「冠詞」が分かりません…




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にゃんこ 2010/05/03(月) 11:08:10
語学の文法をこつこつ勉強するのは比較的好きな方で、より正確に自分の言いたいことを相手に伝えるためには、
成人した外国人には、文法の習得は必須だと感じており、私自身も文法は得意な方だと思っています。

ただ、英語の時からそうなのですが、冠詞が理解できません。。。

一般的なものの名詞には不定冠詞、特定のものの名詞には定冠詞だという理解ですが、
先日、ある商品の説明書で、

「天井に取り付けて…」を「cuelge en el techo」と書いてあり、

シェアメイト(スペイン人)に、「買うお客さん(不特定)のそれぞれの天井なのだから、elじゃなくて、unじゃないの?」
と聞いたら、「en un techoとは言わない」と言われました。
なんでー??その1

例えば、自己紹介するときに「私は猫が好きです」は
「Me gustan los gatos」なんですか?
一般的に、どんな猫でも好きなら、「Me gsutan unos gatos」だと思うんですけど。。。
なんでー??その2

基本的に名詞の前には冠詞をつけるんだと思いますが、時々冠詞がなかったり???
なんでー??その3

なんか冠詞のルールがよく分からなくて、結局話すときは、面倒くさいから、冠詞は無しで話してます。
(外国人だから、Broken Spanishでも許されるというのは甘いかなぁ??)

もし、冠詞について、分かりやすいHPなどをご存知の方がいらっしゃれば、
教えてください。
ここに直接書き込んで説明をして頂いても嬉しい限りです。

よろしくお願い致します。

わんこ 2010/05/03(月) 11:51:07
私も日頃悩みます。ただ年月がたつにつれて耳が慣れ、これはこうなんじゃないか・・・って感じで使い分けています。
その1.皆が同じ天井に取り付けるわけではありませんが、天井に限って話をしているわけですから、cuelgue en el techoになりますよね。
その2.これも猫全般について話しているわけで、unos gatosとしていまうとたとえばうちの近所の猫は好きだけど、他のは好きじゃないとか、シャム猫は好きだけど、他のは好きじゃないとかいう風に一部の猫しか好きじゃないかのように受け取れますよね?
その3.あります。あります。冠詞がない場合。
きちんとした回答があるといいですね。私も知りたいです。

lima 2010/05/03(月) 15:43:08
冠詞についてはスペイン人に質問しても説明がまちまちなんですよね〜、私も詳しく知りたいです。
わんこさんのおっしゃってる感じ、まさにそんな感じですよね。私も最初はホントにワケわからなかったのですが、最近はちょっと感覚的にわかるようになってはきたので、時間をかければなんとなくわかってくるものなんじゃないかって思ってます。
☆その3に関して
me gusta musica の場合は音楽全般が好き
me gusata la musica は何か特定の音楽、例えばla musica cubana とかの感じを受けるってスペイン人に説明された事がありました。
しかしその後、別なスペイン人にただ単に音楽が好きっていうのだけでもlaをつけたほうがいいって言われたことがあります・・
どういうことなんでしょうね。回答になってなくてすみません。

同じ悩みがあります 2010/05/03(月) 15:56:33
定冠詞(単複)・不定冠詞(単複)・冠詞無し(単複)は本当に悩ましいところです。

なんでー??その1、
自分で書いていたらきっと間違っただろうと思いますが、
この場合は「購入者の天井」と言う限定された場所なので"el"なのではないかと思います。"un"だと話者が「そこっ!」って言う感じなのですかね。

なんでー??その2、
すべての猫が好きなわけじゃないから???
感覚的には冠詞無しの"gatos"な気がします。
"unos"だとやはり話者が特定しているような気がします。

ちなみに、音読の時に"el""los定冠詞は音としては弱く発声しますが
"un""unos"(女性形も含む)はしっかりと発音します、
と教わりました。
なので、両者には話者の意図が含まれるか否かがあるのではないでしょうか?

なんでー??その3、
は、例えば一般的な料理名には定冠詞・不定冠詞ともつかないそうです。
つけると、例えば「三河やの『うなぎ』」とか「今目の前にあるこの『とんかつ』」とかになるとの事です。

でも、ある日本人が、ネイティブAさんの論文を抜粋してネイティブBさんに見せたら、
Aさんの論文の冠詞とかを修正された、という話もありますので、
なかなか奥深いことのようですね。

日本在住の素人学習者発言で混乱されたらスミマセン。

悩みは同じ 2010/05/03(月) 17:08:50
丁度!夫にこの冠詞と不定冠詞について聞いていたんですが、スペイン人の夫に聞いても、皆さんがおっしゃるような返答でしたが、もっとはっきり明確な定義が自分なりに理解できないと使いこなせないのが実状ですよね…。

Articulo 2010/05/03(月) 17:09:02
>一般的なものの名詞には不定冠詞、特定のものの名詞には定冠詞だという理解ですが、

この理解にまず問題があると思います。名詞を特定化しないときに不定冠詞、特定化するときに定冠詞を使いますが、一般的にいうとき、つまり総称するときは定冠詞を使います。

