にせ警官?




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K2M 2010/07/04(日) 13:34:59
グエル別邸の近くで2回、警官を装ったスリらしき人物に遭遇しました。
「らしき」というのは、果たして本当にスリだったのか
確証がないためです。彼らの目的が何だったのか、もしご存じの方がいたら教えて下さい。

1回目は去年の冬です。後ろから若い男が Can you speak English? と
地図を片手に話しかけてきました。カンプノウを指さして道を聞いてきたので
教えていたら、
「いやいやそれは知ってる。そうではなくておれが知りたいのは…」
てな感じで要領を得ません。そうすると1分もしないうちに別の大男が
やってきて、警察手帳らしきものを見せつつ
「ヘロインの所持検査をしてる。二人とも財布をみせなさい」
と言ってきました。
怪しいのは承知でしたが、万が一本物の警官だった場合に揉めるのは
いやだったので、お金を取られないよう注意して財布を見せました。
さらに妙なことに、道を聞いた男とその警官(?)はスペイン語ではなく
英語で会話をしてました。結果、幸い何も損害はなく、二人揃って去って行きました。

2回目はついさっき、場所はやはりグエル別邸のすぐ近くです。
今度も男が地図を片手に、カンプノウを指さして道を聞いてきました。
道を教え終わっても、やはり何かしら話を引き延ばしてきて、そのうちにやはり
違う男が警察手帳(?)をみせつつ近づいてきました。
手口が全く一緒なので警戒してましたが、今度は財布をみせろとは言われず、
ただ「本当に道を聞かれただけか?」「何か他にproposeされなかったか?」と
私だけに尋ねてきます。あんまりしつこいので少し強気で答えたら、
結局何事もなく終わりました。

実害はなかったのですが、彼らの正体がわからないままで多少気味が悪いです。
上と同じような体験をされた方はいますでしょうか。
また、彼らが本当にスリなのか、またはおとり捜査か何かの一種なのか、
もしご存じの方がいれば教えて下さい。よろしくお願いします。長文失礼しました。

臭いですね〜 2010/07/04(日) 14:40:24
99.99%ニセ警官でしょう。

警察は”財布を見せろ”とは言いません。 ”身分証明書を見せろ”ということはあります。 

ちなみに、本物の警察の場合はほとんどの場合、身分証明書に触ろうとはしません。

スペインのお巡りさんで、警察手帳を見せて『私は警官デス』なんていって外国人に近寄るような人はいないです。

とにかくどんな格好をしていようとも相手の方から近づいてくる人には本当、要注意です。

とにかくなにも盗まれなくてよかったですね。

池田 [HomePage] 2010/07/04(日) 16:15:12
去年ですが、以下の情報がありました。矢張りこの手の輩は忘れた頃にまた出てくるのですね。

バルセロナ(スペイン):偽警察官による詐欺等に対する注意喚起
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C373

マドリッド市警察手帳の見本も紹介されてました。
http://www.es.emb-japan.go.jp/download/policia.pdf

きをつけて 2010/07/04(日) 20:56:06
海外に住んでいる友達がバルセロナに遊びに来た時、池田さん が提示してくださっているページに出ている詐欺にあいかけました。彼女は海外に住んでいるもの、こちらの警官の制服の見分けがつかず、一応うさんくさいと思いながらも英語で対応したそうです。最初に地図をもった男の人に話しかけられ、無視した直後、二人の警官が近づいてきて、麻薬捜査で財布をみせろ、云々と。。相手の態度がすごく横柄で、怒鳴るようにして促され、一緒にいた男(最初の地図のひと)とともに捜査をうける形に。
その彼は警察のいう通りに財布をだし、しまいにはカードの暗証番号まで、なにやらうさんくさい機械にいれたそうです。(もちろんグルですから)。次に彼女の番です。彼女はそこで拒否し、身分証明書のはいった財布を奪い返し走って逃げてみたそうですが、追いかけてくることもなく、どこかに行ってしまったということ。しかも場所はバルセロネータの警察署付近です。
暗証番号まで教える人なんているのかねー。なんてその後話していたのですが、知人の日本からきた友人が丁度その詐欺にあってしまっていました。暗証番号をその警察の機械にいれたものの、宿泊ホテルの目の前だったため、念のためにすぐカードをとめる手続きをしたそうです。が、すでに50万ひきだされていたと。。

従順すぎる日本人 2010/07/04(日) 21:36:51
被害に遭われた、きをつけてさんの友人には申し訳ないですが、このテの詐欺に引っかかるのは、少し世間知らずの気がします。

他人にカードの暗証番号を教えること自体がおかしいです。
例え、本物と信じ込んでしまったニセ警察にでも。

マドリッド市の警察も警察手帳の公開も、解決策になっているとは到底思えません。

白黒の手帳の映像に、ここが緑、ここが黄色、ここが紺色とかこんな細かい情報を覚えさせようとして…。
実際に、ニセ警官にニセ手帳を見せられた時に、思い出せというのだろうか。

