自営業者（アウトノモ）の社会保険制度について

アウトノモの妻 2010/10/24(日) 12:32:03
自営業（というかフリーランス業）の夫と結婚して1年弱になります。夫の収入は本当に不安定で、いいときは月に3000ドル（ユーロでなくドル収入なんです）くらいですが、悪いときには1500ドルに届くかどうか、という状態です。一時全く仕事のできない時期があったこともあり（精神疾患のため働いていませんでした）、貯金はほぼゼロ。それなのに収入のちょっと多い月になると、外食ばかりしたり、友達と遊び歩いたりで、あるだけ使い切ってしまいます。仕事の内容も給与の支払いのシステムもすべて彼がインターネット上で行っているため、その辺の事情に疎い私にはあまり詳しいことは話してくれません。かなりの地方都市に住んでいるため、私の就職活動も難航しています。
問題は、夫が将来のことを何も考えていないということです。私は働いていた時代の貯金や日本の口座にそこそこの貯金がありますし、国民年金も任意加入という形で支払い続けています。でも夫にももうちょっと真剣になってほしいのです。Ｇｅｓｔｏｒ（代理人でしょうか）に財務関係を一切まかせているらしく、納税や確定申告についても何も知りません。むしろこれまで自分でやってきた私のほうが詳しいくらいです。ただ、私も被雇用者の立場でしか働いたことがないため、自営業者の年金制度がどうなっているのかがわかりません。数年前から自営業者にもサラリーマンと同じような年金制度ができた、というような話も聞くのですが、詳しくご存知の方、或いはご自身が自営業をなさっているというかた、どのように年金を納められているのか教えていただけますか。基礎年金のようなものが在っても将来需給できる金額が少ないので、個人で任意加入のものもされていたら、ご参考までにお話聞かせてください。よろしくお願いいたします。

ICHI 2010/10/24(日) 16:07:24

　Madridには http://www.autonomoscm.org/ というようなサイトもあります．

　わたしの知っている範囲で Autonomoでやっている人の SSは最低収入(800ユーロ程度ですよね)で皆申請しています．　したがって，年金額も最低金額となっています．　その辺，会社勤めの人とは差が出てくるでしょう．

アウトノマ 2010/10/24(日) 21:45:18
ICHIさんに補足します。スペインではautonomoは、自分がもらいたい年金の金額を選べます。それによって支払うSSの金額が違います。

よっぽど稼いでいる人以外、不安定な職業ですから、ほとんどの人が最低の年金で申請すると聞いています。（最低収入？？を申請するわけではなく、年金額の最低を申請するわけです）

私の場合、最低のSSで月々250ユーロぐらい払っています。（毎年微妙に値上げもします）

年齢は忘れましたが、定年前に、この金額を引き上げることができる時期があるそうです。（スペイン人の友人がgestorから知らされず、引き上げれなかったと怒っていました）
もちろん月々支払うSS額は値上げしてしまいますが、若い頃と違い、もっと支払う余裕もできているでしょうし、年金問題が身近になってきて、ひきあげたいと思う人もいるようです。

ところで便乗ですが、会社勤めの人の年金額は万人が固定なのでしょうか？ずっと疑問でした。会社勤めの人に聞いても、皆さん、知らないそうなので・。

MINE 2010/10/24(日) 22:40:21
定年までに毎月のＳＳ支払額を引き上げることのできるのは、以前は４９歳まででしたが、今年法律が変わって４５歳までになったそうです。（移行期間は設けられているようです。）
会社勤めの年金額は万人が固定ではありません。
何年間いくらのSSを支払ったかによって、差があります。

MINE 2010/10/24(日) 22:58:27
補足説明しておきます。この法律改正は今月決定したばかりです。
２０１１年からは、毎月のSS支払いを引き上げできるのは４５歳の誕生日を迎える前月までとなります。
現在４５歳から４９歳の人は、来年の４月１日まで猶予期間があります。SS支払い額を増やしたい人はそれまでに申請しなくてはなりません。