最初の例は、天井として我々一般に理解する部分を指すので総称用法としての定冠詞を使って el techo でしょう。

2つ目の例は、猫一般を指すならel gato,しかしいろいろな種類の猫を想定してlos gatosもよいかと思います。この文でunos gatosは猫一般を指していることにはなりません。「私は数匹の猫が好きだ」と解釈されるか、どの猫かは自分にはわかってるけどあえて特定化せず、「私はある猫たちが好きです」という意味になってしまいます。

冠詞は基本的には名詞につくもので、つかないのは慣例的つながりというか、やや特殊と思った方がいいです。よってつけるかつけないかわからないときは、無しにするのではなくて、むしろつけたほうが無難です。

ine 2010/05/03(月) 18:16:29
トピずれかもしれませんが、冠詞について私も悩むことが多いので一言です。
昔スペインに住んでいまして、日本でも仕事などでスペイン語を使っていました。 今はドイツ在住です。
ヨーロッパ言語圏の人たちは冠詞に関して理解があっていいな〜。と思っていいたところ、ドイツ語のクラスでスペイン語圏の人たちはやたらと定冠詞をつけたがることに気づきました。 なぜかスペイン語圏の人たちが定冠詞をつけるところ、ドイツ語では無冠詞だったりすることが多かったりします。 面白いな〜と思ったのでコメントしました。

にゃんこ 2010/05/03(月) 21:49:19
みなさん、色々なご説明ありがとうございます!

特に、Articuloさんの猫の説明は大変ためになりました。

あと、脱線しますが、ドイツ語の冠詞の変化は半端なく大変だって聞いたことがあります。
それで、ドイツ語が嫌になる人が多いとか。
私の日本の友人の中での話ですが。

余談 2010/05/04(火) 14:00:25
 バレンシア州在住です。 ここら辺だと固有名詞、特に人名にまで定冠詞をつける人が多いです。La Maríaとか La mamáとか。 女性名詞の方が多いかもしれません。El Juanとかはあんまり聞きませんね、そう言えば。 バレンシアーノでやたらと冠詞を使うのでその影響なんだと聞きました。最近は感染してしまって時々使ってしまいます。 “話題のあのマリア”とかいう特別なニュアンスでない限り文法的には誤りであると思うのですが。

カタラン 2010/05/04(火) 14:52:46
バレンシア語ではやたらと冠詞を使うのですか? だったらカタルーニャ語もそうなのかしら? 人名についてはカタルーニャ語では定冠詞をつけます。文法的にもそれが正しいです。 

同感 2010/05/05(水) 01:39:24
私も冠詞のしくみが分からないので、今通っている学校の先生に詳しく説明してもらえるように頼みました。
いつになるか分かりませんが、プリント付きでしっかり教えてもらえるそうなので、習い次第書き込みをしますね。

ひろじゅん 2010/05/05(水) 11:29:02
マジョルカでも人名に定冠詞をつけて話している人がいます。
人名に冠詞を付けるなんて習ったことも聞いたこともなかったので、最初聞いたときは耳を疑いました。
カタランの影響だったんですね。納得。

余談 2010/05/05(水) 16:45:01
 カタランさん、“やたらに冠詞を使う”っていうのは言いすぎかもしれません。 私もバレンシアーノを話すわけではないので、誤った先入観を持っているかもしれません。 ごめんなさい。

 ただ、カステジャーノだとmi maridoや mi tierra なのにバレンシアーノだと el meu marit la meua terra となるので、“やたらと冠詞をつけて・・・”という印象をもってしまったのです。ちなみに旦那も 前述の“La mama”などに関しては、バレンシアーノの影響だろうと言っています。 バレンシア人にこんなこと言うと怒られますが、バレンシアーノはカタランと同一言語だと思いますので、冠詞の使い方も多分同じじゃないでしょうか。

カタラン 2010/05/06(木) 01:46:41
余談さん、「ごめんなさい」なんて言わなくても大丈夫ですよ。お気になさらないでください。コメントを読んで新たに知った知識として、カタラン語とバレンシア語は定冠詞つきが多い言語なの〜?って思っただけです。私もバレンシアーノもカタラン語もよく知らないです。人名に定冠詞を付けるのはたまたま知っていたのですが、「La mama」もコレヒオの先生がよく使っているのを聞くので、たぶんこれもカタランでは正しいのだと思います。

ineさんのコメントによると、ドイツ語のクラスでスペイン語圏の人たちはやたらと定冠詞をつけたがるそうですが、カステジャーノ圏の人から見ると、カタラン語やバレンシア語はやたら定冠詞がついているように見える、という印象なんですよね。私もスペイン人の英語がやたらと「of」を使いたがるとか、思ったりしますよ。「the number of telephone of my teacher of English」とか。「my English teacher's phone number」とも書けると思うのですが、スペイン語の文法はそのままに英単語に置き換えただけみたいな感じの英文、よく見かけませんか?

lima 2010/05/06(木) 06:37:44
アンダルシアでも人名に定冠詞つけてるのよく聞きますね。一般的なのかと思っていましたが、違うのかな。

にこ 2010/05/07(金) 15:35:17
アンダルシアですが、彼に聞いてみたところ、女性の名前に冠詞を付けて話すのはお年寄りに多いそうです。
(男性にはやっぱり付けないみたいです)
私にはincorrectoな使い方だと言っております。


追加発言は締め切られました。
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