スペインで医者として働くためには




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Nami [HomePage] 2010/03/20(土) 14:59:52
こんにちわ。
私はこの前医学部に合格した者です。将来スペインで働く事を考えています。
スペインで医者として働く為には、スペイン語が話せる事の他、何が必要なのでしょうか?リンクにもある通り、コネなのでしょうか。。その為に今から在学中にできる事は語学だけなのでしょうか??
スペインは医師過剰と聞きましたが、旅行者向けにも日本人医師なら需要があるのではないか…と思うのですがどうなのでしょうか?甘い考えでしょうかね。。

また、スペインで医者にかかった事がある人はスペインの医療に対してどのような印象を見受けられましたか?
ほんのささいな事でも良いので教えて下さい。

通りすがり 2010/03/20(土) 15:30:08
スペインの医師数が過剰だとは初耳です。
むしろ全然足りていないと私は理解しています。
そのため南米などからたくさん医者を受け入れています。彼らに語学の勉強は必要ないですが、ホモロガシオンをした後、何年かこちらで研修をしないと医者として働けないと聞いたことがあります。
日本人の場合、まずはかなりの語学力をつけないとなかなか難しいかと思います。話はそれからかと。

スペインの医療に関する意見は他のトピックで見れますよ。
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+201003/10030058.txt

病院 2010/03/20(土) 17:20:57
 私も、スペインの医師は足りていないと聞いています。
ただ、お隣のポルトガルのほうがかなり深刻なようで、スペイン人医師が向こうに働きにいったり、ポルトガルの患者をスペインで診たりという話は聞いたことがあります。
病床数が、日本の4分の1程度しかないそうなので、病院自体の絶対数が足りないので、病院数に対しての、「過剰」なのかもしれませんけれど、身内で初期の癌の手術で6ヶ月待たされた事を考えると、全然足りていないと思います。
日本人用の病院やクリニックも魅力ですが、私立だと、結局いっぱいお金がかかってしまうので、簡単な病気の時はSSで、急ぎで手術などが必要になった場合は一時帰国してでも、日本でやって貰おうと思っています。旅行で病気になる人もあまりいないのではないでしょうか。主さんがいる都市で具合が悪くなるとも限らないですし、、、。
ロンドンやデュッセルドルフみたいに日本人が沢山いるところなら良いかもしれませんし、実際あちらには日本人病院もありますけれど、マドリッドやバルセロナの在住邦人数からみるとどうなんでしょうね。

ちな 2010/03/20(土) 17:37:51
マドリッドに日本人女性のお医者さんがいらっしゃいますよ。http://www.acjmad.com/Event/2009/SpainAikoKai/ev2009-spaikokai.shtml

ちな 2010/03/20(土) 17:39:24
途中で送信してしまいました。

>>旅行者向けにも日本人医師なら需要があるのではないか
ないと思います。
日本人旅行者で医者にかかる人はそんな多いとは思いませんし、その全員が同じ土地でかかるわけでもありませんよね。

いやところが 2010/03/20(土) 18:37:51
保険関係の仕事をほんの少々していますが、旅行者が日本語が話せる医者にかかりたいというケースは月何回もあるんですよ。うちみたいな小規模でもコンスタントにあるのですから、大手SXXさんなどではもっと需要があると思われます。最近の日本人、ちょっとした事ですぐ医者にかかりたがります。少々脱線しますが欝や心臓病の薬を忘れてこっちの医者にかかって薬もらいたいとか。。。

また、こちらに住んでいる人でも駐在さんなんかには日本語の医師が重宝されます。

まあこういう人たちをターゲットに考えるのであればマドリかバルセロナでしょうね。

Nami 2010/03/21(日) 17:22:19
みなさん沢山のコメントありがとうございます。ここでは初めて発言したのですが、嬉しいです。
私がスペインが医師過剰だと聞いたのはここです。
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+200509/05090115.txt
少し前の話かもしれませんが。

まずは語学力ですね。必死で勉強します。
日本人専門の医者になるつもりはないです。ただ就職しにくい、と上記のリンクに書いてあったのでそういう事が少しでも就職する際に売りになるかと思ったのです。
みなさんが病気になって公立病院で診察を受ける時、医者は日本人がいい!等と注文はつけられませんよね…?もしつけられるのならば、公立病院に勤務しても日本語で診療ができますが、もしできないならば私立の病院に勤務する方がいいですよね。コネが必要、というのは私立病院に就職する際の話なのですかね…?

ところで現地の医者はどの程度英語ができるのでしょうか?みなさんが医者にかかる時は何語で診察を受けたのですか?英語でも診察ができたらもっと需要があると思いますか?

Nami 2010/03/21(日) 17:27:25
通りすがりさんのコメントで気になったのですが、南米では医師は過剰なのですか?

