スペイン民話、童話、昔話、おとぎ話




[スペイン探偵局に戻る]
Sai 2010/09/21(火) 16:07:35
こんにちは!わたしは絵本が好きで、たいてい外国に旅行するたびに現地発祥の物語(例えば日本なら桃太郎、ロシアなら大きなカブ、等)を購入するのですが、スペインでは見当たりません。数年前に初めて来た時も本屋さんに聞いてみたのですが要領を得ない回答が返ってきたのであきらめ、今回、また探していましたが見当たらなかったため、「誰でも知っている童話、スペイン人の子どもならだれでも一度は読み聞きするであろう話は何か」と学校の先生に尋ねました。すると、びっくりすることにディズニーじゃない?という回答でした。わたしが残念な顔をしていたからかインターネットでも調べてくれたのですが、やっぱり代々伝わるスペイン人の作家による話は見当たらないということでした。

先生を疑うわけではないのですが、絶対に1冊くらいはあるんじゃないかという希望が捨てられず(笑)、皆さんにもお尋ねしたいと思い書き込んでいます。こちらで子育てをなさっている・なさった方も多いようですので、お子さんやそのお友達などの本で、何かお心当たりがあればぜひ紹介してください!

(ちなみにラトンシートペレスの絵本を見つけてスペインの民話かと考えたのですが、どうやらスペイン発祥の話ではないようですね。)

curiosa 2010/09/21(火) 17:26:03
子供が出来たときにsaiさん同じ思いで主人に聞いたところ、ratoncito perezということで始めて買った絵本がそれでしたが、スペインのお話ではなかったんですかぁ?

LL 2010/09/21(火) 17:39:17
私もラトンシートペレスはスペインのお話だと思っていました。子供のころ読んだ岩波の本にも(確かタイトルはねずみとおうさま)スペインのお話と書いてあるし、実際スペインでは子供の歯が抜けるとラトンシートペレスが持っていくというのが一般的です。我が家にも有りますが確かにスペインで売っている絵本は新しいお話のようなのでので、私もsaiさん同様、民話なので作者不明ということかと思っていました。
La ratita presumida はスペインのお話ですよね?

CAT 2010/09/21(火) 18:06:19
カタル−ニャのなら知っていますけど、スペインのをお探しなのですよね?

Platero y tu' 2010/09/21(火) 18:52:15
今のスペインだと、カスティーリャ語以外の言語が話されている地域では子供たちはその言語圏での伝統的なお話のほうをむしろ学校で習っていそうな気がしますが、どうなんでしょ。

そういう意味で、今のスペイン全国で知名度があるかどうかはわかりませんが、今の大人に知名度がありそうな作品としては、

Juan Ramo'n Jime'nez の"Platero y yo"
Padre Coloma の"Ratoncito Pe'rez"
Elvira Lindo の"Manolito Gafotas"シリーズ(児童文学だけど質問者さんが求めておられるジャンルと少し違うかも)

Cervantesの"Don Quijote"も子供向けに出版されたものがたくさんあり、スペインの児童文学のひとつとみなされるようです。

Sai 2010/09/22(水) 18:57:44
みなさまご回答ありがとうございます。

乳歯が抜けた時のラトンシートペレスの習慣は、スペイン以外でも名前こそ変わりますがヨーロッパ諸国にあるといつか耳にしたもので、それ以来スペイン独自の話ではないと思い込んでいましたが、スペインのお話と考えてよさそうですね!さっそく1冊買いに行きたいと思います。

LLさんの、La ratita presumidaというお話はまた別のネズミの物語ですか?

CATさん、カタルーニャ地方に行くこともあると思いますので、ぜひご紹介ください!(カタラン名をお願いします)Platero y tu'さんの挙げてくださった作品もさっそく本屋さんで探して見てみたいと思います!

エスピノーサ 2010/09/23(木) 02:53:51
岩波文庫から二十年くらい前に、エスピノーサのスペイン民話集というのが翻訳されて出版されていますので、その原本を探してはいかがでしょうか。ただ、私も大学のとき民話研究をするために本を買いましたが、絵本という形ではありませんでした。挿絵もほとんどない文章がいっぱい書かれた本でした。

プラテーロとわたし 2010/09/23(木) 05:01:18
「Platero y yo」大学の時にスペイン文学の時間で教材になりました。(スペイン語学科です)
作者は特別に子供達のために書いてはいない、と言っていたようですが、当時大学近くの古本屋で絵本のような装丁になっている物(日本語訳)を購入したのを覚えています。
たくさんcapituloがあるらしいので、童話的な部分と社会批評的な部分があるのだと思います。
スペインでどういう形態で出版されているのか気になるところです。

Roro 2010/09/24(金) 06:02:10
私の友人がバルセロナで絵本を3冊出版しました。
カタルーニャに古くから伝わる童話を、日本語訳にしたかわいい絵本です。
「サンジョルディとドラゴン」
「まつの木の巨人」
「パトフェの冒険」
巻末には、お祭りや食べものなどについてのカタルーニャ文化の紹介も写真入りであります。
ご興味があれば、バルセロナのお土産屋さんでも販売しているのでご覧になって下さい。
詳細な情報が必要であれば、またご質問ください。

Sai 2010/09/25(土) 22:40:17
絵本を探していますが、スペインの民話ということでエスピノーサの本もちょっと見てみたいと思います。ここのところ時間がなくて本屋に行けていないのですが、Platero y yoは小話がたくさんあるとのこと、楽しみにして探しに行きたいです。

訳されていないものを探していますが、Roroさんのご友人が翻訳なさった絵本、ぜひ見てみたいと思いました。バルセロナに行く機会まで頭に入れておこうと思います。

みなさま、引き続きご回答ありがとうございました。

CAT 2010/09/27(月) 16:11:00
Saiさん、遅くなってしまってごめんなさい。
でもRoroさんが親切に挙げてくださってよかったですね。
私も興味があるので今度探してみようと思います!

訳されていないものをお探しとの事ですので、念のためオリジナルのタイトルを記しておきますね。
上から順に・・・
『Sant Jordi i el Drac』 私が持っているla Galera popular社から出ている本のタイトルは『Sant Jordi! Sant Jordi!』ですが。
『El gagant del Pi』
『En Patufet』

私にとってはパテュフェットが一寸法師のカタルーニャ版で、オチ?がいかにもカタランらしいなって思います。
余談ですが、歌もありますよ。サン ジョルディのも。

実は母にも同じ趣味があって、ロシア語の絵本とかが家にありました。
全然読めなかったけど、かわいらしかったです。

Sai 2010/09/28(火) 17:29:56
CATさん、再度書き込みありがとうございます。
一寸法師のカタルーニャ版という表現に思わず読んでみたくなりました。そちらに行く機会はまだ先になりそうですが、訪れた際にはぜひ手にとってみたいと思います。

はなこ 2010/09/29(水) 11:49:15
スピノーザのスペイン民話集の原語版はこちらで現在
売られているでしょうか?翻訳本を持っているので原語版
欲しいのですが。

はなこ 2010/09/29(水) 11:50:21
↑エスピノーザです。


追加発言は締め切られました。
WwwLounge Ver2.16

e-mail address: info@arrobaspain.com
Copyright (c) 2000-2022 @Spain all rights reserved.

@Spainのトップに戻る