日本にいる家族の財産の相続について




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財産相続 2022/06/06(月) 18:41:04
いつも貴重な情報をありがとうございます。
スペイン在住の者です。

日本に住んでいる両親は離婚していて、たまにしか連絡を取らない仲です。
離婚後、再婚をしていない母とは、一か月に数回程度連絡を取りますが、
父は外国籍の女性と再婚し、同じく外国籍の連れ子さんと三人暮らしをしています。

父とは、年に一回連絡を取るか取らないか程度ですが、
先日急に、「俺の死後、財産相続でもめるだろうから、おまえはどうしたいか意見を聞きたい」と急に聞かれました。
(何か病気などをしているわけではなく、若くはないので、色々事前に準備したいようです。)


父は田舎出身で、現金以外に、田畑、また山に土地もあるようです。

いまわたしはスペインに住んでいて、日本に今後帰る予定もありません。
父の再婚相手の外国籍の方と、近しい仲ではなく、
妹とも疎遠なため、
財産で色々もめるのも嫌なので、どうしたものかと考えています。

とりあえず、日本で色々な手続きが必要になりそうな、土地や田畑の相続は放棄するしかないと思っています。
海外からやり取りできないためです。

可能性があるのは現金かと思いますが、それも、
妹や、再婚相手の方、またそのお子さんとの間でもめるのは嫌なため、
放棄しようかと考えています。

スペインに在住で、日本にご両親がいらっしゃる方、
日本の財産相続のことなど、どうされているのでしょうか。

財産を放棄すれば、家族とのもめ事は回避できますか。
放棄した場合は、特に何も手続きなどは必要ないという認識でいいでしょうか。

よろしかったら、ご経験談など、お聞かせ頂けたら幸いです。
宜しくお願いします。

相続放棄 2022/06/06(月) 19:07:03
相続放棄は家庭裁判所に申立をする必要があり、相続財産の一部だけを放棄することはできません。
相続人で合意書を作成して自分の相続分の土地を放棄する(他の相続人が相続する)ということは方法として考えられますが、これは放棄ではありません。
弁護士会や自治体で無料法律相談サービスがあるのでどういう方法が可能か聞いてみると良いかもしれません。
法律家にアドバイスをもらって平等な遺言書をお父様に公正証書で作成してもらうのも一案かと思います。

争族 2022/06/06(月) 20:13:13
相続は争族とも言われています。
相続放棄さんが記載されているように一番放棄は出来ませんので、お父様に遺言を書いてもらうのが、一番だと思います。お父様ご自身で書くことも出来ますが、亡くなった際には後で家庭裁判所での追認が必要だったりと面倒なので、役場で公正証書を作るのがいいと思いますよ。確か今は遺言は役場だったかは確かではありませんが、預かってくれる制度ができたはずです。
後々に揉めないためにも、お父様が元気なうちに作成することをおすすめしますよ。実際、外国に住んでいると、相続が発生してしまうと、手続きが大変ですし…

放棄手続き 2022/06/06(月) 22:38:19
父の遺産も借金もすべて相続放棄手続きをした者です。
トピさんの質問について、個人的な意見になりますが、書かせていただきたいと思います。
「財産を放棄すれば、家族とのもめ事は回避できますか。」
トピさんの中に少しでも現金が欲しいという気持ちが全くないのであれば、すべての相続を他の家族・親族に相続していただき、何ももめごとがないと思います。
「放棄した場合は、特に何も手続きなどは必要ないという認識でいいでしょうか。」
手続きが必要です。私は日本在の司法書士にメールを送り、私に代わって手続きをして頂く、代理人依頼書を提出し、放棄の理由、事情などを書いて、日本へ送り、司法書士さんが手続きをしました。地方裁判所から、確かに受理しましたという書類と受理番号が書士さんを通じて届きました。書士さんに費用として10万ぐらい払いました。司書さんとのやり取りは郵便・電話で郵便事情が悪くて、ストレスがかかり大変でした。