ちなさん、リンクありがとうございます。
http://www.arrobaspain.com/cgibin/wwwlng/wwwlng.cgi?print+200509/05090115.txt の女医さんとちなさんのリンクの女医さんは同一人物のようですね!「スペイン国内で日本人医師としてただ一人活躍する」が本当であるならばですが。

ちな 2010/03/21(日) 17:58:19
同じ人でしょう。

感想として・・・ 2010/03/21(日) 22:39:39
私の個人的な意見ですが、こちらのお医者様はとてもさっぱりしていて、お友達のような感じで接してくださり、好感がとても高いです。日本のお医者様はとても敷居が高く感じてしまうので・・・。私のスペイン語がつたない時に診察した際、一部のお医者様は英語で説明してくださったり、英語が話せるとまではいかなくても簡単な英単語で表現してくださったりして助かりました。バルセロナなんかは北欧の方やイギリスの方などが多いので、英語で診察できれば需要は高いのではないでしょうか?私個人としては、やはりスペインのお医者様がよい感じでも、日本人のお医者様がスペインに来てくださったら、そりゃあ嬉しいので、頑張ってください。応援しています。

Nami 2010/03/22(月) 17:12:46
そうなんですか!確かに日本の医者は(私は他の国はよく知りませんが)偉そうな人も時々いますよね。私もそういうお医者さんは苦手です。自分がそうならないよう気をつけます。
なるほど。人によっては臨機応変に対応してくれるんですね。
その時は公立病院で診察を受けたのですか?

curiosa 2010/03/22(月) 18:04:13
地方在住です。私立の病院しかかかったことがないのですが、主人にマニアと言われるくらい色々な科にかかりました。かかったほとんどのお医者さんが素敵でとても親切でした。中には処方箋に携帯の番号まで記載されていて、こんなことしていたら夜もおちおち寝ていられれないだろうにと思っていたのですが、いざ自分が手術を受け、その後経過に不安を感じたときに携帯に問い合わせたら、親身に答えてくれました。あと、息子の小児科の医師もどんなことでもと専用の携帯の番号を教えてくれているのでとても助かっています。日本じゃそういうの考えられませんよね。まあ、衛生の面ではちょっと無頓着と思うこともありますが、日本は過剰のような気もします。
私の住む地域にはアルゼンチン人の歯医者が多いです。スペイン人より質がよいそうです。また、アルゼンチンより収入もよいとのことである時期に移民してきたそうです。
また、救急の当番などにも中南米の先生を多く見ます。エクストラがつくのか、収入がよいので、志願するのだと思います。
Namiさんは何を専門とされるのかわかりませんが、スペインで不足しがちな科を専門として勉強するのも手だと思います。
ちなみに私の専攻は音楽ですが、homologaciónに1年半かかりました。医者はもっと早いと聞いています。頑張ってください!

感想として・・・ 2010/03/22(月) 23:16:07
私は主に私立の病院を受診しています。公立はいつも混んでいますし、お医者様の質がなぜか私立の方がよいような気がするので・・・。でも、これは私がたまたま公立で出会ったお医者様がイマイチだっただけかもしれません。
あと、英語で話してくださったお医者様は私立の病院のお医者様です。公立の病院のお医者様はスペイン語でも英語でもなく、カタラン語(バルセロナ在住時)で話す方が多く、夫がいなければ受診できない状況でした。ちょっと嫌な思い出も正直あり、それ以降公立病院に足を運んでいません。
curiosaさんの仰るとおり、私もスペインの病院の衛生面に関しては無頓着だなあと思います。苦笑 でもお医者様が本当にお友達のように感じがよいので、目がつむれます。

Nami 2010/03/23(火) 16:40:07
なるほど!!親身になってくれるお医者さんはいいですね!携帯の番号教えてくれるって凄いです。そういう信頼関係があると安心できますよね。

「まず当の文部省での書類審査ですが、年単位かかります。
私の場合とにかく面倒なさまざまな、さまざまな書類を提出してから最初の1年半は音沙汰なし、2年後更に細かい書類の提出指示、そして結局大学で勉強した2教科について時間数が足りないということで試験を受けるようにいわれてアルカラの大学までいって受けてきました。トータル2年半強、それでもほかの同じ状況の外国人たちと比べると決して遅くはないほうでした。」
と上記のリンクの女医さんも仰っていました。様々な交渉ができるようにスペイン語ペラペラになっておかないとだめですね。
ところでお聞きしますが、スペインで不足しがちな科とは何かわかる方いらっしゃいませんか?
日本で不足しているように、外科、産婦人科、小児科あたりなのでしょうか…?