アウトノモの妻 2010/10/25(月) 13:08:56
みなさん、詳しい情報をありがとうございました。夫に聞いてみましたが、Ｇｅｓｔｏｒにいわれるがままの金額を支払っているだけだとのこと。何事も人にまかせっきりにせず、もう少し自分の状況を把握してくれるよう促してみます。
ところで、スペインの最低年金では持ち家もない夫婦2人はとてもじゃないけれど暮らしていけないかと思います。みなさんほかにプライベートの掛け金や貯蓄をなさっているんでしょうか。

アウトノマ 2010/10/25(月) 13:15:03
アウトノマの妻さん、便乗で失礼します。
今月から変わったの、知りませんでした。MINEさん、情報ありがとうございます。

＞会社勤めの年金額は万人が固定ではありません。
何年間いくらのSSを支払ったかによって、差があります。

便乗質問なのに、お答えいただいて有難うございました。
支払った額によるのは当たり前のことだと思うのですが、毎月支払う金額はどうやって決定されるのでしょうか。ベースの金額もしくは最低金額が存在するのでしょうか。

autonomoだった知り合いが、最近別の仕事を始めて人を雇ったのですが、autonomoよりも雇った人を負担するSS額が高いと言っていたのです。
小さな商店なので、雇われている方のお給料は少ないと思うのですが、会社が負担するSS額はautonoomよりも高く、さらに本人負担も少しはあるはずなので、会社勤めの人はかなり高いSSを払っているというわけですよね。
autonomoは最低金額しか払わず、したがって最低しかもらえませんが、会社員の人は最低収入であっても年金は最低金額ではないのでしょうか。どのような計算で支払額が決まるのだろうと疑問に思ったのです。
すみません、トビが少しずれてしまいました。

アウトノマの妻さん、
＞数年前から自営業者にもサラリーマンと同じような年金制度ができた、というような話も聞くのですが、
年金制度は前からあるので、失業保険のことかなと思っていました。しかしMINEさんがくれた情報を知りませんでしたので、年金制度も何か変わったのでしょうか。

個人での加入は、銀行のPlan de Pensionに入っている人が多いかもしれません。
あるとあるだけ使ってしまうご主人の場合は加入しておいた方がいいかもしれませんね。
しかし収入が少ない時や働けない時に困ってしまうので、収入の多い時に、少しずつ奥様がお金を保管しておいて、どこかの銀行に預けておくのはいかがでしょうか。

アウトノマ 2010/10/25(月) 13:18:37
長く文章を書いているうちに、アウトノモの妻さんの投稿と重なってしまいました。
アウトノモの妻さん、重ね重ね、すみません。

BCN 2010/10/25(月) 14:35:38
サラリーマンの社会保険料は、会社負担額と本人負担額があり、給与額に応じて算出されます。個人負担額は、年間給与を12で割った金額の6.35%か6.40%、会社負担額は同30%くらいだったかと思います。個人負担及び会社負担の社会保険料算出の為の最高額は、今年だと3,198ユーロ/月で、本採用の場合、6.35%なので200ユーロ強となります。
年金ですが、現在は定年退職年齢(65歳)に達する直前の15年間にどれだけ社会保険料を払ったかにより、また生涯で何年間払ったkにより計算されている様です。
但し、マスコミ報道等でご存じの通り、スペイン公的年金も継続性が危ぶまれており、年金改革が叫ばれており、実際現サパテロ政権はそれを現政権で行う意向の様です。
専門家の多くは、年金改革について、100%受給には現在の生涯sh会保険料支払い期間を35年から40年に延長、定年退職年齢を65歳から67歳に、年金計算方法を定年退職前の15年ではなく、生涯社会保険料支払い額をベースにした計算方法にする様にと提言していると最近新聞で見ました。

追加発言は締め切られました。