イルカの肉は子供の給食に???




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サルサ 2010/06/27(日) 22:25:48
今日姑と食事をしていたら、こんな事を言っていました。

オンダセロのラジオで、日本の大阪に住んでいるサンチェス・ドラゴという方が日本の話をよくするらしいのですが、その日の彼の話が日本のイルカ漁についてで、姑も集中して聴いていた訳ではないと思うので内容は大雑把になってしまうと思いますが以下のような事だったそうです。
(イルカ漁についてはアロバスペインでも何度か話されていたと記憶しています。)

*イルカ漁をすることについてサンチェス・ドラゴ本人が日本人は残酷だと語っていた

*イルカの肉は不味く、水銀が含まれていることがあるのでスーパーなど一般には出回る事はなく、子供の給食に何らかの形で使われる

1つ目については議論しても堂々巡りになりそうなのでどうしようもないと思うのですが、オンダセロのような公共の電波で日本人は残酷だなどという発言をするのは不愉快だと感じました。

何よりも驚いたのが2つ目で、これではまるで日本人は毒のあるものを子供に食べさせる国民だとスペイン中に話していることになり、さらにスーパーなどには出回らないというのもそもそも嘘です。地域によってはスーパーなどで売られている事もあります。

なにせ姑の言っていたことなので実際に聴いていない自分は何とも言えないのですが、割と最近のラジオで話していた事らしいのです。
どなたか聴いた方はいらっしゃいますか?

彼がこのような事を語っているとしたら本当に迷惑な話だと思います。
姑の聴き間違いでしたらすいません。

酷いですね 2010/06/28(月) 03:53:01
ネットで潜ってみたら、出てきました。こちらのオンエアーのものですね。
"Te Doy Mi Palabra, Domingo 27 de Junio"
http://www.ivoox.com/te-doy-mi-palabra-domingo-27-junio_md_314152_1.mp3
(*私は全部聴くのが面倒だったので、mp3ファイルを先ずダウンロードしました。)

2:28:30辺りから映画TheCove〜
2:30:30に「イルカの肉は不味く、腐っていて、大量の水銀が含まれているのでレストランで使われる事はなく、その辺のスーパーなどで安値で売られるほかは、子供の給食に頻繁に使われている、、、。」

また太地町の様子をナチスのアウシュビッツまで引きあいに出し語っています。
有名な知識人とされ、自他ともに日本通と認める(奥さんが日本人だそうですね)サンチェス ドラゴ氏が日本から生電話の参加でこれだけ自信満々に語れば、この放送を聴いたリスナーは無条件に信じてしまうことでしょう。
この方は御歳73歳だそうですが、、、本当に軽率で無責任なこの一連の発言には不愉快至極な思いです。

さかな 2010/06/28(月) 11:20:01
鯨やマグロなど、食物連鎖の上にいるものには、水銀が蓄積されて濃度が高くなってしまいます。

イルカ漁の町の住民やマグロ船員の髪の毛からは一般人より高濃度の水銀が検出されるそうですが、でも、これに起因する健康被害は見られないそうです。

魚類に含まれるセレンが、水銀を無毒化するのだそうです。
http://www.oprt.or.jp/C30-4.htm

サルサ 2010/06/28(月) 14:45:12
リンクを貼ってくださりありがとうございます。
早速聴いてみました。あまりスペイン語堪能ではないのですが、夫の助けを借りて聴きました。

スーパーなどに出回らないというのは姑の聴き間違いだったようですが、水銀が大量に含まれている肉を子供の給食に"頻繁"に使われているという表現はとても酷いです。

さかなさんが書いていらっしゃるように直接的な健康被害はないと私も聞いた事がありますが、ラジオでの彼の話し方ですとスペイン人は誤解するでしょう。

まるで日本人が子供には毒を盛っているような表現を公共の電波で語っていることについて、憤りを感じます。
どうにかできないものでしょうか。

抗議 2010/06/28(月) 14:59:31
ネットでしらべてみましたが、あまり情報がありませんね。
京都外国語大学で教鞭と取っていらっしゃる方ですか?
もしそうなら、大学に抗議してみるというのはどうでしょうか。

