スペインで障害児を育てる




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2022/06/09(木) 15:13:21
こんにちは。
先天性の病気を患っている小さな子供がいます。発達の遅れはありませんが、今後出てくる可能性があります。
現在住んでいる国では、障害者手帳が給付され、障害者手当もいただいています。

これからスペインに移住する予定です。スペインで病気や発達の遅れを持つお子さんを育てているかたがいらっしゃったら、スペインでの子育てはどうか経験を教えていただけたらありがたいです。

ー発達に遅れがある場合のサポート
ー金銭的な補助
ー社会の受容度

よろしくお願い致します。

お母さん 2022/06/09(木) 17:27:00
こんにちは。
子供が後天性の病気で、障害手帳を持っています。

※発達に遅れがある場合のサポート
現在、中学生ですが、小学生の時から
週に3−4時間(クラス内外)言語療法、及び
ガイダンスカウンセラーから指導を受けています。
また、公立病院の医療費が無料です。

※金銭的な補助
子供が、18歳になるまでだと把握していますが
毎月、100ユーロの補助金と、毎年ですが
学校外での学習の為の奨学金補助を受けています。
これに関しては、両親の年収や学校のサポートの
時間数によって、毎年、変更があります。

※社会の受容度
他国は存じませんが、スペインの宗教(キリスト)により
慈愛に満ちた人々が多いと感じます。個人的にも子供の
発達面や教育面で、差別などを受けた事もありません。

大丈夫 2022/06/09(木) 21:36:09
私は、対象となるような子供がいませんので、1つめ、2つめについては、あまり詳しくありません。
ただ、自分の子供のクラスと同じピソに対象となるお子さんがいます。

ー発達に遅れがある場合のサポート
上の方がおっしゃってますように、学校内で個別の対応があります。
可能な限り、他の子供たちと同じ授業を受け、無理な場合は、個別指導になります。
先生も保護者とよく話し合っているようです。

ー金銭的な補助
これは、州によって異なりますので、居住される行政に確認するのが確実かと思います。

ー社会の受容度
ごく普通に接しています。
障害があるからといって、至れり尽くせりとするのではなく、普通に接し、助けが必要な場合は、周囲が手を貸します。
学校でも、日常生活でも、そのように見受けられます。

実のところ、私は日本にいた頃、動作の緩慢な人にイラッとしていました。
また、バスや電車が、車椅子の昇降で少し長く停車したりすると、イライラしていました。
それが、、スペインに住んで、すっかり変わりました。
まぁ、皆が、日本のように、せかせかした生活習慣でないせいかもしれませんが、「できる事をできる人がしましょう」といった感じで、できない人の手助けをするのが当たり前といった感覚になりました。
たとえば、日本では、車椅子で外出するのに、多くの人の手を借りなければならないので躊躇します。
しかし、ここでは、車椅子でもどんどん外出しているように思います。
エレベーターや段差のある場所にあたると、周囲の人が、ごく自然に助けてくれます。
そういう意味で、スペインは社会的弱者には住みやすいと思います。

満足 2022/06/10(金) 01:49:16
こんにちは。
私の子供も複数の障がいを抱えております。
前述の大丈夫さんのコメントにある通り、居住する州により、システムは異なります。
私はカタルーニャ州に住んでいますので、こちらのケースを一部お知らせしますね。

-サポート
障がいが軽ければ、一般の学校に入り、専門のサポート教員の援助が入ります。週に数時間、クラスに一緒に入り、子供の隣についてサポートしてくれます。
高学年になり、学力差が顕著になる科目は個別にカリキュラムを組み、別室で勉強することもあります。
障がいが重い子は、特殊学校に通います。公立、コンセルタードとたくさん選択肢はありますので、立地や学校の雰囲気で選ばれるのがいいと思います。

-金銭的な補助
お母さんさんのコメント通りですが、カタルーニャでは障がい手帳(Tarjeta de discapacidad)を持つ子供がいる家族は、Familia Numerosa (大家族制度、普通は子供3人以上)の恩恵を受けることができます。鉄道の割引など、いろいろ便利なものがあります。
州の補助以外に、視覚障害、聴覚障害など個々の障がい者団体が金銭的、もしくはヒューマンサポートを提供している場合もあります。
これは日本と異なり、自分で探していく努力が必要です。私は夫に任せてしまいましたが、ネットで調べるなり、似たような環境の方に聞くなりが早いと思います。

-社会的な受容度
この点は問題ないと思います。
スペイン人は非常に寛容で優しいの一言のつきます。
うちの子は車椅子で移動しますが、バスの乗り降りなど、もたもたしてしまうと、どなたかが必ず助けてくれようとします。車内で子供がぐずっても、優しい目で見守ってくれる方がほとんどです。
この点は日本より住みやすく、子育てしやすいと思います。

2022/06/10(金) 06:24:01
コメント大変ありがとうございます。
みなさまのコメントを読み、スペインでの障がい児の子育てに前向きになれました。くわしい制度はスペイン語で調べてみます。

う〜ん 2022/06/10(金) 06:43:38
皆さんがイライラしただけでそれをあたかも日本全体もそうだと言うのははっきり言って納得出来ませんね。日本で言うバリアフリー、こちらはだいぶ遅れていると思います。段差だらけでスロープ無し、古いピソのエレベーターも狭いので車椅子の方には大変な苦労だと思います。

頑張って 2022/06/10(金) 10:24:03
個人的に特別教育に興味があり、同じピソにも2−3人の対象の人が住んでいました。
皆さんのコメントの通りですし、また州によって受けれるサポートシステムが異なりますので、ご自分の州の役所にお尋ねになってみてください。
応援しています。

また、日本とスペインを比べるのもナンセンスですが、どちらにいても味方になってくれる人に出会えるかどうかが鍵かな・・・と思います。
久しぶりに帰国して、東京の駅の階段で困っていた時、さっと助けてくれた人たちや雨の日に傘をくれた(!)人たちに出会い、私も困っている人がいたら味方になれる人になりたいと思いました。

私も 2022/06/10(金) 13:11:51
スペインのほうが障害者や怪我人、お年寄り、妊婦さんとかいった人たちに優しいと思います。
そりゃあ日本にも優しい人いますけど、それが特別になっちゃってるとこありますよね。
バリアフリーも偏ってます。
どっちの国もどこからどこまでバルアフリーなんてことないですからやっぱり人ですよね。

ただアジア人の顔を見ただけで私だめ。英語話せない!って外人恐怖症の日本人とそっくりな反応をする人がたくさんいるので私は明るくHola!と積極的にスペインに馴染もうとしている姿を見せるようにしています。


追加発言は締め切られました。
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