病院 2010/03/23(火) 16:50:31
私の住んでいる地方は、私立病院は評判悪いです。 私立の先生たちは愛想が良くって親切な事は親切だけれど、大きな手術などはやはり公立病院の医者の方が腕が良いと聞いています。 なので、私立は信用できないからといって、待っても公立でやってもらうという人が多いです。 こんな田舎でも、産婦人科だけは私立が結構良いと聞いてはいますが。

大都市だと、やっぱり私立病院も日本のように、公立と競争できるくらい腕の良い医者がそろっているんでしょうか、、、。

専門 2010/03/23(火) 23:42:17
私は医者じゃないので、もっと専門的なことをご存知の方から話を聞けるといいのですが、

Namiさんの、どの専門のお医者が不足しているかという質問ですが、
スペインでは、医学部を卒業すれば、一般医にはなれるんです。が、外科とか産婦人科などの専門医になろうと思ったら、そこから実務を何年も経験して、さらに難しい試験を受けてと、かなりの狭き門のようです。これはヨーロッパのいくつかの国も同じはずです。日本のように実務で経験を積んで、専門分野を柔軟に名乗れるというシステムとは違うと思うのです。
だから、一般医の数はかなり多いけど、専門医となると、どこの科も、医者の数はかなり少なくなると思います。特に手術などがある外科系はかなり少ないのではないでしょうか。

だから、日本で、国家試験に合格した後も、日本で特定の専門医としての経験を何年か積んだのち、Homologacion(資格認定)の際に、専門医として認定されることができた方が、何かと有利な気がします。もちろん一般医でもお仕事はあると思いますけれど。
がんばってくださいね。

知り合い 2010/03/23(火) 23:46:08
ドイツ人の友人は、ドイツで医師免許を取って医師として働いていましたが、スペイン人との結婚でスペインにやってきました。オモロガシオンの手続きを試みた所、時間がかかり、その上、何が足りないなどのいきさつもあり、彼女に興味のあるポストの募集もあり、しびれを切らして一部か全てか不明ですがスペインで単位を取り直した直したと聞きました。
彼女は癲癇の専門医で、引く手あまたの様で、私が彼女と知り合った6年前より、2度キャリアアップしています。ちなみに、スペイン人並のスペイン語を話します。
ちなみに、スペイン語の拙い医師は、お会いしたことはないですね。

在マドリード 2010/03/24(水) 11:56:39
マドリード在住です。
おおむね健康ということもありますが、
特に「日本人の医師がいたら・・・」と感じたことはありません。
お医者さんは一般的にとても親切ですから。
(看護婦は態度が悪い人結構いました。)
駐在の方に重宝されるというお話がありましたが、
数としてはそんなに多くないのでは・・・
なので、こちらで働くにしても、
実際はスペイン語で現地の人をみるほうが
ずっと多くなると思います。
となると、やはり医師としての力もさることながら、言葉は重要でしょうね。
いい間違えてとんでもないことになる可能性もありますし・・・
個人的には、歯医者さんで器用な日本の方がいたら・・・と思います。
一般的に日本人はスペイン人より器用なので・・・

さるるるる [HomePage] 2010/03/24(水) 16:30:23
医療に関しては専門的な知識などは全くないのですが、
病院へかかった時の個人的な経験です。

私は少し特殊な技術の仕事でアンダルシアの田舎に数年間住んで居りました。
村には公立の救急病院しかありませんでした。
健康体なので自分が医者にかかることはなかったのですが
日本から友人が遊びに来た時に熱中症にかかって倒れてしまい、
スペイン人の友人に車でその救急病院へ連れて行ってもらいました。
病院は非常にキレイで衛生的に感じました。
(ここの村の人は衛生面に厳しいからかもしれません。
バルなどのトイレも非常にきれいです。村人は大都市のバルや駅のトイレは
汚くて入れないと言っていました。)
友人はスペイン語はわからないので
もちろん必要な部分は私が通訳しましたが、
その時のお医者は、直接友人へ対してやわからい表情や身振りでの気遣いをみせてくれ、
安心させてくれるような対応に非常に好感を持ちました。

一本注射を打ってもらい、
顆粒(を水に溶かして飲む)の栄養ドリンク的なものを頂きましたが
公立なのでお会計というものがなく、
旅行者の友人も診察料は取られませんでした。(支払おうとしたのですが、
お医者さんと、そこまで車で連れて来てくれたスペイン人の友人ともにから
『支払う必要はないから』といわれました。)
友人は翌日には起き上がれる程に回復しました。

初めてのスペイン旅行で(しかも言葉もわからずへんぴな村まで来て)
緊張し、さらに熱射病で心細かった友人の気持ちを一番にほぐしてくれたのは
あのお医者さんだったのではないかと思います。

Namiさんご自身がまずスペインを好きになり、スペインの人々を好きになれば、
語学も含めて大変なお勉強もいつしかご希望の道へと繋がってゆくのではないでしょうか。
がんばってください!


追加発言は締め切られました。
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