そして、大切なことは、被相続人の生前には放棄手続きができないですよ。

お父様の再婚相手と親しくない、妹さんとは疎遠でいらっしゃるのですか。それぞれ事情があられるので、それについてとやかく言う権利はないのは承知しています。ただそういう関係で、もしお父様に何かあった際、トピさんにどなたが知らせてくれるのでしょうかと心配になりました。
だから、可能であれば、弁護士さんを立てて、何かあった場合スペインまで知らせてくださるようにしておいた方がいいと思います。

単純相続 2022/06/06(月) 22:59:24
> 財産を放棄すれば、家族とのもめ事は回避できますか

それぞれ事情が異なるので、何とも言えませんが、お父様へは海外在住なので
土地などは管理が難しいことを伝え、「放棄」の話は今出さなくてもいいように思います。

トピ主さんのお父様がもめないよう生前に何かしようと考えておられるようなので
すぐいるお金例えば葬儀費用など、誰がどうするのか、どこにあるのかなど把握しておくことでしょうか。
うちの場合は葬儀費用は現金であると事前に聞いていて、実は何ももなかったという家でした。


> 放棄した場合は、特に何も手続きなどは必要ないという認識でいいでしょうか。

上の方が書いておられるように、家庭裁判所に申立になります。



私の場合ですが、被相続人が亡くなったと連絡を受け、諸事情で相続放棄を考えていましたが、結局(これまた諸事情により)放棄せず、法廷相続人になりました。


トピ主さんの場合はお父様が健在なので現時点では相続放棄の手続きができないと思います。


相続放棄の手続きは海外からでも司法書士、弁護士に依頼すれば可能。実費+報酬がかかりますが、司法書士の方が安かったです。

相続放棄の申請→裁判所からの照会(照会書送付)→ 照会書記入返送→照会書を裁判所へ→相続放棄の受理

不動産を相続されない場合でも他の相続人が名義変更など相続登記する際にトピ主さんの「相続放棄申述通知書」または「···証明書」が要ります

相続放棄は「相続の開始があったことを知った時」から3カ月以内です。


在外公館にお願いする書類、在留証明(本籍地記載の場合は戸籍謄(抄)本 要)、署名証明なども面倒でした。



詳しくは専門家に相談してくださいね。

財産相続 2022/06/09(木) 14:46:18
> コメントをくださったみなさま

お礼が遅くなってしまい、すみません。
頂いたコメントをもとに、色々自分でも調べております。


>相続放棄さん

弁護士会や自治体で無料法律相談サービスがあるのですね。

公正証書というものもあるのですね。父は、元気な間に公式の文書を残しておきたい様子なので、もしかしたら、その書類を用意しているのかもしれません。



> 争族さん

役場で公正証書という形で、第三者に遺言を預かってもらう制度があるのですね。
父はおそらく、その方法で検討しているように思います。

父は再婚相手が外国籍、また実の娘二人とも疎遠な関係で、家族関係が複雑なため、「揉めるに決まっている」ということで、そのような用意を進めているようです。
父との関係は疎遠ですが、そういう意味では、父なりに色々取り計ろうとしてくれているのかもしれませんね。(最終的にどう落ち着くかは別として。)

財産相続 2022/06/09(木) 15:01:35
> 放棄手続きさん

貴重な体験談を聞かせてくださり、ありがとうございました。

まだ実際には相続が必要な状況にはなっていませんが、想像しただけで頭が重くなります。

代理人依頼書を通して、司法書士の方を立てて、代理手続きをする制度があるのは、海外在住者としては有難いですね。
ただ、海をまたいでいるからこそ、ややこしいこともあるかと拝察します。

放棄手続きさんに少し質問があるのですが、
それでは、放棄手続きさんの場合、一度も日本へ戻らず、全て司法書士の方を代理に立てて、手続きを済まされたということでしょうか?