テレビでも 2010/06/28(月) 20:22:19
 もう1ヶ月ほど前のことになると思いますが、多分Tele5(自信はありません)のニュースでも、“イルカ肉は日本で珍重されている。学校給食にも出される。”(珍重される肉が給食に出されるっていうのはそもそも変な論理なんですけどね)と報道されてたのを見ましたよ。 その週のEl Pais紙でも特集が組まれていました。

 事実無根とは言いませんが、一方向からだけで詳細が述べられないために、日本中でイルカ漁をやっていて日本人の大半がイルカ肉好き、という印象を与えかねないなー、と思いました。学校給食に出てたのは鯨肉じゃないのかな?とも思ったのですが、イルカ肉を現在でも給食で出す地域があるのでしょうね。

 この件については、
 1:一般の日本人は良く知らないテーマなのでじっくり良く調べて知識を高めてからスペイン人と議論する(と楽しいかも)

 2:“えー初耳ー!”日本の大半の地域にはない習慣だから私には分かりません。”と軽く受け流す。

 3:“世界中のいろいろな地域によって習慣は大きく違うし、スペイン国内でもいろいろあるでしょー。残酷だって言えば、例えばTordesillasのToro dela Vegaとかも結構残酷よね。でも大半のスペイン人はそれについてよく知らないんじゃないのかな? そんなもんよ。”などと立場を変えて物事を考えるように仕向ける。

 という解決法で如何でしょうか。 ま、あんまり深く真面目に受け止めない方が良いと思いますよ。

給食? 2010/06/28(月) 22:20:28
私は今30歳、日本の学校で給食を食べて育ちましたが私の学校生活の中でイルカの肉が出たことは一回もなかったです。うちの父が俺が子供のころは給食にクジラの肉が出たといっていますが。イルカの肉は獣くさいといいますし、まさかイルカを他の肉と偽って子供に食べさせているとはおもえないですねぇ。どこかの地域の給食で食べたことがあるという方が居れば別ですが。。。

がっかり 2010/06/28(月) 22:39:04
サンチェスドラゴさんのような、知識人と思っていた方が、とあるところから聞きかじったような情報をあたかも知ったようにラジオなどの公共の場で吹聴しているとは。。。がっかりです。年でしょうかね。情報を検証する能力が衰えてしまっているんでしょうね。
全くの嘘ではないにしろ、私も給食でイルカの肉を食べた覚えは無いですし、話も聞いたこと無いですし、お店で売っているのさえみたことがありませんでした。少なくとも一般なものではないと思います。

マゴンドウ 2010/06/28(月) 23:59:20
http://www.cinematoday.jp/page/N0019032

これが本当かどうかは分かりません。
だいたい、ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(原題)の監督であるルイ・シホヨス自身がなんとも胡散臭いですから。

他の幾つかのHPにはイルカではなく、地元産のマゴンドウであったとあります。

http://www.news.janjan.jp/living/0709/0709040788/1.php

でも、2007年で月2回もくじらの肉が給食にでるとは。私なんか、給食でくじらの肉なんて食べたことありませんよ。

<一番初めのリンク先から引用>
 規定値の16倍を超える水銀が含まれるイルカの肉を、太地町の学校で給食として提供されていたことがあった。「太地町の町議会議員も驚いていたが、これは非常に重要な問題さ。学校の子どもはもちろん、妊婦がスーパーなどでイルカの肉を買って食べてしまったら大変なことになるだろう? 現在は、太地町のコミッショナー3人が決議して、完全にイルカの肉を太地町の学校に出回らないようにしたらしいが、決議したコミッショナーの一人は、子どもが村八分のような状態になってしまい、町を出なければならない状況になってしまったらしいね」。

