「プレステージ号の重油流出事故のニュース」 (2002年12月4日)

(新聞による発表)
 SEO/BirdLife(スペイン鳥類学協会)は、コペンハーゲンでのサミットにて、ECが提案するプレステージ大災害と海上保証についての支援をヨーロッパ連合の国々に求めた。

 明日12月5日、コペンハーゲンで12日、13日に開かれるサミットの準備として、ヨーロッパ連合の運輸省委員が集まる。 フランス、イタリア、ポルトガルに支持され、デンマーク、ドイツによって支持されであろう、スペインによる提案「プレステージのような環境破壊が新たに発生することを避けること」が早急に認められるべきであることに、SEO/BirdLifeは同意する。

 11月21日の海上保全案についてのLoyola de Palacio(ロヨダ・デ・パラシオ)からの報告によれば、3週間にもなるガリシア沖のような、新たな環境破壊を防ぐための新しい方法、重要な進んだ試みがブリュッセルにて行われている。 数日後のニュースによると、スペインとフランスは、流出した重油対策への思い切った一連の行動に同意した。

 国家元首が支持しなければならないとする処置は以下のとおり。

 モノコック(一枚の鉄板で重油室ができている)構造の船の燃料輸送を即時中止すること。
 さらに厳しい監査方法と石油のコントロール(200海里を超えて流出する危険性がある)。 各国は、現行のEU規定を遵守するように、少なくとも船の25%をコントロールできるような方法で、十分な監査人を準備するべきである。同様に全ての港で十分な監査を保証させて、停泊地を満足のいく港に変えるべきである。
 Erika パッケージII の承認と早急なスタート。
 3年以上前からヨーロッパの議会で討論されてきた石油の流出などを含めた指針が、緊急に環境責任理事会の指針として承認され、強化されること。

 “わたしたち皆が、嘆かわしいガリシアの海岸への重油漂着と目を覆うばかりの海の環境破壊に向き合っている。 今日その日にもリアス・バイシャスやできたばかりの大西洋の国立公園が役にたたなくなり、ポルトガルやフランスへの被害の恐れがある。” と SEO/BirdLife代表のアレハンドロ・フェルナンデスは語る。 “市民として、ガリシアの海岸に限らず、他の外洋でもこの様な事態を再び起こさない為に、有効な手段を取らなければならない。 もしも、サミットで欧州委員会で提案された、少なくともスペイン、フランス、イタリア、ポルトガルで支持されている内容が採択されなかったとすれば、すべての安全性を持っても、石油輸送船による新たな汚染が起こることであろう。”

 これらの提案が採択されれば、各国メンバーや委員会は、 IMO(International Marine Organization、国際海事機関)で海上輸送の安全という問題で、世界的なリーダーシップをとれるだろう。

 

 

 

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