両親にもしものことがあった場合、お葬式があるのであれば、是非日本へ緊急帰国し、それに合わせて財産相続の手続きもできたらとは思いますが、
状況が長引いたり、複雑化し、複数回日本帰国が必要になる可能性はないかと考えると、
経済的にも、スペインの仕事に与える影響の面でも、困難なため、気になっておりました。

もしよろしかったら、差支えのない範囲で結構ですので、少しお話を伺えたら幸いです。

また、おっしゃるように、家族と疎遠なため、万一何かあった場合の連絡については、確かに少し不確実な面があると思いました。

かと言って、関係が改善していくかどうか、こればかりは分かりませんので、
何らかの方法で、確実に情報が届くように、今から少しずつ念頭に置いていくのは、大切だなと思いました。
ご助言、ありがとうございました。

財産相続 2022/06/09(木) 15:14:15
> 単純相続さん

貴重な体験談を聞かせて下さり、ありがとうございました。

父の場合、再婚相手が外国籍で、日本語も全く話さないため、
その意味でも、元気な間に、文書ではっきりと明記したものを残しておきたいのだと思います。

色々とご自身の体験を共有して下さり、本当にありがとうございます。
少しお伺いしたいことがあるのですが、財産の相続が発生した後、単純相続さんは、何度か日本へ帰国されましたか?
もしくは、すべて、第三者(司法書士または弁護士)を代理人として立てて、海外から手続きをされましたか?

もしものことがあった場合、お葬式があるのであれば、是非日本へ緊急帰国し、それに合わせて財産相続の手続きもできたらとは思いますが、
状況が長引いたり、複雑化し、複数回日本帰国が必要になる可能性はないかと考えると、
経済的にも、スペインでしている仕事に与える影響の面でも、困難なため、気になっておりました。

もしよろしかったら、差支えのない範囲で結構ですので、少しお話を伺えたら幸いです。どうぞ宜しくお願いします。

次郎 2022/06/09(木) 17:20:26
相方の家族が遺産相続で揉めました。
遺産の内容も明らかにされずに、財産放棄しろと一方的にスペインに書類を送ってきました。
数ヶ月間、色々質問したりしましたが埒が明かないままでしたので、ネットで検索して
「法テラス」の中で数名の弁護士に質問のメールをしました。
その中で都会で仕事をしている方で、返事が早かった方に依頼して、一度も帰国せずに解決させました。
こういうことは思いもよらないことが起こるものです。一度、「法テラス」で相談なさってみてはいかがでしょう。
ついでに、自分たちの遺言書の作成もしました、一度も帰国せずにです。書類のやり取りだけでした。

財産相続 2022/06/10(金) 10:06:50
> 次郎さん

コメントをありがとうございました。

「法テラス」、聞いたことはありますが、財産相続の件も対応されているんですね。早速確認してみます!

一度も帰国せずに手続きを全て済ませられるのは、海外在住者としては有難いですね。

ご家族の方が遺産相続で揉められた際、解決策が見つかり本当によかったです。
長い目で見て、自分の遺言書のことも視野に入れておかなければ…とも思いました。
ありがとうございました!

単純相続 2022/06/11(土) 16:57:34
> 何度か日本へ帰国されましたか?

「手続のため」には帰国していません。


>もしくは、すべて、第三者(司法書士または弁護士)を代理人として立てて、海外から手続きをされましたか?


はい。
実際に対面した他の相続人もこの人ならと、全部依頼しました。

メールで問い合わせ、初回のみスカイプ、あとはメール。
郵送は1往復 (日本→スペイン)戸籍謄本の原本
       (スペイン→日本)原本返送、遺産分割協議書+署名証明(形式1)、在留証明

税関係は他の相続人が税理士に依頼



相続手続の報酬は相続財産額を元に計算される事務所が多いので高額。
ネット検索されるとわかりますが、「相続」なのに待ってましたと言わんばかりの営業スマイルの方が出てきます。

依頼した事務所は実費と、一般的な報酬料で財産額よって変わることはありませんでした。(結局しなかった)相続放棄の報酬料(5万以下/2人まで)+実費


トピ主さんがお父様の財産は要らないと思われる場合は「相続放棄」ではなく、相続財産の割合を0(ゼロ)にすることもできます。←今決める必要はありません。
生命保険の受取人指定がトピ主さんになっている場合、相続に関係なく(割合ゼロ、放棄でも)受け取れます。


(専門的なこと以外)わかる範囲、答えられる内容ならお答えできます。


追加発言は締め切られました。
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