池田 [HomePage] 2010/07/03(土) 10:51:20
公開妨害などで公開が遅れていた問題の映画が、本日(2010年7月3日)日本でも封切りとなりました。

捕鯨文化の違いを論点とせず、水銀の問題が争点であるような印象を受けますが、翻って日本の水銀規制値が1973年の暫定規制値のままになっていることにショックを受けます。
「役人よ!責任を持ってサッサと仕事しろ!」というのが私の率直な気持ちです。

他のブログなどでもいろいろ話題になってますが、私が最近呼んだもので興味を持ったのは以下の内容です。

「The Cove」, la película – 映画「ザ・コーヴ」 en Una japonesa en Japón ー ある帰国子女のブログ
http://unajaponesaenjapon.com/?p=6123

鯨やイルカ肉の水銀より、輸入牛肉のホルモンのほうが問題である - 楽農倶楽部(別館)
http://blog.goo.ne.jp/rakuno_club/e/18550f8a92a05b1c784b0229f1351435

ちきりや 2010/07/21(水) 11:43:50
>決議したコミッショナーの一人は、子どもが村八分のような状態になってしまい、町を出なければならない状況になってしまったらしいね」。

これは山下さん当人にによると間違った話だそうです

2009年9月7日大阪の毎日放送の夕方のニュース
「クジラの町・太地を揺るがす映画」から

映画には、2人の太地町の議員が出演しています。

2人は映画で「勇気を持って水銀の危険を告発した」として、オバリー氏は賛辞を送っています。

しかし、彼らの言い分は意外なものでした…

<太地町議会議員・漁野尚登さん>
「世界的な海洋汚染のドキュメントを撮るならいいですよってことで、協力というかインタビューを受けたんですよ。「THE COVE」に使いますよってことも聞いていませんでした。意図と反することに使われたら非常に心外やし、もうホンマに削除してほしいっていう気持ちですね」

その後、神奈川に引っ越したもう1人の町会議員・山下さんについて、オバリー氏はこう話していました。

<動物保護活動家・リチャード・オバリーさん>
「『THE COVE』の日本語版が公開されれば、山下さんは国民的ヒーローになりますよ」

山下さんは、水銀の問題を取り上げたために議会から圧力を受け、町を出ていったとオバリー氏は言うのですが…

<神奈川県在住の元町議・山下順一郎さん>
「それは全然、そんなことは全然ない。純粋に自分の体調が悪くて、(太地は)医療機関が近いところになかったんで、思い切ってこちら(神奈川)に移ろうかってことで、移ってきたんです」

ちきりや 2010/07/21(水) 11:50:44
本来の趣旨を隠しながら撮影したようです。

http://i.mbs.jp/tv/voice/special/20100304_27664.html
「映画『The Cove』にまたピリピリ 2010/03/04放送

怒っているのは町の人だけではありません。

 北海道医療大学の遠藤准教授は、イルカ肉の水銀汚染を指摘する人物として映画内に登場しますが、反捕鯨運動として利用されるとは思わなかったといいます。

 <北海道医療大学 遠藤准教授>
 「科学者として中立を保ちたい。私のデータが反捕鯨の人に使われるのは嫌です」
 (Q.水銀の害については認めている?)
 <北海道医療大学 遠藤准教授>
 「当たり前ですよ、それは」
 「こういう方法で水銀中毒の話をしたくない!これが私の考え方です」

 また水銀汚染のデータをもとに、イルカ肉を学校給食に使わないよう地元で主張していた町議会議員も映画に出演していますが―。

 <太地町 漁野尚登町議>
 「太地の追い込み漁をやめさすような映画に使われているのは非常に心外」

 漁野さんは、「The Cove」の監督に、メールで映像の削除を求めたところ、顔をぼかして対応するとの返事があったといいます。

 <漁野町議>
 「彼らはどうやってイルカ漁をやめさすかを手を変えやってる。今は水銀が一番効くんじゃないかなと」
 「ぼくらもうまく使われたと、ぼくは思ってる」

http://www.mbs.jp/news/jnn_4470392_zen.shtml
「ザ・コーヴ」出演部分削除求め提訴

日本のイルカ漁を批判した映画「ザ・コーヴ」に出演した北海道の大学の准教授が、「反捕鯨運動に利用された」として、配給会社を相手に映画からのインタ ビューの削除を求める裁判を起こしました。6日、大阪地裁に訴えを起こしたのは、北海道医療大学の遠藤哲也准教授です。

