにとありましたから、できることはしたいと思い、調べて申請しました。
最初の申請から最初のスペイン年金局からの回答まで6カ月近かったので、今回の回答がいつになるか待ってみます。

スペイン年金 2011/07/20(水) 15:43:58
2年強スペインで社会保険を支払われ、既に65歳を迎えて年金を申請された方を知っています。
月額20ユーロ未満でした。ご本人もあまりの少なさにびっくりしていました。

それはショック 2011/07/20(水) 22:00:30
すみません。名前が違いますが、まるです。
その金額はショックですね。しかし働いていた時のお給料や、そのお給料体制(基本がいくらだったのか。手取りが多くでも基本給が少なく設定してあることも多いそうです)、もしくは会社員か自営業か、などでも大きく変わるようですよ。ですからまだ気を落とさずに。

私がはなちゃんさんで気になっているのは、条件の中に「申請する直前の半年間」に職業安定所へ登録していたこと、と書いてあることです。9月にその状態になるので、9月になって初めて申請ができたということです。ですから今申請した分はどうなるのでしょうね。

はなちゃん 2011/07/21(木) 04:59:52
スペイン年金さん、2年強スペインで社会保険を支払った人の年金が月額20ユーロ未満でしたか!
なんと少ないことか!
最小年金額として配偶者ありの65歳の対象者でEUR569.07/月との記載があったから多少は期待していたのですが!ーーー
なんと桁が違いますね!
まあどうなるか、チャレンジしてみます。

最低年金 2011/07/21(木) 07:20:09
逆に日本で2年社会保険を支払った方が、このたびの社会保険協定で年金をもらえるようになったので日本の年金を申請されましたが、月2千円に満たないとおっしゃっていましたから、日本もスペインも同じだと思います。
スペインの最低年金額にも規定があるのでしょうね。
スペインで40年年金を払って最低年金額の人もいるわけで、これが協定ができたからといって、外国人が1,2年ちょこっと社会保険を払っただけで最低年金額をもらえるはずがないです。
先日、スペインに15年住んでいたスイス人が、今毎月300ユーロの年金をスペインからもらっていると聞きました。何年社会保険を払ったのかは不明ですが、最低年金額には満たないです。

まる 2011/07/21(木) 08:56:12
私ばかりお邪魔してすみません。皆さん興味ある話題じゃないのだろうかと不思議に思っていたので、実際のお話をいくつか聞けて、ほっとしています。ますます興味がわいてきました!

年金ですが今まで2年分は掛け捨てになっていたものを、通算すると資格があるとみなされて払ってくれるだけで、金額はもちろん最低年金額ではなく、支払った分の計算となるのだと思いますよ。

スイス人の人の話はえっと思いましたが、
http://es.wikipedia.org/wiki/Jubilación
これによると、15年の人は50%しかもらえないそうです。計算だいたいあっていますね。

まる 2011/07/21(木) 08:59:36
連投です。
15年だと50%というのは知りませんでした。ペセタの時代に15年だけ働いてさっさとjubilarした若者を友達が数名知っていて、若いのに(たしか30代)働かず生きていると言っていました。今ユーロになって物価があがり、彼らは暮らしていけるんだろうかと思います。

働く限りは働いて、できるだけ年金はたくさんもらえるようにした方がよいということですね。

スペイン年金 2011/07/21(木) 19:08:33
私は年金の受給承認通知書を見せてもらいました。
最後に社会保険料を支払った月以前の15年間、いくらの金額をベースに社会保険料を払ったかの実績が記載されており、そのベース額を足した金額を210で割った金額がBase Reguladoraと言われる年金額計算上のベースになる金額になります。
210というのは15年×14で、年金も年に14回払いだからだと思います。
現在、35年間社会保険料を払うと、満額の年金がもらえると思いますが、35年×265日は12,775日で、この12,775日に対して、スペインで何日間社会保険料を払ったかが計算されます。例えば3年間(365×3=1,095)払った場合は、1.095÷12,775=0.0857で、つまり満額に対して8.75%分払ったということで、Base Reguladoraの金額に8.75%を掛けた金額がPension Basicaとされ、但し、Actualizacion、つまり物価上昇に合わせた現状化が加味されて、Pension Basicaより多少多い金額が年金額として計算されるようです。