カラーで手帳を公開できないのは、偽造されたりする恐れや、なんらかの理由があるからかもしれませんが、ちょっと手抜きじゃない?警察の真剣さが伝わらない。

つい出してしまう 2010/07/04(日) 22:01:02
つい財布を出してしまった、つい暗証番号を教えてしまった、皆さんそうおっしゃいます。頭では怪しいおかしいと思っていても、いざそういう場面に遭遇すると頭が白くなるようです。

かく言う私も今年遂に会ったのですが。その2人組は南米人、へったくそな英語「We are policeman」ってなんやねん。パパッと見せられた警察手帳はただの財布。メッシュになってたので殆ど見えませんでしたが、私が研修(旅行関係なので)で見たそれとは似ても似つかぬものでした。在住の友人が見たのは西部劇のような星がついていたそうです。

その時は日頃の恨みがパーーッと噴出し、「あん、あんたが警察?その手帳もう1回見せろ!」と怒鳴り、自称警察は「あ、間違えた!お前じゃない、怪しいのはその男だ」と、私に道を聞いてきたグルを指差し。。。数秒前まで私の隣で地図を広げていたグルはいつの間にか数メートル先の下手に退場していました。その後姿に「あんたらが何なんだか私は知ってるぞ!」としつこく怒号を浴びせましたが、あの時「a trabajar!」と言わなかったのを今でも悔やんでいます。

話が長くなりましたが、騙された旅行者の方もおかしいと思いつつ見せてしまうのですよね。本物と思って見せた人は、私は今まで会ったことはありません。ただそこで毅然と断ってくれれば、いえもうきゃーと叫んで走って逃げてくれればまだいいのですが。治安関係の研修で警察が言ってましたよ。「俺たち財布見せろなんて絶対言わないから」って。。。

きをつけて 2010/07/04(日) 22:21:16
世間知らず。。ですよね。
でも海外歴の長い友人はうさんくさいと思いながらも、一応は対応したそうです。
なぜなら、スペインではなく彼女の国での話ですが、依然公道での本物の警察の身分証明書提示の依頼を、本物の警察かどうか怪しいからという理由で断った現地在住歴の長い日本人が結局警察に連れて行かれて、尋問をうけ大変だったという話をとっさに思い出してしまったらしいんです。
でも、財布、ましてやカードの暗証番号は要求された時点でニセだとわかりますよね。本当にこれから来る日本人旅行者にはきをつけてもらいたいです。という私自身も気をつけないと。。
メトロで日本人の老夫婦の旅行者がぱっかりあいたリュックに(おそらく盗まれた後に)気が付いて、大きな声で騒いでいた、と日本語が少しだけわかるスペイン人から最近聞きました。日本人は普段から、特にメトロでは話しても静かに話すのに、彼らはすごく焦っていて大きな声をだしていたから、わかった、と。お二人の気持ちを察すると胸がいたいです。

注意点 2010/07/04(日) 22:50:39
警察に身分証明を提示しろと言われた場合は提示する義務がありますが、警察はその身分証明に触る権利はありません。提示しろと言われたときは見せるだけで自分の手から離さないようにしましょう。他の機関、商店などでも同様です。

地下鉄の放送で。 2010/07/04(日) 22:59:11
>白黒の手帳の映像に、ここが緑、ここが黄色、ここが紺色とかこんな細かい情報を覚えさせようとして…。実際に、ニセ警官にニセ手帳を見せられた時に、思い出せというのだろうか。

確かに(笑)
というか、この映像をクリックして見るくらいの注意深い人はおそらく被害に遭わないかと。
問題は、こういう情報を見ない人、知らない人をどうするかですよね。

バルセロナでは(他の街でも?)、地下鉄で日本語で「スリは、あなたの不注意をいつも狙っています」という放送が流れます。

私もここに住んでしらばく経ちますが、この放送を聞くと、はっとします。慣れたころ、忘れた頃に、日本にいる時と同じように、うっかり無防備になってしまう時でも、この放送を聞くと気持ちが引き締まります。

この放送で「財布を見せろという警官はニセモノです!」とはっきり伝えれば、ニセ警官の存在を知らずに、観光に来た人にも少しは効果があるのでは?スペイン語だらけの放送で、日本語の放送が流れると「おっ」と思って、注意深く聞くでしょうし。

K2M 2010/07/05(月) 10:28:10
[[解決]]
皆さん情報ありがとうございます。その後自分でもwebで調べて、
多くの方が被害に遭われてる事を知りました。

財布や見せる・暗証番号を教える等が世間知らずとのご指摘は、ごもっともと思います。
ただ、スペインの常識と日本人の言う常識とは、異なる点がたくさんありますよね。
私自身は滞在1年未満ですが、その短い間にも習慣の違いに驚くことが多々ありました。
なので旅行者や滞在始めの人にしてみれば、どこまでが「スペインでの常識」なのか
とっさには判断つかないように思います。まして警官を名乗る輩に尋問調で迫られたら、
冷静にかわすのは簡単ではない気がします。
(私自身も「身柄拘束」の可能性を恐れて、つい財布を見せてしまいました)

ともあれ、自分自身は今後十分気をつけるつもりです。
本スレッドに寄せて頂いた情報が、今後スペインを訪れる方の参考になればと思います。
コメントをくれた皆さんありがとうございました。


追加発言は締め切られました。
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