遺言書の作成




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Japonesa 2022/11/09(水) 14:01:02
年齢は50歳未満ですが、最近病院のとある検診でひっかかったことを機に遺言書の作成を考え始めました。

これまでは居住地であるスペインの法律にしたがってこちらのNotarioに依頼してスペイン語で作成し、公認の翻訳をつけ、日本でも通用するようにLegalizacionでもするのだろうと思いこんでいました。が、日本語のサイトで色々と調べているうちに「海外在住の日本人が公正証書遺言書を作成する場合は日本の公証役場か、居住国の在外公館で作成してもらう」という記載を見つけました。

対象となるであろう財産は日本とスペインの双方にあり(日本は銀行預金のみ、スペインでは預金と不動産)、相続人はスペイン在住スペイン人の夫と日本在住日本人の弟家族を考えております。どちらも自国の言葉しか話せないため、煩わしい手続きはできるだけ私が元気なうちに済ませたいのです。

恥ずかしながら今までこのようなテーマについて深く考えたことがなかったため、知識も経験も全くありません。
私と同様に相続人も相続財産も両方の国にある場合の遺言書の作成について最良の方法をアドバイスいただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

あげ 2022/11/10(木) 12:23:40
興味のあるトピなので上げておきます。
レスが付くといいですね。

Japonesa 2022/11/10(木) 14:06:21
あげさん
上げてくださってありがとうございます!
すでに遺言書を作成された方などの体験談やアドバイスをお聞きできたらと思うのですが、なかなかレスが付きませんね。

合わせてご相談なのですが、スペイン-日本間での相続問題に強い専門家(弁護士、Gestor、Asesorなど)をご存知の方がいればご紹介いただきたいです。オンラインや電話で対応してくださるのであればどこの地方でも構いません。アジア人の少ない地方在住で、普段お世話になっているGestorは日本人の相続案件などいままで扱ったことがないそうなので、任せられるのかやや不安です。

testamento 2022/11/10(木) 15:11:27
3年前にNotario で遺言状を作成しました。日本の財産についてもスペインの法律で作成しなければいけないと言われました。トピを見て驚いています。とても興味深いトピなのでレスがつきますようゆ。

Japonesa 2022/11/10(木) 19:48:57
testamentoさん
差し支えなければ教えてください。
スペインのNotarioで遺言状を作成した後、それを日本語に公認翻訳やLegalizaciónの手続きはされましたか?

日本の相続人が受け取った資産について銀行や不動産手続をする際、海外で作成した遺言状だとスムーズにいかないことがあるようです。その逆のパターンもあり得ると思います。そのため、日本の資産に関しては日本の公証人、スペインにある資産についてはスペインの公証人の元で作成した方がいいと下記サイトで読みました。
https://kaigaisouzoku.jp/wp/yuigon-03/

ただ場合、翻訳などの手続きも双方向で必要となり、手間も費用も2倍になってしまうので、できればどちらかの国だけ作成することで済ませたいのです。

Japonesa 2022/11/10(木) 19:54:14
「ただ場合」→「ただその場合」
「どちらかの国だけ作成」→「どちらかの国だけで作成」
長文である上、誤字脱字のせいで読みにくくてすみません。

testamento 2022/11/10(木) 22:04:41
> スペインのNotarioで遺言状を作成した後、それを日本語に公認翻訳やLegalizaciónの手続きはされましたか?
何も知らずに遺言書を作成してしまったのでしてません。

Japonesa さんのトピを見て、今から書き換えを考えいます。

Japonesa 2022/11/11(金) 00:13:44
testamentoさん
不安にさせるような情報を書き込んでおいて申し訳ないのですが、スペイン式の遺言状が日本で全く無効だというわけではなさそうなので、せっかく作成されたものを書き換える必要はないかと思います。翻訳なども後からできるでしょうし。
私もとりあえずスペイン式で作っておこうかと考えているところです。

スペイン式の遺言書をもとに日本で相続手続きが問題なくできた、あるいは逆に難しかったというお話をどなたかお聞かせいただけると助かります。

あげ2 2022/11/13(日) 13:11:56
私も興味あるのであげておきますが、この掲示板は高齢者の日本人またはその遺族、こちらで生まれた人はあまり見てらっしゃらないと思うので、返答がつくかわかりませんね。

大使館・領事館には連絡を取ってみましたか?
バルセロナの知人が、日本から来た遺族のために通訳をし、遺書の確認や弁護士への相談の仕事をしたことがあります。
その時に、日本領事館の方が車の送り迎え時に同行されたと聞いています。
領事館も興味のあるテーマと思っているようだったのことだったので、日本人のために情報を集めているのではないでしょうか。

あげ2 2022/11/13(日) 13:15:20
testamentoさん

トピ主さんの貼ってくださったリンク先読みましたか?