確か年金改革で、満額もらうためには37年の社会保険支払い期間が必要になり、また年金額の計算(Base Reguladora)も過去25年間(通常、定年退職前の25年間)の実績に応じてされるようになるのだったと思います。そうすると、将来的には今よりも目減りする事になると思います。

ねんきん 2011/07/22(金) 23:24:15
日本とスペインが社会保障協定を結んだ際、在マドリッド日本大使館で年金の説明会がありましたが、確か年金の支払い期間が2年以下の人は送金手続きなどのコストのほうが高くなってしまうので年金支払い対象外となっていたような気がします。

はなちゃん 2011/07/24(日) 01:36:19
[[解決]]
いろいろ貴重な情報頂き、参考になりました。
まるさんの言われるように申請の時期がちょっと早かったのかと思いますが、異議申し立てが7/21に日本の社会保険事務所本部に送られたので、スペインの年金局からの回答を待ってみます。
有難うございました。

解決済みですが 2011/07/24(日) 09:35:26
日西社会保険協定は発効されたばかりなので、スペインの年金制度のどの部分までが有効なのか疑問が多々あります。
興味のある問題なのに回答者が少ないのは、実例や情報がまだほとんどない状態だからだと思います。
例えば、満額をもらうために必要な社会保険支払い期間37年に、日本での支払い期間を含められるのかどうか等です。
はなちゃんさんのように、実際に手続きを始められた方のお話は参考になりますので、また結果が出たら、是非お教え願いたいです。

まる 2011/07/24(日) 10:17:17
>満額をもらうために必要な社会保険支払い期間37年に、日本での支払い期間を含められるのかどうか等です。

私は通算してどちらかの国でもらうのだと考えていたので、この考えとなりますが、はなちゃんさんの教えてくださったページによると、それぞれの国での計算です。

ですからこれは無理だと思いますよ。そうしてしまうと、両国で満額もらえちゃう計算になり、そんな甘い話はないでしょうから。それぞれの国で支払われるわけですから、それぞれの国での払った年数分ずつ、となるのでしょう。

前は掛け捨てになっていた、支払い期間に満たない分が年数分払ってもらえる点は良いですけれどね。またその手続きをスペインに来なくても日本まで送ってもらえる、という点がよくなった部分だと思います。

はなちゃん 2011/07/25(月) 04:14:27
スペインからの回答が来て進展があればまた掲示したいと思います。
解決済みですがさんの質問ですが、過去に日本、スペインの両国で支払った対象者にそれまでは支払期間が不足して掛け捨てだったものが今回の年金協定でそれぞれの国の年金の加入期間としてもう一方の国の年金の加入期間も加算されるもので、掛け捨てが防止でき、その国で掛けた期間が短くて年金金額は少ないでしょうが、多少でも受給できることになるということだと理解しています。
協定発効後は両国で二重に年金に加入する必要がなくなったことで、進出企業にとっては年金関連の支出が抑えられるメリットが大きいようです。

解決済みですが 2011/07/25(月) 08:29:50
その後調べていてこのページを見つけました。
http://bit.ly/qiQEJb
この中に「協定に基づくスペイン年金額の計算の特例」というのがあり、2の「日本の保険期間をスペインの保険期間とみなして計算を行い、その算定額をスペインの保険期間と比例按分した額」という項目があります。
例えば日本で10年、スペインで30年かけた場合、合計40年でスペインでも満額として計算されますが、その金額を比例按分すると、30/40で75パーセントが適用されることになりますね。
どちらが得かは、保険年数、保険料によって違ってくると思います。


追加発言は締め切られました。
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