訴えによりますと、遠藤准教授は日本のイルカ漁を批判したアメリカのドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」に、「イルカの肉が水銀に汚染されていると指摘する人物」として登場していますが、反捕鯨運 動に使われるとは思わなかったとして、配給会社に対し、現在、映画館などに貸し出されているフィルムを回収した上で、インタ ビュー部分を削除するよう求めています。

遠藤准教授は再三、映像の削除を求めてきましたが、削除されないまま先週から日本での公開が始まったため、名誉を傷つけられたなどとして、1100万円の損害賠償も求めています。

クジラとイルカ 2010/07/21(水) 12:19:17
クジラとイルカの違いは学問的には大きさだけだそうです。
4m以上のものはクジラ、それ以下はイルカと呼ぶのだそうです。
私は今40歳大阪出身ですが、子供の頃は給食にクジラ肉のフライが出てきました。もしかするとその肉もイルカだったのかも?
ただ最近の給食にはクジラ(イルカ)肉は出さないと思いますが・・・

ちきりや 2010/07/21(水) 13:02:38
映画でもっとも暴力的な漁民として描かれる〆谷さんによると
撮影隊による漁民への挑発や映像編集による事実の捏造があったそうです。
NHKクローズアップ現代
http://www.youtube.com/watch?v=MikfyqC5Zr4
http://www.youtube.com/watch#!v=JSReYNFIWdw

TBSラジオDigによると(1時間08分ぐらから)漁協は当初「美しい海岸線を撮影したい」と要請され喜んで協力していたそうです。だまされていたわけですが。映画では漁民は一貫して妨害する存在です。
>スタジオに太地町を取材したジャーナリストの田上順唯さんをお迎えして、「太地町の様子」についてお話をうかがいました。
http://podcast.tbsradio.jp/dig/files/dig20100609.mp3

太地で給食に出された事のあるのは(ミンクを除く)ゴンドウクジラですね。地方によってはゴンドウイルカ。英語ではpilot whaleでイルカ。

coveのポースターはまったくの宗教画です。http://www.impawards.com/2009/posters/cove.jpg
十字架にかけられたキリストとその周りを取り巻く天使がイルカ。これは宗教の対立ですから(一方的だけど)科学的なデータを提示しても納得なえられないと思います。イルカ、クジラは現代の天使なんです。
その天使を日本人は殺してる、それは神をも恐れぬ悪行で本当に恐ろしく許せない事なんでしょう。

ちきりや 2010/07/21(水) 13:23:43
これは食肉生産に携わる人達の仕事と気持ちを捉えたNHKのドキュメンタリーです
http://www.youtube.com/watch?v=WGt0zx2KSU0

動物を殺しさばく事への嫌悪や反感をあおるcoveの手法とは対照的です。衝撃的に見せて煽りたてるやり方は容易に対象に対する差別や侮蔑につながるだけにいやな気分がします。 日本人に恥をかかせてそれを外圧として日本政府、社会を働かせようとしたんでしょうけど。オバリー氏も日本には外圧が有効だと日本の保護団体に聞いたとインタビューデ答えてますし。

そして 2010/07/26(月) 07:08:12
日本政府は捏造に関して抗議しないんでしょうね。
いつものごとく。

ところで昭和50年生まれの私は学校給食で何度も「くじらの大和煮」食べてました。でもイルカも肉は見たこともないですね。


追加発言は締め切られました。
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