虐待や体罰としつけの違い




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バルセロナ 2020/09/10(木) 01:10:30
1歳のこどもの子育て中です。

最近気になっているのが、タイトルにもあるように
どこまでがしつけなのかということです。
他人のしつけを見ていても、口で言って言うことを聞かなければ手を叩いたりしているのを見ます。
手やお尻を叩くのも虐待や体罰になるんでしょうか。

日本とスペインの違いもありますか。

Ed 2020/09/10(木) 09:22:16
日本では、厚労省がガイドラインで体罰としつけの違いについて明記しているそうです。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6253029

ここで書かれているようなことは、過去に慣習的に許容されていたようなことも沢山ありますね。私は昭和時代の学校教育を受けていますが、このくらい昔は普通にありました。実は今も学校教育現場では同じように行われていると聞きますが。

スペインにもこういったガイドラインがあるかどうかは知りませんが(どなたかご存知でしたら便乗ですが教えて下さい)、
周りの人を見ていると40代から50代より上か下かで、体罰のある教育を
受けてきたかどうかが違うようですね。下の世代ではこの問題により敏感だと
思います。

はっきりした線引きはないと思いますが、自分でいいと思っても他人は「許さない」「虐待とみなす」ということもある思うので、
特にヨーロッパ社会では気をつけた方がいいかと思います。

ぽち 2020/09/10(木) 10:10:21
Edさんの教えてくださったサイト、興味あるので見てみました。
実際の詳細が出ていないので、厚生省のページを見たら、ものすごい数の情報が出てきますね。いろいろ法改正などやってるんdんせうね。

まだ内容を読んでいるところですが、例えばこちらのページには
https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/000544858.pdf
>「ペシッと叩く」程度のものであっても、それが何らかの苦痛又は不快感、屈辱感を引き起こすものであれば体罰にあたると考えています。
とあります。

またこの中にグラフがあり、スペイン、フランスの例が出てきますがお尻を叩いてる人が半数以上。
他のヨーロッパ国の中では、スペインは多い方ですね。

ぽち 2020/09/10(木) 10:10:46
厚生省のページはこちらです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/hourei.html

バルセロナ 2020/09/10(木) 16:24:01
Ed様

リンク等ありがとうございます。早速見ました。
日本でも今はこのようになっているんですね。わたしも一昔前の教育を受けているので、悪いことをしたら叱られるし、その中でお尻をたたかれるのは普通という意識をもっていました。

スペインでは子どもにやさしい反面、甘やかす部分もあると思っています。わがままが通用するというか。
なのでそんな中、以前の日本的なしつけ方法が少しでも出るとびっくりされそうですね。

言ってきかせるのが難しい子どもへのしつけとして、何なら体罰や虐待にならないのか、具体的な記述があるといいんですが。それも効果があるかどうかは子ども次第のところもありますよね。。

バルセロナ 2020/09/10(木) 16:39:09
ぽち様
回答ありがとうございます。

>「ペシッと叩く」程度のものであっても、それが何らかの苦痛又は不快感、屈辱感を引き起こすものであれば体罰にあたると考えています。
ハラスメントもそうですけど、受けとる側の感じ方次第のところがありますよね。関係性や状況次第、というか。。

>スペイン、フランスの例が出てきますがお尻を叩いてる人が半数以上。他のヨーロッパ国の中では、スペインは多い方ですね。
ということは、調査に回答した世代ではスペインは比較的しつけでお尻をたたくことがあるんですね。
大人相手であれば、スペイン人は押したり叩いたりは避けている印象だったので少し驚きでした。口論のときに相手に触ること自体、ご法度ですよね。

話は逸れますが
わたしの中では、子どもと一緒にいるときにタバコを吸うのは日本ではありえないのですが、スペインでは結構普通のことですよね。(もちろんいいこととは思われませんが。)
スペインの弁護士も「子どもと一緒にいるときに喫煙することは虐待とは言えない」と言っていました。それがマリファナ入りのタバコでも。

そのあたりが文化の違いというのかなんというか、驚かされます。

厚労相のリンク等もありがとうございます。読みますね。

Ed 2020/09/10(木) 18:08:23
Viajamos por el mundo tras las cifras del bofetón
https://elpais.com/elpais/2018/11/06/planeta_futuro/1541518236_198409.html

2年前の記事ですがEl Paisに参考になりそうな記事がありました。ヨーロッパで最初に体罰を禁止したのはスウェーデンで1979年。私の実感でもこの後の時期に教育を受けた世代は体罰に対して否定的で、「なんでそんなことするのかわからない」という人がヨーロッパ全体としてすごく多いように思います。

スペインはと言うと、(学校・家庭問わずということだと思いますが)全ての場面で体罰を禁止することが法制化されたのは2007年と遅いそうですが、ヨーロッパ内でも体罰を禁じる法律を定めることに消極的な国はまだ多い、とこの記事では書かれています。

私見ですが、体罰ができなくなった分、しつけるための言葉が刺々しくなってしまう人もいると思います。結局身体的な暴力が精神的な暴力に置き換わっただけ、どのみちトラウマになるようでは教育の目的にかなってないなと。

ぽち 2020/09/10(木) 19:36:06
>スペイン人は押したり叩いたりは避けている印象だったので少し驚きでした。

もうだいぶ前にこの掲示板でも出ていた話題ですが、
おそらく世代の違いだと思います。たぶん日本でもそうですよね。

手が出ていたかは別にして、
私の友人で、今、40代〜50代の人達ですが、
小さい頃に親の教育がとても厳しかった(テーブルマナーなど)話を聞くのです。
まあ、日本もそうだと思いますが、今のスペイン人は日本以上に、子供を怒らないイメージがあるので、驚きでした。

またMachistaというか、子供の頃に、女の子が、男兄弟のベッドメイクをさせられていた話も聞きました。これは聞いたのはもう20年近く前かもしれませんが、当時二十歳ぐらいの子から聞いたのでびっくりでした。

それと昔のスペインの映画でも、修道院などで
お尻をたたく体罰など出てきますよね。
スペインは体罰があった国だと思います。
それと女性に暴力をふるう人が多いように、激情型に怒ってしまう人は密かにいるのかなと思います。どこの国もそうでしょうけれど。


追加発言は締め切られました。
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