トラブルが起きないように、双方の国で同じ内容の遺言書を作っておいた方が良い、という内容ですので、書き換える必要はないのでは?

もう作成済みで、日本の財産についてもスペインの法律で作成した、とのことなので、その同じ内容を、日本でも作成すればよいのでしょうか。

あげ2 2022/11/13(日) 13:24:14
あっ、すみません。
さらっと読んで、最後の
>遺言書を複数作成する場合は、それぞれの内容が矛盾しないように
というのを見てしまったので、同じ内容かと思っていました。

このwebには、日本の財産は日本で、スペインの財産はスペインで、と書いてありますね。
だから、testamentoさんが書き換えなくては、とおっしゃったんですね。大変失礼しました。

何か返事がつくといいですね。

Japonesa 2022/11/13(日) 22:20:03
あげ2さん

スペインの在住邦人で遺言書を作成した経験のある方は、それほどいらっしゃらないのかもしれませんね。

大使館に相談するというのは思いつきませんでした。ホームページで情報を探してみましたが、見つからないので諦めてしまいました。。。
メールを送ってみることにします。

また、先にリンクを添付したサイトなどにも問い合わせしていますので、回答があり有益な情報が得られましたらこちらでシェアさせていただきます。

Japonesa 2022/11/14(月) 19:51:41
在スペイン日本大使館から返信をいただきました。結論からいうと、相続に関する相談には対応できないので、弁護士や司法書士などの専門家に問い合わせてくださいとのことでした。日本の「法テラス」というサービスも利用してみたらどうか、とのことです。

他に問い合わせていた日本の弁護士さんからも回答があり、スペインの公正証書遺言書であっても、きちんと翻訳をつけ「スペイン国内の法律に従っていることの証明」を添えれば日本でも有効になるそうです。この証明手続の詳細は確認できていません(有料相談の範囲になりそうだったので....)。
ただ、相続執行時のリスクを考慮すると、やはり財産のある国ごとに遺言書を作成しておいたほうが安心なようです。

まだいくつか疑問が残りますが、近々こちらのNotarioに出向いてスペインの財産についての遺言書を作成しようと思います。そこでtestamentoさんのように「日本の財産に関してもスペインの法律で」と言われたら、日本のものもスペインの遺言に含めるしかないでしょうね。

いずれにしても、日本の資産については一時帰国した際にでも日本の方式で遺言状を作るつもりです。ただ、公正証書遺言にするか、自筆証書遺言にするかを悩んでいます。この点も含め、引き続き遺言書作成の経験のある方の書き込みをお待ちしています。

トンボ 2022/11/14(月) 21:59:51
興味深く拝見していました。
私も知りたい側なので参考になる話はできないですが、公正か自筆かは揉め事がありそうかなさそうかってことで選べばいいのかなと。
相続できる人が弟さんしかなく、具体的に伝える手段とするだけなら自筆でいいでしょうけれども、他にも権利を主張してややこしくしそうな人がいるなら第三者にしっかり管理してもらうっていうことかと思うのですが。

話は変わりますが、制度や法律の話題の時に必ず大使館に聞いてみればという方が現れますが、主さんが体験されたように基本的には大使館は答えてくれませんよね。スペインの制度についても今回のような法律がらみの個人案件も守備範囲外ですもの。
大使館を頼れという人は自分では相談に乗ってもらったわけじゃなくいざとなったら助けてもらえるだろうと勝手に当てにしている人だと思います。そういう憶測が悩んでいる人にも大使館にも手間を増やしているので、実際にこれはやってもらえるっていう体験談じゃないとかいてほしくないなと感じます。
このトピに限ったことじゃないのですけど。

Japonesa 2022/11/15(火) 15:48:43
それほどの財産があるわけではないし親族間の揉め事もなさそうなので、自筆遺言でもいいかと思っています。ただ要件を満たさず無効になる可能性が高いとも聞きますので、よく考えてみます。

大使館への問い合わせについてですが、あげ2さんも親切心からアドバイスをくださったのでしょうから感謝しています。私も「海外にいながら公正証書遺言を作成する場合は在外公館の領事が公証人になることができる」という記載を読んでいたので、このような相談にも乗ってもらえると思ってしまいました。相続の問題は大使館の管轄外だということがわかっただけでもよかったです。

