スペインでアポスティーユ?




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疑問 2011/05/11(水) 01:15:53
私自身のことではないのですが今日日本人の友人が言っていたことが気になって質問させていただきます。私は今までスペインの大学の入学手続き、スペインでの婚姻手続きなどで日本が発行した書類(戸籍謄本、卒業証明書など)に日本の外務省でアポスティーユを頼んでつけてもらっていたんですが、友人が日本からアポスティーユなしで戸籍謄本を持ってきて自分で翻訳して翻訳証明を頼んでからアポスティーユをスペインの外務省(?)に頼むって言ってますがそんなことってできますかね?日本の書類を世界で通用するために合法化するのは日本の外務省の仕事じゃないの?と私は言ったんですが。スペインでもできるんですか?知りたくなりました。

BCN 2011/05/11(水) 14:26:40
多分、疑問さんのお友達が勘違いしていると思います。
確かヘーグ条約に調印している国の外務省は、その国で作成された文書が海外でも通用する様にApostille認証をします。だから日本の文書には日本の外務省のApostille認証ですし、スペインの文書が海外でも使える様にという事であれば、スペイン外務省でApostille認証を取り付ける事になると思います。
ひょっとしたら公証翻訳証明と勘違いしているのではないですかね?

疑問 2011/05/11(水) 14:56:49
BCNさん。おっしゃる通りかもしれない、というかそうだと思います。公証翻訳証明と勘違いしていそうですね。

蛇足です 2011/05/12(木) 10:17:27
仕事柄、日本でもスペインでもアポスティーユを良く取るので、疑問さんの質問の本質には関係しないのですがコメントを付けておきたいと思います。

ご友人の件は、BCNさんのご指摘の通り、何かの勘違いをされたのだと思いますが、手続き的には、スペイン外務省のアポスティーユを取得することも可能だと思われます。

アポスティーユは、各国の公的機関が発行した書類を、自国外の国(ヘーグ条約調印国に限ります)に対して、確かに自国の公的機関が発行した書類です、と証明するものです。

従って、日本で発行された戸籍謄本や卒業証明書に対する翻訳証明や公証翻訳証明をスペインで取得した後、スペイン外務省で、翻訳証明や公証翻訳証明が確かにスペインの公的機関が発行したものと証明するためにアポスティーユを付けてもらうことは可能だと思います。

ただし、スペイン外務省が証明するのは、あくまでも、翻訳証明や公証翻訳証明が確かにスペインの公的機関が発行したもの、ということだけですから、日本で発行された戸籍謄本や卒業証明書自体が日本の公的機関に確かに発行されたというものを証明するわけではありません。

日本で発行された戸籍謄本や卒業証明書自体の真正さを証明するには、やはり日本国外務省のアポスティーユが必要となるはずです。

蛇足ですみません。

疑問 2011/05/12(木) 16:51:01
蛇足さん。蛇足ですみません?いえいえとんでもありません。大変わかりやすい説明。非常に参考になりました。スペインで取得した公証翻訳証明にスペインでアポスティーユをつけるのはスペイン以外のハーグ条約調印国に提出するために取れるということですね。しかし戸籍謄本の原本に対しての証明ではないということも納得です。ありがとうございました。


追加発言は締め切られました。
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