2022/11/15(火) 18:15:24
スペイン在住で遺言書を作成した者です。
ですが、財産、相続人は日本のみなので、あまり参考にならないかもしれませんが。。。
日本人同士でお互いの財産をお互いが相続できるように、
法テラスで以前別件でお願いした弁護士の方に依頼しました。
日本に帰らずに、直筆の遺言書を制作し、書いている所をスマホで動画撮影して、
完成した書類を手に持って撮影した物を弁護士にメールで送信。
遺言書は郵送しました。ちょっと面白かったです。遺言書の内容に関しても弁護士に事前に見てもらいました。

法テラスでは数名の弁護士に同じ相談でメール送信して、
回答が遅くなく、的確に簡潔にしていただいた方に依頼しました。

Japonesa 2022/11/15(火) 19:57:47
虎さん
私も日本にある財産の相続人は日本人にするつもりなので、お話とても参考になります!
ただ、法テラスの仕組みがまだよくわかっていません。。。
メールでの問い合わせフォームで事情を説明したのですが、質問への回答ではなく「帰国時にお問い合わせいただける窓口をご案内します」という内容の自動送信のようなメールが来ました。海外からの電話はかからないこともあるそうなので、一時帰国の際に問い合わせてみるつもりだったのですが、虎さんはスペインにいながらやり取りされたのですね。
確かどこかの弁護士会のメールアドレスも記載されていたので、まずはメールで連絡を取ってみることにします。

2022/11/15(火) 20:05:17
たぶん、それぞれの法律事務所によって対応が異なるようです。
私たちは2件とも同じ弁護士で、一度も日本へ帰国せずに解決しました。

Rosa 2022/11/22(火) 00:05:40
Japonesaさんには参考にならないとおもいますが、皆さんのお話色々参考になりました。

家の場合は主人がスペイン人で既に何年か前にNotarioで遺言書を作成してくれていて私は預かっています。
翻訳やスペインの法律に基づいている事の証明も添える必要があるのですね。

私はスペインには財産はありません。日本には預金がありますが年金がとても少なく持病があり帰国中医療費や介護保険など色々かかります。

日本には家族を持つ子供達が住んでいます。
主人は日本にも少し資産があります。その場合、スペインと日本の両方の遺言書を作成した方がいいという事なのでしょうね。(又はできるなら生前贈与をするか?)
日本の弁護士さんに一度相談する必要がありますね。

Japonesaさん、お体大事になさって下さいね。

Japonesa 2022/11/22(火) 12:08:29
Rosaさん
書き込みありがとうございます。
財産のある国ごとに遺言書を作成しておくと、亡くなった後の相続執行手続の時のリスクが減るということらしいです。ただ、前にも申しましたが、スペインのNotarioで作成した遺言状が日本で有効なのであれば、どうしても日本方式のものが必要なわけではないと思います。
それに複数の遺言状が存在した場合、内容に矛盾が生じると問題になるので、その点は気をつけなければならないそうです。

うちの場合はスペインと日本の家族間のコミュニケーションが難しそうなので心配していますが、両方の言語ができるご家族がいれば手続き等を任せられるので安心ですね。

Rosa 2022/11/22(火) 21:24:30
Japonesaさん
今晩は♪早速のコメントを有難うございます。
主人に遺言書の話をしましたら、日本で退職する前に既に日本の遺言書(資産)を作成していた事がわかりました。(私の記憶忘れです)遺言書について暫くぶりに考える機会を頂けて良かったです。
Japonesaさんにとって参考になる情報を体験者さんから頂けるといいですね🌹

Japonesa 2022/11/24(木) 20:41:53
[[解決]]
Rosaさん
ご家族のために日本でも手続きをされていたなんて、頼もしい御主人ですね。

私も先ほどスペインのNotarioのもとでスペインの財産についての遺言書を作成してきました。財産も相続人も少ないからだと思いますが、必要書類も手順もびっくりするほどシンプルで、しかも低料金でした。これなら今後何か変更があっても大丈夫そうだと思ったら少し気が楽になりました。

一応「日本の財産は日本の家族に相続させる」という一文も入れてもらいましたが、やはりこれだけでは不安なので、詳細を記した日本方式のものも近いうちに作成するつもりです。日本でも公正証書にするか自筆にするかは帰国の際に専門家や家族に相談して決めようと思います。

自分の中で方針が決まりましたので、ここで解決とさせていただきます。
アドバイスやご意見をくださった皆さま、ありがとうございました。また、私の書き込みによって余計な疑問や不安を生じさせてしまった方々、申し訳ありませんでした。


追加発言は締め切られました。
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